この記事は「他人がどうドットイラストを描くのか見たい人」向けです。
予め断っておきますが、2000にしろVXにしろ、
顔グラは通常、2DCGで描いてから規格通りに縮小して作ります。
わざわざドットで描くなんてただの道楽です。


今回はオリキャラの狐子を打ちます。




EDGEで128x128のキャンバスを作り、パレットは予め色が揃ってるやつにしておきます。
画像のパレットは素材wikiで配布していますので興味があればどうぞ。



え。VXの顔グラって96x96じゃないの?
と思った人は正解。
余白が無いとバランス崩壊することがあるので16pxの余白を取っています。

後で切り出す用に枠を作っておきます。


(グリッドは16x16です)
黒い枠の中が96x96のサイズになります。
1枚絵のためグリッドはもう不要なので非表示にします。



普通に顔を描いていきます。

素材作成レクチャ記事のコメントに「絵が描けないのでレクチャお願いします」というのを見たことがありますが、絵が描けない人は素材の自作は諦めないとゲームを作る時間が無くなります。
私のように目的と手段が逆になってしまわないうちに、ゲーム作りに戻ってくださいね。


 


△耳のことを何も考えないで描いたらほとんど枠の外にハミ出して見えなくなってしまいました。


△調整し直しました
枠の中に収めるバランス調整がここまで。


ここから下書きです。






私は下書きレイヤを直しながら1レイヤで完成品にしてしまいます。
下書きを残したい人は何か工夫してね。

肌からやっていきます。下書きに直接バケツで着色。
ドット絵は「線に後から半透明処理を施して地色と馴染ませる」という処理はできないので、
線画と着色を同時進行させなければなりません。




△直線ツールで短く線を引くことを繰り返す感じで清書開始

直線ツールだけじゃどうにもならんので、結局フリーハンドで線を調整します。
そしてアンチエイリアス・影も打ち始めます。




△後で分かりますが、アゴのラインと首は同じ肌色、かつ首側は影色が落ちるため、境界線は太めに描きます
というかアンチで太くします

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「線画だけ先に全部描くんじゃないの?」と思った方も多いと思います。
別に線画を全部描いてから着色・アンチでも何の問題もありません。

  ↓


でも最終的に線画って原型留めてないじゃないですか。



なのでドットを整理して線画を作ってから着色作業をするよりも、
線画を描きながら着色して少しずつ完成形にした方が早いんです。
----


▽清書しただけだと表情にならない口は、アンチエイリアスでかなり微妙な表情も描くことが可能です。








今回の鼻は低くて小さいので簡単に。




目 描いていきます。








△見た感じそのまま塗ってみようと思います▽





△私が配布しているパレットは色数が多いもので8色グラデーション。主線からハイライトまで結構賄えます。

目の周りにもアンチを掛けて、白目にまぶたの影を入れます。



 


髪描いていきます。
正直一番面倒臭いところです。。





△水色の線はあくまで下書きです。その通りになぞればいいようなクオリティでは描いていません。

茶色の主線のドットを整理しつつ、下書きの青い線を消しつつ、
影色も入れながらアンチも掛けて進めます。




△前髪の主線、上の方は細く見えるように地色に近い色に。下方に向けてグラデーションを掛けるイメージで。

▽実寸で見るとちょっとガタついて見える濃い色の部分を調整している様子


髪が束になっているところは、今までのように一房ずつ影を入れると変なので
まとめて影色で塗りつぶす方がいいかな。



△こういうときに迷わないよう、アニメ塗りも習得しておいた方がいいです。


右側完成。
残っている左側へ。





▽…左側へ行こうと思ったけれど髪に飽きてきて輪郭調整している様子
 






左側の髪の線画を整理してみました。
これ以上塗らなくてもいいんじゃないかとか思えてくる。




 :

 :

髪を描き終えました。




髪の色がかなり薄いのと、前髪が細いのでハイライトを入れる場所があんまりありません。
ハイライトは細く入れて終わり。

適当に描いて
調整



ここまでサボっていた前髪の後処理をします。


△前髪と肌の境界がジャギってて汚いので、影とアンチエイリアスで直していきます。







▽マユゲもずっと一本線で直してなかったです。
 薄い色にして目立たなくしますかね。





髪が一段落したので耳でも描きます。
ケモミミですがドットの質感表現苦手なので、形優先で。



△▽枠の中だけマトモに見えればいいです。とりあえず単色で色分けします。





△質感表現は諦めています。アンチは掛けずに敢えてざらざらさせておくくらい。
 毛と耳の中の部分の境界は一応ちゃんとアンチ掛けておきます。






髪飾りの玉を描いていきます。
元の絵に比べるとだいぶ大きく下書きしてしまっているので、少し小さめにします。






▽光源は左上方向を想定しているため、右下に影を入れます。




▽玉の縁取りをした濃い色で、真ん中に影を落とします。




▽光源のある左上へハイライトを入れます。




▽玉の地色に使った色で、光源の反対側(右下)にハイライトを入れ、
 さらに左上のハイライトの周りの線色も同じ色に変更します。





残ってしまった髪飾りよりも下の髪の毛。。
量も少ないので適当に描いておきます。





ほとんど見えない件




最後です。
首と服を描いて終わりにします。


△服は白、影色は水色で下書き線とカブって見づらいため、分かりやすい色でパーツ分けします。



輪郭取ってます


△イメージの色に変更
▽影色を決めてからアンチエイリアス


△肌色と青、肌色と緑色等の中間色に紫や茶色を使うのは、もはや感覚でしょうか


△肩線も直しながら





顔の影がRTPから乖離しすぎているので修正します。





▽最後にチークとハイライト。






RTPツクールへインポートする形に成形します。
一番上に置いてる枠作ってるレイヤの内側の色を同色選択ツールで選択すると、
切り出せる形になります。




▽Jtrimにくっつけて左右反転



目の大きさが明らかに左右で違う…orz







直しました。






うん、さっきよりはマシだろう。



貼り付けた画像は96x96だったので、顔グラの規格サイズに合うように余白を追加。
(縦192, 横384)



▽追加した余白を背景色で塗りつぶして透過色に設定








ツクールへインポートして表示テストします。



途中、特に言及していませんが、
キャラクターと背景の間にアンチエイリアスを掛けると透過色指定でうまく抜けなくなるので
ドット絵描くときはキャラクターとウィンドウの境界をぼかすのは諦めてください。
どうやってもジャギジャギです。

以上、ドット絵で顔グラができるまででした。

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