モモンガは可愛いけど、「臭い」が気になることはありませんか?
自分は、慣れているせいか気にならないけど、家族に「動物臭い!」と言われた方も、中にはいることでしょう。
このモモンガの臭いって、「食べ物のせい?」「環境のせい?」「それとも元々臭い?」など、モモンガの臭いの原因と対策、ケア方法についてご紹介します。
ペットのモモンガが臭くなる原因は?
ペットのモモンガでよく飼われているのが、アメリカ大陸原産のアメリカモモンガとオーストラリア原産のフロクモモンガです。
アメリカモモンガはリス科の動物で、背中が茶色、お腹がクリーム色という特徴があります。
気になるような体臭はなく、あまり臭いを気にせず飼えるタイプのモモンガです。
臭いに多少の問題があるのが、オーストラリア原産のフクロモモンガです。
フクロモモンガの臭いの原因
フクロモモンガは背中が濃い茶色、お腹側がクリーム色をしています。
こちらはフクロモモンガ科の動物で、見た目もアメリカモモンガとは違いがあります。
フクロモモンガが臭う原因は体の多数の部分にある「臭腺」です。
臭腺とは自分の縄張りを主張するために液を分泌する腺ですが、ここから発する液には強い悪臭があります。
臭腺自体は野生のフクロモモンガが生きていくために必要なものなので、これが気になるようならアメリカモモンガを飼ったほうがいいかもしれません。
モモンガの体臭が強くなる原因
モモンガに気になる体臭があるのは、上記で説明した「臭腺」に関係があります。
それが「発情期」の臭いです。
モモンガは発情期になると臭腺が発達するために、特にキツい臭いを発してしまうのです。
発情期の体臭はメスよりもオスのほうが強いといわれ、臭いに敏感な人の場合は「強烈な臭さ」「頭痛がする」と感じることもあるようです。
メスも体臭がゼロというわけではないものの、オスに比べると少しマイルドと感じる人が多いようです。
エサの食べ残しも悪臭の原因になる
モモンガが臭くなる原因は臭腺ばかりではありません。
エサの種類によっては、食べ残しが強く臭う場合もあります。
アメリカモモンガの主なエサは種子類ですが、フクロモモンガは昆虫などの動物性たんぱく質も多く摂食するので、食べ残しがあると臭いが気になりやすいのです。
だからといってフクロモモンガに種子類や野菜ばかり食べさせるというのは避けてください。
バランスの良い食事をさせることが、モモンガの健康には重要だからです。
モモンガの気になる体臭を消す方法
臭腺を手術で除去する
モモンガの臭腺対策で最も有効なのが手術で除去してしまうという方法です。
野生のフクロモモンガには不可欠な臭腺でも、人間にペットとして飼われているのなら不要です。
モモンガの診療に知識のある動物病院であれば臭腺除去の手術は可能ですが、フクロモモンガの臭腺はひとつではないので多少の手間と費用が掛かる可能性があるでしょう。
手術以外の体臭対策
体臭が気になる場合は、モモンガの飲み水に混ぜるタイプの消臭剤がおすすめです。
小動物のペット専用の飲み水に混ぜる市販の消臭剤がありますので、臭い対策として試してみてください。
主成分は自然抽出物のケイ素で、イオンの帯電機能によって小動物の体臭の元となる悪臭分子を吸着してくれます。
完璧に無臭になるかどうかには個体差がありますが、体臭対策として効果が期待できます。
モモンガの糞尿による臭いの原因と消し方
モモンガの糞(うんち)と尿(おしっこ)を放置してあくと悪臭の原因になります。
排せつ直後はさほど臭わないものの、そのままにしておくとかなり臭います。
特に昆虫など動物性たんぱく質を多く摂食するフクロモモンガの糞尿は臭くなる可能性が高いので注意が必要です。
糞尿は毎日掃除しよう
臭い対策には毎日の掃除が効果的です。
少し面倒と感じる人もいるかもしれませんが、手間を惜しまないのが臭い退治には最も有効なのです。
時間がない人はモモンガのケージにペットシート(ペットシーツ)を重ねて敷き、毎日1枚ずつ上から捨てていくという方法もあります。
これで同時に糞も始末できるので合理的です。
ケージと周辺も掃除する
糞尿の臭い対策というとケージの床だけと思いがちですが、実はケージ周辺にも臭いが付着している場合が多いのです。
モモンガは自分の臭いを周囲に付けることで、縄張りを主張したり発情期の愛情表現を行います。
おしっこをするときもケージの柵につかまって排尿するので、周囲に飛び散っていることも多いのです。
ケージを掃除する場合は床や柵とともに、ケージ周辺も必ず掃除しておきましょう。
ペット用消臭剤を活用する
ケージ内や周辺の掃除には、モモンガ専用または小動物専用の消臭剤を活用してください。
人間用の洗剤や消臭剤はモモンガの健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
臭い消しとしてもモモンガの糞尿の臭いに対応していない場合もあり、できるだけ避けるようにしましょう。
モモンガの臭い対策に有効な消臭剤を活用し、手間を少なくして効果を上げるのが賢いやり方です。
季節によるモモンガの臭いの違い
モモンガは季節による臭いの違いは特にありません。
体臭が強くなる期間としては「発情期」が挙げられます。
モモンガの発情は季節繁殖の29日周期です。
そのあいだは体臭が強くなって、嫌な臭いと感じる人が多いかもしれません。
フクロモモンガの原産国であるオーストラリアでは6~11月が繁殖期になります。
モモンガの臭い対策の日常ケアと注意点
糞や尿は放置せず毎日処理する
モモンガのうんちとおしっこは、必ず毎日処理するようにしてください。
放置しておくと臭いの原因になるだけでなく、室内のカーテンや家具に臭いが付いて取れにくくなります。
糞は比較的処理しやすいのでケージ内にペットシートなどを敷き、毎日決まった時間に交換すると便利です。
おしっこは意外に遠くまで飛ぶので、ケージ周辺にも新聞紙などを敷いて定期的に取り換えましょう。
ケージ内のグッズや柵も掃除する
モモンガのおしっこの臭いはキツめです。
ペット専用の消臭剤や除菌剤を活用し、常に清潔に保つようにしてください。
ケージの床や周辺だけでなく、柵やケージ内のグッズもいっしょに拭くと臭い対策になります。
室内の臭いケアには空気清浄機も
悪臭は元からシャットアウトするのが原則ですが、室内の臭いケアとして空気清浄機を利用するのも有効な方法です。
それほど高価なものでなくてもいいので、まずは試しにお手頃なものを使ってみてください。
臭い消しに強い匂いの芳香剤は使わない
モモンガのケージや室内が臭う場合、人間用の強い匂いの芳香剤を使うのはNGです。
こうした商品はあくまでも人間用で、ペットに悪影響を与える可能性があります。
どうしても気になる場合はソフトな香りのものを選び、モモンガのケージから離れた場所だけに限定して利用しましょう。
窓を開けて喚起すると臭い対策になる
モモンガを飼育している部屋は、できるだけ窓を開けて喚起するようにしてください。
夏冬は換気がむずかしい場合もあるでしょうが、無理しない程度に窓を開けておくと臭い対策になります。
気候の良い季節なら、扇風機やサーキュレーターを使って喚起するという方法も効果的です。
モモンガのケージは掃除し過ぎない
悪臭ケアとしてケージの掃除をするのは大事なことですが、あまりにも神経質に掃除し過ぎると問題です。
モモンガは自分のおしっこの臭いを覚えており、その場所に排せつする習慣があるためです。
完璧な掃除を目指すのではなく、ある程度のおおらかさも必要です。