肉・卵・チーズが中心のMEC食。特に野菜の量についてはルールがありません。MEC食をしていると肉・卵・チーズのベース量は結構なものなので必然的に野菜を食べる量は減るでしょう。野菜中心の生活をしていた人や、MEC食を始めたばかりの人にとっては、どの野菜をどれだけ食べるべきか迷うこともあるようです。野菜とMEC食について考察してみました。
「野菜中心はヘルシー」という思い込みを見直そう
「野菜中心」ときいてどのようなイメージがありますか?多くの人は「ヘルシー」「健康」など前向きなイメージをお持ちだと思います。
そう思っているなら、そのような野菜に対する考えをいったんリセットしてこの記事を読んでいただければと思います。
「野菜中心」の生活を送っている方は間違いなく健康を害するでしょう。
久山町研究の衝撃的な結果
「野菜中心の食事」を言い換えると「肉や脂を控えて」「穀物と野菜が中心の低カロリーな食事」「粗食」です。
しかしそのようなカロリー制限食の健康被害が「久山町研究」で明らかになってしまいました。
久山町研究は九州大学が中心になって福岡県久山町で現在も進められている疫学研究です。1961年から50年以上にわたり続いている研究で世界的にも「ヒサヤマ・スタディー」として名高いです。
この研究では町民に運動指導や食事指導(低カロリー食)を行い、追跡調査することで「健康になる」ことを示すはずの研究でした。
ところが皮肉にも得られた結果は全く逆。肥満や糖尿病が著しく増加し、町民はむしろ不健康になってしまったのです。
大学の指導通りの低カロリー食を心掛けた町民はこぞって病気になってしまった。この研究で分かったことはカロリー制限や粗食では人は健康になれないということ。
「野菜中心のヘルシーな食事」をしているならば、今すぐに見直すべきでしょう。
MEC食では野菜はビタミンCを補う目的で食べる?
「野菜中心」では不健康になることをお伝えしました。ところでMEC食では野菜は食べるべきかどうか、どうなのでしょうか。
MEC食では禁止はありませんから野菜は当然オッケーです。ただし食べすぎには注意が必要です。野菜の食物繊維は消化できないので、食べすぎると腸をつまらせて便秘になってしまいます。
MEC食では全く野菜を取らないのもNGです。なぜかというと、肉・卵・チーズにはビタミンCが不足するから、野菜で補う必要があります。
そう、MEC食での野菜はビタミンC補給目的です。
日本人の食事摂取基準ではビタミンCの摂取量の推奨は1日100㎎。ゴーヤなら1/2本です。
MEC食でOK野菜・NG野菜
MEC食でおすすめなのは低糖質な野菜です。野菜はものによって糖質量が多いので注意が必要です。
抵糖質な野菜は主に葉野菜。肉・卵・チーズに葉野菜を追加するとおおむね必要な栄養素が満たされます。
糖質量が多めで少量にとどめた方がいい野菜
ニンジン・大根・ごぼう・レンコン等根菜類、トマトなどです。
糖質が多く控えた方がいい野菜
ジャガイモ、サツマイモなどイモ類、カボチャ
もちろんMEC食には禁止はないので、MEC食のベース量をこなしたうえで、どうしてもカボチャが食べたい!のであれば食べてもOKです。
MEC食を続けるうちに糖質量の多いものは自然と欲しなくなります。
野菜の食べ過ぎが便秘をつくる
一般常識としては便秘には野菜!食物繊維!ということになっています。ところが食物繊維は消化できません。食べすぎることで逆に便秘になってしまいます。
女性の多くは便秘に悩まされていますよね。女性は野菜大好きです。ランチは必ずサラダをつけ、コンビニでは必ずサラダを買い…。野菜を摂りすぎていることが多々あります。
そして便秘になると「もっと食物繊維摂らなきゃ!」とさらに野菜の量を増やし便秘を悪化させてしまっていることもあるでしょう。
私も以前は野菜のとりすぎでした。今思うと。
MEC食をはじめると、食物繊維の量が減る分、便の量や回数も減ってきます。
糖質制限と野菜
MEC食は糖質制限の一種です。というより糖質制限の進化形といった方がいいのかもしれません。
糖質制限を提唱する先生は複数います。代表的なのが江部先生ですね。
江部先生流の糖質制限だと、糖質少なめの野菜をたくさん摂ることがおすすめされています。
一方、MEC食では叙述の通り、野菜はビタミンC補給のため必要だが摂りすぎに注意です。
私は野菜に関してもMEC食派ですね。理論に納得がいくからです。そして自分の体調もすこぶるよく、自分にはMEC食があっていると感じます。
ちなみに江部先生流の糖質制限では途中で脱落する人が多い印象。私の周りではMEC食に変えたらうまくいったという人が多々います。
私自身も初めは江部先生流の糖質制限から入りました。するとみるみる体重が減り「やつれて」しまったのです。江部先生は糖質制限のパイオニアとして素晴らしいし尊敬しています。しかし糖質制限だけだと「糖質を控える」ことが強調されていて、「脂質・たんぱく質不足人」に陥ってしまう人が多く、体調不良になってしまうことが。
一方MEC食はたんぱく質・脂質が強調され、食べるものが肉・卵・チーズと明確なので「何を食べたらいいか」などの迷いがなく、万人がとっつきやすく続けやすいと思います。シンプルで秀逸です。
野菜は炭水化物?!
初めはどうしても「野菜はヘルシー」という刷り込みが抜けないものですが、MEC食や糖質制限生活を続けると「野菜はヘルシー」ではないと実感するようになります。
3カ月程度で脳細胞は入れ替わるといわれているので、原理的にはMEC食を初めて3カ月くらいすると「野菜はヘルシー」の刷り込みから解放されるはず?
最近私は、野菜は広義の意味で「炭水化物」だと思うようになりました。
炭水化物=糖質+食物繊維
ですね。野菜も栄養はあまりなく90%以上が水分です。一方、糖質がまあまあ入っているし、食物繊維は豊富。
野菜=糖質+食物繊維=炭水化物
少し極端に聞こえるかも知れませんが。
野菜だけではビタミンC不足。私はメガビタミン主義。
MEC(肉・卵・チーズ)だけではビタミンCが不足するため野菜をとるのが、MEC食での野菜の考え方と上述しました。
今現在、私はメガビタミン主義をとっています。メガビタミン主義的な考え方から見ると、ビタミンC100㎎というのは「不足」です。
メガビタミン主義ではおおよそ3000mg以上ビタミンCを大量摂取することが推奨です。ビタミンC3000mgとはレモン30個分。これを食べ物から摂取するのは無理ですね。
そこで私はサプリメントを服用しています。ビタミンCのサプリメントは安価に手に入れることができます。合成品も天然品も化学構造は全く同じなのでより安価な合成のサプリメントをとっています。
他人に栄養のアドバイスをするときはまずはMEC食とビタミンC大量摂取の話をします。
私の周りの医師はこのアドバイスにより、様々な健康上の効果が出ており皆喜んでいます。
ビタミンCはサプリで摂取しているため、今の私にとって「野菜」とは「嗜好品」です。
食卓への彩、味のバリエーションをつけるなどの目的で野菜を使っていますね。
あとは子供の食育のために、できるだけいろいろな食材を経験してほしいという意味で様々な野菜を出すようにしています。
ただ、幸か不幸かわが子は野菜に興味がないようで、きれいに野菜を残します(笑)。子供は何を食べるべきか本能的に知っているのかな?と思ってしまう。
多くの親は「子供が野菜を食べてくれない」と悩むものですが、この記事を読んでそんな悩みが解消されればうれしいですね。
まとめ
MEC食 野菜
・MEC食で禁止はない。もちろん野菜もOK。
・MEC食ではビタミンC補充目的で野菜をとる。
・野菜は糖質量に注意。
・野菜の食べ過ぎで便秘になる。