しもやけに効果的な市販薬・処方薬・飲み薬

しもやけに効果的な市販薬を症状に合わせた目的別に紹介します!病院でよく処方されるしもやけの治療薬や、飲み薬、予防法についても詳しく解説します。

しもやけの原因

しもやけは寒さや冷えによって血流が悪くなり、その部分に炎症が起こる肌トラブルです。おもに手や足、耳、頬など、体の末端や露出部位に生じやすく、発疹や腫れ、赤みに、かゆみや痛みを伴うのが特徴です。

もともと体の末端部分は血流が悪くなりやすいですが、寒くなるとさらに血管が収縮します。血液の循環が滞ることで栄養が届きにくくなり、うっ血や炎症など、しもやけの症状を引き起こします。

しもやけの症状と対策

しもやけは軽度であれば市販薬で治療をすることが可能です。しもやけを含めた皮膚炎のお薬は様々な種類がありますが、自分の症状に合わせたものを選択することが重要です。

かゆみがあり皮膚が赤みを帯びている場合

腫れや赤みには抗炎症作用、かゆみには抗ヒスタミン薬などの鎮痒作用があるお薬を使用しましょう。

【第2類医薬品】オロナインH軟膏 100g

オロナインH軟膏は昔からさまざまな皮膚トラブルに使用されている外用薬です。有効成分はクロルヘキシジングルコン酸塩液で、殺菌作用があります。その他にワセリンをはじめとしたさまざまな保湿剤が含まれています。
 

【第2類医薬品】クラシエ紫雲膏 14g

紫根(しこん)、当帰(とうき)、ゴマ油、ミツロウ、豚脂(とんし)の5つの生薬が配合されているお薬で、保存料や添加物が一切入っていないため、赤ちゃんからお年寄りまで安心して使用できます。抗炎症作用や抗菌作用などがあり、皮膚の炎症を優しく沈めてくれます。ステロイドは含まれていません。
 
 
【第3類医薬品】ハイスキール 15g
ハイスキールは血行促進作用のあるニコチン酸ベンジルエステルが配合されており、血流を良くして、しもやけを治癒する効果があります。他にも抗炎症成分のグリチルリチン酸二カリウム、かゆみを抑えるジフェンヒドラミンが配合されています。ステロイドは含まれていません。
 

【指定医薬部外品】ユースキンA 120g 

炎症を鎮めるグリチルレチン酸や、血行を促進するビタミンE酢酸エステル、皮膚の潤いを高めるグリセリン、ヒアルロン酸ナトリウムなどが配合されています。
 

【第2類医薬品】ベルクリーンS軟膏 25g

血行促進効果があるトウガラシの成分と、かゆみを鎮めるクロタミトンなどが配合されています。
 

【第3類医薬品】メンソレータム軟膏c 75g

皮膚の表面を覆って刺激を和らげるとともに、血液循環を改善します。カンフル、メントール、ユーカリ油がかゆみを抑え、不快感を除きます。
 
 

水疱やただれが生じている場合

しもやけを掻き壊して肌がじゅくじゅくしたり、水疱ができてしまうと、細菌感染をする恐れがあります。細菌の増殖を防ぐために、殺菌・抗菌作用のある抗生物質が含まれるステロイド外用薬を使用しましょう。

ステロイド剤は効果が高い一方で、皮膚の免疫機能を低下させる作用もあるため、副作用に注意する必要があります。長期間の使用は避け、用法用量を守るようにしましょう。

【指定第2類医薬品】テラ・コートリル軟膏a 6g

テラ・コートリル軟膏aには、広い抗菌作用を持つオキシテトラサイクリン塩酸塩とステロイド剤であるヒドロコルチゾンが配合されています。化膿をともなう皮膚の炎症に強い効果を発揮します。
 

【指定第2類医薬品】ドルマイコーチ軟膏 6g

抗炎症作用のあるヒドロコルチゾン酢酸エステルが含まれたステロイド外用薬です。バシトラシンとフラジオマイシン硫酸塩という2種類の抗生物質を配合が配合されており、細菌感染と炎症の両方にしっかりと作用します。

【指定第2類医薬品】フルコートf 5g

抗炎症作用のあるフルオシノロンアセトニドが含まれたステロイド外用薬です。抗生物質のフラジオマイシン硫酸塩も配合されています。ステロイドの強さは5段階に分類されますが、フルコートfは3つ目に強いストロングに分類されます。市販のステロイド剤の中では最も強い種類となります。
 

しもやけに効果的な飲み薬

しもやけの治療全般に共通して、末梢血管の血流改善が重要です。血行促進効果のある飲み薬で体の内側からしもやけを治療することもおすすめです。

【第3類医薬品】ユベラックスα2 240カプセル
天然のビタミンE成分が含まれている、カプセルタイプの内服薬です。血行促進作用とホルモンバランス調整作用で冷えを改善します。
 

【第2類医薬品】当帰四逆加呉茱萸生姜湯エキス錠クラシエ 48錠

9種類の生薬が配合された漢方の内服薬です。体を温める効果があり、手足の末梢血管の血行を促進します。しもやけをはじめとした、冷えによる諸症状に効果を発揮します。
 

皮膚科で処方されるしもやけの薬

しもやけによる炎症が強い場合や、市販薬を塗っても効果があらわれない場合は病院での治療が必要となります。

◼︎ユベラ軟膏
ユベラ軟膏はビタミンEが高濃度で配合されており、血行促進や皮膚温の上昇効果があります。皮膚の保護作用も高く、しもやけの定番のお薬として知られています。

◼︎ヒルドイド軟膏
ヒルドイドには血行促進効果のあるヘパリン類似物質が配合されています。保湿効果も高く、しもやけの他にあかぎれやひびにも効果的です。

◼︎リンデロンVG軟膏
ベタメタゾン吉草酸エステルというステロイドと、抗生物質であるゲンタマイシン硫酸塩の2つの有効成分が、皮膚の炎症を鎮めたり、細菌感染を防ぐ作用をもたらします。長期使用すると副作用が出る可能性があるため、医師の指示をしっかりと守って使用してください。

◼︎ゲンタシン軟膏
ゲンタシン軟膏はゲンタマイシン硫酸塩が主成分の抗生物質です。殺菌・抗菌効果に優れているため、しもやけが細菌感染で化膿してしまった場合に効果を発揮します。また、細菌による二次感染を予防するために使用することもあります。

日常生活でのしもやけ予防法

1)防寒
防寒はしもやけ対策に欠かせません。外出の際は手や足、耳など露出する部位は、できるだけ衣類などで覆うようにしてください。保温性の高い手袋や靴下、帽子、イヤーパフ、マスクなどを活用しましょう。きつい靴は足先の血行不良をまねきますので、冬場はゆとりのあるサイズを選ぶのがおすすめです。

2)濡れたままにしない
肌に水分がついていると、蒸発する時に体温が奪われます。炊事や洗濯で手が濡れたら、こまめにタオルで拭きとりましょう。肌荒れの防止にもつながります。雨や雪などで手足や露出部分が濡れたときも、そのままにしているとどんどん冷えて、血行が悪くなります。ジョギングなどで汗をかいた際も、タオルで汗を拭きとってから衣類を交換するようにしてください。

3)ビタミンEを補給
ビタミンEには血流を促進して肌や体内を守る効果があります。脂溶性のビタミンなので、油脂と一緒に摂ると吸収率が高まります。豊富に含まれる食品は鰻、鮎などの魚介類や、モロヘイヤやカボチャなどの緑黄色野菜、大豆やピーナッツ、アーモンドといった豆類などです。一度にたくさん食べるのではなく、3食の食事でバランスよく摂るように心がけましょう。

しもやけは晩秋や春先も注意

しもやけは、気温が5℃程度、かつ1日の気温差が10℃以上あるようなときに発症しやすいといわれています。このため、寒さが厳しい真冬だけでなく、急に冷え込むような晩秋や春先にも注意が必要です。
女性はスカートなどで足元が冷えやすいことも念頭において、日頃からお風呂にゆっくりと入って体を冷やさないようにしたり、バランスのよい食生活で体調を整えるなど、しもやけの予防に努めてください。