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BEP療法の副作用:僕の場合
このエントリーでは、BEP療法の副作用についてまとめておきます。ここでは、僕が治療を受けた際に現れた副作用の詳細を記しています。(個人差はかなりあると思いますので、参考程度にどうぞ)
BEP療法の概要
BEP療法は、ブレオマイシン(B)、エトポシド(E)、シスプラチン(プラチナのP)の3種を投与する抗がん剤治療。
1クール:1ヶ月弱の治療を2~3クール行う。僕の場合:3クール実施。各クールの間隔は1週間~10日間。
各クールの治療では、1~5日目にエトポシド、シスプラチンの投与、1,8、15日目にブレオマイシンの投与、15日以降は、経過観察。副作用が収まってきたら退院(25日目~)。
副作用1:食欲不振+吐き気
抗がん剤の代表的な副作用のひとつである食欲不振と吐き気。最初で出てくる副作用だと思います。
食欲不振+吐き気のでる時期
各クールの2日目~6日目くらいに現れました。エトポシド+シスプラチンを1~5日目に投与するので、その影響だと思います。
程度
僕の場合は、もともと大食いだからか、食欲不振+吐き気があっても、なんとか支給される食事を全部食べることはできてはいました。というか、無理して全部食べるようにしてました。体力低下を防ぐためと、食事を残すと抗がん剤に負けた気がして悔しいからです。
吐き気も少しありましたが(特に、2クール目と3クール目)、ひたすら我慢。BEP療法中、一度もリバースすることはありませんでした!
1クール目よりも2クール目、2クール目よりも3クール目の方が、食欲不振+吐き気の副作用は強く出たように感じます。抗がん剤のダメージが身体に蓄積されていくからでしょうかね。
食欲不振+吐き気がでる時期は、24時間体制で点滴をつけていなくてはいけなくて、身動きが取りづらくストレスが大。さらに、トイレも近くなり睡眠不足になりがち。身動きがとりづらい+睡眠不足+食欲不振のトリプルパンチで、各クールとも、スタートから6日目くらいはちょっと辛かったですね。(これを乗り越えてしまえば、大して辛くはない。)
副作用2:脱毛
抗がん剤の副作用といって一番最初に思い浮かべるのは脱毛でしょうか。僕は大して髪の毛に思い入れがないため、途中で自ら剃ってしまいました。
時期:
7、8日目に髭が伸びなくなっているのに気づきました。10日目あたりから徐々に抜け毛が多くなり、12日目には、かなりの量の抜け毛が。シャンプーをしてると、エンドレスに髪の毛が抜けていきます(どこで洗うのをやめていいかわからないw)。ベッドの周りも抜け毛だらけ。手入れが楽かと思い、入院前に五分刈りにしていたのですが。そのせいで、首周りがチクチクしてとても不快になりまいた(作戦が裏目にでました)。
どうせ、いずれすべて抜け落ちるのだからと考え、自らスキンヘッドにしてしまいました。抜け毛の煩わしさもなくなりスッキリします。抜け落ちていく過程を味わなくて済むの精神的にもいい気がします(抗がん剤にやられたのではなく、自ら能動的に剃ったのだという気になれる)。なので、これから抗がん剤治療を受ける人にもおすすすめです。
脱毛は、頭だけでなく身体全体でおこります。腕、足、股間の毛も抜けていきます。体毛は濃い方なのですが、2クールを受ける頃には、ほぼ身体の毛すべてがなくなりました。眉毛だけは、なんとか残ってくれましたが、3クール目を終える頃にはかなり薄くなっていました。
回復
BEP療法を終えてから1~2ヶ月くらいすると、除々で毛が生えてきます。わりとスキンヘッドが気に入っていたので、しばらくは剃っていました(中途半端に毛があるのも変かなと思ったのも理由)。なので、細かくレポートすることはできないのですが、4ヶ月目くらいで、ちょっと少なめの一般人くらいの毛の量になったと気がします。このあたりから剃るのが面倒になりだした(毛の量が増えて剃るのが大変になりだした)ため、五分刈りに切り替えだしました。BEP療法を終えて5~6ヶ月たったころには、完全に生えそろっていたとおもいます。
副作用3:骨髄抑制
白血球値の低下
各クールにおいて、10日目くらいから白血球値が低下していきました。基準値:3500-9000のところ、毎回1400位にまで落ち込んでしまいました。白血球値を上げる注射をうってももらってもなかなか上がらず、1クール目では、15日目に投与するはずのブレオマシンを17日目に延期したりもしました。
なのですが、幸い、各クールとも、白血球値が下がって免疫力がおちても、病気に感染することはありませんでした。というか、逆に元気すぎて暇を持て余していました。(各クールとも、24時間体制の点滴が終わる8日目以降は体調自体はとてもよかったです。規則正しい生活するせいか、普段よりも元気なくらい)
血小板、赤血球値の低下
僕の場合、白血球値は下がりましたが、血小板や赤血球の量は減りませんでした。
なので、抗がん剤の副作用としてよく聞かれる、貧血、血が止まりづらなくなる(歯磨きの際、歯茎からの血がたくさん出る)ということはなかったです。
その他のBEP療法の副作用について
発熱
ブレオマイシンの影響で、発熱することがあるそうです。僕の場合、1クールの1日目に、身体が少しほてったような感じにはなりましたが(お酒を飲んで酔っ払ったときの感じに似ている)、体温は36度台で発熱には至りませんでした。
吹き出物
1クールの10日目くらいに吹き出物(ニキビみたいなもの)がたくさんできました。抗がん剤が直接影響して吹き出物ができた訳ではないようですが、(抗がん剤で吹き出物ができるというのはあまり聞いたことがない)間接的に影響して吹き出物がでたのではないかと思います(BEP療法はまったく関係なく、ストレスや生活習慣の変化が原因の可能性もあり)。
口内炎
抗がん剤治療中は、口内炎になりやすいと聞いていましたが、僕の治療では、口内炎はおきませんでした。
腎機能の低下
シスプラチンの影響で、腎機能に障害がでることがあるそうで、各クールの治療前に24時間分の尿をためて検査します。僕の場合、問題はありませんでした。
肺炎
ブレオマイシンの影響で、肺炎にかかってしまう人もいるようですが、僕は肺炎にはなりませんでした。
造精機能の低下
BEP療法の影響で、造精機能はかなり落ち込んでいたように思います。治療直後は、出るものがかなり薄いです。数週間すると徐々に回復していき、1ヶ月もすれば、見た目的には元通りです。
まだちゃんとした検査を受けていないので確かなことは分からないのですが、体感的には完全にもどっているような気がします(今後、結婚などを考えることがことがあれば検査を受けてみようかと思います。そんな予定はまったくありませんが(笑))。
長期的なスパンで現れる副作用・リスク
BEP療法には、長期的には以下のようなリスクがあるといわれています。
- ブレオマイシンが肺にダメージを与えるため、呼吸機能に障害がでるリスク
- エトポシドが骨髄にダメージを与えるため、白血病のリスク
- シスプラチンが腎臓にダメージを与えるため、腎機能障害のリスク
僕は、BEP療法を終えて4年近くたちますが(2015年現在)、今のところ全く問題は出ていません。健康そのものです!このまま元気でいられたらいいな!
まとめ
僕のBEP療法の副作用をまとめると、「各クールの最初5~6日週間位はちょっとだけ辛かった」(残りは骨髄抑制で数値的は悪かったけど、体調的にはかなり良かった)って感じです。
ネットなどでいろいろな方の闘病記を読んで、もっと大変なものだと思っていたのですが、全然そうでもなかったです。運が良かったのですかね!抗がん剤やその副作用を抑える薬は日々進化しているようで、そのお陰かもしれません。医学の進歩に感謝です!
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