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抜け毛を防ぐ漢方薬について
漢方薬は 数種類の植物、動物、鉱物など、
自然界に存在する 天然物の持つ
生薬を 組み合わせて 処方する薬です。
「 漢方薬は 安全で 副作用がない 」 と 言われていますが
漢方論上に於いて 「 副作用という 概念がない 」 という意味であり
副作用があった場合は、
診断ミス または、投薬ミスと みなすのが 漢方です。
漢方薬も医薬品ですから、人それぞれ、
体や体質に 違いがあるように、
自己判断で服用してしまうと、
異変が起こる人も 少なくありません。
ただし、西洋薬のように、
薬害のような副作用は、ほとんどないと されています。
薄毛の原因も 個人個人によって様々なため、
同じ漢方を利用しても、
効果がある人と 効果がない人といます。
効果や副作用も含め、
医師、薬剤師、あるいは 漢方の専門家に 相談しましょう。
漢方では、血行障害 や 鬱血を、
「 瘀血(おけつ) 」 という概念で とらえ 重視してます。
「 瘀血(おけつ) 」 とは
微少血管の血流が悪くなって、停滞することを言い、
うっ滞した 血液の意味です。
俗に「血の道」などとも言われ、
女性の月経トラブル等を含め、
「 血の道 」には、
この 「 瘀血 」 を改善する 漢方薬が よく使われます。
ですから、発毛に関しては、
「 血行を良くして、発毛力を高める 」という 考え方です。
しかし、男性型脱毛症(AGA)の場合は
ジヒドロテストステロンが、毛乳頭細胞に作用すると
脱毛を引き起こすと 考えられますので 注意して下さい。
漢方に限らず、頭皮の血行を活発にした場合、
この、ジヒドロテストステロンの影響を
より強く受けるのではないかと 考えられてますので、
結果、脱毛を余計に 促してしまう可能性が あるという事です。
漢方では 「 髪は血の余り 」 と言い、
「血液」が変化したものが 「 髪 」 であり、
毛に異常があると、
血の不足や、血行不良になるという考えです。
頭皮や毛母細胞に 栄養が行き渡らなくなり、
それが原因で、やがては 薄毛・抜け毛に なってしまいます。
血の不足や、血行不良ということで、
補血剤等を 処方したりします。
また、髪は 「 腎の華 」 と言われており、
西洋医学の 「 腎臓 」 とは、意味が異なりますが、
「 腎 」 は生殖や成長、老化に関わる機能を指したもので、
ホルモンバランスの乱れや、老化現象です。
「 腎 」 の働きを強化することによって、
薄毛・抜け毛・白髪などを 改善すると考えられています。
では、薄毛に良いとされる漢方薬とは?
血行不良を改善し、薄毛・脱毛を防止し、
発毛力を高める、漢方薬となります。
体質や症状にあわせて 処方されます。
漢方には、
生薬をそのまま煎じて飲む 「 煎じ薬 」、
煎じ薬を濃縮して乾燥させた 「 錠剤 」、
顆粒にした 「 エキス剤 」 等があります。
薄毛治療に用いられる 代表的な漢方薬と、
その効能の 一部を、ご紹介します。
加味逍遥散(かみしょうようさん)
血液循環をよくして 体をあたためる
ホルモンのバランスを整える
更年期障害
自律神経失調症
円形脱毛症
血の道症
生理不順
桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)
血流を改善
ホルモンのバランスを整える
生理痛
更年期障害
消炎作用
痛み止め
桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
気力をつける
自律神経失調症
円形脱毛症
虚弱体質
不眠症
眼精疲労
性的機能の低下
黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
体内にこもった余計な熱冷まし
不眠症
血の道症
肥満気味
肌荒れ・ニキビ
桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
血液循環を改善
ホルモンのバランスを整える
更年期障害
便秘
貧血症
高血圧
月経痛、月経不順
下腹部の圧痛
体力の低下した人や 下痢の場合には 使用しません
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)
血液や栄養が不足
白髪
冷え性
貧血症
疲れ目
疲労倦怠
病後の体カ低下
免疫力を強める
強壮で 体力のあるタイプや、カラダが熱を帯びている時は 不向き
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
体を温め血流を改善
血液や栄養の不足
更年期障害
貧血症
冷え症
月経痛、月経不順
八味地黄丸(はちみじおうがん)
加齢に伴う脱毛
白髪
老化防止冷え症
冷え性
下半身の衰え
頻尿、排尿困難
腎臓や膀胱の働きを改
六味地黄丸(ろくみじおうがん)
加齢に伴う脱毛
白髪
老化防止
体のほてり、のぼせ
下半身の衰え
頻尿、排尿困難
腎臓や膀胱の働きを改善
牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)
加齢に伴う脱毛
腎臓や膀胱の働きを整える
下半身の冷え
更年期障害
精力減退
耳鳴り
腰痛
ほてりやのぼせがあったり、暑がりで汗かきタイプには 不向き
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
白髪
疲れ目
虚弱体質
疲労倦怠
胃腸の不調
食欲不振
夏やせ
多汗症
痔
柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこっぽれいとう)
自律神経失調症
円形脱毛症
高血圧
不眠症
更年期神経症
テンカン
小柴胡湯(しょうさいことう)
円形脱毛症
食欲不振
自律神経失調症
胃腸虚弱
貧血症
肝機能障害
婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
血液を増やす
毛根の血行を良くする
髪のパサつき
髪が細く弱い
更年期障害
肌荒れ
冷え症
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)
血行促進
抜け毛予防
髪が細く弱い
髪のパサつき
虚弱体質
肉体疲労
冷え症
不妊症
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)
皮脂の詰まりを改善
食欲不振
口内炎
急・慢性胃腸カタル
消化不良
大柴胡湯 (だいさいことう)
頭が全体的に脱毛している場合
高血圧
肝機能障害
食欲不振
便秘
肥満症
不眠
四物湯(しもつとう)
白髪
血液循環をよくして体をあたためる
ホルモンのバランスを整える
肝斑シミ
月経痛、月経不順
冷え症
貧血
更年期障害
四君子湯(しくんしとう)
胃腸機能を丈夫にして、食事から髪のもととなる血をつくる
胃腸虚弱
慢性胃炎
胃のもたれ
嘔
下痢
上記 効能は まだまだ たくさんありますが、
血流が悪い人は、
桃核承気湯、当帰芍薬散、十全大補湯、黄連解毒湯、
加味逍遥散、八味地黄丸、六味地黄丸 等
ストレスが溜まっている人は、
帰脾湯、柴胡加竜骨牡蛎湯 等
ホルモンバランスが乱れている人は、
桂枝茯苓丸、加味逍遥散 等
などが 一般的です。
同じ銘柄でも メーカーにより
「 脱毛症 」 の適応があるものや
適応しないものがあります。
漢方薬と言っても、医薬品ですので、
適応や使用上の注意には、充分な注意が必要です。
医師、薬剤師、あるいは漢方の専門医に 相談して、
自分に合った漢方を 処方してもらいましょう。
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