顔シミの原因、あなたは知っていますか?

2016/06/24

基本的に顔シミのできる原因は1つ、メラニンです。メラニン色素により黒い色素がシミとなって浮かび上がりシミと呼ばれます。このメラニンを分泌する色素形成細胞のメラノサイトを刺激する要素が、生活の上で起こることでシミの引き金になるのです。

一般的にその引き金は5つあります。紫外線、加齢、炎症(アトピー、アレルギー、ニキビ、吹き出物等)、ストレスや睡眠不足、女性ホルモンの分泌異常です。紫外線はよく聞くと思いますが、その他にもシミの原因であるメラニンをつくる要素が日々肌に降り注いでいるのです。

シミはなぜできるの?

シミができるメカニズムを簡単に説明します。まず肌はティッシュのように層になっており、上から、表皮・真皮・皮下組織があり、1番下の皮下組織に毛細血管やリンパ管、汗腺があり、真皮に皮脂腺や繊維芽細胞、コラーゲン組織があります。表皮は細かく名前がついており、真皮と表皮との間に基底膜、その上に順に基底層、有棘層、顆粒層、角質層があり、基底層にあるメラノサイトが紫外線や摩擦を受けメラニン色素を角質層まで出します。

つまり、肌が刺激を受けた→メラノサイト発動→メラニン分泌→黒ずむということです。しかしこのシミになるというはメカニズムは、外からの刺激や害から肌を守ろうとして肌の色を黒くするため起こります。この表皮がターンオーバー(新陳代謝で28日周期で肌が生まれ変わること)することで肌が生まれ変わるのですが、そのターンオーバーを上記の5つの要素が邪魔をするための肌が生まれ変わらずシミが残るのです。

シミの原因に繋がる5つのトリガー

紫外線や睡眠不足でなぜシミの原因となるメラニンが排出されシミができるのか、わかったと思います。様々な原因でターンオーバーが崩されると28日周期が2倍の周期になったりします。そうなるとシミはより出来やすく、自己再生もできにくい肌になってしますのです。ではなぜ5つの事がターンオーバーを邪魔するのかを見てみましょう。

紫外線

紫外線は浴びれば浴びるほど肌の乾燥や炎症をひきおこします。その訳は紫外線を浴びると体内で活性酸素がわいてメラニンを増やし角質層を分厚くしていき、真皮のコラーゲンやエラスチンを破壊します。これにより乾燥が進み、弾力も失われシミだけではなくシワやたるみの原因となるのです。

加齢

加齢により肌をつくる細胞が老化してターンオーバーが正常に起こらなくなるため、新陳代謝の周期が延び乱れシミが起こりやすくなります。早ければ20代からでも見られる場合があります。

炎症

ニキビやニキビ跡、火傷や日焼け、アレルギーなどの炎症が肌で起きると、外部からの物理的な刺激や活性酸素によりメラノサイトを刺激されメラニンが生成されます。炎症が起きているということはすでに新陳代謝が壊れているため、そのメラニンは排出されず色素沈着としてシミになるのです。

ストレスや睡眠不足

肌は夜作つくられることを知っていますか?夜中寝ている時に肌の活動が活発になります。睡眠中に血管が広がり肌の細胞に水分や栄養がいきわたります。その時に新陳代謝が盛んになるため、肌が生まれ変わり、リンパに溜まったゴミが膀胱へ向かい朝尿となって排出されるサイクルを毎日体は行っています。

特に午後10時から深夜2時の間に皮膚のターンオーバーが起こるため、その時間に寝ていない場合は紫外線で受けたダメージやストレスの刺激がケアされず蓄積し続け、睡眠不足やストレスにより活性酸素が発生しメラノサイト刺激。さらに新陳代謝は悪くなっているので排出すべきメラニンも溜まっていく悪循環によりシミへと繋がります。

女性ホルモン

女性は排卵期から次の生理までの2週間は女性ホルモンによりメラニン色素が出やすいようになっています。妊娠期にもメラニンが作られやすくなっています。それは、メラノサイト刺激ホルモンというホルモンが通常時よりも10倍にもなり生成されるので、シミが出来やすい体になってしまうためです。

これらの刺激や生活環境が引き金となりシミのできる原因へと繋がります。また、お風呂で体を洗う際のナイロンタオルやよくテレビCMでも見る洗顔ブラシなどで擦る摩擦もメラノサイトを刺激して摩擦黒皮症などのシミへと繋がる場合があるので気をつけましょう。

顔シミ原因となるメラニンを出来るだけ作らないようにするには?

顔シミの原因がメラニンとわかったら対策をしたらいいだけです。まずは紫外線対策。外に出る時紫外線クリームを塗ったり、外から帰ったらクールダウンのクリームを塗ったりしましょう。冬寒くなったからといって油断もしないでください。紫外線量は夏より冬のほうが多いので季節に関係なく紫外線対策は必要です。

加齢には良質な睡眠と食事を。ただでさえ年齢には逆らえないものですが、しっかりとした食生活や睡眠を取ることで予防はできます。毎日取らなければならない栄養分の食事(足りないものはサプリ等で)と、午後10時から深夜2時の間は寝ていることでターンオーバーが整い、大きく体は変わります。

炎症には適切なフェイスケアをしてあげましょう。病院などで処方された塗り薬や内服薬の他に、正しい洗顔方法から保湿までしっかりすることで、ニキビやできものを防げたり跡にも対処できます。

ストレスや睡眠不足には、言うまでもなく十分な睡眠とストレス解消を行ってください。何だそんなことかと思うかもしれませんが、体の様々な大切な役割を担う新陳代謝にとってはとても大事な行動です。肌が生まれ変わる時間に寝ているだけでもシミ対策になるので、できるだけその時間に寝れるサイクルをつくり、ほっとする時間や趣味などでストレスも発散させましょう。

女性ホルモンへの対策は、メラニン色素が出やすくなっている時期なので特に注意して紫外線対策と十分な睡眠、ストレスをあまり溜め込まないよう心がけましょう。診断で女性ホルモンによるシミと判断された場合は、自己の心がけの他に周りの環境の気配りが必要になるので、ストレス環境を作らないよう協力を求めることも対策の1つです。

顔シミの原因のまとめ

顔シミはメラニン色素が原因で、その原因を引き起こすきっかけが日常茶飯事であることに驚いたと思います。顔にシミができるかできないかは日頃の体の外側からと中側からのケアが必要になりますが、まだシミは出ていないし自分はそこまでしなくて大丈夫と思っていませんか?

肌表面にはまだ現れていない潜在的なシミを紫外線シミと呼びます。太陽の下を歩かない生き物は存在しません。ですので少しづつでもその紫外線シミがすでにお肌の中には潜伏しているはずです。よって、紫外線予防の効果のある化粧品や日焼け止め、帽子や日傘、サングラスを自分のためや子どものためと思いお手入れをしましょう。

また日頃の洗顔などのスキンケアもゴシゴシと洗わず、顔の場合は指圧の強い人差し指以外の手で泡で優しく洗い上げ、化粧水からクリームまで正しい手順でしっかり保湿を行うことが大切です。そしてニキビを繰り返さない生活習慣、ニキビを予防するスキンケア製品や角質をやわらげる物を使用したり、雑菌による化膿を色素沈着を防ぐためにつぶさないこと、ニキビに髪や整髪料がつかないようにしましょう。

バランスの良い食事は肌の新陳代謝を保ち、良質な睡眠は肌のダメージを回復してくれます。日頃からシミの脅威にさらされていますが、日常生活を少し気をつけることでシミの原因への予防ができることを知っておきましょう。