ニキビ跡を治したいのならコラーゲンを飲むな!本当に正しい改善方法
ニキビ跡を治したいのならコラーゲンを飲むな!本当に正しい改善方法
肌に良いと思う成分を一つ挙げてください、と言われると、10人中5人以上は「コラーゲン」と答えるのではないでしょうか。
テレビや雑誌でよく芸能人が「コラーゲンを飲んでお肌がぷるぷるになったんです!」と言っていたり、料理屋さんの特集で、「うちは女性の皆さんに喜んでいただけるようにコラーゲンコースというのをやっているんですよ」と話していたりするのを聞いて、
コラーゲンを食べる=肌が綺麗になる
という間違った方程式を作り出してしまっているのだと思いますが、実際、コラーゲンを飲んだり食べたりしても、肌には全く何の影響もありません。
当然ニキビ跡も治りません。
それでは詳しくご説明させて頂きますね。
どうしてコラーゲンを飲んでも意味がないの?
そもそも、コラーゲンとは何なのか知っていますか?
コラーゲンとは、タンパク質の一種で、体を構成する全てのタンパク質のうち、なんと約30%を占めています。体の中に存在するコラーゲンのうち、40%は皮膚に、20%は骨や軟骨に存在していて、その他は血管や内臓など全身に広く分布しています。
ですから、肌の綺麗さにコラーゲンが関わっているということは事実です。よって、それを食事として摂取すれば肌が綺麗になるはずだというのは理に適っているように見えます。
しかし、実際にはコラーゲンはタンパク質なので、口から食べたり飲んだりしても、消化されてアミノ酸に分解されてしまうのですね。
コラーゲンは結局分解されてしまう?
人間の体は、栄養を吸収するためには、摂取したものを低分子の物質に一度分解しなくてはいけません。
コラーゲンの分子量は約10万~30万なのですが、体内で吸収されるアミノ酸やペプチドの分子量は、大きいものでも200程度です。
最近では「低分子コラーゲン」なるものが出てきていますが、これもアミノ酸に分解しやすいというだけで、低分子と言っても分子量はアミノ酸と比べると大きいため、コラーゲンそのものとして吸収されるということはあり得ません。
ですから、コラーゲンを口から摂ったとしても、コラーゲンとして肌に移動するわけではないのですね。よってコラーゲンを食べたり飲んだりしても、全く意味がないのです。
「一度分解されるとしても、コラーゲンの元となるアミノ酸としては体内に存在しているということになるのだから、そのからコラーゲンをまた生成して肌に運ぶことも可能なんじゃないの?」
なんて鋭い方は思われたかもしれませんが、アミノ酸をどのタンパクに合成するかは、DNAによってすでに決まっているので、コラーゲンだけ欲しいからコラーゲンだけ合成して!と体に命令するなんてことは不可能なのです。
コラーゲンの取り過ぎも良くない
また、人が健康に生きていくためには、様々なアミノ酸が必要です。しかし、肌に良いからと勘違いしてコラーゲンばかり食べていると、コラーゲンが分解されてできたアミノ酸ばかり摂取してしまうことになりますよね。
そうすると、体に必要なアミノ酸のバランスが崩れ、逆に肌荒れが起こったりしてしまう危険性もあります。
ある健康番組で女優さんが、「コラーゲンを毎日食べているから肌の調子には自信があります」と言っていたのに、実際に肌年齢を測定すると、実年齢よりはるかに上だったということがありました。
これも、先に述べたようなことが原因だと考えられます。
コラーゲンは、食べても飲んでも肌の綺麗さには何の影響もないのに、芸能人がテレビや雑誌で「コラーゲンのおかげで肌がぷるぷるです♪」なんて発言をしているのを見ると、本当にうんざりしてしまいます。
コラーゲンを肌に塗るのは効果があるの?
飲むのも食べるのもダメだということであれば、塗るのはどうなんだと思われる方もいらっしゃると思います。
実際、食べるのと塗るのとではどちらが効果的なのか?という比較もよくされていますからね。
しかし、残念ながら肌に直接塗ったとしても、コラーゲンは皮膚に浸透しません。
コラーゲンは肌の奥の方の「真皮層」というところに存在しているのですが、肌に直接美容液を塗ったとしても、それが届くのはせいぜい肌の一番上の部分である角質層までです。
ですから、肌に塗ったとしても直接肌のコラーゲンになるわけではないのですね。
「でも、コラーゲン入りの美容液を塗ったら、肌がふっくらしましたよ。これはコラーゲンの効果ではないのですか?」と思われる方もいらっしゃると思います。
しかし、それはコラーゲンが浸透したからではなく、保湿をしてくれたからなのです。コラーゲンは、保湿をするにはとても優れた成分です。
ですから、コラーゲンを肌に浸透させるという目的ではなく保湿として使用するということであれば、効果は抜群なのですが、食べたり飲んだりしてはその保湿の効果も皆無なので、全く意味がないということになるのですね。
じゃあニキビ跡を治すにはどうすれば良いの?
ニキビ跡の改善にはコラーゲンが必要です。しかし、コラーゲンを食べても、直接肌に塗っても、コラーゲンそのものとして吸収されるわけではないのですね。
それならどうすれば良いのかというと、コラーゲンの生成を促す因子を肌に送り込んでやれば良いのです。
コラーゲンは直接は肌に送り届けることはできない。アミノ酸からの合成もDNAの情報によって人それぞれ決められている。それならば、肌の奥まで浸透し、かつコラーゲン生成を促す因子を肌に浸透させてあげれば良いのです。
ニキビ跡の種類とは?
ニキビ跡と言ってもいろいろな種類がありますが、代表的なものは以下の3つです。
- 赤み
- 色素沈着
- クレーター
赤みについては皮膚の下で炎症が起こっていることが原因で見られるものなので、炎症による血流の増加が収まれば自然と消えていきます。
色素沈着についても、紫外線によるメラニン生成が原因であることが多いため、紫外線対策を行うことが第一です。
コラーゲンが関わってくるのは、三つめの「クレーター」です。
クレーターを治すには?
これは皮膚が真皮層まで傷ついている状態で、基本的に真皮層以下の層では肌は再生されないため、そのままくぼみとなって肌に残っている状態となります。
この真皮層の異常は、この部分でコラーゲンが生成されなくなった、あるいは異常なコラーゲンが大量に発生したことが原因でできています。
ですから、この部分のコラーゲンを正常に戻すことができれば、クレーターを治すことは可能だということです。
もちろん、がっつり皮膚の奥の方までえぐられているような、ひどいクレーターを自力で治すことは難しいのが現状です。
しかし、まだ軽いものならば、先ほど述べたように、コラーゲンの生成を促してくれる成分によって、治したり目立たなくさせたりすることは可能なのです。
ニキビマスターつるのまとめ
今回の話をまとめると、次のようになります。
- コラーゲンはタンパク質だから、食べても飲んでも体内で分解されてしまう
- そもそもコラーゲンは大きい分子なので、コラーゲンのまま肌に届けることは不可能
- だからテレビや雑誌に騙されないで
- じゃあ肌に直接塗れば良いのかというと、そうでもない
- 肌に塗っても真皮層まで届かないので、コラーゲンを直接肌に吸収させることはできない
- しかし、直接は無理でも、コラーゲンの生成を促す成分を送り届けることはできる
- だからコラーゲンが密に関わっている、ニキビ跡のクレーターのうち軽いものなら改善は可能
とにかく、肌を綺麗にしようとしてコラーゲンを口から接種しても、肌の綺麗さとは全く関係ないため、コラーゲン鍋などと聞くとワクワクする気持ちも分かりますが、あえてお金をかけてまでコラーゲンを摂取しようとしても効果はありませんので、注意してくださいね。