「うわ~!白髪染めが皮膚についちゃった!」という経験をお持ちの方、どんな落とし方をこれまで試しましたか?
いろいろやったけどあんまり効果なかった方は、正しい落とし方じゃあなかったのかもしれません。
今回は、場所別の正しい落とし方に加え、なぜ皮膚にも色がついてしまうのか、白髪染めで色素沈着は起きるのか、そして落とし方【番外編】をお届けしていきたいと思います。
皮膚についたら何分以内に落とすのがベスト?
皮膚についてしまった白髪染めは何分くらいで落とせばきれいになるの?
その答えの前に、なぜ皮膚にも色が残ってしまうのか、そして白髪染めで色素沈着は起こるのかをチェックしておきましょう。
白髪染めはたんぱく質を染める
ヘアカラーや白髪染めで髪の毛が染まる仕組みのカギはたんぱく質です。
ヒトの体の外側、髪の毛、爪、肌の角質は固い性質を持つケラチンタンパクが主体です。人の体の内側、肌や内臓は柔らかい性質のコラーゲンタンパクが主体で構成されています。
つまり、髪の毛に色がつくなら、肌にも色がついてしまうわけですね。ただし、髪の毛はキューティクルをはがして内部に色をつけるので持続しますが、肌に付着したものは一時的に色がつくだけなので新陳代謝とともに剥がれ落ちます。
白髪染めで色素沈着ってアリ!?
皮膚についても新陳代謝で落ちるから大丈夫・・・と安心するのはまだ早いですよ~。
実は、白髪染めに長年使われているピロガロールという化学物質、これは毛皮・羊毛の染色やインクのブルーブラックの原料としても使われています。これが皮膚につくとアレルギーの原因になるだけでなく色素沈着も起こします。
また、白髪染めには他にもジアミン系の染料や過酸化水素水、アンモニアなどかぶれ(接触皮膚炎)の原因物質がたくさん入っています。接触皮膚炎は、たいてい皮膚が赤くなったり痒くなったりするものですが、こういった症状が出ない「色素沈着型かぶれ」を起こしてしまうこともあるんです。
皮膚についた白髪染め、何分以内に落とすのが正解?
「皮膚についたものは新陳代謝で落ちる!色素沈着する!じゃあどうしたらいいの?」ですよね。
それではここで小テストをしてみましょうか。
①洗顔したてのすっぴんの肌に毛染め剤が付いた(皮膚本来の保護がない)
②メイクした肌の上に毛染め剤が付いた(メイクのおかげで皮膚に保護がある)
どちらが早く落とせると思いますか?そうです、②なんですね。
つまり、肌の表皮の状態で毛染め剤の付着は加速しますから、「ついたら即落とす」が一番いい方法なんです。
ということで、ベストアンサーは、できる限り早く落とすこと、でした。
あとは肌の新陳代謝を良くする食事で、身体の内側から栄養補給に努めましょう。
それでは、場所別に最適な落とし方を次の項目でご紹介していきます。
場所別の落とし方
落とし方は巷で様々な方法を紹介しています。クレンジング、灰、除光液、歯磨き粉などなどですね。
しかし、肌を傷めてしまっては本末転倒なんです。負担が軽くかつ効果が発揮できる方法が一番なので、場所別(皮膚別)に、最適な落とし方を見ていきましょう。
頭皮
頭皮についた白髪染めは、放置時間内は落とせません。そこで、放置時間が過ぎてシャンプーをする前に、「乳化」をしっかり行いましょう。乳化をすることで頭皮についた染毛剤をきれいに落とせます。
まずぬるま湯を少量髪の毛にたらし乳液状の硬さになるように、染毛剤となじませていきます。このときに指の腹を使って地肌や生え際に円を描くように軽いマッサージをします。10分程度行ったら、染毛剤の色が出なくなるまでよくすすぎシャンプー&トリートメントです。
乳化をしてシャンプーしたのに、まだ地肌に染毛剤が残っている。このときは一端髪の毛を乾かしてから、地肌全体にクレンジングオイルを塗ってそのまま少し放置、それから優しくマッサージして洗い流します。
このとき使うクレンジングオイルは水で洗い流せるタイプがおススメです。
繰り返し行っても効果は期待できませんので、翌日もう一度シャンプー前に行ってみてください。
こめかみ
こめかみについた染毛剤の落とし方は2通りです。
染毛中にこめかみについた
このときはすぐにティッシュかコットンでふき取ります。その直後、水で濡らしたコットンなどでもう一度ふき取っておくと安心です。
染毛後、こめかみについていたのを発見した
クレンジングオイル(油性のメイク落としなら他の物もOK)、蒸しタオルを用意します。
蒸しタオルで肌を柔らかくした後に、クレンジングオイルを馴染ませます。2、3分そのままにしてふき取って、せっけんなどで洗います。
手
手についた染毛剤も、油性のメイク落としを手に馴染ませてから石鹸で洗い落とします。
爪
爪の場合は、まず手についた染毛剤の落とし方で一度汚れを落とし、次に爪の部分だけ歯磨き粉を使い指の腹で爪磨きをします。
耳や耳の後ろ、襟足
顔周りの染毛剤の落とし方は、こめかみと同じ方法がおススメです。
落とし方のコツ
落ちにくい汚れは油を使うのが一番なので、基本は油性のメイク落としが肌にやさしくてかつ洗浄力に優れています。そのあとに石鹸で洗い流すのがよいでしょう。
先に石鹸で洗い、そのあとメイク落としというのは汚れを浮かすことができにくいので効果が半減します。また、一度に何度繰り返しても効果は出ませんので、数時間開けてまた試す方が効果的です。
白髪染めが皮膚についたときの落とし方【番外編】
ヘアカラーや白髪染め、世界中で使われていますね。皮膚についたときの落とし方のお悩みはどこの国でも同じようです。
そこで、ファッションやコスメで注目されるフランスのカラー剤の落とし方をご紹介します。お国柄で使われる品物も違いますが、これは使えそう、という面白い一品もありますよ。
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灰、歯磨き粉、除光液は日本同様の使い方で試されているようです。オキシフルは一、二滴同量のシャンプー剤に混ぜて使います。
レモンのしぼり汁は和らかい布に含ませて白髪染めのついた部分をふき取りますが、これはレモンの自然漂白効果狙いでしょうか。
アストリンゼンはアルコール成分が効果ありと考えられているようです。
塩、砂糖これはオキシフル同様ちょっとびっくりでした。おおさじ1杯のオリーブ油小さじ1杯の塩を混ぜたものや、少量のクレンジングミルクに砂糖を少量加えたもので染毛剤のついた部分を軽くこすります。
ベイキング・ソーダ10gと台所用洗剤か、洗濯洗剤10㏄を混ぜて使います。
笑えてしまったのは、バナナの皮(内側の白い部分)です。単純に皮で染毛剤が付着した部分をこするだけ。
かなり過激じゃない?という方法や、笑える方法もありますね。なぜ、クレンジングミルク+砂糖なのかはわかりませんが、バナナの皮というのはアフリカ移民の多い国なので、バナナが多く取れる国の簡単な汚れ落としが移民と一緒にフランスに渡ったのかもしれません。
試してみたい方は、十分注意して行ってくださいね!
まとめ
皮膚も髪の毛も同じたんぱく質でできているので染毛剤の色がついてしまうのですね。ついてしまったら、「時間をおかずにすぐ落とす」を基本にしましょう。そして、場所別に適した肌に負担をかけない、かつ効果的な落とし方を利用しましょう。番外編でご紹介した落とし方は、ぜひ笑い話に使ってくださいね。