にきび治療
ニキビ治療は、個々の肌やニキビの状態により異なり、その状態にあわせて治療することが大切です。
よって、洗顔方法などを含めた日常のスキンケアの見直しやライフスタイルに併せた治療方法を考えていく必要があります。
保険診療でできること
保険適応となっている治療方法は限られています。
おもに下記の外用薬・内服薬が適応となっております。
「以前、他のクリニックでお薬処方してもらったが治らなかった」
「ヒリヒリして使えなかった」
とのことで来院される方も多いです。
保険適応の治療も、使用方法の工夫・内容をもう一度見直すことなどにより、効果を発揮することも可能です。
- 内服薬
抗生物質、漢方薬(その方のニキビの状態や他に付随する症状に合わせて処方します)、
ビタミン剤など
- 外用薬
抗生物質・ディフェリンゲル・ベピオゲル※1・デュアック配合ゲル※2など
アクアチムクリーム1%
新キノロン系外用抗菌剤
細菌の増殖を阻害することにより、殺菌作用を示す新キノロン系の外用抗菌剤です。
通常、ニキビ(ざ瘡)や、おでき、とびひなどの皮膚感染症の治療に用いられます。
ダラシンTゲル1%
細菌の蛋白合成を阻害することにより殺菌作用を示すリンコマイシン系の抗生物質です。
通常、化膿性炎症を伴うニキビ(ざ瘡)の治療に用いられます。
ゲンタシンクリーム0.1%
細菌の増殖を阻害し、局所の感染症を治すアミノグリコシド系抗生物質です。
通常、ニキビ(ざ瘡)や皮膚感染症の治療に用いられます。
ゼビアックスローション2%
キノロン系外用抗菌剤
細菌のDNAの複製を阻害することにより、殺菌作用を示します。通常、表在性皮膚感染症や化膿性炎症を伴うざ瘡(にきび)の治療に用いられます。
ディフェリンゲル0.1%
レチノイド作用を有するアダパレンが主成分です。表皮の角化細胞の分化を抑制することで毛穴の閉塞を防ぎ、面ぽうの形成を抑制します。その結果、非炎症性皮疹(白ニキビ、黒ニキビ)、そして炎症性皮疹(赤いニキビ)が減少します。
通常、ニキビ(ざ瘡)の治療に用いられます。
ベピオゲル2.5%
過酸化ベンゾイルが主成分です。
ニキビ(ざ瘡)の原因菌の増殖を阻害する作用(抗菌・抗炎症作用)と角質細胞の結合をゆるめ毛穴の閉塞を改善させる角質剥離作用があります。その結果、炎症性皮疹(赤いにきび)、非炎症性皮疹(白ニキビ、黒ニキビ)が減少します。
通常、ニキビ(ざ瘡)の治療に用いられます。
※ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)は2015年4月に保険適応になりました。(海外では1960年代より使用されています)
デュアック配合ゲル
クリンダマイシン1%と過酸化ベンゾイル3%が配合されています。
リンコマイシン系の抗生物質の抗菌活性(細菌の蛋白合成を阻害)および抗炎症作用と、過酸化ベンゾイルの抗菌作用(細菌の必須構成成分を酸化)、抗炎症作用、角質剥離作用により、症状を改善します。通常、ニキビ(ざ瘡)の治療に用いられます。
※デュアック配合ゲル(過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンを配合)は、2015年5月に保険適応になりました。
エピデュオゲル
アダパレン0.1%と過酸化ベンゾイル2.5%が配合されています。
アダパレンは表皮の角化細胞の分化を抑制することで毛穴の閉塞を防ぎ、面ぽうの形成を抑制します。
過酸化ベンゾイルはニキビの原因菌の増殖を阻害します。また角質細胞の結合をゆるめ毛穴の閉塞を改善させます。
その結果、炎症性皮疹(赤いニキビ)、非炎症性皮疹(白ニキビ、黒ニキビ)が改善します。
保険外診療でできること
保険診療での治療に効果を感じられない、早く治したいなどといったかたにおすすめです。
スピロノクラクトン
※アゼライン酸クリーム
欧米においては古くから、ニキビ治療薬として一般的に使用されています(国内においては、未承認薬です)。
皮脂分泌の抑制・角栓予防・抗菌作用・抗酸化作用・メラニン生成抑制などの作用があります。
アゼライン酸は、穀類などにも含まれている成分で、妊娠・授乳中にも使用できます。ニキビ治療以外にも、酒皶・色素沈着などの治療にも使用されています。
保険外診療で一押しの治療法「ZO SKIN HEALTH」
既存の治療で改善が得られなかったり、ニキビ・ニキビあともシミも気になる方に、そして通院が難しくホームケア中心での治療をご希望の方におすすめです。
症例(ニキビ・ニキビあと)
※ 写真をクリックすると拡大されます。
| ZO開始前 (ピーリング・ 吸引処置直後) | 開始5週間後 | 開始12週間後 | 開始20週間後 (メンテナンス中) |
保険外診療で一押しの治療法「プラズマ」
プラズマ(ポートレートプラズマ)がニキビ、ニキビあとに驚くほど効ききます。
ポートレートプラズマは、そもそも光老化により痛んだ皮膚を再生する目的でつくられ、欧米ではアンチエイジングの治療器として脚光を浴びてきました。
昨年秋から、当クリニックではニキビ、ニキビあとの患者さんにプラズマの治療を導入し、良好な結果を得ています。
まずプラズマの治療により、できていたにきびができにくくなったということはほぼ100%の患者さんに得られる結果です。
すでに、他のピーリングやレーザー、ライトなど従来の治療を受けたが、効果の無かった、あるいは再発を繰り返す頑固なニキビの方にも効果的です。
また、ニキビ痕(にきび跡)に対しても、これまでの治療方法、治療機器と比較しても優れた効果があります。凹凸の改善はもとより、肌質の改善が顕著で、やわらく、みずみずしい肌へと生まれ変わります。
これはケミカルピーリングでいえば10回以上治療した後の効果に相当します。
プラズマの治療により皮膚の表面の組織は一枚の保護膜(バイオロジカルドレッシング)ができます。これが傷を治す際のガーゼや軟膏のような傷を効果的に治すための役割をしているのです。
皮膚の中では創傷治癒が起こる過程で再生に必要なエッセンスであるTGF, PDGFなどの成長因子が放出され、素早く皮膚を再生させています。中等度以上の設定で治療すると、古くなった皮膚が3~5日で脱落し始めます。
その下にはすでに新しい皮膚が再生していますこの非常に短期間で起こる創傷治癒こそが、角質が毛穴をふさぎ、習慣的にニキビができるようになっている機能の低下した皮膚を、短期間に健康で柔らかい皮膚に変化させることができるのです。
治療に抵抗性の炎症性・膿疱性のニキビ(にきび)。皮膚は弾力がなく、硬い。感染と炎症により痛みが強い。
プラズマ1回治療、後新たなニキビの発生が激減。
プラズマ3回治療後、ニキビの改善が顕著。ニキビ痕(にきび跡)も急速に改善。皮膚そのものが、柔らかく、弾力がある。
保険外診療で一押しの治療法「コメドの吸引治療」
ニキビ治療の基本は、なんと言ってもコメドを減らす治療です。コメドにはガラス管を用いた吸引治療が有効です。吸引でもとれない深いニキビ、大きなニキビは炭酸ガスレーザーを使用して圧出します。
保険外診療で一押しの治療法
「ニキビの光線力学治療」
アイクリアはアクネ菌が産生するコプロポルフィリン㈽が反応する415nm付近の青い光の領域だけではなく、850〜890nmの近赤外線光も同時に照射することができます。
ポルフィリン㈽に青い光が吸収され、光化学反応により活性酸素が発生し、アクネ菌を撃退しています。また、近赤外線光により、一酸化窒素が血管平滑筋に放出され、血管を拡張して血流を増加させ、細胞の酸素量を高めます。創傷の治癒を促進させ、皮膚の再生効果を高める作用があるといわれています。
つまり、アイクリアによる光線力学治療は、アクネ菌を破壊するだけでなく、炎症によるニキビ痕の赤みを早く改善させる作用があります。