ニキビ治療薬、アキュテイン(イソトレチノイン)とは?



「1日1回、飲むだけでニキビが治る」、「重症のニキビでも劇的に治療できる」として話題になっているのがニキビ治療薬のアキュテイン(ACCUTANE)です。

アキュテインは別名イソトレチノインとも呼ばれ、※難治性ニキビの改善や皮脂分泌抑制に効果がある内服タイプのニキビ治療として知られています。ただ、強い副作用があるため、わが国では厚生労働省が注意喚起を呼びかけています

※ニキビの治療にはサリチル酸を含む軟膏やグリコール酸を含むローションなどを用いるのが一般的ですが、そうした成分では改善できないニキビのことを「難治性ニキビ」といいます。


アキュテインの効果

■難治性ニキビを改善する
難治性ニキビは化膿や炎症が激しいだけでなく、少し治りかけてもまた悪化する、治癒したように見えても再発する、同じ場所にニキビができて悪化の度合いが強くなるなどの特徴があります。

皮膚科での治療で治ったとしても、色素沈着が起こって茶色いシミができたり深いクレーターができることも少なくありません。アキュテイン(イソトレチノイン)はそうした難治性ニキビの治療にも適しており、いわば「重症ニキビの特効薬」ともいえるニキビ治療薬なのです。


■皮脂分泌を抑える=ニキビの再発防止
アキュテインには過剰な皮脂の分泌を抑制する働きがありますので、繰り返しできてしまうニキビの予防にも効果があります。このアキュテインには合成レチノイドという成分が含まれており、この物質の働きによって古い角質を溶かしたり皮脂分泌の抑制などが行なわれます。

合成レチノイドはビタミンAの分子構造の一部を化学的に変化させた誘導体で、角質の溶解や皮脂分泌の抑制以外にもニキビの原因となるアクネ菌に対する抗菌作用やニキビの炎症を防ぐ抗炎作用などがあります。

こうしたアキュテインの効果を見ていくと、まさにニキビ解消には最適な治療薬といえるでしょう。実際に、重症化したニキビや治りにくい頑固なニキビに対してアキュテインは劇的な効果をもたらしています。

アキュテインの使用方法

アキュテインの使用法は1日に約10~20mgを内服するだけと非常に手軽なものです。

服用期間は医師の指導のもと1クール=約16~24週(4~6カ月)からスタートし、2クール目からはニキビの程度に合わせて使用していきますが、多くの場合は1クールのみで改善することが多いようです。

アキュテインの購入方法

現在のところ、アキュテインは日本では未承認の薬剤であるため、その使用には医師や薬剤師など専門家の指導が必要となっています。

厚生労働省ではアキュテインの服用について、専門家の緊密な指導の下でのみの使用を呼び掛けています。米国ではポピュラーな薬ですが、その分、粗悪な偽物なども出回っていたりします。くれぐれもインターネットや個人輸入での入手は避けるようにしてください。

アキュテインの危険性



かなり悪化したニキビや普通の薬では治らないニキビも治るというアキュテインですが、その効果の高さだけに副作用やリスクも気になるところです。米国でも大人気というアキュテインに副作用やリスクなどはないのでしょうか?

副作用は?

実はアキュテインには、現在分かっているだけでも次のような副作用があります。

  • 鼻や口の粘膜の乾燥、鼻血、頭痛、頭髪の脱毛、関節や筋肉の痛み
  • 肌が敏感になる、手足の皮むけ、日焼けしやすい、爪が変形する
  • 吐き気、頭痛の長期化、視力障害、耳鳴りや聞こえにくいなどの聴覚障害
  • みぞおちの痛み、血便、下痢、幻覚や幻聴、うつ症状

こうしたアキュテインの副作用は、薬剤を多量に使用したとか長期間使用したなどといった条件とは無関係に起こるものです。つまり、アキュテインを使い始めたばかりの人や短期間しか使っていない人でも副作用が出る可能性があるというわけなのです。


アキュテインは米国ですでに20年以上も難治性ニキビやニキビ跡の瘢痕治療に使われてきましたが、非常に治療効果はあるものの副作用などの危険性が高いとされています。そのため、日本国内ではアキュテインは認可がされておらず、使用するためには海外から輸入したうえで医師の処方や薬剤師の指導が必要な薬剤となっているのです。

ここまでアキュテインの副作用について説明してきましたが、頭痛や脱毛、うつ症状などの可能性がある薬剤というだけで、さらなるリスクなどの危険性に関してはどうのでしょうか。

リスク・危険性は?

アキュテイン(イソトレチノイン)のリスクに関して、厚生労働省は次のような点を挙げて注意を喚起しています。

  • 難治性のニキビ治療薬だが重大な副作用が生じることがある
  • 妊娠中の女性や妊娠予定のある女性、授乳中の女性は服用してはならない
  • 服用することにより胎児の奇形、流産、死産、早産が生じることがある
  • うつ、精神病、自傷行為、自殺企画などの重大な精神疾患が生じることがある
  • 服用中は妊娠、授乳、献血を行なってはならない

また、アキュテインの服用中には夜間の車の運転を避ける、週に1度は血液検査や肝機能検査を受ける、男性はパートナーを妊娠させないように注意すべきである、未成年が使用する場合は保護者の承諾書が必要であるとしている医療機関もあります。

アキュテインのジェネリック医薬品にも注意

ジェネリック医薬品も出回っておりますが、アキュテイン同様に医師の処方がない限り入手することはできませんので注意しましょう。

・ソレット(SOTRET)
・アムネスティーム(AMNESTEEM)
・クララビス(CLARAVIS)
・イソトロイン(ISOTROIN)
・アクノティン(ACNOTIN)

実際服用した人たちは難治性ニキビが完治したの?

アキュテインを実際に試した方々の感想を紹介いたします。


「医師の処方のもと、1クール服用しました。脂性で、顔全体にニキビがあり、鼻の毛穴の詰まりもヒドイ状態でした。

結果から言うと、副作用はありましたが(唇の乾燥や敏感肌)、ニキビにはかなり効果がありました。飲み始めてからは、皮脂がピタリと収まり、ニキビがほとんどできず、毛穴も小さくなりました。

しかし、飲み終えて3か月経った現在は、すっかり元の状態に戻ってしまいました

服用を続けたくても、肝臓に大きな負担がかかる為、しばらく時間を置かなくてはならないそう・・・。結局のところ、アキュティンは対処療法でしかないんですよね。

即効性に惑わされて薬に依存してしまわぬように、現在はピーリング治療や化粧水での地道なニキビケアに励むことにしました。」
(20代 女性)


「使用を始めて3日目くらいから皮脂の減少を感じました。数か月経っても新しいニキビができることなく、肌がどんどんツルツルになっていきました。副作用は、肌の乾燥やドライアイなどの症状が出ました。

1クールが終わり、1年経った頃から再び皮脂が増え始めニキビが再発してきました。ネットで調べてみると、ほとんどの方が服用後再発されているようです・・・

確かに効果はあったけど、再発率が高い上にリスクや副作用のことを考えると、2クール目にチャレンジする気になれず・・・。」
(20代 女性)


口コミを見てみると、ニキビや皮脂分泌の改善に効果はあったけど、服用をやめると元通りになってしまうケースが多いようです。

アキュテインは効果の高いニキビ治療薬ですが、これほどまでに副作用が多い薬は他にありませんので、安易に使用を考えてはなりません。ニキビ治療には心身に負担を掛けず、副作用やリスクの心配がない安全なニキビ化粧水で地道なケアをするほうがいいかもしれませんね。

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