相撲取りにははげが少ない?!引退するから?

 

相撲取りとハゲ。薄毛になるっていうのは、どんな場合でも辛いもの。男だったら誰でも、(内心では)どんなことをしても自分だけは絶対にハゲたくない、と思ってるはず。男の価値は見かけじゃない、中身だ!と勢い込んではみるものの、髪の毛が薄いのは職場でもプライベートでもやっぱり不利。まあもちろん薄毛だからって、昇進に差し支えるとか、そういうわけじゃないけどね。

 

でもハゲてると職場の女子からなんだかんだ言われてるんじゃないかって、そういうことが気になって、業務のパフォーマンスが落ちることもあるかも?!

 

相手にどう思われてるかは別にしても、自分で自分のハゲてる状態を受け入れられないことも多い。ハゲてることで恥ずかしい思いをしたり、職場で居心地が悪かったりと、薄毛になると不都合なことばかり

 

でも薄毛のデメリットは、単に精神的なことだけで、別に仕事に直接影響するわけじゃない、って思った方!そう、会社員の場合はそうなんだけど、たとえば俳優とか、モデルとか、外見が人気に直接結びつく職業もある!ハゲてもかっこいい俳優さんとかはたくさんいるけどね。

 

今回はその中でもとくに異色なパターン、「相撲取り」と禿げの関係について考えてみました!巷では相撲取りは禿げたら引退することになってるらしいけど、これって本当にそうなの?本当だとしたら、相撲取りは究極的にシビアな職業ってことになる?!

 

相撲取りには禿げのイメージがない

 

ハゲにまつわる定説や噂みたいなのってよく聞くけど、「相撲取りは禿げたら引退」っていうのもその一つ。ホームレスの人はハゲないとか、シャンプーするとはげるとか、体毛が濃いとはげやすいとか、根拠があるような、ないようなそんな話ってよく耳にするよね。

相撲取りは禿げたら引退っていう話もそんな話の一つ。

 

確かに相撲取りはみな髷結ってるから、髷結えなくなるとやめないといけないのかも。髷のこととか、普段はあまり意識して考えないけど、髷ってどんなものか具体的に説明できる?日本人にとっては、相撲取りと髷についてはあまりにも見慣れてて、あらためて、相撲取りの髪型ってどんな感じか、知らない人に説明するのはなかなか難しい。

 

大体みなさん、相撲取りの髷ってどんなふうに結うか、知ってますか?時代劇とかで見かけるちょんまげと同じじゃないの?って思った方、相撲取りの髷は月代(さかやき)は剃ってませんから。月代を剃ってあると、武士そのものだけど、現代の相撲取りは、前頭部の髪はそのままにしてあって、精悍な印象があるよね。ちょんまげっていうと、時代劇かギャグかって感じだけど、相撲取りが稽古のときに結ってるのはむしろかっこいい。

 

相撲取りの髷について考えてみよう

髷には固定的なイメージが付きまとってて、それ以上のことは普段ほとんど意識してないけど、ちょんまげって実は日本人男性によく似合う。額から生え際にかけてのラインが綺麗に出て、頭も良さそうにみえるし、前頭部の髪をぐっと後ろに引っ張ってくるから、生え際の後退もうまくカバーできる。まあ、もちろん今、薄毛をカバーするのに、ちょんまげっていう選択肢はないわけだけどね。

 

でも相撲取りの髷は日本の伝統美ってことで、普通に考えたら変な髪型なんだけど、でも体格の良い相撲取りにはこれがよく似合う。相撲取りはなぜか若い女性にも大人気。精悍でたくましく、清潔感もあって、高給取り。だから、相撲取りが人気なのは当たり前か。というわけで、髷がトレードマークの相撲取りだけど、相撲取りの髷には二種類あります。

 

一つは月代の剃ってないちょんまげ「丁髷」。もう一つは十両以上の関取だけが結える「大銀杏」。大銀杏は相撲取りのシンボルみたいなもの。十両以下の力士は丁髷を結うのが基本だけど、横綱の土俵入りのときの太刀持ちや露払いを務める力士は、大銀杏を結う決まりになってる!丁髷ならそこそこの長さでなんとかなるけど、大銀杏を結うには少なくとも45センチ程度の長さがないと駄目らしい。相撲取りにはハゲが少ないって通説の根拠はここにもある!つまり関取はみんな大銀杏が結えるほど髪の毛があるってこと。

 

 

髪を結って鬢付け油をぬって髪によくなさそうなんだけど

大銀杏。髷結い式を見てても思うけど、相撲取りの髪は黒々してて、ほんと羨ましい限り。黒々してるっていうのはもちろん鬢づけ油のせいなんだけどね。相撲取りの髪の毛を専門に結う人は「床山」って呼ばれてるけど、床山は大銀杏を結うときに鬢付け油をたっぷり使う。鬢付け油はいい匂いがするし、なんとなく髪の毛にいいような気もするけど、これはどうなのかな。

 

鬢付け油の影響で、相撲取りにははげが少ないっていう話、聞いたことがあったので、一応鬢付け油の成分について調べてみた!鬢付け油の主成分はヒマシ油および木蝋など。他に香料やなたね油なども使われてる模様。うーん、これだけを見ると、鬢付け油っていうのは、髪の毛をセットするのに使うポマードみたいなものかな。正直髪の毛に良さそうって感じはしないけど、独特の質感で髪の毛がつやつやして見えるのは確か。

 

「相撲取りにはげが少ない」っていうセオリーが増強されてるのは、相撲取りは現役中はみんな髷結ってて、他の髪型しないことにもある。丁髷にしても、大銀杏にしても、前髪はぐっと後ろに引っ張ってるから、額や生え際の薄さは気にならない。

 

丁髷は束ねた髷がうまく頭頂部にくるし、鬢付け油で髪はつやつやしてる。大銀杏にいたっては、後頭部と左右に張り出した髪型で、髪全体にボリュームが感じられる。もちろん相撲取りでも髪の薄い人はいるよね。十両以上になって、大銀杏を結わないといけないのに、髪が薄くて自毛だけじゃ無理な人は、付け毛で増毛することもあるらしい。

 

相撲取りは禿げたら引退は本当なのか?

禿げたら引退?もう一つのセオリー「相撲取りは禿げたら引退」。これは実際にこんな決まりがあるわけじゃなくて、そもそも髷を結ってない相撲取りを見かけたことがないってだけ。それから相撲というスポーツの特性上、ほとんどの相撲取りは40代になる前後には引退するから、当然だけど、男性型脱毛症を発症してる相撲取りの割合は少ないわけ。とにかく相撲取りはその独特の存在感と人気に支えられて、髪が薄いとかそんな些細なことは取りざたされない。相撲取り、ある意味羨ましい職業ともいえる!

 

相撲取りは禿げたら引退まとめ

男らしく立派な髷は相撲取りのトレードマーク。相撲取りっていうのはそもそも記号が多い。髷、着物、ちゃんこ、廻しなど、相撲取りは全員とにかく見た瞬間に、あっ、相撲取りだ!と分かるアイテムに囲まれてる。髪型だってちょんまげか大銀杏と決められてて、選択の余地はない。

 

ただし髪型に関するこの決まりは絶対的ってわけじゃない。たとえば幕下から破竹の勢いで昇進を続けた結果、髪の伸びが落ち着かずにざんばらのまま相撲を取るということもありえる。こんなケースはむしろ微笑ましいというか、将来有望な若手力士が出現した、と相撲ファンはもちろんのこと、これまた若い女性からももてはやされる!十両以上の力士の正式な髪型「大銀杏」。

 

ただし、大銀杏を結えるのは十両以上の力士に限りません!幕下の力士だって、大銀杏を結うチャンスはある。横綱の土俵入りのときの露払いや太刀持ちといった名誉ある役割を務めるとき、十両と取り組むとき、相撲取りの髪を結う床山の練習台になるときとかね。だから相撲取りなら格付けに関わらず、ある程度髪を伸ばしておかないと、いざというときに役に立たない。鬢付け油できれいに梳かれた黒髪、相撲取りは昔から女性に人気のある職業なのである。