肌断食に挑戦してみよう
今注目を集めているスキンケア法のひとつ、肌断食。毎日つけている化粧水や乳液、クリームといったスキンケアアイテムを一切断つだけなので誰にでも挑戦することができます。特別な道具もなく、逆に何も使わない。それだけで肌が本来持っている潤う力を取り戻せるというのであれば、試す価値は大アリですよね!
今回は「肌断食」について。さっそくだけど、アッキーは肌断食って知ってた?
「肌断食」って何?
気になる「肌断食」とは
多くの女性が素肌を美しく保つため、素肌の欠点をカバーするようにメイクをしたり、日々スキンケアアイテムで肌の手入れをしたりしています。ですが、根本的な肌への負担を考えるとどうでしょうか?メイクアイテムやスキンケア用品には、界面活性剤や防腐剤といった化学物質が使用されていたりします。これらの化学物質は肌を刺激するので、化粧品を肌につけるということはある意味では肌にとって異物となるのです。
そこで、注目されている美容法が「肌断食」です。
肌断食にはどういった目的があるの?
スキンケアを毎日することで、肌に過剰な栄養が与えられます。また、肌に触れることで肌に刺激となり肌には負担となっていることも。そこで、そうしたスキンケアやメイクをやめることで、肌を休ませてあげることが一番の目的です。
どうして何もしないことで肌がきれいになるの?
肌をきれいに保つためのメイクやスキンケアをやめることが美肌を生む、というのは矛盾しているように感じますよね。
しかし、メイク用品などに含まれる界面活性剤には肌のバリア機能を保つ細胞間脂質を壊す働きがあります。これを使い続けることで肌は荒れやすくなってしまいます。また、同様にメイク用品などには防腐剤も含まれていますが、これは肌の常在菌まで殺してしまいます。すると肌が雑菌やカビが繁殖しやすい状態になり、やはり肌荒れしやすくなるのです。
こうしたものを肌につけずに休ませてあげることで、肌が本来持っている「自ら潤う力」が回復して肌がきれいになります。
得られる効果
本来の力を取り戻しきめ細かい肌になる
肌には本来、強く美しい肌を保つ力があります。しかし、スキンケア用品などを使用して肌に栄養分を過剰に与えることが肌を甘やかすこととなり、そうした肌の本来持っている力を低下させているのです。肌断食をして、肌自らが生み出す細胞は芯から整えられているのでとてもきめ細かい肌となります。
乾燥肌が改善できる
肌の乾燥には油分や水分を補給することよりも、角層自体を整えることが大切です。化粧品などに含まれる化学物質が角層を薄くしてしまうことにより、肌が乾燥するので肌断食によって肌の機能を正常化することが乾燥肌改善に役立つんですね。60代で肌断食を始めた女性も肌が若返っているので肌の保湿力に年齢はそれほど関係ない、という話もあります。
ニキビや角栓ができにくくなる
ニキビは角質によって毛穴がふさがれてしまうことで発生します。毛穴がふさがると皮脂が排出されずに毛穴に溜まり、それが角栓になったりニキビ菌の増殖を招くからです。だからといって角質をとろうとして過剰に洗顔することは禁物です。洗顔のし過ぎで必要な皮脂まで洗い流されると肌は乾燥し、余計に皮脂を分泌して肌を潤そうとするからです。それが肌断食をすることで自ら潤う力を高めてあげると肌のバリア機能が回復します。バリア機能によって肌を外的刺激から守ったり水分を保つことができるので、ニキビや角栓ができにくくなります。
シミができにくくなる
肌の細胞はだいたい28日で生まれ変わるとされています。これを肌のターンオーバーと呼びます。細胞が生まれ変わればシミができても消えていく、ということになりますがターンオーバーが適切に行われなければシミはいつまでも残ったまま。そもそもシミは紫外線に刺激されたメラノサイトというところがメラニンを作り出すことでできます。ですが肌断食をして肌のターンオーバーが整えられると新しい細胞が生み出されて古い角質が自然と剥がれ落ちるので、メラニンがシミとなって残りにくくなります。ターンオーバーが正常であればメラニンの排出もスムーズになりシミができにくくなるというわけです。
正しい肌断食のやり方
1日完全に肌断食する方法
基本的に1日中、肌に何もつけずにずっとすっぴんで過ごす方法です。洗顔も洗顔料は使わずにぬるま湯程度の水洗顔で行います。ですが、いきなりこれまでのスキンケアをすべてやめてしまうのは勇気もいることだと思いますので、少しずつスキンケアアイテムを減らしていって最終的に何もつけない、というやり方がおすすめです。
まずは、クリーム、そして乳液、次に美容液、化粧水と順を追ってスキンケアアイテムを減らしていきましょう。ただし、肌の状況に応じてシンプルな保湿剤や洗浄剤を使う場合はあります。
夜だけプチ肌断食のやり方
睡眠中にお肌が生まれ変わるのでそれにあわせて肌断食をする方法です。寝る前だけ、スキンケア用品を一切使用しないことで肌に必要である天然のうるおい成分が分泌されるようになります。仕事をしていてどうしてもメイクをする必要がある、といった人におすすめの方法です。ただし、日中もできるだけ肌に負担がかからないようにメイクをできるだけ薄くしたりといった工夫は必要です。
おすすめな週末肌断食法
週末肌断食のメリット
肌断食はしたいけど、ずっとすっぴんでいるのは難しい…という人には、週末に集中的に肌断食をする週末肌断食がおすすめです。例えば仕事が休みの週末、金曜日の夜〜月曜の朝くらいなら特別な用事がなければメイクをせずに過ごしても問題ないという人も多いですよね。外出の予定がなければすっぴんでいても良いでしょうし、日中も紫外線に当たらずに済むのであれば紫外線対策に日焼け止めを塗る必要もありません。
ただし、平日に毎日フルメイクをして肌に負担を掛けてしまっていては集中的に肌断食したとしても思うような効果は得にくいので、日頃からスキンケアのアイテムや方法を見直して肌の負担をなるべく軽くするようにしたいですね。
週末断食のやり方
1.金曜の夜
クレンジング剤を用いてメイクを落とします。クレンジング剤はできるだけマイルドな成分のものを選びましょう。洗顔後は化粧水や乳液といった基礎化粧品は一切使用しません。肌の乾燥が気になっても我慢しましょう。どうしても乾燥が気になる場合はごく少量のワセリンのみ使用します。
2.土曜日
朝の洗顔は洗顔料は使わずに35℃くらいのぬるま湯のみで行います。ここでも基礎化粧品は使用せず、外出しない限りは日焼け止めも使用しないようにします。どうしても外出する場合は、帽子やマスク、日傘、サングラスといったアイテムで紫外線対策をしましょう。
夜もぬるま湯洗顔のみで、基礎化粧品は使用しません。
3.日曜日
基本的に1日中土曜日と同じように過ごします。ただし、日中に肌の乾燥が気になったり、逆にべたつきが気になるという状況が出てくる場合は、状況に合わせてワセリンを少量使用したり、ぬるま湯洗顔の回数を増やして対処しましょう。
日曜の夜もはやりぬるま湯洗顔のみです。
4.月曜の朝
朝の洗顔はぬるま湯洗顔で行い、そのあとにはいつもの基礎化粧品で保湿とメイクをします。ですが、基礎化粧品も使用するアイテムを少し減らしたり、メイクも石鹸で落とせるようなものを使うようにしたり、肌への負担を軽減する方法を取り入れていきましょう。
肌断食中の正しい洗顔方法
基本の洗顔方法
肌断食中は洗顔料を使用せずに、ぬるま湯だけで洗顔します。洗顔料には合成界面活性剤が使用されているものが多く、これが肌の保湿に必要な皮脂まで洗い流してしまい肌荒れしやすくなるのです。
注意したい洗い方や水の温度
洗顔する時の水の温度は高すぎても低すぎても肌に負担がかかります。35℃くらいのぬるま湯(肌断食の専門家の中では「ぬるま水」という呼び名もあります。)で洗いましょう。35℃は体温よりもやや低く、温かさを感じるような温度ではありません。そして、洗う時には決して肌をゴシゴシこすらないようにしましょう。肌に摩擦の負担がかかるので水分をタオルで拭き取る時もこすらないように、タオルで水分を押さえるようにして拭きます。
肌断食中のワセリンの使い方
顔全体にワセリンを塗る場合は米粒の半分程度の量を手のひらにのばして、顔をやさしく包むように塗ります。顔全体に塗る必要がなければ、ワセリンを使用するのは乾燥の気になる部分にごく少量を塗りましょう。乾燥が改善されてきたと感じたら、塗る量を減らしていきます。ワセリンはべたつきやすいので、塗りすぎには注意してください。
肌質別にみるやり方
肌断食と相性抜群の「脂性肌」
皮脂が過剰に分泌する脂性肌はその皮脂を取り去ることに意識が向きがちですが、実は脂性肌を改善するには皮脂を取りすぎないことがポイントとなります。皮脂を落としすぎると肌は肌の潤いを守ろうと、より皮脂を分泌するようになってしまうのです。肌断食は水洗顔が基本です。洗顔料を使用しないことで皮脂を取りすぎることがなくなり、皮脂の過剰分泌が抑えられるようになるんですね。
乾燥肌はワセリンだけは使って
もともと肌が乾燥しがちな肌で肌断食を行うと肌の乾燥がひどくなる場合があります。これはそれまで使用していた化粧品などによるダメージの蓄積が肌の乾燥となり現れるためで好転反応と呼ばれるものです。しかし、どうしても乾燥がひどく肌荒れの悪化に悩む可能性があります。肌断食は肌に何もつけないことが基本ですが、乾燥がひどい場合に肌を保護する目的でワセリンを塗ることだけは可能です。上手にワセリンを使うことで肌荒れの悪化を防ぎながらじっくりと肌断食に取り組みましょう。
敏感肌は長期間を意識して少しずつ挑戦
肌の本来の力を取り戻す肌断食は、敏感肌の改善におすすめの方法です。ですが、敏感な状態の肌は外部刺激にも弱いので肌に何もつけない状態では肌トラブルが生じやすいのも事実。完全な肌断食にこだわるよりも、夜だけ肌断食を行ったり週末に肌断食をするようにして少しずつ長い期間をかけて取り組みましょう。
肌断食の気をつけたい注意点
好転反応で肌荒れを起こす可能性がある
これまで使用していたスキンケアをやめることで肌の乾燥や肌荒れが悪化することがあります。これは、スキンケアを使用することでごまかされていた肌の乾燥やそれまで使用していた化粧品などによるダメージが明るみになることで起きる好転反応です。肌のバリア機能は時間をかけて再生されていくので、ここであきらめてスキンケア用品を使用してしまうと肌本来の力を損ねることとなります。
間違ったやり方は乾燥を悪化させる
「何もつけない」ことにこだわりすぎるのも問題です。特に肌断食の初期は肌の乾燥を感じやすい時期ですが、どうしても乾燥が気になる時は化粧水だけを用いて保湿したりごく少量のワセリンで肌を保護してあげましょう。肌が乾燥しているのはバリア機能が低下しているということですから、外部刺激に弱い状態です。ここで肌を保護せずにただ放置してしまうと肌荒れや乾燥が悪化します。
紫外線の影響が直接肌にくる
メイクもせず日焼け止めも使用しない肌は紫外線が直接あたる状態です。外出の際は帽子やサングラス、日傘、マスクなどを用いて紫外線対策をしましょう。
やるなら長期間を意識して
肌断食による肌質改善は一朝一夕にはできません。特に、肌断食を開始してすぐは肌荒れが悪化するように感じます。これは好転反応なのですが、ここでやめてしまう人が多いのが肌断食です。短期間での効果を期待せずに、じっくりと時間をかけて取り組むことが大切です。
肌断食中に起きやすいトラブルや注意点
角栓がでてきたらどうすればいい?
角栓はそもそも古い角質が皮脂と混ざったものです。本来は自然と排泄されていくものなので角栓ができても無理に取ろうとせず、基本的にはそのままで問題ありません。気になるからとこすったりするのはNGです。肌断食で肌質が改善されていくのに伴って角栓もできにくくなります。
かゆくなってきたらどうする?
肌断食では基礎化粧品を使用した保湿を行わないため、肌が乾燥しやすくなります。人によっては乾燥によりかゆみを感じることもありますが、そうした時はワセリンを気になる部分に薄く塗りましょう。ワセリンで肌を保護することでかゆみが落ち着きます。
かさぶたや皮めくれができたら?
皮めくれは古い角質が肌にとどまっている状態なので、肌のターンオーバーが進めば自然と剥がれ落ちる場合が多いです。乾燥による皮めくれが気になる時は薄くワセリンを塗るのも良いでしょう。ただし、かさぶたの場合は脂漏性皮膚炎という症状を疑う必要があります。これは水洗顔で落ち切らなかった皮脂が原因です。かさぶたができた場合は、一時的に石鹸を用いて洗顔をすることで状態が安定していくはずです。それでも改善が見られなければ専門医に相談しましょう。
肌断食中にメイクをしたいときは?
肌断食を行っているときはすっぴんで過ごすのが理想ですが、仕事をしている人がノーメイクで出勤…というのも難しいですよね。
メイクの必要がある場合のみメイクをするのは問題ありません。ですが、洗浄力の強いものでないと落とせないような化粧品では肌に負担がかかるので、ミネラルファンデーションなど石鹸で簡単に落とせるものを使うようにしましょう。
実際体験した人の口コミ集
成功させるには時間をかけること
- 1年かかった1日や2日では変わらないと思いますよ。 私の場合、顔ではなく足の裏ですが毎日ハンドクリームを大量に塗っていたのですが乾燥がひどくひび割れ冬になると大変でした。ある人に、与えるから肌が怠けてる。本来必要な油分は勝手に出てくるもの、1年我慢してごらんと言われ、アドバイスにしたがいました。 本当に1年かかりましたが、今では、ハンドクリームはまったく使っていませんが足の裏は柔らかくきれいを20年保持しています。顔は、前述の経験から最初っから、余計なものは乗せないので断食はしていませんが、しているようなものでですね。
- 1年たって肌が健やかに42歳・女性1年前から、一切のスキンケアを止めました。 日焼け止めも白粉も塗ってません。 自然派のチークなどのポイントメークのみ。それも石鹸で落としてません。お風呂に入った時に、なんとなくお湯で洗っています。もうこの年になると、洗浄する方が肌に悪い気がします。1年経って、毛穴が小さくなりました。 鼻の頭の目立つ毛穴がなくなりました。 眉間のしわが目立たなくなりました。 肌が白くなりました。 触り心地が桃っぽくサラサラになりました。 身軽になり肌も健やかで快適です。
肌断食を成功させるためにはとにかくじっくりと取り組むことが大切なんですね。メイクをするときもできるだけ肌に負担がかからないように工夫することも成功のためのポイントのようです。
肌に合わないものを使って失敗
- ワセリンが肌に合わない30代・女性肌断食の保護剤として購入したワセリンが肌に合わず、ニキビができてしまいました。ワセリンは誰の肌にでも合うものだと思い込んでいましたが、やはり合う合わないがあると感じました。自分の肌につけるものは自分の肌に聞くしかないのだな、と痛感。
肌断食1ヶ月経過。
— アイジロウ (@janjan1245) September 10, 2015
アトピー持ちですが
肌の色ムラ落ち着いてます。
失敗だったのは
急に化粧水とホホバつけたくなって、3日ほどつけて、炎症起こしたこと。
novの石鹸を使用もNGだった。
額に吹き出物が大量発生。
肌断食をしている時は肌が乾燥しやすく、外部刺激に弱い状態。そこへ肌に合わないスキンケア用品をつけてしまうと肌荒れを引き起こしてしまいます。どうしても保湿したい場合はこれまで問題なく使用できていた化粧水だけを使ったり、パッチテストしたうえでワセリンを使用することが良いようですね。
正しいやり方で肌の調子を整えよう
肌断食は即効性のある方法ではありません。中途半端に行ってしまうと、かえって肌荒れを悪化させることもあるので正しいやり方でじっくり取り組む必要があります。ですがその分、正しい肌断食を行えば、肌が持っている本来の力を高めることができるので肌の調子が整いやすくなります。あせらずに長期間を意識して取り組みましょう。