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高校時代と言えば、最も彼女を作りたい、女の子にもてたいと思う青春時代です。
しかし、そんな青春時代も顔にたくさんのニキビがあったせいか悲しい日々を送ることになりました。本当はニキビ何て関係ないのかもしれませんが、ニキビがなかったら絶対にもっと違った楽しい日々が過ごせていたと思います。
高校1年で好きな子ができる
これまでも過去に好きになった子は数人いましたが、特に告白することもなく遠目で好きな子を見るだけの気持ち悪い男でした。
しかし、中学を卒業し高校に入ると周りの男子もこれまでと違い、女子と付き合う率が非常に高くなってき、自分も女の子と一度は付き合いたいと思うようになってきました。
そんなとき、気になる女子が現れます。
彼女は、中学は別の学校で高校から同じ学校になった子で、クラスは別です。どちらかというと、綺麗な子と言うより可愛らしい子で、身長はやや低めでおとなしそうな子でした。
しかし、自分はこれまで同様、声を掛けることもできず遠目で見ているだけでした。やはり、顔のニキビが酷いせいで自分に自信が持てない、告白しても確実にフラれるというのが簡単に予想できたからです。
よく、告白せずに後悔するよりも告白してフラれる方が後から絶対に後悔しないといいますが、それは自分に自信がある程度ある人だけだと思う。
自分なら告白してフラれようものなら更に自分に自信がなくなり、後悔の念で押しつぶされそうになると思います。
『自分はニキビ顔でもてない、告白してもふられるだろう』と思ってはいるもののどこかでそんなことない、もしかして付き合ってくれるかもしれないと思う自分がいます。このように告白しなければ、まだ自分がニキビのせいで持てないというのが確定しないのです。
しかし、告白してふられようものなら確定してしまうのです。もしかしたらという甘い思いも消えてしまうのです。
高校2年で好きな子と初めて話した
高校1年の間は結局、告白することもできず1年が過ぎました。しかし、2年になったときはじめて好きな子と話すチャンスができたのです。
クラス替えです。
とはいってもまた別のクラスです。しかし、クラスが隣になり体育の授業は複数クラス合同で行う為、授業で一緒になる機会ができたのです。男女別々の場合もありますが、それでも自分にとってはとても嬉しい時間でした。
そんな体育の授業で整列して並ぶと何と彼女が自分の横になるのです。
もう、やばいくらい超嬉し状態です。
自分はこれまで告白することばかり考えていましたが、よくよく考えるといきなり告白ではなく、まずは普通に会話を試みればいいのでは? というなんとも初歩的なことに気が付きました。そう考えると気持ちは一気に楽になり、ある体育の授業で横に整列している時に思い切って話しかけてみました。
「今日の体育ってなにするんだろうね?」
何とも気の利かない、面白くもない一言を放ってしまいました。「あ~バカバカ!俺のバカ!」と内心動揺しまくり。しかし、顔は平静を保って彼女の返事をまちました。
すると、まえに並んでいた友人が「バスケって言ってたやろ!」と振り返りながら一言。
『このクソ野郎ーーー! お前に話してない!』
と心の心底から叫んでしまいました。彼女の方をちらっと見ると、彼女は自分に話しかけられているというのを気づいていたらしく、返事はなかったもののこちらをみて「にこっ」とほほ笑んでくれました。
もう、クソ野郎のことは頭から吹っ飛び、それだけで最高に幸せな気持ちになりました。
これが恋か、恋なのか!
と実感したのもこの時が初めてだったと思う。
結局、その日は話せずじまいでしたが、少し自分の中で吹っ切れた感があり、次の体育の授業のときには初めて雑談をすることができました。
その後もちょくちょく雑談はするようになり、体育の授業だけではなく、教室の前ですれ違った際などにも雑談ができるようなレベルになりました。自分にとっては人生初の画期的な進歩です。
高校2年の冬、初めての告白
彼女と初めて話してから約半年が過ぎ、もう、雑談レベルであればあまり緊張もせずはなせるようになりました。
しかし、クリスマスに近づくにつれ周りに付き合いだす子らが増え、自分も彼女を強く意識するようになりました。自分が知る限り、彼女は誰とも付き合っていないはず。そして、彼女もきっと自分が意識していることに何となく気が付いているのではと思っています。
ただ、自分には依然としてニキビが顔全体にあり自信が持てない。赤い炎症したニキビだけならまだいいのですが、膿を持ったニキビもあります。膿を持ったニキビを潰すとニキビ跡として残ってしまう可能性が高くなるということなので、自分では潰さないようにしています。
クリスマスまであと、2週間となったころ膿を持ったニキビが少し減ったということもあり、前々から妄想していたことを実行することにしました。
「告白」
です。どのように告白するかはこれまで何度となく妄想してきたので、自分では既に決めていました。手紙です。さすがに彼女を呼び出して告白する勇気はなく、目の前で断られたときどうすればいいのかもイメージできなかったので、手紙で渡すことにしました。
そして、昼休みが終わろうとしていた時、廊下ですれ違った彼女に手紙を手渡し、「あとから読んでね」と一言。彼女も一瞬ビックリしていましたが、おそらくすぐに中身を察したと思います。「うん、わかった」と一言だけいって駆け足で教室に戻っていきました。
彼女からの返事
彼女に手紙を手渡してからというもの非常に顔が合わせずらくなってしまいました。まだ、返事をもらったわけではないのですが、どんな顔をしたらいいのかわからない。
いつもなら、意味なく彼女が通りそうな廊下、教室前を歩くのですが逆に避けて通るようになってしまいました。これでは返事も聞けないのではと思ったものの勇気がでない。
結局、手紙を渡した次の日は、彼女と一度も会うことがなく2日目。
この日も少し避けた行動をとっていましたが、トイレから出たときに彼女とバッタリ。
そして、彼女から「これ、この間の返事」といって、手紙を手わされました。その場は、「ありがとう」と一言だけいって立ち去りました。
もう、自分の内心はドキドキです。
手紙の中身が気になって仕方がありません。
休憩時間がすぐに終わり授業が始まり、自分は彼女からもらった手紙を教科書に挟んで周りに見られないようにこそっと開けました。
彼女の文章にはずらずらと綺麗な字で文章が書かれていましたが、その中の一文だけが即座に目に飛び込んできました。
「ごめんなさい、今は付き合えません」
他の文章を読む前にこの一文だけが先に目に入ったのです。一気に絶望感で頭の中がいっぱいになってしまいましたが、最初から順をおって文章を読んでいくと、受験勉強に集中したいから今は誰とも付き合えないというものでした。
それが彼女の本心かどうかは分かりませんが、自分が嫌いなわけではない、嫌われてもいないと思える文章だったので、絶望感からすぐにホッとした気持ちになりました。
結局、その後も彼女と雑談は継続できましたが2度目の告白はすることなく高校卒業となりました。
いまでは、あのとき本当に手紙でですが告白できたことに良かったと思っています。告白していなければきっと今でもグジグジした人間になっていたでしょう。
彼女に幸せあれ!