2017/03/02
色素沈着しやすい肌…悪化させない為の有効な対策とは?
シミや黒ずみの元になる色素沈着。
人によって色素沈着の起きやすさには差があるようです。
今回は色素沈着しやすい体質である20歳女性・しょうこさんの質問にスキンケアアドバイザーの「rihira」がお答えします。
色素沈着のポイント
- 色素沈着のしやすさはメラノサイトの活性力である程度決まる?
- メラノサイトを刺激する紫外線や活性酸素の対策を強化!
- 抗酸化物質やビタミンCを積極的に補給して
最近気づいたのですが、私は人よりも色素沈着しやすい体質のようです。
傷跡も残りやすく肌も黒い方なので、色素沈着の少ない色白女性に憧れます。
傷跡が残るのは、確かに避けたいですよね…。
しょうこさんは、そもそも色素沈着がどのような理由で起きる現象かはご存知ですか?
理由?シミを引き起こすのが色素沈着だというのは知っているのですが…。
そうですね。
ではなぜ色素沈着するかというと、肌を守るための機能なのです。
摩擦や紫外線といった刺激から肌を保護するためにメラノサイトがメラニン色素を生成し、それがシミとなってしまうのですよ。
肌を守るためにシミ…!?それは知りませんでした、ビックリです。
…でも、シミだらけになるのは避けたいのですが…。
もちろんですよね。
しょうこさんのように、色素沈着しやすいかはスキンケアだけでなく体質でも決まってしまいます。
今回はその理由と、体質に合わせたケア方法を解説します。
色素沈着しやすい体質って?
色素沈着しやすいとはどのような体質を言うのでしょうか。
まず考えられる要因は、メラニン色素が作られやすいということでしょう。
メラニン色素…しみの原因になる黒いやつですね。
はい。
先述の通り、メラニンは皮膚を守る存在です。
紫外線の日焼けもメラニンによる保護作用の一例。
紫外線を浴びると、肌を守るためにメラニン色素が増え肌が黒くなる(日焼け)。
一定期間後、ターンオーバーによってメラニンを含む肌が排出され、元の肌色に戻ります。
肌の生まれ変わりのことですね。
日焼けした肌が古くなって、新しい肌が出てくる…。
日焼けに関して言えば、こんがり焼ける人と真っ赤になる人がいるのをご存知ですか?これも実はメラニン色素の関係で、前者はメラニンが活発な人、後者は活力が低い人なんです。
なるほど!そんな理由があったんですね。
だから私も、焼けやすくて肌が黒いのかも。
しょうこさんの体質も、色素沈着しやすいということはどちらかというとメラノサイトが活発で、メラニンを過剰生成する種類がいるのだと考えられます。
そのためメラノサイトを不必要に働かせず、メラニン色素を増やさないケアが必要と言えるでしょう。
色素沈着を防ぐスキンケアとは
紫外線と活性酸素に対するケア
先述の通り、紫外線による刺激はメラノサイトを反応させる要素になります。
紫外線対策は、基本的な色素沈着ケアの1つ。
日焼け止め以外にも、帽子やサングラス、日傘といった対策が挙げられます。
やっぱり紫外線は良くないんですね。
気をつけます。
メラノサイトを刺激するのは、紫外線により増えた活性酸素と言われています。
活性酸素は外敵を排除するのに必要な存在である一方、増えすぎると健康な細胞まで攻撃してしまうのです。
その増えすぎる理由の1つが、紫外線になります。
活性酸素は聞いたことがあります…紫外線を浴びると活性酸素が増えるのですね。
紫外線だけではありません。
過剰なストレスや喫煙なども活性酸素を増やす要因になります。
体にとって害のあるもの、悪影響なものを取り込んだ時に増えやすいとされますが、呼吸や運動によっても増減するためこの限りではありません。
なるほど…私はタバコは吸わないので、気をつけるならストレスですね。
まさかストレスと色素沈着にこんな関係があったなんて、思いもしませんでした。
過剰なストレスは血流悪化の意味でも肌に悪影響となります。
肌だけでなく心身の健康のためにも、適度な発散が必要ですね。
紫外線に対するケアはUV対策でできると思いますが、活性酸素に対するケアとなると…紫外線を浴びすぎないこと、ストレスなどの要因を取り除く以外に、何かありますか?
そうですね、活性酸素を増やす要因を取り除く以外には、抗酸化力の優秀な栄養素の摂取が効率的です。
抗酸化…最近よく耳にするワードですね!確か活性酸素に効くんですよね?
その通りです!細胞を酸化させ錆び付かせる活性酸素には、それに対抗する抗酸化作用が必要。
代表的な抗酸化物質は、野菜や果物に含まれるポリフェノールでしょう。
ポリフェノールには強力な抗酸化作用があり、赤ワインなどが有名ですね。
赤ワインでアンチエイジングという話も、聞いたことがあります。
これもポリフェノールの力ですか?
はい。
活性酸素は細胞を錆び付かせ、老化も促す存在。
そのためポリフェノールなどの抗酸化物質をとれば、色素沈着予防以外にアンチエイジング効果も得られるのですよ。
抗酸化物質、頼もしいですね!積極的に摂取します。
物理的な刺激を避けるケア
メラノサイトが反応する理由がもう1つあります。
それが物理的な刺激によるもの。
代表的なのが肌をこする行為です。
たったそれだけで…?では、肌をこするとシミができやすくなるのですか?
実は、その通りなのです。
紫外線も摩擦も、肌にとっては同じ“刺激”。
何度も同じ部位に同じ刺激を与えれば、そこだけにメラニン色素が集中することだって考えられます。
増えすぎたメラノサイトは、簡単に排出されません。
…!そういえば、衣類が擦れる部分が黒ずんでいるのを思い出しました。
これも肌への刺激が増えた結果なんですね…。
はい。
こする行為はかゆみがある時や、クレンジング、洗顔、メイク時などについついやってしまいがち。
しかし、こするほど肌を傷つけ、色素沈着だけでなく乾燥悪化からニキビや老化にもつながっていくのですよ。
そんなに悪い行為だったんですね…。
シミ予防の意味だけじゃなく、肌荒れしないためにもこするのは絶対気をつけます!
やっぱりビタミンCが効く
美白やシミ対策に有効な成分としては、ビタミンCが有名ですよね。
なぜビタミンCが良いのかというと、色素沈着の予防だけでなくできたシミにまで効くという点。
他にも抗酸化成分でもあるという点などが挙げられます。
やはりビタミンCは効果があるんですね!
食べ物やサプリメントで体内から摂取するのも、スキンケア用品を塗布して外側から摂取するのも効果的。
つまり、両方心がければ良いですね。
ただ、後者はただのビタミンCではなく、安定させたビタミンCであることが重要です。
安定させたビタミンCというと?
代表的なのがビタミンC誘導体。
壊れやすいビタミンCを誘導体化させることで、肌に安定して浸透させられる成分です。
水溶性の場合は即効性がある反面持続力が低く、油溶性の場合は浸透力が高いのですが効果が出るまでに時間がかかります。
一言にビタミンCといっても、そんな種類があるのですね…。
水溶性に油溶性、どれを選べば良いのやら…。
最近は“ハイブリッドビタミンC”に注目が集まっています。
安定性はもちろん、高い浸透力や持続力も兼ね備えるバランスタイプ。
ビタミンC本来の作用を効率的に得られるとして、話題なのです。
名前もすごそうですけど、効果も優秀なんですね!チェックしてみます。
ある程度体質で決まってしまう色素沈着のしやすさですが、スキンケアなどの対策で不必要な悪化は防げます。
色素沈着のケアは美肌維持や老化予防にも効果的なので、是非取り入れて欲しい対策ですね。
執筆者:rihira
一般社団法人 日本スキンケア協会
認定:スキンケアアドバイザー
注:2016年3月以前の記事はスキンケアアドバイザー資格取得前に書かれたものです。