コラーゲンの浸透力を、より強化するために、コラーゲンに加水して分解した、「加水分解コラーゲン」。
近年、おどろくべき効果があるとして、さまざまなメディアや雑誌で取り上げられ、口コミも広がっていますが、この加水分解コラーゲンとはいったいどのようなものなのでしょうか。
加水分解コラーゲンとはどのようなもの?
加水分解コラーゲンは、もともとコラーゲンから生成されているのですから、主な成分はタンパク質となります。
そのままでは、分子が大きく、細胞の深層部まで浸透できないというデメリットがあるため、加水分解して、もとのコラーゲンの分子よりもより小さな分子化、つまり低分子化して浸透力を増した状態のことをさします。
加水分解コラーゲンが配合されている商品の例
- シャンプーやコンディショナー
- 育毛剤などのヘアケア商品や医薬品
- 化粧水や乳液などのスキンケア商品
コラーゲンペプチドや低分子コラーゲンというものであれば、聞いたことがあったり、知っていたりする人が多いようです。
美容師さんもおススメする加水分解コラーゲンのヘアケアとは
美容室でもおススメされた事がある人も多いのではないでしょうか。
加水分解コラーゲン配合のシャンプーをはじめとするヘアケアは、分子量が小さければ小さいほど、髪に潤いがしっかりいきわたり、髪に水分力を与えてくれるのです。
そのような理由から、髪ダメージの原因ともなる静電気も予防してくれます。
また、このように髪だけでなく、爪などのケア品にも加水分解コラーゲン商品が使用される事もあり、今や、美容業界は、加水分解コラーゲンを迷わず必須成分としているのでしょう。
加水分解の方法はどのようにするの?
加水分解コラーゲンは、コラーゲンを加水分解して、分子の大きさを小さくすることですが、その方法はどのようにするのでしょうか。
加水分解の3つの方法
- 水熱加水分解法
- 高圧法
- 煮出し法
加水分解コラーゲンを作りだす方法は、上記の3通りとなります。
その中でも、肌への安全性がもっとも高く、安心して使用できる低分子コラーゲンを生成できる方法は、「水熱加水分解法」だとされています。
加水分解コラーゲンの誤解
加水分解コラーゲンは、あまりの浸透力うえ、誤解されて認識されている場合があります。
肌に効率よく浸透し、肌につやや弾力、ハリを与える即効性もあるため、加水分解コラーゲンは界面活性剤が使用されていると、間違った認識をしている人が少なくありません。
加水分解コラーゲンに界面活性剤が使用されているという噂は、全くの出鱈目ですから、安心して肌に使う事ができます。
加水分解コラーゲンの特徴
加水分解コラーゲンには、肌や体にメリットとなるいくつかの特徴があります。
加水分解コラーゲンのパワー
- 保湿力に優れているため、肌はもちろん、頭皮や髪の毛までも潤す力がある
- 食べるコラーゲンとしても、美容や健康、関節などの柔軟性を保つ役割を果たす
- 肌や髪、関節だけでなく、全身がコラーゲンの働きを必要とする人間にとって、大変吸収しやすい形状にしてある
- もともとは動物や魚、海の生き物などから抽出した成分であるため、安心して使ったり食べたりすることができる
加水分解コラーゲンの副作用は認められるのか?
加水分解コラーゲンと水溶性コラーゲンのどちらにも共通して言える事ですが、体内に入ってしまえば、タンパク質がアミノ酸へとペプチド化する事になり、安全性は極めて高くなるでしょう。
ですが、もし懸念するとすれば、原料にエビや蟹、ゼラチンなどのアレルゲンが含まれているケースがあるため、そうした物質にアレルギー反応を示してしまう人の場合は、気をつけた方が良いでしょう。
加水分解コラーゲンは界面活性剤とは無関係!?
加水分解コラーゲンは、あくまでも、様々な加水分解法を用いて、コラーゲンを引き出し、低分子化した吸収率をよくしたコラーゲンと言えるでしょう。
界面活性剤とよばれる物質は、本来ならば混ざり合わない水と油を混ぜ合わせた性質を持つものです。
代表製品で言えば、石鹸、乳液、クリームなどがあげられるでしょう。
ですから、加水分解コラーゲンや水溶性コラーゲンは、どちらにおいても、界面活性剤の性質を持ち合わせず、保湿化粧品という扱いになるのです。
少々、ややこしいお話でしたが、よくこれらは混同されたり勘違いされやすいのです。
加水分解コラーゲンと比較したい、水溶性コラーゲンとは!
加水分解コラーゲンと水溶性コラーゲンの違いはどのようなものがあげられるのでしょうか。
どちらにもメリット、デメリットがあり、それらをしっかり把握する事で、自分の用途に見合うコラーゲン商品をスタートさせるのが、ベストです。
水溶性コラーゲンは、ほとんどが豚や牛などの動物性タンパク質などから得られるコラーゲンに手を加えずに、そのままのコラーゲン分子量で、化粧品などに製造されたものです。
ですから三重らせん構造を崩さずに元々、大きめとされるコラーゲン分子量がそのまま肌などに乗る感じでしょう。
分子量が大きめということは、コラーゲンの成分が純粋なまま肌などに残るため、コラーゲンの最大メリットである保湿効果や、弾力効果がしっかり得られたという実感が得られます。
ですが、コラーゲンが大きいままであれば、コラーゲンのデメリットである浸透性に期待できず、思った以上の効果が出にくくなるでしょう。
一方で、様々な分解方法で加水分解される加水分解コラーゲンは、ペプチド化されたり、低分子化されたりする事でコラーゲン特有の三重らせん構造が崩れます。
そうなる事で、三重らせん構造がしっかりしている水溶性コラーゲンと比較すると、保湿や弾力に物足りなさを感じることもあるでしょう。
ですが、こうしたコラーゲン低分子化は、コラーゲン粉末や、ドリンク、ゼリーなどに配合する事で、浸透性や吸収性に大きな期待が持てるという事になるのです。
加水分解コラーゲンと水溶性コラーゲンの良いとこどり!生コラーゲンとは?
また、最近話題の生コラーゲンは、肌に保湿力を与えてくれるI型コラーゲンを非加熱で、極小ナノカプセルに三重らせん構造をくずさずに、まきつけるような製法で、抽出したものです。
ですから、加熱処理されたコラーゲンと比較すると、潤いや弾力が加水分解コラーゲンや水溶性分解コラーゲンの数倍は実感できるのです。
また、生コラーゲンは再生医療などにも利用されている注目のコラーゲンです。
ですが、生コラーゲンの特徴から30℃程度の熱にも耐えられないため、製法に手間がかかります。
それだけ生コラーゲンが配合された化粧品は、水溶性コラーゲンや加水分解コラーゲンよりもコスパが高めです。
コラーゲンは継続する事が大切なために、高価格であればあるほど継続が難しくなるでしょう。
まとめ
加水分解コラーゲンを利用することは、私たち人間が生きていくうえで、徐々に減少してしまうコラーゲンを補う方法として、最も適した利用方法ではないでしょうか。
販売されているコラーゲン商品は、ペプチドコラーゲンや、低分子コラーゲンとよばれる加水分解コラーゲンがほとんどです。
その理由としては、浸透率や、安全面、コスパなど総合的に見てもとても扱いやすいコラーゲンだからです。
また、加水分解コラーゲン商品を使用しているユーザーの多くは髪や、爪、肌などをはじめ、あらゆる体の部位に潤いや、弾力の快復を実感しています。
そして、健康や美容に自信を持ちはじめているのです。
他にも、ほぼ、手を加えずにコラーゲン力の得られる水溶性コラーゲンや、三重らせん構造がしっかり保たれる生コラーゲンなども存在します。
ですが、いずれもメリット、デメリットがあるため、特性を見極めてベストなコラーゲンをセレクトしたいものですね。
減ってしまう分を効率よく補って、いつまでも元気で健康的に美しくありたいものです。