石鹸シャンプーのメリット・デメリット、正しい方法を教えて!
近年、市販のシャンプーに含まれている石油系の界面活性剤成分が、髪の毛や頭皮にあまり良くない影響を与えてしまうという事がわかってきました。特に安価なシャンプーに含まれている事が多く、「ラウレス硫酸」や「ラウリル硫酸」といった成分が有名です。
そういったシャンプーを止めて、もっとナチュラルで環境にも優しいシャンプーを使いたいと考える方に支持されているのが「石鹸シャンプー」です。
ここでは、そんな石鹸シャンプーのメリット・デメリット、それによって得られる美容効果についてお話したいと思います。
まず最初に知っておきたい石鹸のこと
石鹸は界面活性剤の一つである
石鹸というと、天然素材を使用していたり、無添加だったり、化学成分が全く用いられていないイメージがありますよね。
しかし実際のところ、石鹸というのは、動植物の油を水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等の苛性ソーダと反応させて作られる界面活性剤のひとつなんです。
界面活性剤と言うと聞こえは悪いですが、石鹸は生分解性が良いため、体にも安全性が高く環境にも良いとされています。
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石鹸シャンプーが良いと言われる理由・メリット
生分解性が良い
石鹸シャンプーが良いと言われる理由は、ひとつに先ほども述べたような<生分解性>の高さにあります。
生分解性とは、微生物によって分解される性質のことで、分解までに時間を要する、もしくは分解できない合成界面活性剤に比べて自然への負担が軽くなると言えます。
洗浄力の高さ
そしてもう一つが、洗浄力の高さにあります。石鹸は皮脂を取り去る力が強いので、頭皮に居すわる頑固な皮脂もすっきり洗い上げることができます。
健康な髪は健康な毛穴から作り出されるものです。頭皮環境がよくないと、皮脂が過剰分泌したり毛穴が詰まったり雑菌が付着しやすくなったり等、健康な髪を作るどころか地肌まで悪影響を与えてしまいます。
頭皮についた皮脂や汚れをしっかりと洗い流して毛穴を清潔に保つ事が出来れば、健康な髪は生えてきますし、くせ毛や抜け毛にも効果を期待できると言えます。
低刺激
また、石油系の界面活性剤に多く聞かれる肌トラブルの中に顔や背中のニキビができやすくなったという事も聞かれますが、石鹸シャンプーは天然成分で無添加なものがほとんどですから、お肌への刺激も少なくトラブルも起こしにくいと言われています。
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石鹸シャンプーのデメリットは?
石鹸シャンプーは慣れるまでに3か月ほどかかる・・・
石鹸シャンプーを始めたはいいが、1~2日で挫折してしまった…という方は少なくありません。
というのも、石鹸シャンプーは髪をコーティングする働きがあるシリコンなどの成分を使用していないため、合成シャンプーを使用した時のようになめらかな仕上がりは、最初のうちから期待できません。
また、石鹸がアルカリ性であることから、キューティクルは開いた状態になり、髪はきしみやすくパサつきやすくなります。
加えて、最初は合成シャンプーとの違いもあって、慣れない石鹸シャンプーに苦労するかと思いますが、それによって石鹸カスが髪に残ってしまうと、何日も髪を洗っていないかのようなベタベタした状態になってしまいます。
正しく洗えていないと、抜け毛が増えたり、フケが出てしまうリスクもありますので、石鹸シャンプーをはこうしたデメリットを理解した上でチャレンジするようにしましょう。
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石鹸シャンプーの正しい方法
さて、この石鹸シャンプーをこれから使ってみようと考えている方は、ちょっとしたテクニックを覚えておくとスムーズに使いこなせるかと思います。
こちらで簡単に、石鹸シャンプーの流れやポイントを紹介しますので参考になさってください。
(1)ブラッシング
まず、髪が乾いている状態でブラッシングします。石鹸シャンプーは高い洗浄力がありますが、シリコンなどのなめらか成分は入っていません。シャンプー前にブラッシングしてほつれを取り、髪の毛に出来るだけ負担を与えないようにしましょう。
(2)シャワーで前流し
いよいよシャンプーですが、石鹸シャンプーを手に取る前にシャワーで前流しを行います。髪の毛の埃などはここで殆ど落とせますので、頭皮と共に髪の毛もしっかり流して下さい。
(3)石鹸シャンプー
前流しが終わったら石鹸シャンプーをつけていきます。髪の毛ではなく頭皮に直接つけるのが基本ですが、液体の石鹸シャンプーでしたら手で泡だててから頭皮に付けると良いでしょう。
固形の石鹸シャンプーの場合は、頭皮にあてて小さい円を描くように軽くつけていきます。
頭皮を揉むようにマッサージしながら洗い上げ、髪の毛も泡で包み込むように洗いましょう。
(4)すすぎ
固形の石鹸シャンプーは石鹸かすが髪に付着している時もありますので、すすぎは目の粗いブラシで髪をとかしながらしっかりおこないます。
(5)酸性リンス
石鹸をすすいだだけでは、キューティクルが開いたままですので、髪はキシキシとパサつきがひどくなります。そのため、弱アルカリ性に傾いた髪を弱酸性に戻す必要があります。そこで最後に行いたいのが酸性リンスです。
用意するものは、お湯が1/3ほど入った洗面器と、お酢(クエン酸やレモンでもOK)大匙1杯です。お湯にお酢を入れてかき混ぜるだけで、酸性リンスは完成です。
乾燥が気になる方は、グリセリンやハチミツなど保湿成分をブレンドしても良いですね。
酸性リンスを、髪全体に行き渡るようにくゆらせます。シャワーで洗い流して完了です。これによりキューティクルは閉じ、髪になめらかさを出す事ができます。
石鹸シャンプーを成功させるためのコツ
石鹸の量
石鹸の泡が満遍なく頭皮を包むくらいの量を使用するのがポイントです。つけすぎて大丈夫かな?と不安に感じるかと思いますが、泡立たない場合は石鹸が足りていない証拠ですので、しっかりと足していきましょう。
この時、石鹸だけでなく適度にお湯も足してあげると、泡立ちが良くなりますし、頭皮に最適な柔らかい泡が作れるようになります。
すすぎ方
ちゃんとすすげたかな?と自分では思っても、実際には十分にすすげていないケースがほとんどです。石鹸シャンプーの場合は、特にしっかりとすすがないと、髪の毛に石鹸カスが残ってしまい、乾かした時にベタベタな状態になってしまいます。
そのため、すすぎにはポイントがありますので、以下を参考にしてください。
2.洗面器にお湯をはり、頭をつっこんで20秒ほどよくすすぐ
3.もう一度、2の方法で髪全体をすすぐ
4.最後はシャワーでよくすすぎ落す。目の粗いブラシで梳かしながら行うと、石鹸カスがとれてベタベタの予防になります。
石鹸シャンプーが上手くいかないと思ったら、これらのポイントを参考にしてみてください。
石鹸シャンプーの効果は、使い出してから伸びた髪の毛に大きく表れるでしょう。
慣れるまでに時間がかかる石鹸シャンプーですが、丈夫で艶やかな髪に生まれ変わりたい!と願っているなら、まずはこうした方法で地道に続けてみることが大切です。
- 石鹸は界面活性剤の一つだが、生分解性が良いため自然に優しい
- 石鹸シャンプーは洗浄力が強く、頭皮の汚れをしっかり除去できる
- 抜け毛防止や美髪効果、肌荒れ防止を期待できる
- 扱いにくく慣れるまではベタベタやキシみ、パサつきが気になる
- 正しい方法で諦めずに継続することで丈夫で健康な美髪が手に入る