歯の役割と、歯の治療についての解説です。

 

歯に関する治療法、予防法など、用語の50音順解説です。

 

人工の歯の根を埋め込む、インプラント治療についての解説です。

 

歯を白く・美しくする、審美歯科とホワイトニングについての解説です。

 

歯並びを治す、矯正治療についての解説です。

 

from事務局


 2009年5月11日、機能を大幅に拡充し全面リニューアルしました『歯のねっと』をご利用頂き誠にありがとうございます。特に「歯に関するお悩み相談」は、ボランティアにてご協力頂いている歯科医師の先生方の‘親身なご回答 ’や‘そのクオリティの高さ’及び‘一件の相談に 複数の歯科医師の先生方のご回答’により、高いご評価を頂いています。
 また、「かかりつけ歯科医師」を探しておられる会員様は、中高年層が中心で8割弱となっており、改めて中高年層の‘歯に対する関心の高さ’を示す結果となっています。

○システム変更のお知らせ
 利用者の皆様方や歯科医師の先生方から‘より多くの相談内容を閲覧したい’との強いご要望が寄せられました。慎重に検討させて頂き、「歯に関するお悩み相談」の一部を変更し、相談内容の全てが見られるように致しました。メニューの「相談内容を見る」に公開させて頂きますが、個人情報保護のため、今まで通り‘匿名(ニックネーム)’とさせて頂きます。

公開相談詳細

タイトル根管治療後、膿胞ができていますが被せ物をしてもいいですか?カテゴリ根(神経)の治療
相談者masamba様年齢36歳性別男性
左上7番に痛みが出たため通院をはじめ根管治療中です。

5ヶ月通院し強い痛みも治まり症状も落ち着いたというので充鎮をしましたが、3日後に少し違和感を感じました。翌週、医師に告げましたが問題無いという事で土台を作ってクラウンの型をとりました。

すると、2日後7番の歯茎に小さい膿胞できました。(すぐ潰れてなくなりましたが一週間で二度)痛みはありませんが脈を打つ様な違和感がたまにあり歯茎を指で押してみると他の歯茎の部分より少し柔らかく感じ違和感があります。
因に、コットンを白い土台部分で少し強く噛んでみると鈍痛があります。

もちろん、担当医に相談したのですが(歯を叩いて痛みが無いのと歯茎の見た目的に異常がないとの事で問題は無いが)治療を進めるかはあなた次第と言われ困っています。

このまま被せ物をして終了して良いのでしょうか?

治療は保険治療でお願いしているので俗にいう銀歯クラウンで、すでにクラウンはできあがっています。
被せずに一ヶ月も様子をみているのですが現在も同じ様な症状で疼きはあまりでなくなりましたが先日も小さい膿胞ができました。

あまり時間が経過してしまうと被せ物が合わなくなる事や、被せてしまうと同じ歯を2年以内は保険治療できないとも言われています。

違う歯科で再根管治療も考えていますが、来月から海外に半年ほど行く予定があり時間に余裕が無く迷っています。
現状の土台のままなら食事しても痛みは無いのですが、噛み合わせや歯のズレなど考えると長期間空く場合は仮付けでもしてしまった方が良いのでしょうか?

被せ物の料金と補綴物保険は仮付けしたら発生すると言われているので、歯の当たりが強くなって痛みがでる事の心配と、渡航中にとれてしまう事、どうせ半年後に他院でやり直すならいま被せないほうが無駄も負担も少ないのでは?と思っています。

せっかく今までお金も時間もかけてきたのでこのまま終わるのが理想ですが、
なんだか今後悪化しそうで不安です。

治療しても完治の可能性は不確実らしいのですが、まだ抜歯は避けたいので良いアドバイスがあればお願いします。
河原 雅朗先生からの回答
難しい選択肢ですね。ただ一つ間違いがあります。

保険でかぶせを作ると、2年間はその医療機関ではもう一度被せ物をした場合に、保険では請求できない、すなわちただで作りなおせということがルールです。
ただ、歯科医院としてはただ働きはしたくない、ということが本音なんでしょうね。

それとは別に、歯科医院、もしくはそのドクターの技術の差というのは、どうしてもあります。そのドクターの技術では、その歯の根っこの治療は限界ということだと思います。

やはり理想的にはやり直しをしてもらうほうがいいとは思いますが、すでに
被せが出来ている、さらに半年間ぐらいは歯科医院に通えない、ということから考えると、お金は少しもったいないですが、仮つけ、もしくは本付けしてもらって、再度治療を出来るようになったら別の歯科医院で処置をしてもらう、というのがいいかもしれません。

歯が動いてしまう影響は思った以上に深刻なものです。歯並びを元に戻すことを考えると、矯正でに非常に高額な金額がかかってきます。被せをして歯並びが悪化するのを数千円で予防できるのであれば非常に有効な手段だと思います。
 
僕個人の意見としては、咬み合わせをあまり高くないように調整し付け、
うまくすればそのまま痛み安く過ごせるかもしれないし、やはり違和感がある
もしくは歯茎が腫れるということがあれば再治療を考える、というのがいいのではないでしょうか?
酒井 信先生からの回答
masamba 様

御心配なことと思います。
結論から申しますと、このまま被せた場合、渡航中にトラブルが起こることも充分考えられます。

5か月もかけて丁寧に治療をして頂いたわけですが、やはり、根の中にまだ感染している部分がのこっているか、微細な、ヒビが入っているか、どちらかだと思います。
根管内に問題が無い場合は、歯肉からのの排出は歯周疾患が進行していない限り、おこりません。
原因を除去してから、被せたほうが宜しいと思います。
渡辺 英弥先生からの回答
奥の歯に行くに従い根の中が複雑になってくる傾向があります。

の袋が時々できるということは、根の先に治りにくい汚れが付いてしまった可能性も否定できません。

また、上の奥の歯ですので根が2から3根あると考えられます。

となると、再発の可能性があると考えます。

このような場合、歯を一度抜いて根の先をきれいにしてきちんと処置して埋め治すというやりかたと、原因と思われる根を外科的に切断する方法が考えられます。

上の歯ですので最初の方法は残念ながら無理かと考えます。

半年ほど海外へゆくとのことですので、仮の歯でしばらく過ごして日本に帰られてから再度診断しなおすのが良いのではと思います。
塚原 隆志先生からの回答
masamba 様

長期にわたってがんばっていただいたんですね。

まず、5ヶ月という長期にわたってようやく改善を認めた歯であるということは改善してからも歯茎に症状が出ることはあります。
それは、歯の根に問題がある場合と歯茎に問題がある場合があります。

私も実際に診察させていただいたわけではないのでわかりませんが、今回のように、根管治療が完成しているならば後者のほうを疑います。
特に、長い間膿と格闘していた歯根にはかなり耐性の強い菌存在していたと考えられます。

人間には、治癒作用があります。つまりは、根尖(歯の根の先端)にできたを体の外へ排出して作用=排膿作用があります。そのときに歯茎の外に出してくるんですが、この方法はの塊をそのまま出すのではなくてストローのような管を生態が作って外界にだします。

問題なのは、このストローが残ってしまうケースがあります。
たとえ根管内にまた、根尖がなくてもそのストローが歯茎の中に残り、その中に菌が潜伏していて何度かにきびのような小さいを作り出している可能性があります。

こうなると体調の変化などで小さい腫れは繰り返します。
ただ何度か洗ってやれば改善してくる場合が多いです。

そのままをかぶせて様子を見る方法か、ご心配でしたら他院で一度診察だけして頂いてもよろしいかと思います。
もし、根の中に再感染している可能性も捨て切れませんので。


公開相談で解決しない場合は医師に相談してみよう