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ナロンエースの成分と効果
主成分としてイブプロフェンとエテンザミド、補助成分としてブロモバレリル尿素と無水カフェインが含まれています。イブプロフェンとエテンザミドは頭痛や生理痛など様々な痛みを改善するものとして、他の医薬品でもよく含まれている成分です。
ブロモバレリル尿素は催眠・鎮静効果が認められ、有効成分の補助として有益性が期待できます。この成分のみの医薬品(ブロバリン原末)もあります。ナロンエースに含まれるブロモバレリル尿素は200mgと催眠・鎮静目的でのブロバリンの使用量よりもかなり少ない量ですが、車の運転など注意が必要な作業は避けておいた方が無難です。
無水カフェインは頭をスッキリさせて鎮痛の補助となります。
ブロモバレリル尿素と無水カフェインがこのナロンエースの特徴となりますが、依存性という問題点もあります。
ナロンエースの依存性について
精神依存と身体依存があります。精神依存はその薬物を習慣的に使用することで、薬物が欲しくなる状態になることで、身体依存は体がその薬物に順応してしまい摂取をやめると離脱症状と呼ばれる身体の症状が起こる状態のことです。
ブロモバレリル尿素には、精神依存性と身体依存性があります。普通は頭痛や生理痛でも「痛くなって我慢をしたけれどもやっぱり飲もう」と飲むことに多少のハードルがあると思いますが、連用することで依存状態となり、ハードルが下がってきて乱用につながる恐れが生まれます。
カフェインにも、非常に弱いものですが、精神依存性も身体依存性もあります。相当多くの量を服用するか喘息の薬であるテオフィリンなどを服用中でなければカフェイン自体は大きな健康に害を及ぼすことはありません。しかし、カフェインを摂りすぎることで頭痛に対しては悪い影響があります。
このようにブロモバレリル尿素とカフェインの両方の依存性によって不都合な状態につながる恐れがあります。
カフェインを摂りすぎると頭痛になる
カフェインを摂りすぎると頭痛を誘発します。これをカフェイン誘発性頭痛と呼びます。量としては、諸説ありますが一日に500mg程度のカフェインを長期間摂ることで起こると考えられています。ナロンエースに含まれているカフェインは2錠中50mgと少ないもので、これだけでは頭痛を誘発するとは考えにくいものです。
しかし、普通の生活の中でもカフェインを含む食品や飲料はそれなりに摂っているのが普通です。例えばコーヒー一杯でカフェイン摂取量は100mgくらいです。
また、カフェインにも精神依存性があることから自然と増加する傾向にあると思われます。このように考えると500mgは決して非現実的な水準ではありません。依存性とまで行かないまでも100mg程度でも使用の増加の可能性があります。
頭痛薬を頻繁に使うと頭痛になる
頭痛薬を頻繁に使用していると、頭痛薬が頭痛を引き起こす恐れがあります。これを薬剤乱用頭痛とよび、市販薬の場合かなり頻繁に服用しないと問題になることはありません。
しかし、依存性のある医薬品であれば服用する頻度が上がる恐れがあり、注意が必要となると思われます。さらにカフェイン誘発性頭痛についても鑑みると薬剤乱用頭痛に至る可能性も現実的なものとなると思われます。
このようなことから、鎮痛薬を選ぶ際にはイブプロフェンなどの鎮痛成分のみで構成される医薬品をまず選択し、それがだめなら変更という姿勢が大事で、いきなり多成分の医薬品を選ぶべきではありません。
また、成分を全く気にせず行き当たりばったりに「この商品がだめだったから次はこれを試してみよう。」というのもよろしくありません。医薬品は成分が多いほど優秀なわけではなく、むしろ成分の少ない医薬品で済むようにする必要があります。
ナロンエースのまとめ
ナロンエースは依存性の観点から、第一に選択されるものではないと私は思います。
参考)ナロンエースの成分 2錠中
| 成分 | 分量 | はたらき |
|---|---|---|
| イブプロフェン | 144mg | 2つの成分の組み合わせがさまざまな痛み、熱の症状をおさえます。 |
| エテンザミド | 84mg | |
| ブロモバレリル尿素 | 200mg | イブプロフェンとエテンザミドの働きを助けます。 |
| 無水カフェイン | 50mg |
添加物:無水ケイ酸、ヒドロキシプロピルセルロース、セルロース、ヒプロメロース、タルク、ステアリン酸Mg、黄色5号
(公式サイトより引用)
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私のむすめはナロンエースの依存性に負けています。意味も無いのに飲みたがります!大変困っています。