ニキビ跡の赤みの改善にはちみつがいいの?
はちみつがニキビ跡の赤みいいって本当?
はちみつって何となく美容にいいということを知っている方は多いと思いますが、ニキビやニキビ跡にもいいって噂を聞いたことがありませんか?
はちみつは普通に食べてもおいしいから、もしも本当にニキビ跡の赤みにもいいならぜひ購入したいと考えている方もいるでしょう。
そこで、
- はちみつはどうしてニキビ跡に効果があるといわれるのか?
- どうやって使ったらいいのか(食べるのか塗るのか?)
- はちみつの原料となる花によって効果が変わったりしないのか?
- 他のもので代用できないのか?
といった点から、ニキビ跡の赤みに悩んでいる方が本当にはちみつを使うべきなのかを考えてみたいと思います。
肌にいいと言われているのはどうして?
ニキビ跡の赤みに対してはちみつがどのような効果を発揮するのかを考える前に、全般的な効果を紹介しましょう。
はちみつは私たちの体に非常にたくさんの恩恵をもたらしてくれるものです。
例えば、一般的な砂糖などの糖分よりもエネルギーになりやすいため太りにくく程よい甘さでおいしいため、エネルギー源として魅力的なのは誰もが知るところでしょう。
しかし、それだけではなくお肌にとっても多くのメリットをもたらしてくれるのです。
肌に対する主なメリットを上げると
- 殺菌や抗菌、消炎作用がある
- 栄養価が豊富
- 保湿力が高い
といったものがあります。
殺菌(抗菌)や消炎作用
これは意外と知られていないのですが、はちみつには殺菌作用があることが確認されています。
蜂蜜には強い殺菌力のあることが確認されており、チフス菌は48時間以内に、パラチフス菌は24時間、赤痢菌は10時間で死滅する。
また、殺菌作用と似た言葉ですが、菌を殺すわけではなく繁殖しないようにする効果も確認されています。
はちみつはなんとなく水分を豊富に含んでいるように見えますが、おおよそ8割が糖分で水分はわずか2割程度です。
一般的に細菌というのは食品の中の水分を栄養として繁殖するのですが、水分量が20%以下のものの中では繁殖することができないのです。
このような作用があるからこそ、はちみつは冷蔵庫に入れなくても長持ちするし、昔から消毒剤として利用されてきたのです。
海外ではアクネ菌の殺菌効果を期待して、ニキビケアにも使われています。
さらに口内炎や喉が痛い時に効果があったという経験談が多いように、炎症を抑える効果もあるのです。
栄養価が豊富
はちみつには非常に多くの栄養素が含まれています。
肌にいいという観点から見てみると、ビタミンC、ビタミンB1・B2、ポリフェノールなどたくさんの成分が配合されています。
これらの成分が含まれているため、抗酸化作用や皮脂を抑制する作用、さらには炎症を抑える効果が期待できるわけです。
保湿力が高い
抗菌作用のところでお話ししたようにはちみつは実は水分が非常に少ないため、空気中の水分を吸収します。
さらに、とろみが強いことからお肌の上でしっかりとした膜を形成して、皮膚の水分を逃がさないようにしてくれるため、乾燥を防ぐことが期待できるのです。
このように、幅広い効果が期待できるはちみつは、食べても肌に塗ってもメリットがあり、殺菌や消炎、抗酸化や保湿といったような赤みを帯びたニキビやニキビ跡に適した効果が期待できるのです。
食べたと方がいいの?肌に直接塗った方がいいの?
はちみつが肌にいいということは分かって頂けたかと思いますが、
という点について、どちらが望む効果を得られそうなのかちゃんと整理できていますか?
例えば、「はちみつはビタミンが豊富であるから肌に良い」いう言い方もできるわけですが、ビタミンはそのままの状態では肌から吸収することができません。
ビタミンCを肌に浸透させるためには、ビタミンC誘導体という形でなければいけません。
そのため、
- ビタミン剤としての効果を期待するなら口から摂取
- 保湿や殺菌作用に期待するならば塗布
というように目的によって使い分けるべきなのです。
一部のサイトには、「ビタミン類が豊富だから肌に良い」 ⇒ 「おすすめのはちみつパックのやり方」という流れで説明しているため、はちみつの成分が肌に浸透するような気がしてしまいますが、ビタミンは肌に浸透することはでないので、そのあたりをしっかりと整理しておきましょう。
産地によって性質が変わる点に注意
はちみつが体に良いのは周知の事実ではあると思いますが、実は産地によって成分なども異なってくるため、期待できる効果も変わってくるという点に注意しなければなりません。
少し考えれば当たり前の話なんですが、どの花から集めてきた蜜を使っているのは、はちみつの産地によって変わってきます。
例えば、はちみつの抗酸化作用が強いという研究データは確かにあるのですが、かならず「○○産のはちみつならば」という条件が付いています。
抗酸化作用が強いということで非常に人気の高い「マヌカハニー」というニュージーランド産のはちみつがあるのですが、このはちみつはマヌカという木に咲く花から採取したものに含まれる特有のシリング酸メチルという成分が含まれているため、強い抗酸化作用が期待できるのです。
つまり、はちみつには○○な効果があるというデータがあったからと言って、スーパーなどで適当なものを買ってきても同様の効果があるとは限らないのです。
ニキビやニキビ跡の赤みに効果的と言われている殺菌作用や消炎作用に関しては、多くの場合このニュージーランド産の「マヌカハニー」のことを言っていることが多いと思います。
いずれにしても、はちみつがいいという場合はどれでもいいという意味ではなく、必ず産地やどの花から採取したもののことを言っているのかを注意して見るようにして下さい。
はちみつはニキビ跡の赤みにいいけど他のもので代用できる
ここまで説明してきたように、はちみつにはニキビ跡の赤みにとって良い効果が期待できる成分がたくさん含まれているのは間違いない事実です。
ただ、ニキビ跡に関する効果を考えたときに、他のものよりも優れているかというとそんなことは無く、どうしてもはちみつを使った方がよいという特筆すべき点はないように思います。
例えば、口内炎や喉の痛みというような場合は薬品を摂取するよりは食品であるはちみつの方が安全性や味という点でメリットが多いでしょう。
しかし肌のトラブルについては、はちみつ以外にいくらでも代用できるものがあると考えられますね。
具体的な症状で考えてみましょう。
ニキビの原因菌であるアクネ菌によって炎症を起こし、ニキビ跡の赤みが消えないということであれば当然殺菌が効果的です。
しかし、皮膚科に行けばアクネ菌専用の抗生物質を処方してもらえます。
また、ビタミン類の摂取が必要である場合、はちみつは他の食材に比べて特段ビタミンの含有量が多いわけではないので別のものから摂取してもいいですし、それこそサプリメントの方が手軽に多くのビタミンを摂取することができますね。
さらに、保湿の効果についてもはちみつは一般的な保湿剤以上に効果があるというわけではないのです。
つまり、はちみつは多くのメリットが期待できますが、ニキビ跡の赤みの改善という点からすると別のものを使った方が良いと考えられるのです。
味はおいしいし、肌にもいいと聞くと是非とも使いたくなってしまう気持ちはすごくよくわかるのですが、望む効果を効率よく得るために適したものは何かを考えることを忘れてはいけません。