「アルギニンからシトルリンがつくられる?」ちょっと説明不足だったかな…

こんにちは、ダイスケです。

 

 

僕の運営するホームページに「アルギニンからシトルリンがつくられる?」という検索をされる方がいらっしゃいます。

 

 

ちょっとこれは僕もこのサイトの中でさらっと説明しているような気もするのですが、まず言葉足らずだと思うので、もう少ししっかり説明しようと思います。

 

 

「アルギニン」「シトルリン」は代謝中の「中間生成物」としてできてしまうもの。

 

まずアルギニンからシトルリンが作られるわけではありません。

 

 

またシトルリンからアルギニンがつくられるわけでもありません。

 

 

これらは「代謝の中で」「中間生成物としてできてしまう」のです。

 

 

この代謝は「オルニチンサイクル(尿素回路)」と言われる代謝です。

 

 

オルニチンサイクルは各細胞から老廃物として出された「毒性」のあるアンモニアを、「無毒化」し、尿素にしてから体外に排出するという、環境にやさしい(^^;)動物の排泄のしくみです。

 

 

まあ、実際はアンモニアがあまりに毒性が強いがために、身体の生理機能を正常に保つために無毒化しなくてはならないというのが正しいです。

 

 

このアンモニアは、一発で尿素に変えられるわけではありません。

 

 

別途肝臓などで精製される、様々な酵素や塩基と科学反応(代謝)しながら、中間生成物として、シトルリン、アルギニン、オルニチン、といったようにできていくのです。

 

 

そして最後に生成されるオルニチンは、またもとに戻ってアンモニアを代謝するのに使われます。

 

 

このようにオルニチンサイクルの中で生成されたアミノ酸は、最後尿素と水として体外に排出するためにも代謝に使われ、姿を変えていきます。

 

 

さらに最後のオルニチンも次のアンモニア代謝に使われるという、回リ回るとても効率的な構造になっているのです。

 

 

アルギニンからシトルリンができているわけではありません。

 

 

アンモニアを尿素にして最後に放出することを目的に、代謝により姿を変えていくのです。

 

 

ですから、アルギニンからシトルリンが作られる、というのはちょっと違いますよね。

 

 

アルギニンが最終的に尿素とオルニチンに酵素代謝されてから、またオルニチンがオルニチンサイクルの最初にもどり、そこからまた中間生成物のシトルリンがアンモニアの代謝によって生成されるということ。

 

 

「サイクル」全体を見れば、アルギニンからシトルリンができているように見えなくもないのですが、実際は、シトルリンは「カルバモイルリン酸 とオルニチン」という塩基とアミノ酸が「オルニチントランスカルバモイラーゼ」という酵素により代謝されないとできないアミノ酸なのです。

 

 

正しくは

 

 

カルバモイルリン酸 とオルニチン + オルニチントランスカルバモイラーゼ  ⇒ シトルリン とアスパラギン酸 +とアデノシン三リン酸

 

 

よって、アルギニンからシトルリンができているわけではありませんよ。

 

 

アルギニンとシトルリンは全く別物として考えたほうが良い。

 

アルギニンとシトルリンがしばしば同列のように扱われるのは、ただ単に

 

 

  • シトルリンを摂る際に、アルギニンを一緒に少し摂るようにすると、シトルリンの体内吸収率がよい
  •  

  • シトルリン、アルギニンともオルニチン代謝の中で代謝される際に血管内の一酸化窒素量が多くなり、血管が膨らむ傾向がある

 

 

という2つのことがわかっているからにすぎません。

 

 

体内での代謝について、この2つは同じことをしているわけではないですし、シトルリンからアルギニンが作られるわけでもなければシトルリンからアルギニンが作られるわけでもないのです。

 

 

シトルリンはサプリなどではオルニチンサイクルにおける副作用的に生まれる「血管膨張、血行促進」を見込んで摂るものです。

 

 

アルギニンはどちらかというと、目的としては血管膨張作用はなくて、たんぱく質、核酸生成の「主成分」を見込んで摂るものです。

 

 

アルギニンは「新陳代謝」「成長」「生理機能の安定」に対して作られるたんぱく質の直接的な材料となるわけです。

 

 

この2つを摂ることは、本来の目的はかぶらないものなのですよ。

 

 

まあ、アルギニンにもシトルリンほどではないながら確かに血管膨張作用はありますけどね。

 

 

アルギニンとシトルリンは精力アップにはどちらがよいというよりどちらも摂るべき。

 

ところで、精力アップにはどっちを摂るのがよいのか、という話になるとですね、どっちも取れたほうが良いに決まってます。

 

 

どっちが上ということはないです。だってかぶりませんもん。

 

 

シトルリンは特に下半身の血行を良くするわけですから、栄養をしっかり睾丸(こうがん)に運びますし、疲労回復などにも貢献するということになります。

 

 

アルギニンは、性腺刺激ホルモンや精子など、直接精力のもととなる成分を作り出すための主要な材料です。

 

 

この2つともしっかり押さえられている精力剤が良い精力剤なのです。

 

 

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