このページではニキビに使う治療薬についてまとめています。
ここで紹介している治療薬は、ニキビ治療ガイドラインで推奨されているものがメインです。
一部、ガイドラインには掲載されていませんが、海外では一般的に使われている治療薬も紹介しています。
※ここに書かれている推奨度は「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2016」のものであり、個人で判断しているものではありません。
医療用塗り薬
ディフェリンゲル
| 効果 | ピーリング 皮脂の分泌を抑制 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 白ニキビ、黒ニキビ(面皰) |
| 推奨度 | A |
| 保険の適用 | あり |
ディフェリンゲルは、日本のニキビ治療を大きく変えた治療薬です。
2008年から治療薬として認められてから、多くの人に使われるようになりました。
アダパレンを0.1%含んだ薬で、毛穴詰まりを取り除く効果があります。
つまり、今までのような出来たニキビを治すではなく、ニキビができにくくするための薬です。
ベピオゲル
| 効果 | ピーリング 殺菌 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 白ニキビ、黒ニキビ、赤ニキビ |
| 推奨度 | A |
| 保険の適用 | あり |
ベピオゲルはディフェリンゲルと同様にニキビに強く推奨されている治療薬です。
2015年から使われはじめていますが、日本皮膚科学会では推奨度Aで一番高くなっています。
殺菌作用やターンオーバーを活性化させる力をもっていて、ニキビの根本的な原因を解決できます。
保険が適用されているので、出してもらうことが多い治療薬です。
デュアック配合ゲル
| 効果 | ピーリング 殺菌 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 白ニキビ、赤ニキビ |
| 推奨度 | A |
| 保険の適用 | あり |
デュアック配合ゲルは、ベピオゲルとダラシンTゲルを混ぜて作った治療薬です。
ベピオゲルのピーリング作用とダラシンの殺菌・抗炎症作用がどちらも期待できます。
つまり、白ニキビ~黄ニキビまでのすべてのニキビに対応できる治療薬です。
ただし、ダラシンTゲルの耐性菌の関係からあまり長く使い続けることはできません。
エピデュオゲル
2016年の11月から販売され始めたエピデュオゲルです。
この薬はディフェリンゲルとベピオゲルの成分を配合した新薬になります。
エピデュオゲルの効果はディフェリンとベピオゲルの2つの効果を持ちます。
つまり、ピーリング作用や殺菌作用が期待できます。
推奨度Aの薬の成分を2つもっている強力な薬です。
ダラシンTゲル
| 効果 | 抗菌作用 抗炎症作用 遊離脂肪酸の減少 活性酸素の除去 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | A(赤ニキビ) |
| 保険の適用 | あり |
抗生物質の一種であるダラシンTゲルです。
写真はクリンダマイシンゲルというダラシンTゲルのジェネリック医薬品になります。
ダラシンTゲルにはニキビの炎症を鎮めて、アクネ菌を殺菌する作用があります。
高い即効性があるため、ディフェリンゲルと併用されることが多いです。
アクアチムクリーム
| 効果 | 抗菌作用 抗炎症作用 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | A(赤ニキビ) |
| 保険の適用 | あり |
ダラシンと同じく抗菌薬のひとつです。
アクアチムクリームは強い抗菌力をもっています。
しかも、耐性を作られにくいという特徴もあります。(完全につくられないわけではない)
ゼビアックスローション
| 効果 | 抗菌作用 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | A(赤ニキビ) |
| 保険の適用 | あり |
ゼビアックスローションは、上の2つと同じく抗菌薬のひとつです。
ただし、この中でも一番強い抗菌力をもっているのがこのゼビアックスローションです。
ニキビ治療でも抗菌薬として出されることが多くあります。
抗菌力は高いですが、ニキビへの効果はほとんど変わらないと報告が出ています。
なので、どれが良いか優劣はつけがたいですね。
医療用飲み薬
ドキシサイクリン(ビブラマイシン)
| 効果 | 抗菌作用 抗炎症作用 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | A(赤ニキビ) |
| 保険の適用 | なし |
推奨度Aの飲み薬です。
抗菌作用の他に抗炎症作用もあります。
副作用も比較的少なくて、処方されるという人も多いです。
赤ニキビに一番推奨されている飲み薬になります。
ミノサイクリン(ミノマイシン)
| 効果 | 抗菌 リパーゼ活性抑制 活性酸素抑制 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | A* |
| 保険の適用 | なし |
推奨度A*の飲み薬です。
抗菌作用だけではなく、リパーゼ活性抑制作用や白血球遊走抑制作用、活性酸素抑制作用があります。
推奨度は高いですが、ビブラマイシンよりも副作用の頻度が高いことから「A*」という評価になっています。
ロキシスロマイシン(ルリッド)
| 効果 | 抗菌作用 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | B |
| 保険の適用 | あり |
推奨度Bの飲み薬です。
僕が皮膚科へ行ったときに処方された飲み薬がこれでした。
保険が適用される飲み薬で、処方される方も多いです。
ファロペネム(ファロム)
| 効果 | 抗菌作用 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 赤ニキビ |
| 推奨度 | B |
| 保険の適用 | なし |
同じく推奨度Bの飲み薬です。
抗菌作用をもつ薬で、保険が適用されています。
抗炎症作用は無いのであまり使わないという人が多いです。
しかし、使われていないだけに耐性菌をもった人が少ないというメリットがあります。
漢方薬
| 効果 | 抗菌 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 白ニキビ、赤ニキビ |
| 推奨度 | C1(C2) |
| 保険の適用 | あり |
漢方薬は薬によって推奨度が変わりますが、一番推奨されているもので「C1」です。
以下の3つがC1の漢方薬になります。
- 荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)
- 清上防風湯(せいじょうぼうふうとう)
- 十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)
白ニキビ・赤ニキビともに推奨されているのが荊芥連翹湯という薬です。
他の2つは赤ニキビのみに推奨されています。
漢方薬は漢方医学に詳しい先生でなければ、処方するのが難しいので先生次第というところがあります。
保険適用外の医療用薬
トレチノイン
| 効果 | ピーリング 皮脂の分泌抑制 |
|---|---|
| 効果のあるニキビ | 白ニキビ、赤ニキビ |
| 推奨度 | なし |
| 保険の適用 | なし |
保険適用外の塗り薬、トレチノインです。
アメリカではニキビやシミに使われる薬として認められています。
効果は表皮の細胞を活性化させることで、ターンオーバーを促進させます。
イメージとしては皮をめくれさせて、新しいキレイな皮膚にするという感じでしょうか。
この効果によって、シミは皮と一緒に出ていきますし、ニキビ跡も消えていきます。
ただし、副作用が強い治療薬で、使い始めはヒリヒリや乾燥に注意してください。
ハイドロキノン
美白の王様とも呼ばれているハイドロキノンが配合された治療薬です。
ハイドロキノンは美白成分の一種ですが、一般的に使われている美白成分よりも強い効果をもちます。
一般的な美白成分はシミの予防しかできないのに対して、ハイドロキノンはシミを漂白することができます。
ただし、ニキビ跡を消す場合はトレチノインと一緒に使うことで、より効率的にニキビ跡を消せます。
市販で買えるニキビの塗り薬
オロナイン
オロナインはCMでも有名な薬で、ニキビに効果があります。
主な成分は”クロルヘキシジングルコン酸塩液”で、殺菌作用のある薬です。
よって、赤く炎症を起こしたニキビに効果があります。
しかし、効果があるとは言っても、そこまで強力なものではないので注意が必要です。
テラコートリル
テラ・コートリルは市販の中で最もオススメしている薬です。
効果は抗炎症作用と殺菌作用があり、抗菌薬として申し分ありません。
ただ”皮膚科で処方される薬よりは効果が弱いという点”と”保険が6gで1000円とやや高めの価格”になっている”のがデメリットです。
それでも市販で薬を買うなら、この薬をオススメします。
ペアアクネクリームW
殺菌・抗菌作用をもった成分を2種類配合したニキビの薬です。
抗炎症作用もあるので、炎症をもった赤ニキビに有効です。
価格は14gで1000円となっています。
植物系の香りがする薬で、使用感が良い薬です。
クレアラシル
50年以上の歴史があるニキビ治療薬です。
殺菌作用や抗炎症作用があり、赤ニキビに使えます。
18gで909円となっていて、市販薬の中でもコスパが良いです。
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