リラクゼーションサロンの内装工事費や坪単価を見積書で確認してみよう

    リラクゼーショサロンにとって、内装工事費は開業資金の5割以上を占める大きな要素となる。また、サロンのコンセプトや集客においても重要となるため、失敗はできない。

    しかしながら、内装分野は専門性が高いため、経営者が見積書を精査し、工事費の適正な価格を判断するのは至難の業だ。

    今回は素人でも理解しやすい様に、実際の見積書の中身を確認しながら、必要となる知識を得られる様に解説させて頂く。

    リラクゼーションサロンの内装工事費を坪単価で把握する

    リラクゼーションサロンの内装工事費は施術内容やサロンコンセプトによって大きく異る。一般的に手による施術のみの店舗は、安くなる傾向があり、手と器材を使った施術を行う場合は、高級感を演出し、高くなる傾向にある。

    また、給排水設備もポイントだ。シャワーやシャンプー台が必要となると、配管やボイラーの設置で金額は大きく変わる。また、コンセプトのターゲット層が中流階層なのか、比較的裕福な階層なのかによっても大きく異る。坪単価をベースとして、下記に分類してみる。


    ①15万円/坪〜30万円/坪 → 一般的なサロン、マッサージ屋さん
    ②31万円/坪〜50万円/坪 → 少し高級感のあるサロン
    ③51万/坪〜 → 高級なサロン

     

    15万円/坪〜30万円/坪のサロン事例

    それでは①の事例、一般的なリラクゼーションサロンの工事事例を紹介する。立地は郊外の大型商業施設の一角のスペースだ。仕上げは、ビニルクロスやビニルタイルなど、最低限の素材を使用し、外観のみ素材柄がプリントされたシートを使用している。とは言っても、価格はそれほど高くない。

    ただ、隣接する店舗がゲームセンターということで、その部分のみ遮音性の高い壁を使用している。華美なものを全く使用していないが、この程度の仕様であれば十分に営業可能だ。

     

    見積書の中身をみてみよう!

     

    それでは、上記サロンの見積書の中身を実際に見てみよう。見積書の工事名所と金額の項目をみてもらうとわかるが、NO.2軽量鉄骨、ボード工事の金額が、全体の24%を占め各項目の中で一番大きくなっている。軽量鉄骨とは壁を立てるための骨組みのことで、ボードとは壁の仕上げの下地となる素材のことを言う。

    つまり、壁を設置する工事費がかかるということだが、リラクゼーションサロンの場合、個室を作るため、壁の量が多くなる傾向がある。また今回は立地の特殊性があり、2面が外部に接するため壁の量が多くなる。(通常は全面1面のみが外部に接する)

    とは言っても、床はフロアリューム、壁はビニルクロスと、華美な仕上げが全くないのと、弊社見積もり比較サービスを利用したことで、大きく価格を下げることができた。店舗面積23坪に対して工事費350万円、坪単価は15.2万円/坪となる。

     

    31万円/坪〜50万円/坪のサロン事例

    エントランス装飾扉

    エントランスガラス扉

    エントランスホール

    パウダールーム

    洗面所

    施術室

     

    続いて②の事例を見てみよう。こちらは繁華街の商業ビルに立地するリラクゼーションサロンだ。ターゲット層は富裕層の主婦で、セレブ感の演出がコンセプトだ。

    壁面や受付カウンターには装飾部材を設置し、エントランスの照明はペンダントライト。施術室には間接照明を設置し、柔らかななかな空間を演出している。またゴールド色の額縁及び巾木もプレス装飾を使用し豪華さを表現。扉は金メッキのノブ及び鍵と丁番もゴールド色を使用し統一感を意識してる。

    この様に世界観を演出することに成功しているが、店舗面積17坪に対して工事費は550万円、坪単価は32.3万円/坪となった。

    通常なら坪40万以上の仕様ではあるが、複数の業者の見積もりを比較することで、価格をここまで下げることができた。

     

    内装工事費を安くする秘訣はこれだ!

    冒頭に説明した様に、内装工事費は大きな額であるため、できることなら金額は下げたいところだ。しかし、サロンのグレード感は下げたくないだろう。

    では、サロンの価値を下げることなく価格を下げるにはどうすれば良いだろうか?まずは物件選びの段階で、間口が広すぎる物件を選ばないことだ。①の事例でも確認できる様に、余分な壁や看板、サインが必要となってしまう。

    間口1に対して奥行き1.6ぐらいが適正な比率になるので、物件選びの際は注意したい。

    続いて、見えないところは徹底して簡素にすることだ。例えばスタッフルームなどは最悪仕上げなくても良い。お金をかけるところと、かけないところのメリハリをつけることで、価格は安くなる。

    また①と②の事例で共通であるが、見積もり比較の効果は大きい。たった1社だけの見積もりでは、業者は大きな利益を載せてくるので、相場より高めの金額となってしまう。競争原理を働かせることで価格は適正化していく。これは資本主義市場の原理原則だ。

     

    最後に

    今回の記事でリラクゼーションサロンの内装工事費の相場観が把握できたのではないだろうか?上記数値を参考に、あなたのお店の内装工事費を算出し開業資金計画をしてみよう。

    内装工事は専門性の高い分野だが、ポイントさえ押さえれば、それほど難しくはない。このターゲット層、コンセプトなら内装工事費はこれぐらいかな。。とイメージできる様になれば、あなたの経営者としての力は格段にアップするだろう。

    また、お店のコンセプト決めができていない場合は下記記事を参照頂きたい。サロンコンセプトは、何よりも先に決定しなければならない重要項目だ。

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