「保湿クリームと乳液って何が違うんだろう?」と思ったことはありませんか。
どちらも肌の水分を閉じ込めて保護するものだけれど、考えてみると違いはよくわからないですよね。
役割が同じなら、どちらを使っても良いのかというと、そうではありません。
あなたの肌の状態によって、クリームを使うべきなのか、乳液を使うべきなのかは違ってきます。
あなたはどちらを使うべきなのか…それを判断してもらうためにも、今回は「保湿クリームと乳液の違い」について公開していきます。
違いが理解できたら、納得してスッキリと選べるようになるはずです。また自分に合ったほうを選択することで、あなたの肌のうるおいはしっかりと閉じ込められます。そして、みずみずしく輝きを放つことでしょう。
乳液とクリームの違い
乳液とクリームの違いは、油分の量です。
製品によって違いますが、乳液には油分がだいたい15~20%、クリームには25~50%程度含まれています。
乳液は油分よりも、水分のほうが多いのでトロッとした液体状になっています。クリームはそれよりも油分が多いので、乳液よりも固体に近いクリーム状になっていますよね。
油分は肌の表面に膜をはって、蓄えられている水分が蒸発するのを防いでくれます。肌にフタをして、水分を逃がさないようにしているイメージです。この働きは、油分が多いほど強くなります。つまりは、水分を守るはたらきでいえばクリームのほうが効果があるということになります。
一方、乳液は水分を守る働きでは劣りますが、それ自身にも水分が多く含まれていますので保湿もしてくれます。そして、油分による薄い膜をつくり肌の水分が蒸発するのを防いでくれます。
まとめると、乳液は「 保湿 + 保護 」、クリームは「 保護に特化している 」という認識で問題ないでしょう。
乳液とクリームどちらを使うべきなのか
さきほど、クリームのほうが水分を守るはたらきが強いといいました。では、クリームだけを使えば良いのかというと、そうではありません。肌質は人それぞれですので、あなたの肌質に合わせて使い分けたほうが良いでしょう。
普通肌(健康的な肌)の人は、基本的には乳液だけでも良いと思います。もし、それでも乾燥を感じる場合はクリームを試してみると良いでしょう。
脂性肌(皮脂の量が多い肌)の人も、基本的に乳液だけで良いです。皮脂の量が多いのにも関わらず、上からさらにクリームでフタをしてしまうと、皮脂の出口がなくなり詰まってしまいます。これらがニキビとなる事もあります。そのため、油分の少ない乳液だけで十分です。
さらに脂性肌の人は、特にTゾーン(おでこと鼻のライン)は皮脂の量が多い傾向にあります。自身の皮脂だけでも保湿はできているので、Tゾーンへの乳液は少量にしておきましょう。
乾燥肌の人は、化粧水・美容液の後にはクリームを使ったほうが良いでしょう。もしくは、乳液とクリームの両方使いでも良いです。乳液に保護機能があるといっても、クリームよりは弱いです。乾燥肌の人には、乳液の膜だけでは足りない可能性があるので、クリームでより厚い膜をつくるようにしましょう。
混合肌(脂性肌と乾燥肌が部分的に混在している人)は、部分的に使い分けると良いでしょう。自分のどの部分に皮脂が多く、どの部分が乾燥しているのかを把握し、乳液とクリームを使いわけます。乾燥している部分にはクリームを、皮脂の多い部分には乳液を少しつけるようにしましょう。
もし、使いわけるのが面倒な場合はクリームだけでも良いです。しかし、皮脂が多い部分にぬる量は、ほんの少しにしましょう。さきほども書いたように、油分で重いフタをしてしまうと毛穴が詰まる原因になります。
乳液とクリーム、こんな使い分けもアリ
さきほどは肌質別にクリームを使うべき人を分けました。しかし、いくら健康的な肌の人でも季節・気温・年齢など様々な要因によって乾燥することもあります。
そこで今度は、シーン別に乳液とクリームの使い分けの提案をさせていただきます。時が経てば、人の肌質も変わってきます。いつまでも同じスキンケアではなく、その年齢や気候に応じてケア方法も適切なものに変えて下さい。そのための一例として提案させていただきます。少しでも参考になれば幸いです。
朝と夜で、乳液とクリームを使いわける
夜、寝ている時に肌の再生(ターンオーバという)は行われます。この時、肌が保湿されていてふっくらしていないとターンオーバーはうまくいきません。乾燥していると、皮膚が固くなり古い角質(肌の一番外側にある皮膚の事)が排出されにくくなります。
そうなると、新しく生まれるはずの細胞の居場所もなくなり、古い皮膚と新しい皮膚のぎゅうぎゅう詰めの状態になります。こうなると、肌に透明感はなくなりくすんでしまいます。
つまりは、夜の保湿は肌の再生にとってとても重要だということです。できれば、朝起きた時もちゃんと肌がうるおっている状態がベストです。夜、乳液をつけて寝て、朝おきると肌が乾燥している人はクリームをつかってみましょう。クリームのほうが保護してくれる時間は長いので、しっかりと水分を守ってくれるはずです。
一方、朝は忙しいうえ、ベタつくのが嫌だと思う人もいるでしょう。そういった人は、朝のみ乳液だけというケアもアリです。
乾燥の程度で乳液とクリームを使いわける
冬の冷え切った乾燥した空気の中では、ほとんどの人の肌は乾燥します。冬のように気温が低いと、毛穴は閉まり、皮脂の出が悪くなります。その結果、肌の皮脂バリア機能が弱くなり、乾燥します。
もし、冬場は乾燥するという人はその季節だけクリームに変えてみても良いかもしれません。
一方、夏場はその逆になります。日本の夏は湿度も高いので、乾燥するという事はあまりないと思います。また、毛穴が開いているため皮脂の出る量も多くなります。そのため、クリームのような油分の多いものは肌の負担になるだけです。乳液を軽くぬる程度で十分保湿できます。
このように、季節によって使いわけるのも有効です。また、混合肌の人のところでもお伝えしたように、部位別で使い分けることもできます。よく乾燥する部分にはクリームを、皮脂の多い部分には乳液を薄くといったような感じです。
年齢が上がったのでクリームに切り替える
特に女性に向けての話です。女性は、年齢が上がるほどに皮脂の出る量は減っていきます。皮脂はうすい膜をはって水分の蒸発を防いでくれる役割があります。この皮脂のバリア機能が徐々に弱くなるという事です。
そのため、年齢が上がるごとに乳液使いだけでは物足りなくなってくるかもしれません。(もちろん個人差はあります)
そんな時はそろそろクリームに切り替える時期かもしれないとお考えください。もしくは、両方使いでも良いかもしれません。
一方、男性は60代くらいまでは皮脂の量が減りません。おじさん(私も含めて)の顔がテカテカになりやすいのはこのためです。この点、男性にはあまり関係ない話かもしれません。
まとめ
- 乳液とクリームの違いは、配合されている油分の量。役割としてはどちらも保護だが、乳液は「保湿+保護」クリームは「保護に特化」という感じ
- 乳液とクリーム、どちらを使うべきかは肌質によって違う!乳液だけでは乾燥してしまう人は、クリームも試してみて!
- 乳液とクリーム、季節・部位・年齢など使い分けられるならベスト!その時その時、肌に適切なケアを心がけることが美肌への近道!
乳液とクリームの違いわかっていただけましたでしょうか。どちらが合うかは、肌質などによって人それぞれです。自分に合ったほうをその時々で選んで、肌のうるおいを守ってくださいね。