幻のWAXピカール「赤缶」を試す!
一般市場では見かけない幻のピカール赤缶BRITTER (ブライター)ワックスを試す!
上記は、おなじみのピカール「グラスターゾルオート」と、市場ではあまりお目にかかれない同社の「赤缶」こと、「BRITTER (ブライター)ワックス」(固形カルナバ)。いずれも30年以上前から、販売されているロングセラー商品である。黄色と赤の缶が目を引く「グラスターゾルオート」は、ハイヤー業界の艶出しなどで圧倒的な支持を得ている商品で、こちらは、カー用品店でも容易に手に入れることが出来るが、ピカール赤缶「BRITER(ブライター)ワックス」は、はじめて見たという方も多いはず。
筆者も、「カーワックス評論家」などと呼ばれ、これまでに数え切れない程の洗車企画本などを執筆してきたが、ピカール赤缶「BRITER(ブライター)ワックス」は、今回、はじめてその存在を知った。おそらくこのワックスを紹介するのは、筆者が初であろう。
■早速、施工開始■
まずはボディ全体を洗車し、水分を綺麗にふき取ってから作業を敢行。
ピカール赤缶「BRITTER(ブライター)ワックス」が紹介されるのはおそらく初めてであろう。真っ赤な缶には、余計な効果などは記載しておらず、いかにも業界専用といったもの。ピカール(日本磨科工業)へのインタービューでは、現在市場にある固形ワックスの原点といえるもので、ユーザーはハイヤーやタクシー業界。開発にあたり、伸びがよく、拭き取りが容易で、塗装面に強固なカルナバ皮膜を形成し、ムラ無く均等に仕上がるという。また、自動車の塗装面のほか、航空機、家具、樹脂(梨地は除く)メッキの艶出し、保護にも適しており、このピカール赤缶「BRITTER(ブライター)ワックス」は安全性も確立。
ピカール赤缶「BRITTER (ブライター)ワックス」は、高密度のカルナバ蝋とシリコンが主成分。30年以上前から製造方法は変わらないため、漂白などはしておらず、素材そのままの色である。香りは、カルナバの甘さに石油系溶剤が混ざったもの。完全な固形ワックスである。
柔らかいスポンジを用いて、適量馴染ませる。余剰分は、缶の淵でそぎ落とすと、スポンジにワックス成分が均等に付着し、塗装面に均等な塗布が可能である。
■作業性は非常に良好で伸び、拭き取りも楽■
ドア、フェンダーとパネルごとに作業範囲を区切り、塗布していく。ほこり付着防止のためにも、一度にボディ全体に塗布しない事。まるでバターを伸ばしているかのようにのびはよく、スポンジに一回とれば、ドアパネル一枚は余裕で塗布可能である。
このピカール赤缶「BRITTER (ブライター)ワックス」が登場した頃には、存在しなかった新繊維であるマイクロファイバーなどを使用して、塗布→生乾き→拭き取りをパネルごとに繰り返していく。拭き取りは現在の固形ワックスよりも容易で、サクサク作業が進む。また、一切白い粉が出ないのも感銘を受けた。
■仕上がりは息を呑む深い艶を再現■
取材車両はソリッドカラーの赤であるが、まるで濡れているかのような深みのある艶が再現できた。この艶は、ヌメッとしたもので、超高級カルナバワックスにも引けを取らないレベル。ハイヤーがなぜあそこまでテカテカの艶なのか・・・。その答えがこのピカール赤缶「BRITTER (ブライター)ワックス」というわけだ。耐久性については、筆者の住む関東では、まるで降雨が無いため、詳細なことは記せないが、洗車の際も、弾けるような接触角度の高い水玉でパッと塗装面を流れ落ちる。耐久性も期待できそうだ。
■おなじみのピカール「グラスターゾルオート」もチェック■
こちらは、お馴染みのピカール「グラスターゾルオート」。こちらも、数十年の歴史を持つボディ&ガラスクリーナーである。ほとんどの量販店に置かれているが、なぜか、分類はガラスクリーナーという位置付けとなっており、探すのが大変という意見も聞かれるが、大抵は、ガラスクリーナーのコーナーに置かれている。このピカール「グラスターゾルオート」は、本来、自動車のいかなる場所にも使えるクリーナー&カーワックス。こちらもプロご用達で客待ちのハイヤーの運転手が同製品でお手入れしているのを見かける。
■使用例:ホイール洗浄、艶出し■
オシャレは足元から。アルミホイールもいつもピカピカにしておきたいもの。しかし、ブレーキダストなどで、上記のように黒ずんでしまう。そこで、万能のピカール「グラスターゾルオート」の登場。
ピカール「グラスターゾルオート」は泡が噴射されるため、余計な部位に飛び散ることが無い。汚れに直接拭きつけ、乾かないうちに柔らかい布地で磨き上げる。(研磨剤は皆無)。
含有される表面活性剤の効果でブレーキダストなどの汚れを浮き上がらせて除去するため、アルミホイールを痛める事も無い。カンタンな作業でご覧のとおり美しい素材そのものの艶が戻った。
カンタンな拭き取りで、あっけなく汚れが除去できたのは、布地をみれば一目瞭然だ。
仕上げたアルミホイールは、水を弾き、ブレーキダストの付着も防止してくれる。ピカール「グラスターゾルオート」はアルミホイールケアにもお勧め!
■ガラスはより透明に…■
ピカール「グラスターゾルオート」は、ガラスのクリーナーとして最適。シュッと拭きつけ、すぐさま綺麗な布地で拭き上げる。汚れが酷い場合は、何度か作業を繰り返す。
稀にムラが発生する場合があるが、綺麗な布地で何度か拭き取れば透明感のある仕上がりが期待できる。また、撥水性ガラスコートにも影響を与えず、筆者の実験では、ガラスコートの皮膜にピカール「グラスターゾルオート」のシリコン成分が融合し、撥水性が増した。
クリアな視界は、安全運転にもつながるので、ウインドウの洗浄は頻繁に行いたい。
■使用例:メーターパネルにも最適■
メーターパネルには透明なポリカーボネイトが使用されている。外装は綺麗でも意外とメーターはホコリだらけというクルマも見かけるが、ここでもピカール「グラスターゾルオート」は大活躍。大まかなホコリなどをエアブローなどで吹き飛ばした後、盤面に適量拭きつけ、すぐさま、マイクロファイバーなどで拭き取る。驚くほどの透明感が戻り、気分もすっきり。市販品ではプラスティッククリーナーで有名な米国製の「プレサス」があるが、少々高額。4分の一の価格で同等の効果が期待できる。
■もちろん塗装面にも■
洗車のあと、クルマの塗装面に拭きつけ、布地で伸ばせば、速攻でギラリとした艶が出るのもピカール「グラスターゾルオート」の特徴。そのため、客待ちのハイヤーの運転手が迅速に艶を手に入れるために、手放せない製品である。
フロントバンパーに付着した虫などの除去に使用したが、しつこい汚れもあっさり除去でき、ギラリとした艶が再現できた。また、筆者の場合、インプレッションを行うメーカーの広報車両を撮影する前に、このピカール「グラスターゾルオート」を常備している。撮影先でもシュッと拭き付けるだけで、ピカピカになるため、非常に重宝している。
●下記のロングセラーワックスインプレッションもチェック●
関連情報:ピカール「グラスターゾルオート」を試す。
ユニコン「カークリーム」を試す。
ウィルソン「ニューウィルソン」を試す。
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筆者書斎の片隅の絵。ここには、五百円~数十万円まで約200製品、総額普通自動車一台分程のカーワックスが、研究用にストックしてある。今度も、「カーワックス評論家」の名にかけて、お勧めの商品を紹介してまいります。お楽しみに。