2015年09月15日

秋から冬にかけて肌が乾燥する季節です。
夏の肌の酷使と合わせてガサガサゴワゴワが気になってきます。
そんな時心強い味方になってくれるのが保湿クリームです。
一般に私たちが保湿クリームといっているのは、
肌に塗るクリームで保湿がありそうなものくらいの認識です。
本来の保湿クリームっていったいどんなものなんでしょうか?

そもそも保湿とは、肌が必要とする水分や保湿成分を
効果的に与えるスキンケアのことをいうのです。
人間の体は通常は60%以上が水でできていて、
水分が43%以下になると死んでしまうのです。
ですから、水気を失った体は乾いて細胞自体が水分を失います。
肌も乾ききるとガサガサになって水気を失い、使い物にならなくなります。
肌表面の乾燥は表層部分に留まりません。
肌表面の水分が欠乏気味になるとより奥から水分を持っていくため、
肌全体が乾燥してしまいます。
皮膚の表面を何らかの方法で乾燥から守らない限りは、
いくら水分を外側から与えても蒸発して乾燥してしまいます。
その乾燥を防ぐ成分として、セラミドやヒアルロン酸が知られています。
それらの保湿成分がたっぷり含まれたクリームや美容液を
私たちは一般に保湿クリームと呼んでいるのです。

保湿クリームの基本的な役割は、肌の水分が逃げないよう、
化粧水や美容液を浸透させた肌に乗せて蓋をするというものです。
いくら高級で効果の高い化粧水や美容液を使っていても、
きちんと保湿がされていなければ化粧水などの効果も薄れてしまうのです。
特に顔の皮膚は体の皮膚に比べて薄く、水分が逃げ易い構造をしています。
肌のハリや細かいキメは、理想的な肌の水分と油分によって保たれているのです。
化粧水は肌に水分を与え、美容液はビタミンなどの栄養成分を与えてくれますが、
それらが乾燥と共に肌から抜けて行ってしまっては効果を発揮出来ないのです。
そこで、最後に保湿クリームで油分を補い、肌に蓋をする必要があるのです。

また、ボディ用の保湿クリームというものもあります。
役割としてはフェイス用と同じです。
特に乾燥に敏感で、トラブルを起こしやすいのはフェイスの肌ですが、
ボディだって乾燥してしまえばいろいろなトラブルが起きてしまいます。
軽度のものならばカサつき、痒み、
重度のものになるとひび割れを起こす場合もあります。
痒みやひび割れが起きてしまった場合は、
ボディ用保湿クリームの中でも医薬成分が配合されたものを使う必要があります。
軽度のカサつきであれば、医薬成分入りでないものでも十分ですので、
痒みやひび割れなど重大なトラブルが起きてしまう前にきちんと保湿して、
体の水分も逃がさないようにしましょう。

よく美肌効果のあるものは美容液より保湿クリームだという人もいますが、
スキンケアに使う保湿クリームと美容液とはどのような違いがあるでしょう。
医薬部外品あるいは医薬品として販売されている保湿クリームは、
皮膚軟化剤や保湿剤が含まれるスキンケア用品です。
保湿成分だけでなく、
肌に必要な栄養や香料などを含有しているものが美容液です。
ごく普通の肌タイプの方や普通より皮脂の分泌が多いという方は、
美容液もしくは保湿クリームが適しています。
乾燥肌や湿疹等の肌トラブルを伴う場合は、
薬効成分を多く含む医薬品の保湿クリームの使用をお薦めします。
肌から水分が失われるとかゆくなりがちですが、
うっかりかきすぎて肌に傷がつかないようにしましょう。
保湿クリームの中でも、
尿素が含まれているものが乾燥対策には効果的に作用します。
一般的な保湿クリームには石油成分が配合されています。
気になる場合はジェルタイプのオイルフリーの保湿クリームを選んでください。
ただし、蒸発しやすいという欠点があります。
肌から水分が逃げていってしまわないよう、
入浴後や洗顔後の肌に十分なスキンケアをしてから、保湿クリームを塗ります。
肌を乾燥から守るには化粧水を肌全体に染みこませるだけでは不十分であり、
保湿クリームで水分が逃げないようににする必要があります。
アルコール成分が配合されている化粧水もあるようですが、
アルコール分の多すぎる化粧品は肌の乾燥を助長する危険性があるので要注意です。
肌を乾燥から守り水分量を維持するためにも、
質のいい保湿クリームを付ける前に、
化粧水をたっぷり使って肌のに水分を与えてください。

最後に保湿クリームにはどんなものがるかというと、
フェイス用の保湿クリームには主に、
ナリシングクリーム、コールドクリーム、バニシングクリームの3つの種類があります。
ナリシングクリームとは、通常基礎化粧品として扱われているもので、
ナイトクリームというものも一般的にはナリシングクリームに分類されます。
皮膚の保護や水分、美容成分を閉じ込める働きをするため、基本的には油性です。
これらの中には合成界面活性剤や合成ポリマーといった成分を含んだ商品もあり、
それらの成分が肌を傷つけてしまう場合があるため、
肌トラブルや敏感肌等自覚のある方は注意が必要です。
次に、コールドクリームというのは、
主にクレンジングクリームのことで、クレンジング中のマッサージに適しています。
ワセリンやミネラルオイルから作られているため油分が多いので、
オイルカットの商品がお好みの方には使用感などが適さない場合があります。
最後にバニシングクリームというのは、
化粧下地などに用いられることの多いものです。
化粧下地である場合は特に、皮膚に吸収され易いよう油性を弱くするため、
ステアリン酸を基材とした無油性または弱油性です。
さっぱりとした使用感が特徴ですが、
さっぱりしているために付け過ぎてしまう場合があるので、こちらも注意が必要です。

簡単に言うと保湿クリームというのは、
肌の潤いを外に逃がさないために肌をコーティングするものです。
ですから、美容液や化粧水で肌を潤してから使用するものと言えます。
ガサガサの肌に直接使うと逆効果になるような気もします。
化粧品もそうですが保湿クリームも使い方を間違えると効果は期待できません。
それにしても、最近に美容グッズは多種多様化しています。
私なんかは売り場に行くとどれを買っていいかわからず立ち往生してしまいます。
説明書きを読んでもいいことしか書いていません。
まあ、それは売るための宣伝なんですから仕方ないことですが、
もっとわかりやすくならないものかといつも思っています。
訳のわからない成分が配合されているとか書いてあって、
後で調べてみると私には全く必要のない成分だったり、
ひどいのになると肝心の成分がほとんど入っていないものもあります。
よく見ないで買う方も悪いのですが、
◯◯配合という騙されてしまいそうな表示をすることで、
いかにもすごい効果が期待できると錯覚させるようなものを
ついつい買わされてしまう今日この頃です。
しかも、それがなくなった頃に買いに行くともう売られていないとか、
取り扱いを中止しましたとか日常茶飯事です。
つまり、利益至上主義の最たるもので、
売れれば何でもいいというメーカーの姿勢が見えるのです。
ですから、私はず~っと売られ続けている定番のものしか買いません。
皆さんが新しいものに飛びつくのを私が否定するつもりはありませんが、
新しく開発されたものにはリスクがつきものです。
ですから、市場に定着してから買い求めるのが賢い方法だと思っています。
ただし、私が思っていることですよ。
皆さんはどうだか知りませんが、まあ用心に越したことはないと思います。
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