肝胃不和・陰虚火旺
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【30】肝胃不和
肝胃不和 (気鬱と怒りが肝を傷つけ胃の消化機能に影響する)
<肝胃不和により現れる症状>
1げっぷ曖気 2酸水が上がる 3食欲不振 4嘔吐
1はきけ 2むねやけ 3腸が鳴る 4つわり妊娠悪阻
<相談例>
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>胃痛が頻繁におこります。
>夕方によくあるのは腸が異様にはり腸にガスが吸収されるような感覚があり
>その際、そばにいる人が分かるくらいの大きな音をたてるくらい腸が鳴ります。
>それをずっと我慢していると吐き気がしてきます。
>気がふさぐ、健忘症、怒りっぽい、
>胃のあたりが痛い、腹が張る、腸が鳴る、食べてもすぐ腹がへる
精神的なストレスがたまってそれが自律神経失調症になっています。
自律神経は五臓の中の肝気と密接につながり、肝気が伸び伸びしておれば良いのです
が、
肝気の欝滞がある程度まで強くなると次には胃に影響します。
胃では「気滞」といってガスの停滞が起こり胃痛となります。
これを「気痛」といい、出たり消えたりと不安定な痛みです。
ガスは小腸へ移動してグルグルという腸鳴音になります。
また同時に消化機能も悪くなって未消化物が残るので腹張りや吐き気が出ることもあ
ります。
恐らく舌には白い苔が生えていることと思います。
>くびや肩がこる、よくくびを寝違える
肝は筋肉をつかさどりますからこれも肝気の欝滞が原因です。
>足の裏がほてる
気の欝滞は時間と共に熱化します。
熱は体液を消耗し、手足の煩熱となり寝苦しいものです。
>また、食欲は他の女性とくらべて決して多いほうではないのになかなかやせられま
せん
食欲が少ないのは上述のような訳ですからお分かりでしょう。
それなのに何故肥るのかというと肝気の欝滞がエネルギーの消耗を妨げているからで
す。
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>10年前から胃痛 胸やけときに悪心で、げっぷやおならが頻繁にでます。
肝と脾(胃)の関係が悪いようです。
これを「木克土(もくこくど)」といい、
肝気(木)が胃(土)を犯す場合(肝胃不和)に相当します。
原因は肝気(木)の欝、「肝鬱」です。
胃(土)は被害者です。
肝気は伸び伸びとしておらなければならないのに、
ストレスや過労で欝滞すると、
肝気鬱 → 胃気虚 の関係で、胃の下降の作用が失調します。
証候としては、怒り易い、精神憂鬱、ためいき、胸脇胃部脹痛、消化不良、
しゃっくり、げっぷ、嘔吐などとなります。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
>呑気症(げっぷ)、うつ状態、不安神経症
はじめに脾胃の消化機能に関して説明します。(脾とは膵臓のこと)
胃と脾は互いに助け合い協調して納と化、昇と降、燥と湿という作用を営んでいま
す。
胃は納(受納作用)を主り、降を主る。
脾は運化を主り、昇を主る。
呑気症(げっぷ)というのは胃の下降する働きが阻害され、逆に上昇する現象です。
この異常は何故起こったか?
それには肝の働きが関与しているからです。
肝気が伸び伸びしておれば良いのですが、ストレスや過労で欝滞すると、
肝気鬱 → 胃気虚 の関係で、胃の下降の作用が失調します。
証候としては、怒り易い、精神憂鬱、ためいき、胸脇胃部脹痛、消化不良、
しゃっくり、げっぷ、嘔吐などとなります。
これを「肝鬱気滞・胃失和降(胃氣上逆・濁陰不降)」の状態であるといいます。
肝鬱はうつ状態や不安神経症をもたらしやすいものです。
喉が詰まった感じや腹が張る感じ、首や肩が凝るのも全ては気滞の症状です。
また肝鬱によって胃気虚となったため、唾液が多くなったり津液の貯留からタンが出
たりするのです。
脾胃がしっかりしておれば四肢にも力がこもります。
これを脾胃は四肢をつかさどると言います。
この脾胃の機能がだらけているので腰がだるい、足がだるいという症状も起こりま
す。
>かゆい
肝鬱が長引くことによって熱化して風を呼び込むからです。
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>おならが多い
>いつもおなかにガスが充満して
>出ても少量で残尿、残便感がいつもあって苦しい。
>ゲップもすごく多い。
>吐き気がある すっぱい水があがる
出ものがすっきり出るか出ないかは大切なことです。
この働きを漢方では「疎泄(そせつ)」作用といって、肝気がこれに関与しています。
肝気が欝滞すると出ものが中にこもってしまいガスがたまったりゲップが出たり、
また大小便の排泄もスムーズにいかなくなります。
胃では上下に昇降する気の流れが止まると吐き気や酸水が上がります。
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>口が苦い 口が乾く
>胸やけがする 吐き気がある
上焦(胸より上)に熱が滞っています。
>めまい・頭が重い・目がまぶしい
そのために清気が廻らなくなっています。
>だるい 寝汗をかく
また熱は全身的にも影響を与えています。
この熱は一体どこから生じたものでしょうか?
上述の症状から見て肝気の鬱熱が予想されます。
肝気とは春の生長の気で、条達を喜びます。
肝気が伸び伸びしておれば良いのですが、ストレスや過労で鬱滞すると
気の昇降出入(疏泄機能)がスムースに行かなくなります。
この「肝気鬱滞」が長引くと「曰久化火」といって、熱化します。
胃の昇降作用は肝の疎泄機能に依存しているので、
肝気鬱 → 胃気虚 の関係で、胃の下降の作用が失調します。
証候としては、怒り易い、精神憂鬱、ためいき、胸脇胃部脹痛、消化不良、
しゃっくり、げっぷ、嘔吐などとなります。
これを「肝胃不和」の症状といいます。
>食欲が無い
>下痢
そのために上のような症状が出るのです。
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>月経が遅れる 月経が早くなる
これは「経行先后無定期」の症です。
月経ともっとも関係が深いのは“血海”と呼ばれる衝脉という経絡です。
衝脉は肝腎不足があると満たされず、月経が不定期になります。
>腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 足が冷える むくみがある 足の裏がほてる
「腰は腎の外腑」といい、足腰が悪いと腎が悪いという事になります。
腎虚の中でも足の裏がほてる事から腎の陰虚があります。
>汗っかき 寝汗をかく
>瞼がむくむ 頭が重い
>むくみがある
>おりもの
“湿熱”の存在がみられます。「脾湿熱」です。
>目が赤い 目がまぶしい なみだ目 目が痒い
>口が苦い
>胸が痛い 胸苦しい 胸やけがする 吐き気がある 酸っぱい水が上がる
>斑点(しみ) さめ肌
>月経痛がある 血の塊が混じる
「肝気目に通ず」、目赤・羞明・泪・目痒などは皆肝熱です。
口苦は胆熱で、胆は肝と表裏を為すことから肝熱と考えられます。
胸が痛い・胸苦しい等は「胸脇苦満」という症状で、肝胆の気の欝滞です。
胸やけがする・酸っぱい水が上がる・吐き気がある等は「肝気欝滞」して
胃気を脅かし、「肝胃不和・胃気上逆」を起こしている状況です。
しみは「肝斑」と言うくらいで、肝の鬱熱の表れです。
月経痛や血の塊は同じく肝鬱のせいです。
以上を綜合すると「肝鬱腎虚・湿熱」と鑑定できます。
腎虚は肝鬱が解消されれば自力で改善する事もありますから、
先ずは「肝気欝滞」を治す事が最大事です。
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>神経内科で、不安神経症と診断されました。
>浮遊感と喉の異物感が強く仕事に集中出来ません。
喉の異物感のことは古い医学書にも記載があります。
「咽中炙らん有るが如し」(炙らんとは焼肉のこと)、「梅核気」(梅の種が引っか
かった感じ)
と表現しています。
現代の中国では「喉中梗阻」と呼称します。
あなたが3ヶ月間服用したという半夏厚朴湯という処方は確かに
こういう時に使用されるものの一つです。
しかし半夏厚朴湯は「痰凝気滞の喉中梗阻」という風に“痰”の存在によるもので
す。
あなたの主訴の中には痰の気配は見られません。
だから効かなかったのでしょう。
もう一つ別のタイプとして「肝気上逆の喉中梗阻」というのがあります。
これは“気滞”によるものです。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、
目は疲れ、胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
肝の疎泄作用は精神状態と関係があります。
気持ちがのびやかで落ち着いていれば人は穏やかで、いつも情緒は安定しています。
しかし情緒不安定や怒り易くなると肝の気を晴らす疎泄作用が悪くなり肝気鬱結が生
じます。
肝気の昇降散逸ができなくなり停滞すると、
「喉間如有異物,喀之不出,咽之不下,時或消失,而飲食無妨。
兼見頭暈,心煩易怒,兩脇脹滿等症。」
(喉に異物が引っかかった様で吐き出そうとしても出ず、呑み込もうとしても下ら
ず、
いつもかもずーっとそうではなく、時々は忘れている事も有る。
飲食には差し支えがなく、めまいや不安や怒りなどがあり、脇の辺りが重苦しい。)
という事になります。
>動悸がする 脇が痛い 胸やけがする 吐き気がある
>胃の辺りが痛い
これは「肝胃不和」の症状です。
治療法としては欝滞した肝気を「疎散理気」して喉間の気滞を下降させなければなり
ません。
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>舌がしびれ感じで常に歯型が残る
《辨舌指南・観舌之心法》という書物に“湿熱有痰之症,舌質脹大滿口,迹有歯印”
と書かれています。
つまりぼってりして舌に歯痕が残る一つに「湿熱有痰之症」というのがあります。
>中性脂肪が700位、総コレステロールが300程度
>検査を総合して脂肪肝との結果でした。
この脂肪やコレステロールというのが「湿痰」に相当します。
湿痰ができる原因は「脾失健運」です。
>胸やけがする 酸っぱい水が上がる
>口が乾く 口内炎
脾失健運に加えて「熱化」が見られます。
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>過敏性腸症候群です。下痢型ではなく、便秘・ガス型です。
>残便感があり、いつも家を出るぎりぎりまでトイレに入っています。
>とにかくガスが多く、
便秘とはまた違って「大便難」とか「排便艱渋不爽」といって漢方でも取り上げてい
ます。
ガス(失気)が非常に多いのは気滞に属します。
書いてはありませんが生理前になると乳の張りが強く感じませんか?(経前乳脹)
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
ストレス(情志不和,鬱憤憂思)がたまると真っ先に影響を受けるのが肝の疏泄機能で
す。
これは「肝鬱気滞」といって肝の疏泄失調の結果です。
肝脾の気が鬱結壅滞して気機が閉塞すると升降作用は失調し、大腸の伝導機能は乱
れ、大腸中の糟粕は渋滞難下になります。
便意があっても出ず(后重窮迫)、残便感となります。
>たまに朝食時に吐きます 酸っぱい水が上がる
また脇肋は脹痛し、ゲップ(曖気)や嘔逆などの気機失調症状が現われます。
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>生理時には下痢
生理時には肝経の気血がもっとも充実します。
その時に下痢をするのは「肝気横逆」といって、脾気が虚していると旺盛な肝気に
よって克伐されてますます脾気が虚する現象です。
これより「肝木犯脾経行泄瀉」と呼ばれています。
こういう人はよく経前乳脹などもあるものです。
>月経量が多過ぎる 月経が早くなる 月経痛がある
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが強い一方なので疎泄がスムーズにいきません。
これは「肝鬱気滞経行腹痛」といわれます。
>生理痛(腰痛、
>足が冷える
他方で血虚の二症があるのでこれより「血虚気滞」を併せ持っていると考えられま
す。
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>胃の辺りが痛い 腹が張る
冷えや食欲不振などの寒や虚の症状がなくて胃痛・腹脹があるのは「肝鬱気滞」のよ
うです。
>目がかすむ(たまに) 目が痒い ……(肝は目に開く)
>鼻が乾く 鼻血ここ2,3ヶ月の間に2回ほどありました)……(肝火上炎)
>便秘と下痢(と普通の便)をくりかえす ……(肝気犯脾)
>月経痛がある 乳房にしこりがある ……(肝気鬱結)
>頻尿 ……(肝気鬱結)
>陰部が痒い(たまに) ……(肝経は陰器をまとう)
これらは七情内傷といい、精神的なストレスによるものばかりです。
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>胆嚢付近と思われる部分の痛みや吐き気が出てくる。
>柴胡剤 : 冷えが出てくるので続かない
「肝気鬱結」による疏泄不利によって胆嚢辺の疼痛が起こっていると考えられます。
それが脾胃に影響を及ぼしている所から、どうしても柴胡を使わない訳にはいきませ
ん。
配合によっては柴胡といっても冷えない処方もあります。
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>具合が悪いと、冷えのぼせする
>口内炎がでやすい
>陰部が痒い、カンジダ膣炎を繰り返す
>おできや化膿がでる
>蕁麻疹が出ることがある 水虫が治らない
これらは皆 熱+湿 による症状です。
>嘔気、もたれが頻繁に起こるここ6〜7年ぐらい
>乗り物に酔ったりする
>食欲は割りにある
>頻尿ぎみ
とすると当然これらも「湿熱」が関係しており、虚証ではありません。
>右の脇肋骨の下のほうがもやもやする時がある げっぷが多い
これは「気滞」です。肝気の欝滞です。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、目は疲
れ、
胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
さらにそれが長引くと「肝鬱化火」といって、陽気や熱に変化します。
陽気なら「めまい」や「のぼせ」になり、熱なら風や湿と結んで多様な変化をしま
す。
肝鬱が横行して脾胃の機能を脅かすと悪心(はきけ)やもたれになります。
これまで多数の漢方処方を試みられていますが、どれも冷えを温めたり虚を補ったり
する
ものばかりで、まるっきり反対の方向を模索していました。
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>生理痛ひどい、
>胃痛、胸やけ、下痢、便秘が多い。
漢方では「女子は肝を以って先天と為す」と言われているように、生理と肝の働きは
密接
な関係にあります。
肝気はのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それが疎通を欠き条達しなくなると精神は不明朗となり、筋肉は固くなり、目は疲
れ、
胃腸の働きが不調になり、血液の流通・調節・貯蔵が狂ってきます。
その為に月経量が多過ぎたり、月経痛や血の塊が混じる事が起こります。
>目眩と吐気で立てず。
肝の働きが胃腸などの消化器に影響を及ぼすのを「肝胃不和」といいます。
つまり抑鬱した肝気が横逆して胃気を突き上げるので吐き気がします。
“肝気は目に通ずる”といい、めまいと「肝」とは密接な関係にあります。
肝気抑鬱が長く続くと熱化して肝熱となり、それが“風”を呼び込んで眩暈になりま
す。
>疲れると耳痛。
>疲れやすく、よく発熱(37℃〜37.2℃程度)
肝経という経絡が耳の周辺を通るので肝経に異常があると耳痛になったり、発熱にな
ります。
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>生理痛と吐き気
>吐くものがないのに吐き気が続き、とても辛いです。
月経ともっとも関係が深いのは“血海”と呼ばれる衝脉という経絡です。
衝脉の気血は肝腎によって満たされます。
血海が充分に満たされた時点で月経が起こります。
即ち月経時は肝腎経の気血がもっとも充実している時です。
中でも肝気というのはのびのびと広がる春の生長の気で抑鬱を嫌います。
それなのにこれが欝滞しやすい体質の人がいます。
一般に「肝鬱」「肝気欝滞」といい、欝滞した肝気は行き場がなくてすぐ横の胃気に
横槍を入れます。(肝気横逆,胃気失和)
それで嘔吐やゲップが引き起こされます。
>月経周期は約42日
月経と関係の深い肝経の気の流れがスムーズでないので生理が遅れるのです。
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>食欲不振や吐き気、喉や口の乾き、下痢、左目のめまいや耳鳴り、不眠や寝汗
>人と電話で話すのを嫌い、人と食事ができない。
>どうしても胸が詰まったようにして吐き気を催してしまう。
漢方では気鬱は肝気の滞りと考えます。
肝気が欝滞すると「横逆」といって、出口を求めて弱いところへ向かいます。
いまは肝→胃腸へと欝滞した気が圧力をかけています。
それが吐き気、食欲不振、下痢となっています。
>朝晩耳鳴りによって、耳が両耳穴が痒くなり、聞こえにくくなる。
また肝気の滞りが長引くと熱化してきます。(肝鬱化火)
それが陽気となって上るとめまいや耳鳴りになります。(肝陽上亢)
内熱は寝汗となって現れ、津液を消耗するので喉や口の乾きがあります。
根本の原因は肝気の滞りですから、どんな胃腸薬も効果が無いわけです。
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>27の低血糖の折 5分後ぐらいで45 10分後ぐらいで60になりました
大建中湯の成分(干姜・人參・山椒)が有効だとは考えられません。
低血糖の改善も一過性ですし、もし大建中湯そのものが有効なら段
々と低血糖を起こさなくなる筈です。
ご存知でしょうが大建中湯エキス15gには粉末飴10gが含まれていま
す。糖質の種類によって吸収される速度が違います。
おそらくそれでブドウ糖とかキャンデーとの違いが出ていると思い
ます。ですから単に低血糖を予防したければ大建中湯エキスではな
く、粉末飴を食するだけでいいでしょう。
>舌苔が少し厚い 口が乾く 良く水分をとる
>吐き気がある〔ダンピングの折〕 時々胆汁が上がってくる〔焼け付くような感じ
これは胃熱の症候です。だから尚更大建中湯は不適当です。
腸閉塞に大建中湯を用いるのは常とう手段の一つではあります。
しかしそれは寒冷性の場合の適応であり、熱性の場合にはむしろ逆
治になります。
もしダンピングの根本的な治療を望まれるなら次に胃切除術後の胆
汁逆流性胃炎の文献を引用しておきますから担当医に相談されると
よいでしょう。
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中医学では胆汁逆流性胃炎の大部分を「脾胃気虚・肝気鬱結」による
「胃気不降」とみなしています。
それゆえ「健脾和胃・理気止痛」法として木香順気丸と黄連末を併用
しています。
『中医臨床大全』(北京科学技術出版社1993年)
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> 胃痛だったり、下腹部痛だったり、
> 場所がはっきりしなかったりです。
痛みの場所が移動するのは気血水のうち気の病変です。
「急におそってくる」のも気の特徴です。
> 便をすると楽になります。
これは便通によって気の停滞が一時的に通じるので楽になるのでしょう。
でも又すぐに「気滞」は繰り返します。
気滞は肝気の変調です。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
>責任持つ仕事していますので
>左胸下から左わき腹、そしてそのまま並行に背中(左胸下の裏側)までシクシク痛
みます
>運動もしないのに走ったあと横っ腹が痛くなるのと同じ痛みも感じる時があります
情志が抑鬱すると肝は条達を失い脇痛を発症する者が多い。
その様子は「胸悶不舒,口苦,曖気(げっぷ)頻作」で、症情は情緒波動に随って増減
する。
これを「肝鬱気結」の証といいます。
>胃が痛みます…胸やけがする………(肝気が胃を克す)
>生理が近くなると、胸もすごく張り上記の症状がでてきまして…………(肝失疏泄)
>月経痛がある…………(肝失疏泄)
肝鬱すれば血虚をもたらし、精血虧虚は肝の経絡を濡養できず、疏泄作用が不十分に
なる。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
> 幽門部に潰瘍ができてしまい消化物が腸へ進まなくなり胃に長期間留まってしまい
ました。
> 酸っぱい水が上がる
潰瘍が出来る原因は気滞といって、肝気の流れが停滞し、時には逆流するからです。
その肝気が元のように自由闊達に上下に流通するようにしてやるのが根本治療になり
ます。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
> 口臭・体臭
> 怒りっぽい 汗っかき
> かゆい 湿疹 さめ肌 水泡 にきび 抜け毛
これらは陽性症状です。
> 汗っかきで冷え性。足が夏でも冷える。
一方では陰性症状もあります。
> 胸やけがする 吐き気がある 酸っぱい水が上がる
それは中央(脾胃)で陰陽が錯綜するためです。
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【37】陰虚火旺
腎虚火旺 (久病により腎陰を損傷すると反対に陽が高ぶり熱を生ずる/陰虚火旺証)
<陰虚火旺により現れる症状>
1アフター性口内炎 2うつ気鬱 3化膿性中耳炎 4歯茎が腫れる 5歯衂 6唇裂 7舌痛 8
鼻血
9老眼 10盗汗 11動悸 12不眠 13おねしょ遺尿 14足がほてる 15しみ褐斑 16経間期出
血
17癲病(知能障害) 18紫斑 19吐血
<相談例>
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>顔の毛穴が黄色い皮脂と思われる固まりで詰まっています。
皮脂腺から出る脂肪がさらさらして流れ易ければ汗腺に詰まる事も無いのですが、
硬化し易い性質があると詰まってニキビになります。
ここでさらさらしているか、ねっとりしているかで道が分かれます。
何故ねっとりするのでしょうか?
ニキビのことを一名“青春の花”といいますね。
何故思春期にニキビが出易いのでしょうか?
生長発育のための基礎物質を漢方では「腎精」といいます。
元気や血液の元となり、生殖に関係し、生命の基礎物質に相当するものです。
陰精‥‥陰津の元‥‥腎陰・元陰・真陰
陽精‥‥陽気の元‥‥腎陽・元陽・真陽
青少年期の発育盛りにはこの陰陽のバランスが崩れやすいのです。
身長や体重が急速に増えるとき、陽気を抑える陰気が相対的に不足の状態になる訳で
す。
これを「陰虚体質」といいます。
現代医学ではこれを性ホルモンのバランスで説明しているものです。
漢方ではホルモンではなく薬草でこれを調節することが出来るのです。
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漢方では人体は陰陽から成り立っていると考えています。
「陰は内に在りて陽之守也.陽は外に在りて陰之使也.」
「陽は氣を化し.陰は形を成す.」
つまり陽とはエネルギーであり、機能です。
陰とは物質であり、血液や体液や臓器のことです。
陽は陰から生まれますが、陰はまた陽を行き過ぎないように制御する役割です。
このバランスが狂うと陽が過剰になったり、逆に陽が不足したりするのです。
ニキビが何故できるかというと、この陰陽のバランスが崩れたからです。
特に陰が不足して陽を制御しなくなると、陽は勝手に暴走し
ます。
それを「陰虚陽亢」といい、鬱熱や炎症となり陽性の病証を起こします。
現代医学ではこれをホルモンで説明する場合があります。
過労やストレス、食生活の乱れ、夜更かし、タバコや酒、食品添加物、排気ガス
等はすべて陰を浪費して相対的な陽気の亢進状態(虚陽)にする傾向があります。
精神の興奮、不眠、肩凝り、目の疲れ――→交換神経の興奮がこれです。
顔面というのは陽明経絡(肺・胃)の病理がよく反映する所で
す。
肺や胃に陽(熱)が蓄積すると、それは顔面の熱症として具体化します。
肺や胃の熱は何故生まれるかと言うと、肺や胃の陰が不足するからです。
そして肺や胃の陰の大元は腎で、腎の陰が不足して肺や胃に影響しているのです。
元凶は腎の陰の不足です。
それを「腎陰虧虚」といいます。
整理をしますと、先ず津液や体液の大元である腎陰が虚する
と
その影響を受けた胃陰や肺陰も虚し始めます。
陰虚になると陽熱(虚陽)が起こり、胃や肺の支配下にある顔面に上ります。
(火気熾盛,鬱滞肌膚)
これは内から発生した内熱です。
内熱が盛んになると外界の熱(細菌やアレルゲン)と呼応して炎症化しやすくなりま
す。
「内熱熾盛,外受風邪」という状態です。
つまり「内外合邪(外熱内熱の合邪)」です。
強力になった熱邪は「火盛成毒」といって化膿性の毒にまで発展します。
これがニキビやおできとなります。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
> 風邪をひいている人やひきかけている人のそばに寄っただけで喉が痛くなる
咽痛から始まる風邪には特徴があります。
「津液」といって、基本的に粘膜を保護する体液が不足している人が
罹りやすいものです。
体液を生産するのは「腎」が大本で、生産されたものを「腎陰」といいます。
即ち腎陰が不足すると津液が足りなくなり、咽痛が起こりやすくなるのです。
腎と肝とは密接な関係にあり、よく「肝腎かなめ」と言われています。
耳は体側にあり、ここを通る経絡は少陽胆経や少陽三焦経です。
この二つの少陽経はまた肝と表裏の関係にあります。
つまり、 腎→肝→胆経・三焦経→耳 というつながりから
耳が痒い原因へと遡ることが出来ます。
「腎陰」が不足するのを「腎陰虚」といいます。
腎は肝と親子関係にあり親の影響は直ぐに子に伝わるので、
「肝腎陰虚」とも言います。
生理時に腰痛を起こしやすくなります。
腎精が不足しているのでスタミナも無いわけです。
>体がだるい
肝腎の陰分が虚すると反対に陽気が亢進します。
これを「陰虚陽亢」の現象といいます。
頭寒足熱の反対で、頭熱足冷となります。
>いつも足が冷たい
更には「肝風内動・腎火上炎」へと進みます。
肝風は痒みを、腎火は痰湿を伴って汁となり、耳へ噴出します。
現代医学的に言うならば「外耳道真菌症(カンジダ)」でしょうか。
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>子宮筋腫で生理の時出血が異常に多いので正常に、あるいはそれに近く。
体内を流れる経脈の内、子宮から起こる衝脈のことを“血海”と言い、
月経の来潮と密接に関係しています。
この衝脈にもし「湿熱」などが介在して衝脈を損傷すると黄帶下(黄色のおりもの)
があったり、更には「陰虚内熱」などが加わると“血は熱を得れば則ち沸く”
と文字通り、熱が血脉を傷つけて月経過多・経血逆流などが起こります。
これを「衝任伏熱」の状態といいます。
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>月経が早くなる(この2ヵ月は24〜25日周期)
上の症状から「陰虚証」の可能性があります。
先ず、月経が早くなることを「経行先期」といいますが、
何故早くなるかと言うと、熱が衝脉を揺り動かし、血液を妄行させるからです。
衝脉というのは子宮から起こる経脈の一つで“血海”とも言い、
月経の来潮と密接に関係しています。
ではどこから来た熱かというと、
>だるい 寝汗をかく つねに眠りが足りない感じ
>めまい 頭が重い 目が乾く/まぶしい 耳鳴り
>口が乾く
これらから見て陰虚(または血虚)、体液(津液)の欠乏から来る「虚熱」でしょう。
(津血同源)
虚熱があるのでだるかったり寝汗が出たりするのです。
目が乾いたり口が乾いたりするのもそれを証明しています。
陰虚(または血虚)になると目や耳という肝や腎が通じている清竅(あな)の
機能が充分に果たせなくなります。
(津液不足,口干咽燥;気陰虧損,不能上充清竅,故視物昏花,目喜垂閉,耳聾或鳴)
>腰が痛い 腰がだるい 足がだるい
「腰は腎の外腑」といい、腎虚になると上のような症状が起こります。
肝脈と衝脈はつながっていること、
また肝腎は「乙癸同源」で兄弟のようなものであること、
それらを総括すると「肝腎陰虚証」とみなす事が出来ます。
>単純ヘルペス・手足に湿疹・吹き出物
単純性口唇ヘルペスや慢性湿疹・吹き出物などはすべて「陰虚火旺」という
火力を得て「外湿」と結び、「湿熱」となって発生したものです。
普段から陰虚(または血虚)に対する備えをしておればこれらの症状を未然に防ぐ
ことが出来るでしょう。
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漢方の書物には次の様に書かれています。
小産(流産)は大産(難産)よりも重い。
大産は栗が熟して自然にこぼれるようなものだが、
小産は生(なま)の実を採って其の皮を破るようで、其の根蒂を断つことである。
軽んずると忽ち死者を多く作る事になる。
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では虚熱はどうして発生するかというと、大抵は「七情怫鬱,鬱而化火」が原因で
す。
「火が燃えて炎となれば水はいよいよ涸れる。
譬えれば水が竭きれば稲も枯れるというもの。
胎児とて同じことで、安泰で居れる訳が無い。」
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>寝汗をかく 眠ってばかり
>歯茎が腫れる 歯茎から血が出る
盗汗・怠惰嗜眠・牙齦腫脹・歯衄とくれば「腎精不足」と「腎陰不足」による
「陰虚内熱・虚火上炎」は直ぐにも判断できます。
>足が冷える
これは腎の「陰陽互根」の結果、陰虚が陽虚をも現したからでしょう。
生来、腎虚体質の者が虚火を制することが出来なくなって、
腎虚火旺・陰火上騰を来たして陰血が火に随って浮越したのが歯衄で、
胃経・大腸経に熱を及ぼしたのが牙齦腫脹です。
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>イライラが続き 短気でカッとしやすい
>充血しやすい、にきび(特に子どもの頃ひどかった)
>口内炎ができやすい
>口が乾きやすく唇が切れてよく出血する
これらは皆陽気の過剰です。
陰陽はバランスが取れていなければならないのに陰気が不足しており、陽気を抑え
る事が出来なくなっています。陽気の暴走です。
>朝に左耳がやや聞こえにくい事がある
>足が冷えやすくまれに足全体が夜中に痛む、生まれた時より下肢は弱いほう
>腰はだるく肩同様凝りやすい
みな「腎」に関連していますから「腎陰虚」が進行して「腎陽亢」の状態になってい
ます。
>剃刀負けしやすい、頭皮がかゆくなりやすい、毛髪は細い、
射精不能と同時にこれも「陰虚陽亢」の結果の一つです。
漢方の文献には次の様に書かれています。
「精血不足或いは津液虧損すれば陰虚液少・陰不制陽の現象が起きる。
多くは先天虧損または久病労損、或いは熱病后の陰液耗傷の影響に因る。
形体は消痩し、口燥咽干・眩暈失眠・潮熱盗汗・五心煩熱・尿少色黄などの症状は
みな陰虚内熱の表現である。」
これよりして「陰虚火旺不射精症」と呼ばれています。
「腎陰虧損,陰虚火旺,相火妄動」となれば遂には「陽強易挙(勃起しやすい)」
となり、勃起ばかりして射精が出来ずに陰茎が痛みます。
将来的には必ず精子の異常につながります。
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>カンジダ膣炎
>便秘 陰部が痒い
慢性化したカンジダ症には必ず何らかの体質的な原因があります。
漢方では「陰痒」といっていますが、これは「精血虧弱」のため陰器が滋養を失い、
干渋して灼熱(血燥生風)するからです。
これを「肝腎陰虚陰痒」といいます。
「腎は精を蔵し、肝は血を蔵す」る働きがあるのに、肝腎の陰が虚すると
精血ともに少なくなり、筋膜を濡潤できず、カンジダ症に対する免疫力も衰えます。
>顔や頭皮に大きいおできができます。
その結果生じた「虚熱」がニキビやおできの誘因になっています。
>つかれやすく抵抗力が弱ってるような気がします
というのも「肝腎陰虚」という陰陽のアンバランスのせいでしょう。
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>陰部にかゆみがあり、ぷつぶつと湿疹のようなものが出来て
肝経が陰部を通っているので女子陰痒は通常肝経の湿熱によるものが多いものです
が、
>腰がだるい しびれる かかとが痛い 足がだるい
これは腎虚の症状です。さらに
>月経量が多過ぎる 月経が早くなる 月経痛がある
を併せて考えると「肝腎陰虚」が根底にあります。
従って「陰虚」が招いた「虚火」が陰部で燻っていると思われます。
これを「肝腎陰虚陰痒」といい、陰部は干渋して灼熱し、夜間には痒さがひどくな
り、
おりもの(帯下)は黄色いのが少量出るものです。
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>首から下は色白なのですが、顔だけとても赤いのです。
色白なのにどうして顔だけ赤いのでしょうか?
昔から“冷えのぼせ”という言葉があります。
赤い顏をしているから全身が温かいのかと思ったら、
実は手足などはひどい冷え性だったりします。
>全身に冷え、特に足、腰、手の先など。
「上熱下冷」で“頭寒足熱”の逆になり、不健康です。
漢方では「赤色は火に属し,熱を主る,すなわち手の少陰心
経の色なり」
と、赤色は心熱(血熱)を意味しています。
漢方では生命は「陰陽の平衡」によって営まれていると考えています。
例えば昼は陽気が勝り、夜は陰気が盛んになります。
昼夜の陰陽が正常に循環していく為には一つのルールが必要になります。
すなわち陰はたっぷりと豊富にあって、陽はその中に包容されて容易には露出せず、
というのが「陰平陽秘」といって、正常な陰陽のあり方です。
>午後からは特にひどく、頭がぼーっとする。
午前は日中の陽で、午後は日中の陰です。
本来ならば午後は陰が増え陽が減らなければならないのに、
陰が増えてこない為に陽がずーっと持続するのです。
陰が足りないと陽を制御できなくなり、陽気が表面に出やすくなります。
いまはどうやら「陽盛陰衰」になっているようです。
では何故、陽盛陰衰というふうにバランスを崩したのでしょうか?
人体では五臓六腑のうち上半身にある肺心が陽臓で、下半身にある肝腎が陰臓です。
(脾は中央にあって陰陽に偏りません)
陰を形成する役割の肝腎が衰えるとどうしても肺心の陽気が高ぶります。
これを「陰虚体質」といい、「陰虚陽亢」または「陰虚火旺」の状態を起こし易くな
ります。
>ニキビがひどく、ニキビあとがしみになる。あぶらっぽい。
>ときどき、かゆみのある湿疹ができる。
心熱(血熱)が、もっとも陽気の集まりやすい顔面に昇って毛
細血管を拡張させているのです。
陽火は過敏性です。
外湿と結びついて「湿熱」となり、「風」を呼びこんで掻痒となります。
>全身に冷え、特に足、腰、手の先など。
その一方では下半身の肝腎の衰えから根源の火(相火という)の燃焼が乏しくなりま
す。
漢方の書物では次の様な表現をしています。
「陰虚内熱面色紅為陰虚不能制陽,虚火上炎所致之虚熱証,所以表現為顴紅,
且在午后陰虚陽盛時出現,伴有潮熱盗汗,五心煩熱,」
対処法としては陰を育てて陽を抑えるという「滋陰斂陽」の法を取らなければなりま
せん。
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>排尿時尿道に痛みがあり
>寝汗をかく
>腰が痛い
これは腎陰虧虚の尿痛です。
平生から寝汗のような陰液を傷つける事があり、それによって内熱(虚火)が発生し、
膀胱の気化作用が悪くなったものです。
清濁が分けられなくなるとやがて「膏淋」や「血淋」へと発展します。
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>膀胱炎(尿が白っぽく濁り下腹が張るような不快感
>菌は居なくなったが、症状が改善されない
最近こういう膀胱炎が増えています。
膀胱蓄熱といって、そのために膀胱の気化作用が失調して小便渾濁となっているので
す。
この熱はどこからやって来たのか、外因にばかり目をやらないで、内因にも着目しな
けれ
ばなりません。
>腰が痛い 腰がだるい 腰が冷える 膝が痛い しびれる 足が冷える
>こぶらがえり かかとが痛い 足がだるい 足の裏がほてる
>月経が早くなる 月経痛がある 血の塊が混じる おりもの
これらは「腎陰虧虚」に由来する「虚熱」に相違ありません。
(陰虚内熱,熱移膀胱,気化失司,清濁不分,故小便渾濁如米シ甘)
>だるい 不眠
>めまい
腎陰虧虚の尿濁は全身的な徴候として他に頭暈耳鳴,顴紅盗汗,虚煩不寝,腰膝酸軟
等の
「陰虧火旺」証が観察される筈です。
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>口唇の皮膚がごわごわした感じでポロポロ皮が剥け、唇の色も悪い。
>両口角は皮が剥けてボロボロ。ひどくなると切れます。
>口の周りが赤くなっていて時々痒くなります。
>寝汗をかく時がある
漢方では“唇裂”とか“唇燥裂”という名で呼ばれています。
急性熱病などで体液を消耗したときに起こることがありますが、そうでない場合
としてはフォルマリンなどの温燥性の刺激物に触れた場合が考えられます。
これを「温燥劫陰」といい、結果的に「陰虚火旺」の症状を呈します。
この火炎が口を灼くと唇裂が出現します。
またあわせて「顴紅唇赤、潮熱盗汗,虚煩不眠」など、頬が赤くなり寝汗や不眠症
も伴うことがあります。
>耳鳴り
陰虚は腎陰の虚となる場合が多いので腎と関係深い耳鳴りとして現れます。
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