2016年08月27日

この前薬局で会計待ちの時に「敏感肌・アトピーの方にオススメ」の入浴剤を見ました。パッケージや紹介文に惹かれたものの…値段を見てビビる貧乏人な自分。肌に良い物を使いたいという意識はあるものの、一回買ったら治って後はOK♪ みたいな話があるわけもなく、長期間使い続けるとなるとお財布に優しい物が良いなぁと切実に思った次第です;;

悔しさ半分でリサーチしたところ、にがり入浴&にがり化粧水がなかなか優秀という記事をちらほら見かけたので、いままでノーマークだったにがりについてまとめてみます。

にがりとは?

豆腐を固める液体というイメージがある「にがり」ですが、その原料は海水です。

海水から塩を作るのは知られていますが、その塩を作る際ににがりも合わせて出来るとのことです。海水の水分を飛ばして行くとだんだんドロドロの状態になっていきますが、それを冷却・遠心分離などにかけることで塩化ナトリウムとその他に分離します。塩化ナトリウム部分が“自然塩”に、残りの部分が“にがり”になるそう(※にがりにもナトリウムは含まれています)。

ちなみににがりは漢字で「苦汁」と書くように、強い苦味があります。現代のように製法技術が発達していなかった江戸時代には海水から抽出した塩をスノコに乗せ、にがり成分を液化して落とす工程(通称:枯らし)がありました。この工程を経たお塩、現在で言う精製塩は苦味が少ない高級塩として持て囃されたそう。現在はそこまでがっつり生成していない粗塩もミネラルが豊富なお塩として健康志向・自然派の方に人気ですし…逆に今は粗塩の方が高いような気も…^^;

塩はさておき、
塩の製造過程で出来るニガリは塩化マグネシウム・硫酸マグネシウム・塩化カリウムなど様々な海洋ミラルの凝縮体と言われています。メーカーや製造方法によって含有成分や比率は異なりますが、一説では百以上のミネラルが含まれているという話もあるほど。またスピリチュアル系(?)の方などは「母なる海のエネルギー」を頂くという方もいる模様←個人的にはそのへん未知なるゾーンですm(_ _)m


にがりの主成分といえるのがマグネシウム。
マグネシウムは私達の体の機能を支える様々な酵素の働きを助けるミネラルなので、その働きはエネルギー代謝・タンパク質の合成・体温調節・血流・運動機能保持など多岐に渡ります。10年以上前に世間を色々と騒がせた某健康番組で「にがりダイエット」なるものが放映され、一躍ダイエット食材として人気を集めたこともあったそう。これは明確な科学的根拠がないこと・過剰摂取による下痢や高マグネシウム血症などの悪影響が指摘されたこと、「苦汁(ニガリ)」なだけに不味いことなどからすぐに収束したよう。

毒であるという方もいますが、豆腐とか粗塩とか微量のにがりを含むものを食べたり、1~2ml位を飲み物に入れる・炊飯に使う分には心配はいりません(※下痢をしやすい方・腎臓が弱い方は注意が必要です)。過剰摂取は危険ですが、適量を利用する場合は健康維持に役立つと考えられています。

…とここまで「にがり」を経口摂取する視点で書いてましたが、私が魅力を覚えたのは「外用」利用の方だったりします。飲むのは利用量や味の問題で難しいですが、お風呂に入れたり化粧水代わりなら続けられそう。


スキンケア用として、にがりに期待できる効果

にがりの主成分であるマグネシウムには水分を吸着するという性質があり、にがりを希釈してローションのようにして使うと肌の保水力を高める働きがあると考えられています。肌の潤いを維持することで乾燥肌のケアに役立ちますし、マグネシウムは老廃物を吸着する性質もあるので石鹸に加えて洗顔することで穏やかなピーリング効果も期待できます。


またアトピー性皮膚炎の方もにがりを取り入れている方が多くいらっしゃるそうです。
にがりには様々なミネラルが含まれています。ミネラルは肌を構成する成分の合成や、古くなった角質の除去などにも関係している存在。

アトピーの方は血中ミネラル量は正常であっても皮膚に使われるミネラルが低い・痒さで肌を掻くことで皮膚が損傷しミネラルの保持機能が低下するなどの説もあります。にがりを使って外側からミネラルが補給されることで、肌細胞の再生を促し、肌の保湿・バリア機能を高めるのではないかと考えられています。

皮膚新生については説を出ないところもあるかと思いますが、少なくとも保湿作用は期待できますので乾燥による炎症・痒みの緩和には効果が期待できそうです。保湿しつつターンオーバーを助けるためか、シミが薄くなるという体験談も多いようです。

肌だけではなく、マグネシウムの保水力は頭皮・毛髪の潤いを保つにも役立つと考えられます。艶やかな髪の維持はもちろんのこと、パサパサに傷んでしまったダメージヘアの改善にも役立ってくれます。にがりにはマグネシウム以外にも白髪の原因1つである過酸化水素の分解を促すセレンや鉄分、黒髪維持を助ける亜鉛やカルシウムなども含まれていることから白髪予防にも効果が期待されています。


低希釈でにがりスプレーを作っておくと、肌にも髪にも使えて便利そうですね。
簡易版の手作り化粧品は日持ちしないのが難点だなぁ~と思っていたら、市販の化粧水に一、二滴加えても良いという話もありました。最初はボディ用で試してみると無難ではないかと思います。にがりの希釈濃度は使用開始時は100倍(水100mlに対しにがり1ml)くらいから始めると無難なようです。肌に問題がなく慣れてきたら少しずつ量を増やしてもOK。


★にがりのお風呂も肌と健康に良さそう

デトックスや代謝アップ効果が期待できると言われ、美肌だけではなくダイエット面からも利用されている「にがり風呂」。
お湯ににがりを加える事で成分的にはミネラル鉱泉(マグネシウム温泉)に近い状態を再現できます。ついでにタラソテラピーの一種にバルネオテラピー(海水入浴療法)というのがあるそうで、海水の濃縮物とも言えるにがりを希釈して入浴剤にすることで、お家で手軽にタラソテラピーに近い効果を得られるとも言われています。

にがり風呂は保湿・穏やかなピーリング効果は勿論ですが、お風呂の効果を高めて体を芯から温めてくれるので冷え性の緩和にも役立ってくれると考えられています。エアコンで体の芯が冷え切っている感じの時にも良さそうですね。肌からマグネシウムを吸収することで新陳代謝向上やデトックス力アップなども期待できるそう。

入浴剤代わりににがりをお風呂に入れる場合、一般的な浴槽(200リットル前後)で大体5ml~10mlくらいが適量と言われています。稀に肌がピリピリするなどの場合がありますので最初はにがりの量を少なめにすると安心です。通常の入浴よりも発汗量が増えることが想定されますので、入浴前にはコップ一杯分くらいの水分補給をしておくようにしましょう。

湯温は37℃~39℃くらいのややぬるめ・入浴時間は20分程度が良いそう。
長く湯に浸かっていただけマグネシウム温泉効果が増加するかと思いきや、浸透する量に限度があるので一定以上の効果はないと言われています。浴槽を痛める可能性があるので、使用後はお湯を抜いて水で流しておくようにしてください。



にがりが素晴らしいのはコスパ。徳用っぽい大きめのものを購入した場合は一回約25円くらい、お試しで少量のものを買っても30円~40円前後くらいでおさまります(一回10mlで計算)。市販の入浴剤より安いし、続けやすいって点では塩入浴と同レベルじゃないでしょうか\(^o^)/

乾燥はするものの顔以外はそう敏感じゃないので、肌に刺激は感じませんでした。というか何かをお湯に入れた感はほとんどありません。末期レベルの冷え性なので温まる感・発汗などはあまり感じませんでしたが、更湯より翌朝の肌の乾燥は少ないかな。一回でずば抜けた効果はありませんが、続けてみようかと思います♪


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