肌の色で年齢が分かる? 加齢の新常識 編集委員 小林明

2011/9/16

 「実は、色素メラニンの成分量やムラの変化が大きく影響している」と小島さんは説明する。

 図2・図3は肌のメラニン成分量やメラニンのムラと、加齢による変化をそれぞれ示したグラフである。

 図2ではメラニン成分量が30~40代で急増。図3ではメラニンのムラが加齢とともに目立つようになり、30~40代でその個人差も一気に拡大している様子がうかがえる。「個人差はあるが、30~40代がお肌の曲がり角といってよい」と小島さんは語る。

■老けた印象の原因はメラニン

 メラニンとは黒、褐色の色素のことで、過剰な光線を吸収し、肌を保護している。ただ、体に紫外線を過剰に浴び続けると、肌にたくさんのメラニンが生成され、色素沈着を起こしてしまう。これがシミ、ソバカスやメラニンのムラの原因となり、肌の色のくすみや黄ばみがより強くなるというわけ。以上が肌の色に関する加齢のメカニズムである。

 実際、人のほお骨、額、鼻の頭など太陽光線を日ごろ浴びやすい部分のメラニンのムラを調べてみると、加齢に伴い、色素沈着が徐々に進み、ムラの部分がさらに周辺に広がっている状況が確認できる。こうしたメラニンの増加やムラの広がりが、白くてやや桜色の若々しい肌の色合いを失わせ、老けた印象を相手に与えているのだ。