あごニキビと生理不順とホルモンバランスのモヤモヤ。解消する唯一の方法とは?

「ホルモンバランスの乱れ」

あごニキビの原因を調べているとよく目にする言葉です。

そういえば……

「いつも生理が遅れがち」
「昔から周期がバラバラ」
「1、2カ月来ないときも……」

あなたの生理に当てはまることはありませんか。

あごニキビで悩んでいた管理人はこれらすべてに当てはまっていました。

なので、

「そもそもホルモンバランスの乱れってどういう状態?」
「あごニキビと関係あるの?」
「乱れる理由は何?」
「自分は実際崩れているの?」

と疑問がいっぱいで。

そこで上記について調べた結果と解決法をまとめてみました。

「生理不順とあごニキビが関係しているかも……」

と不安に思われている方の参考になれば幸いです。

生理不順とホルモンバランス

生理が遅れる、なかなか来ない……といった症状は「ホルモンバランスの乱れ」の結果として現れます。

では「ホルモンバランスの乱れ」とは一体どういう状態なのでしょうか。

ひとことで言うと、

・女性ホルモン量が安定しない

という状態を指します。

女性ホルモンを作るのは「卵巣」です。

ですが卵巣が自分の意思で作るのではありません。命令するのは脳の「視床下部」という領域です。

脳には血液中の女性ホルモン量を把握する力があります。

視床下部はその情報を読み取って、ホルモンを作る命令を出すのです。

具体的には……

脳視床下部

脳下垂体

卵巣

という順番で命令が伝わり、身体のリズムに合わせて女性ホルモンが分泌されます。

逆に卵巣から働きかける場合もあります。

量が多すぎると「控えて」、足りないと「もっと!」と脳に伝達が行くのです。

このように脳と卵巣が互いに協力し合って女性ホルモン量は管理されています。

しかしこの連携プレーがうまくいかなくなると、女性ホルモンの分泌量が不安定な状態に。

必要な時期に作られなかったり量が少なかったりして、生理不順が起こってしまいます。

なので生理不順は「ホルモンバランスの乱れ」のサインと言えるでしょう。

ホルモンバランスと肌の関係

ホルモンバランスが乱れると、生理以外にも不調が現れてしまいます。

そう、「肌」のトラブルです。

女性ホルモンは肌の水分・皮脂量にも関係しています。

なので「ホルモン量が安定しない」=「水分・皮脂量も安定しない」ということに。

肌の水分・皮脂量がアンバランスになると、ニキビが発生しやすくなってしまいます。

また、女性ホルモンの量が少なくなると男性ホルモンが優位になる場合も。「男性」とついていますが、女性の体内でも作られています

男性ホルモンには次のような特徴があります。

・皮脂の分泌を促進する
・角質を厚くする

皮脂が増えてさらに角質が厚くなる……こんな条件が揃うと、ニキビが非常に出来やすくなってしまいます。

男性ホルモンの影響を強く受ける部位は以下の通り。男性ならちょうどひげが生える部分ですね。

・もみあげ〜あごのUゾーン
・鼻の下
・口周り

なのであごにたくさんニキビができるということは、男性ホルモン優位になっている可能性が高いと考えられるのです。

ホルモンバランスはなぜ乱れるの?

あごニキビ予防・対策にはホルモンバランスを整え、男性ホルモン優位にならないようにする必要があります。

なので乱れないように気を付けたいところですが、そもそも原因は何なのでしょうか。

それには以下の原因が考えられます。

・ストレスや睡眠不足

ホルモンを作る指令を出すのは脳の視床下部です。ここは自律神経の働きを司っているため、非常にデリケートな領域。ストレスに敏感に反応しやすいです。

視床下部がストレスでダメージを受けると判断基準が狂います。するとホルモンに関する指令もうまく出せなくなってしまいます。

・急激な体重減

無理なダイエットやハードワークによる急激な体重減。すると脳は危機感を抱きます。

生命を維持しなければとそれ以外の機能をストップ。ホルモンを作る指令が出されなくなるので、生理や排卵が止まってしまいます。

・多嚢胞性卵巣症候群(たのうほうせいらんそうしょうこうぐん)

排卵障害のひとつです。多嚢胞性卵巣症候群の判断基準として「男性ホルモン値が高くなっている」ことがあげられています。次項で詳しくご説明します。

多嚢胞性卵巣症候群とは?

原因不明の障害ですが、排卵がうまくできなくなっている状態を指します。

自覚症状としては

・生理不順
・毛深い
・ニキビ
・肥満

といったもの。

痛みや不快感がないので気付きにくいのですが、卵巣では

・卵胞が育つのに時間がかかる
・卵胞が未成熟なままたまっていく
・なかなか排卵しない

という現象が起こっています。

排卵されないため、結果生理も遅れがちになります。

判断基準は次の通りです。

①月経異常
②多嚢胞性卵巣
③血中男性ホルモン高値またはLH基礎値高値かつFSH基礎値正常

言い換えると、

①は生理が遅れたりなかなか来ない(逆に出血量が多すぎる場合も)
②エコーで卵巣を見たとき、卵胞がいくつも連なっているように見える
③男性ホルモンが多い、あるいは排卵を助けるホルモンよりも卵子の成長を助けるホルモンの方が多い

ということです。

なので多嚢胞性卵巣症候群になっていると、男性ホルモンが多くなっている可能性が高いと考えられるのです。

実は管理人も生理不順がずっと気になっていて。意を決して婦人科を訪れたところ、多嚢胞性卵巣症候群だったということが分かりました。

受診した当時はすでにあごニキビに悩まなくなっていましたが、

「なぜあんなにあごにばかりニキビが出来たのか」

その原因、自分が男性ホルモン優位の体質だったと分かって非常に納得できました。

多嚢胞性卵巣症候群は根本的な治療法がないため、対処療法として「低用量ピル」の使用が選択される場合があります。

ピルを飲んで排卵自体を止めると、

・卵巣を休める
・生理周期を安定させる

ことができるからです。

私も生理周期を整えたかったので、ピルを飲み始めました。

さらにピルは女性ホルモン(エストロゲン)を含んだ薬です。服用することで女性ホルモン優位の体質になり、あごニキビの予防にもつながればと期待しています。

ホルモンバランスの悩みを解決するには

あごニキビと生理不順、ホルモンバランスには密接な関係があります。

しかし私たちは自分で正確なホルモンバランスの状態を知ることができません。

でも、身体は「生理不順」や「あごニキビ」というかたちでサインを送ってくれている可能性が高いです。

なのでもう一歩、正確に状況を把握するには婦人科で検査するしかありません。

血液検査や内診をすれば、自分のホルモンバランスや卵巣の状態を正しく把握することができます。

そうすれば、

「ホルモンバランスはどの程度乱れているのか」
「なぜ乱れているのか」
「あごニキビと関係しているのか」

という疑問がクリアになりますし、

・生活習慣の改善で対処できそう
・何らかの治療が必要
・低用量ピルの服用を検討

など、対処法をとることができます。

多嚢胞性卵巣症候群もそうですが、肌以外にも何らかの不調がひそんでいるかもしれません。

あごニキビが気になるのはもちろんなのですが、例えそうでなくても生理に不調を感じている場合、そのままにしないで一度婦人科を受診していただきたいです。

婦人科に行くって少しハードルが高いです。でも、はっきりとした原因が分からないと改善策も考えられません。

モヤモヤを解消する唯一の方法は、

・婦人科を受診してホルモンバランスや卵巣の状態を把握する

ことです。

原因が分かると心が軽くなり、前向きに対処法を考えられるようになります。なので、勇気を出して一度婦人科を訪れてみませんか。