■ 花粉症のあなた、花粉症を悪化させる食べ物をご存じですか?
春。といえば、なんともなやましい「花粉症」問題。
ということで、前回は、花粉症の諸症状にも、ダイエットにも効果のある食材などについてご紹介しました。
*詳細はこちらの記事をどうぞ。
先日本で花粉症患者が増えた背景として、
「日本列島は山が多い国であること」
「地面のアスファルト化や、自動車の排気ガスなどの大気汚染物質の増加など環境の変化」
など、日本の生活環境の変化が関係していることをお伝えしましたね。
それに加えて、これほどまでに近年、アレルギー疾患が増えた理由のひとつは、
私たちの食生活や食習慣が変化したことが大きく関わっていると言えます。
そう。「高たんぱく」「高脂質」の食品が増えたこと。
さらには、食べ過ぎや偏食、ダイエット目的の過度な単品食いや極端な減食、喫煙やアルコールなどの習慣的な摂取。それに加えて、仕事や人間関係からの過度のストレス、睡眠不足や運動不足など。
こうした、食習慣や生活習慣も、花粉症を悪化させがち。
同様に、食習慣や生活習慣の乱れは、肥満や肌荒れの原因にもなり得ますね。
また、ファーストフードやインスタント食品、お菓子類やジュースなど、アレルギーの原因となる食品添加物や加工食品が多く使われているものを摂りすぎると、炎症物質である「ヒスタミン」や「ロイコトリエン」の分泌量が増え、アレルギー症状が悪化しやすくなります。
あなたは、普段どんなものを好んで食べているでしょうか?
というわけで、今回は、花粉症の方は知っておくべき「花粉症を悪化させる絶対に食べてはいけない2大食材」、についてお話してまいりたいと思います。
■ 花粉症の方は知っておくべき「花粉症を悪化させる絶対に食べてはいけない2大食材」
●砂糖
まず花粉症の方にとってNGなのが、「砂糖」です。
砂糖については、花粉症にとって何一つ良いことがないんです。
・砂糖を過剰に摂ると、粘液の過剰分泌。鼻水が止まらない!
砂糖など甘いものは、摂取すると副交感神経が優位になると共に、粘液の分泌を促す成分が含まれていることから、鼻水などアレルギー症状を悪化させる可能性があります。
・砂糖を過剰に摂ると、糖質の分解のため、ビタミンやマグネシウムが不足、アレルギー症状を起こしやすくなる。
また、砂糖を摂ると、糖質を分解してエネルギーに変える際に多くのビタミンやマグネシウム等を使用することになり、脂質など他の成分を分解する際に必要になるビタミンやマグネシウムが不足してしまうことに。
その結果、分解されずに残った脂質、さらにはビタミン不足の影響で、アレルギー症状を起こしやすくなります。
・砂糖を過剰に摂ると血糖値が急上昇。これを抑えるため膵臓や副腎に負担がかかり、免疫力が低下することに。
そして、これは誰もがご存知かと思いますが、砂糖など糖質を摂ると、体内の血糖値が上がりますね。
そうして血糖値を下げて元の状態に戻すため、「インシュリン」が膵臓から分泌されます。
ところが、砂糖を過剰に摂取すると、膵臓の機能が正常に働かず、インシュリンを過剰に分泌してしまうことになり、血糖値が下がり過ぎて「低血糖」の可能性も。
そのため、身体は次に副腎で血糖値を上げようとホルモンを分泌します。こうしたことから、膵臓や副腎が必要以上に働くことで免疫力が低下、ここでもアレルギー症状を起こしやすくなるわけです。
・砂糖を過剰に摂ると、腸内環境が悪化、アレルギー症状を起こしやすくなる。
また、砂糖をはじめ糖分を摂りすぎると、糖分をエサとする酵母菌やカンジダ菌などの微生物が腸内で増えやすくなり、腸壁を傷つけやすくなることから、消化器官に負担がかかります。
消化機能が低下することで、腸内環境のバランスが崩れ、悪玉菌優位になりがちなことから、腸壁のバリア機能も低下、結果、アレルギー症状が起こりやすくもなります。
いかがでしたか?
砂糖など糖分を摂取することは、花粉症はもとより、アトピー性皮膚炎などあらゆるアレルギー症状を引き起こす原因になると言われています。花粉症にお悩みの方、糖分の過剰摂取にはくれぐれもお気を付けを。
さらに、花粉症の症状を悪化させるのは、砂糖だけじゃないんです。
●乳製品
牛乳やチーズ、生クリームなど乳製品も、花粉症の引き金になりやすいといわれています。
そもそも、私たち日本人はじめアジアの多くの人々は遺伝的に「乳糖不耐症」があり、牛乳に含まれている乳糖を十分に消化できないという体質であることが近年の研究で明らかになっています。
とりわけ、牛乳を学校給食で摂取することが推奨されるようになってから、学童の中にアレルギー疾患を訴える子供が顕著に増えるようになったほど。
乳糖が吸収できずに腸管にたまると、腸壁に浸透圧をかけて水分を引き出して、おなかをこわしやすくなります。「腸は第二の脳」といわれ、さらには、「最大の免疫器官」とも考えられています。その働きを阻害する乳製品の過剰摂取は花粉症にとってもおすすめではありません。
そもそも、花粉症の原因は、体の外から入ってくるアレルギー物質に、反応しすぎてしまうことで起こります。人の免疫細胞には、「Th1細胞」「Th2細胞」の2種類があり、それぞれがバランスを取りながら、Th1細胞は細菌やウイルスと戦い、Th2細胞は花粉などのアレルギー物質と戦い、こうして健康を保とうとします。
ところが、花粉症の人は、Th2の方が多くなっており、花粉やアレルギー物質と戦うために、アレルギー抗体である「IgE抗体」を産み出し、それが花粉と結びつき、一定の量を超えるとアレルギー症状が起こります。
そんな中、乳脂肪には、女性ホルモンの一種で黄体ホルモンの「プロゲステロン」が多量に含まれており、それによって「Th2細胞」が増えやすくなり、アレルギー症状を引き起こしがちに。
また牛乳を飲み過ぎると、前述の砂糖の過剰摂取と同様、脂質を分解してエネルギーに変える際に多くのビタミンやマグネシウム等を使用することになり、他の成分を分解する際に必要になるビタミンやマグネシウム、カルシウムが不足、その結果、分解されずに残った脂質、さらにはビタミン不足の影響で、アレルギー症状を起こしやすくなります。
さらには、鉄、マンガン、亜鉛の吸収も阻害され、「牛乳貧血」すら起こすとも言われています。
ただし、乳製品の中でもヨーグルトは別格。
ヨーグルトは善玉菌の代表格「乳酸菌」を豊富に含む食材であることから、腸内環境を整え、健康維持にはもちろん、ダイエットや便秘解消、冷え解消、美肌作り、さらには、花粉症予防にも大いに効果的と考えられていますよ!
*詳細はこちらの記事をどうぞ。
いかがでしたか?
その他、花粉症を悪化させやすい食べ物としては、
・ジャンクフード
・揚げ物類
・小麦粉など精製食品
・穀類、炭水化物類
などもあげられています。
ですが、すべてを「ダメ!」と禁止するだけでは食べることを楽しめなくなってしまいますよね。
そこで、花粉症の症状に苦しみやすい季節は、なるべく症状を悪化させやすい食材は控える、
または、糖分なら砂糖ではなくハチミツやオリゴ糖で代替する、乳製品を摂取するなら牛乳やチーズではなくヨーグルトを積極的に摂取するようにする、等、ちょっとした工夫を取り入れつつ、花粉症の季節を楽しく、賢く、乗り切りましょう!
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