眼瞼下垂症
町を歩いていると眼が小さくなって瞼が下がっている人をよく見かけます。そういう人は外見的な面だけでなく頭痛や肩こりも強く、不眠症になったり歯が悪くなったりして日常生活にかなり苦痛を感じられているんじゃないかと考えます。
自分では困っているんだけど、どこに相談すればよいかわからず迷っている人もあるのではないかと思います、こういう人は形成外科に相談されたらどうでしょうか。
形成外科は美容外科と違って単に重瞼術を施行するだけでなく、眼瞼皮膚の奥にある眼瞼腱膜に操作を加えます。瞼が下がるのは年だからとあきらめてしまう必要はありません。また、長い間ハードコンタクトを使用している人はもっと若い頃から眼瞼下垂症になります。
----------手術法----------
手術は両側同時に局麻下手術をおこないます。約1時間で終わります。術後はしばらく眼がはれますが、翌日より洗顔可能です。
眼瞼を直すことで苦痛が軽減し若返った顔となり自信もでてきて生き生きとした人生を送れるようになると思います。
*保険が使える手術です
腋臭症(わきが)
耳垢が湿っている人は多少とも腋の臭いは強いようです。
臭いのもととなるアポクリン汗腺が外耳や腋に多く存在するからです。このアポクリン汗腺の多寡は遺伝的に決定されます。優生遺伝ですので親のどちらかに腋臭症があると子供も腋臭症になりやすくなります。
臭いが強いからといって必ずしも手術をする必要はありません。臭いが強いことで悩んでおられたら手術をおすすめします。
----------手術法----------
局麻下に両側同時に手術をおこなう場合は約1時間で手術は終了します。腋に15mm程の2本の平行な皮フ切開を加え、皮下のアポクリン腺を取り出してしまうのです。術後はしばらく腋を自由には使えませんが、入浴は可能であり1週間後からは日常生活に戻れます。
良性腫瘍
良性腫瘍には粉瘤(アテローム)、母斑(ホクロ)、脂漏性角化症(老人イボ)などがあります。
*保険が使える手術です
粉瘤(アテローム)
少し隆起した柔らかい皮下腫瘤です。顔や背中、臀部、耳の後などに好発します
中には痛みを伴い発赤している場合もあります(炎症性粉瘤)。
当院では直径3~5mmのディスポパンチを利用した摘出術をおこなっています。
この方法では50mm位の大きさでも全摘可能で、治療後の傷跡がとても小さく目立たなくなります。
炎症性粉瘤も1回の治療で根治します。
母斑(ホクロ)
時々痛みがあったり、少し大きくなって悪性化が心配などという場合には手術を行います。
母斑の大きさと存在部位を考え術後瘢痕が一番目立たなくなるであろう術式で摘出致します。
普通4mm以下の場合はCO2レーザー、5~10mmにはキンチャク縫合を加えたくり抜き法、
あるいは切縫術をおこないます。
より大きな母斑には連続縫縮術や局所皮弁を用いることがあります。
脂漏性角化症(老人性イボ)
この病変は皮膚表面に限局する病変ですので、大きなものでも、皮膚表面を削るだけでよいようです。
多くはCO2レーザーを利用して除去します。
術後は出血もなく1週間前後で治癒します。
日光性角化症(前癌症変)との鑑別が必要な時にはやや深く、広めに摘除して病理検査を行います
脂肪腫
皮下組織に発生する柔らかい腫瘤ですが、前額、腕、背部など、どこにでもに発生します。
悪性ではないからと摘出しないでおきますと除々に大きくなってきます。
できるだけ小さい時に全摘してしまう方がよりよいかと思います。
手術は腫瘤の中心に約20mmの切開を加え、皮下の脂肪腫を全摘します。
かなり大きな腫瘤でもこの短い皮フ切開だけで全摘することが可能です。
指(趾)粘液のう腫
手や足の爪の近くに小さな腫瘤ができ、中にはゼリー状の内容物が入っています
初期には自覚症状はありませんが、時間が経過すると痛みを伴うことがあります。
以前は皮下の腫瘤のみを切除していましたが再発も多く認められましたが、
近年、指の骨にまず病変があって、二次的に皮下に腫瘤ができるもので あることが判明しました。
そこで、骨の病変部を少し削って皮下の病変を摘出すると再発が少なく 根本的治療となります。
その他
他にも、いろいろな皮膚良性腫瘍が多数あります。
いずれもできるだけ、目立たない傷跡としてなおるように工夫して手術しています。
悪性腫瘍
皮膚の悪性腫瘍には、基底細胞癌、有棘細胞癌、ボーエン病、皮膚線維肉腫などがあり、手術することがあります
*保険が使える手術です
基底細胞癌
顔の目や鼻の周囲に好発する腫瘍で、殆んど黒褐色調の色がついています。
手術は腫瘍辺縁より、正常皮膚を5mm程含めて広く、深く切除します。
腫瘍摘除後はひきつれがおこらないように局所皮弁を利用した手術をします。
有棘細胞癌
日光露出部にできることが多く、イボ様の腫瘍が除々に大きくなって行きます。
比較的小さな腫瘍の場合は外来で局麻下に手術することができます。
手術は腫瘍辺縁より5~10mm離して正常な皮膚を含めて広く深く切除します。
腫瘍切除後は局所皮弁や植皮術を利用して治します。
ボーエン病
全くの悪性腫瘍ではありませんが、放置していると除々に大きくなって行き、ほんとうに癌化して、転移をひきおこすことがあります。
まだらな褐色斑が臨床的な特徴所見です。
治療はCO2レーザーによる剥削術を深めにおこないます。
術後は解放療法を行いますと、3週間程度で治癒となります。
皮膚線推肉腫
比較的若い人にも発生する皮下の硬い腫瘍です。
この腫瘍は臨床的にも組織学的にも確定診断を下すことが難しい場合も多く、治療方針に迷うこともあります
当院では最初に組織学的診断を兼ねて全摘し、組織学的に悪性が疑わしい時は 拡大切除することにしています。
多少傷跡は長くなりますが、充分深く切除しますと再発もないようです。
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瘢痕形成術
*保険が使える手術です
瘢痕形成術
交通事故後の傷跡やケガ、あるいは手術後の瘢痕などが目立って、気になったり、運動障害を伴っている場合には瘢痕の修正術をおこないます。
単純な場合は真皮縫合という形成外科特有の縫合法を用いた切縫術が一般的ですが、複雑な傷跡の場合はZ-形成術やW-形成術などを利用した手術法を行います。
陥入爪根絶術
いわゆる巻き爪の治療です。当院では手術を行います。
CO2レーザーを利用して爪母の側縁を焼灼します。
術後は開放治療をおこない、入浴後にバンドエイドを3週間貼らせます。通院の必要は殆どありません。
炎症の強いケースでも1回の手術で根治術となります
太田母斑のレーザー照射
目の周囲を中心に額や頬に褐色調のまだら色素斑が思春期頃からはっきりしてくる疾患です。
以前は遊斑植皮術をおこなっていましたがQスイッチルビーレーザーがとても効果的です。3ケ月に1回位レーザー照射します。
ほぼ4~5回で消失します。
保健適用外治療
*保険が使えない手術です
単純性色素班(シミ)
Qスイッチルビーレーザーwp照射します。
翌日より、洗顔やお化粧も可能です。
一回の照射で殆ど根治的にとれます。
術後3ヶ月間、「VitC・トランサミン」の内服と「ハイドロキノン」の外用を続けます。
重瞼術(二重まぶた)
縫合法をします。
シワ取り術
額・眼の下・あごなど対処部位は多岐にわたります。
刺青(入れ墨)除去術
Qスイッチルビーレーザーを数回照射したり、切縫術や植皮術などの外科的治療をすることもあります。