クコの実の効果・効能とは?別称「ゴジベリー」の食べ方5つ
白金美容薬膳 吉原 典子 先生
「キレイの先生」編集部です。
今回のテーマは、「クコの実」です。「ゴジベリー」ともいいます。
美容薬膳の講師をされていらっしゃる吉原 典子 先生に、話をお聞きしました。
クコの実は、漢方の素材としてよく用いられるのですが、海外の人気モデルのミランダ・カーも、クコの実を愛用しているといいます。
それを聞いて、俄然興味を持った私は単純ですね…。
クコの実は、どんな効果・効能が期待できるのでしょうか?
そして、どのような食べ方ができるのでしょうか?
吉原 先生に教えていただきました。
目次
本日のキレイの先生
白金美容薬膳
吉原 典子 先生
「キレイの先生」編集部
クコの実(ゴジベリー)とは
吉原 先生、よろしくお願いします。
今回のテーマは、「クコの実」です。
クコの実は、杏仁豆腐に乗っている、赤い実のことですよね。
はい、そうです。
私は杏仁豆腐を食べるとき、クコの実を避けたりしていました…。
あれは、健康に良かったのですね。
私も実は、クコの実の効果・効能を知るまでは、そうでした。
先生もそうだったのですか(笑)。
クコの実は、どんな植物の実なのですか?
ナス科の「クコ」・「ナガバクコ」の果実です。
中国や台湾、朝鮮半島などに多い植物です。
漢方では、よく用いられるとおっしゃっていました。
そうですね。
中国では、炒め物やスープなどに普通に入っていたりして、料理でも使われています。
日本の薬膳理論のある中華料理屋さんでも、炒め物などで使われているのを、みたことがあります。
また、薬膳茶の素材としても、よく使われます。
海外モデルのミランダ・カーも愛用しているそうですね。
はい。
おやつとして、「ゴジベリー」、つまり、クコの実を食べているそうです。
また、歌手のマドンナも、ゴジベリーを食べているという話もあります。
その他にも、楊貴妃(ようきひ)が食べていた、徳川家康が健康のために食べていた、といったようなエピソードも残っています。
そうそうたる名前が出てきましたね。
「その人たちが食べている」と聞くと、それだけでも、クコの実が、健康や美容の効果が高いことが感じられます。
クコの実(ゴジベリー)の効果・効能
クコの実は、どうして健康や美容に良いのでしょうか?
最近では、クコの実は、スーパーフードとして注目を集めています。
用語解説
スーパーフードは、特定の栄養が突出して含まれる食べ物のことをいいます。
オレンジの500倍のビタミンが含まれていて、ポリフェノールも豊富で、栄養価が高いです。
そして中医学的には、クコの実は、「血(けつ)」の不足や、「水(すい)」の不足、「気(き)」の滞りなどに良いとされています。
編集部のコメント
中医学の「気」・「血」・「水」の考え方について、補足させていただきます。
こちらは、吉原 先生の前編の記事の内容をまとめたものです*。
中医学では、人の身体には、気・血・水が流れていて、それらが充実してめぐっていると、健康と考えられています。
中医学における「気」・「血」・「水」は、下のようなものとされています。
■ 「気」
「元気」や「やる気」といったような、目に見えないエネルギー的なもの。
■ 「血」
栄養を運んでいるもの。
西洋医学の「血(ち)」と近いが、精神活動にも影響されるといわれ、まったく同じではない。
■ 「水」
血液以外の身体の水分で、涙が汗、唾液、髄液(ずいえき)などの体液。
クコの実は、具体的には、どのような効果・効能が期待できるのでしょうか?
これまでのお話からすると、健康と美容の両面に良さそうです。
健康の効果・効能
クコの実は、中医学では、「食べる目薬」ともいわれていて、老眼・目の疲れ・かすれ目などにおすすめです。
めまいや、ふらつきなどにも良いです。
目に良い食べ物というと、「ブルーベリー」が思い浮かびます。
それと似たようなイメージなのでしょうか?
そうですね。
クコの実には、ベータカルテン・リコピン・ルチンなどの栄養も含まれています。
ブルーベリーにも、近いのかもしれませんね。
美容の効果・効能
美容面では、美肌効果が期待できます。
クコの実は、中医学的に、肺をうるおす効果があるとされています。
肺がうるおうと、お肌のうるおいにもつながります。
そして、「血」が補うことで、栄養が行き届くようになり、老化の防止になって美肌効果も期待できます。
私が吉原 先生の話をお聞きして感じたのは、クコの実が、ビタミンCやポリフェノールなど、「抗酸化作用の高い成分が豊富だな」ということです。
栄養的にも、アンチエイジング効果が高そうです。
編集部のコメント
老化は、「酸化」がひとつの原因です。
酸化は、細胞が金属のように錆びてしまうことをイメージしてください。
それによって細胞の機能は低下します。
それを防ぐのが、「抗酸化」です。
クコの実(ゴジベリー)に含まれているビタミンCやポリフェノールは、抗酸化作用の高い成分です。
そのため、アンチエイジングになり、美肌効果が期待できます。
クコの実(ゴジベリー)の食べ方
日本では、クコの実は、どのように市販されているのでしょうか?
生ですか?
日本では、基本的にドライで売られています。
レーズンのような感じです。
ミランダ・カーは、クコの実をドライのままナッツのように、おやつ代わりに食べているそうです。
先生は普段、クコの実をどのように食べていますか?
私自身は、お茶や紅茶に、クコの実を入れて使うことが多いです。
ワークショップの生徒さんたちにも、それを出したりしています。
それが、クコの実のいちばん手軽な摂り方かもしれません。
クコの実を、どうやってお茶や紅茶に入れるのですか?
例えば、急須でお茶を淹れるときに、乾燥したままのクコの実を、茶葉と一緒に入れるだけです。
そこにお湯を入れて5分くらい置いておくと、エキスが出て、ほんのりと甘い味がするようになります。
急須でお茶を淹れるときの分量を教えてください。
クコの実は、一日に5~10gを摂るのが良いといわれています。
それ以上摂ると、消化器の弱い人は、反応が出る可能性もあります。
お茶にクコの実を入れるときは、ティースプーン2杯の茶葉に対して、クコの実は1杯くらいが目安でしょうか。
そのくらいの分量で、お茶にほのかな甘みが出ます。
他に、クコの実の食べ方はありますか?
ご飯を炊くときに、クコの実を入れることができます。
これは、お店で雑穀米の中にクコの実が入っているのをみて、試すようになりました。
ただ、お米に色が付くため、好みはあるかもしれません。
お米1合に対して、クコの実がティースプーン1杯くらいを入れています。
他には、ドライのままスープに入れたり、ヨーグルトに入れたりして、食べることもできます。
もちろん、乾燥したものをそのまま食べても大丈夫です。
最近では、コンビニでも、ナッツやドライフルーツと一緒に入ったものが出ていたりもします。
編集部のコメント
吉原 先生に教えていただいた、クコの実の食べ方をまとめます。
1. お茶(や紅茶)に入れる
[分量]
・茶葉:ティースプーン2杯
・クコの実:ティースプーン1杯
2. お米と一緒に炊く
[分量]
・お米:1合
・クコの実:ティースプーン1杯
3. スープに入れる
4. ヨーグルトに入れる
5. 乾燥したものをそのまま食べる
まとめ
私はこれまで、杏仁豆腐を食べるときも、クコの実を避けていました。
実の名前も知らなかったのが、正直なところです。
土生 先生の話をお聞きして、「もったいないことをしていたな…」と後悔しています。
クコの実(ゴジベリー)は栄養豊富で、健康・美容の効果が高く、漢方の素材として使用されることが多いです。
食べ方としては、土生 先生のおっしゃるように、お茶に入れるのが手軽そうです。
身近なところではまず、杏仁豆腐を食べるときは、クコの実を残さずありがたくいただこうと思います。