美容と健康に良いとされている玄米食。なんとなく身体にいいことは知っていても、具体的にどんな効果が期待できるのかは知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。今回は、玄米食の効果についてご紹介します。

1.玄米食の女性にうれしい効果5つ

1-1.ホルモンバランスの安定

玄米は白米に比べて、ビタミンEがとても豊富に含まれています。

つまり、女性特有の多くの悩みを軽減する効果が期待できる栄養素を、白米よりは多く持っているということです。

ビタミンEは、もともと不妊治療の研究から発見された栄養素であり、ホルモン分泌を正常な状態に導く効果があるとされています。

そして、ホルモン分泌を正常に導くことによって、生理不順、生理痛、PMS(月経前症候群)、更年期障害などの改善効果があると言われています。

もちろん玄米を食べれば即解決ということではありませんが、こういった悩みのある方は普段の食生活に玄米を少し取り入れてみるとよいかもしれません。

1-2.ダイエット効果

これはもうご存じの方も多いかもしれませんが、「玄米ダイエット」という言葉が流通しているほど、玄米にはダイエットの効果が期待できます。

ちゃんとしたダイエットには、もちろん運動など様々な努力が必要です。

しかし、玄米がダイエットのサポートフードとしてたいへん優秀であることは言ってもよいでしょう。

なぜ、玄米がダイエットに効果的かと言うと、理由は4つあります。
■食物繊維が豊富
⇒ 便秘解消、胃や腸のなかで水分を吸収して膨らむので満腹感が得られる

■ビタミンB1、B2が豊富
⇒ 糖質や脂質の代謝を助ける

■GI値が低い
⇒ GI値が低いほど、血糖値の上昇が緩やかで、脂肪がつきにくい

■よく噛んで食べることが必須
(玄米はよく噛んで食べないと消化不良を起こすことがあります)
⇒ よく噛むことによって満腹中枢が刺激され、満腹感を得やすい


このような効果が期待できるので、玄米はダイエット食として有名なのです。ただし、玄米だけではなく、バランスのとれた食生活を心がけることが大切です。

玄米は完全栄養食と言われることがありますが、必須栄養素をすべて兼ね備えているわけではないので、注意しましょう。

1-3.美肌効果

玄米 効果

食物繊維によって便秘解消することも美肌への1歩ですが、玄米には、ビタミンB2やビタミンE、良質のたんぱく質が含まれていることによって、さらなる効果も期待できるのです。

皮脂の分泌量を調整し。ニキビといった肌トラブルを防いだり、、血行・新陳代謝(ターンオーバー)を改善し、むくみ・くすみをやわらげたり、美肌に導くお手伝いをしてくれるということです。

1-4.エイジングケア効果

玄米 効果

先ほどから何度か出てきている栄養素、ビタミンEには、さらに女性にうれしい効果、強い抗酸化作用があると言われています。

抗酸化作用とは、活性酸素を抑える働きであり、活性酸素とは、身体を錆びつかせたり、シミの原因となるものです。
玄米には、アンチエイジングの効果が期待できる栄養素が含まれているということです。

抗酸化作用を高めるには、ビタミンCと一緒に摂取するとよいと言われています。ビタミンCは玄米からは摂取できないので、他の食品と合わせて摂取するようにしましょう。
ちなみに、ビタミンEは、血管の健康を保つと同時に血行をよくし、新陳代謝を促進してくれます。

また、コレステロール値を下げる働きもあるので、生活習慣病にもよいと言われています。

女性に限らず、老化に悩むひとの味方と言えるでしょう。

1-5.デトックス効果

デトックスしないと、さらなる栄養素を取りいてれも、吸収されない他、血液がドロドロになったり、体臭の増加・肥満などにつながると言われています。

玄米には、デトックス効果を担う成分が2つあります。食物繊維とフィチンです。

食物繊維は、腸内の老廃物排出を助けます。

フィチンは、体内でフィチン酸になり、有害物質と結合して、体外に排出すると言われています。

その解毒作用はとても強く、私たちの体に蓄積した様々な添加物、水銀・鉛・農薬のPCBにまで効果があると言われています。

自分ひとりの力では、取り入れないようにすることが困難な有害物質を排出してくれるのは、とてもうれしい効果ではないでしょうか。

ただし、そのフィチン酸の結合の相手が、必要な栄養素のミネラルになることもあるので、玄米を続けるとミネラルが欠乏してしまうという意見もあります。影響はないという意見と対立しており、現状では確実な結論が出たとは言えません。

ですので、玄米の良い点は生かしつつ、ミネラルは、他の食材を通してしっかり摂取することをおすすめします。

2.玄米の「ぬか」と「胚芽」が効果の秘密

玄米の効果を話す際、食物繊維やビタミンEといった栄養素が多く出てきましたが、この栄養素は精米された白米に比べると、玄米のほうが圧倒的に多く含まれています。

なぜなら、これらの栄養素が、精米で落とされる「ぬか」と「胚芽」に含まれる成分だからです。

玄米 効果

「ぬか」と「胚芽」の部分に、食物繊維、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンE、フィチンなどがたくさん含まれているから、玄米にはさまざまな効果が期待できるのです。

ただし、これこそが、玄米をよく噛んで食べなければ消化に悪い原因でもあるのです。白米を食べなれていると、玄米の食感に抵抗を感じる方も多いです。

最後の章で、その欠点についてお話します。

3.玄米の欠点を克服する

玄米の欠点としてよく言われるのが、

・消化が悪い
・美味しくない
・食感がよくない

この3つです。これらの欠点を克服するために3つの方法をご紹介します。

◆よく噛みましょう

玄米の長所でもある豊富な食物繊維が、同時に欠点でもあります。

柔らかいものばかり食べ、噛むことが少ない人は、玄米食を始めると、おなかをこわすことがあるほどです。

意識してたくさん噛み、食べるようにしてください。

よく噛むことで消化しやすくなる上、満腹感が得られるため、ダイエットにもよいです。
さらに、パロチンというホルモンが分泌されるので、アンチエイジング効果も期待できると言われています。

ただ、噛むというのは習慣になるまで時間がかかるかもしれません。
そんな場合におすすめなのが、次に紹介する白米と混ぜて食べる方法です。

◆白米と玄米を混ぜて炊きましょう

消化・味・食感の3つの要素に問題を感じる人は、白米と玄米を混ぜて炊いてみるとよいでしょう。

炊飯は簡単です。

①白米2に対して玄米1の割合で混ぜて炊きます。
②水に浸ける時間を、少なくとも、2~3時間とります。(玄米は半日以上つけるとよい)
③水加減はお好みですが、白米だけを炊くときより少し多めをおすすめします。

白米と混ぜることで、食感や味も慣れ親しんだものに近くなり、いきなり全部玄米にしてしまうより断然消化しやすくなります。また、噛む負担も減ります。

今まで白米だった方は、いきなり玄米に変えるのではなく、こうした方法から始めてみましょう。

◆玄米だけで炊くときは、ポイントを抑えましょう

ポイント①玄米に合った水加減にする
玄米:水=1:1.6の割合(玄米2合なら、水は約600ml)

ポイント②炊飯前にしっかり水に浸す
柔らかく炊くには、少なくとも2~3時間。できれば、半日以上が理想です。
※玄米モードがない炊飯器の場合、半日ほどつけたほうがよいです。

ポイント③玄米の独特の香りや味が苦手な人は、炊飯前に塩をひとつまみ入れる
(ナトリウムが玄米のなかのカリウムなどを中和してくれます)

ポイント④炊き上がったら15分ほど蒸らす
玄米は、現代女性にうれしい効果が、たくさん期待できるありがたい食です。

美容と健康のために、少しずつ生活のなかに取り入れてみてはいかがでしょうか。

この記事は2016年7月19日時点での情報になります。
また、記事の内容には個人差がございますのでご了承ください。

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