高知県室戸市というと、高知県の東の先端。
小学生の頃に、地理の授業で習ったとか、多くの被害をもたらした室戸台風というイメージがあると思いますが、実は、食の宝庫で、地球のエナジーをいっぱい受けることができる、とても神秘的な場所なんです。
地域の新たな魅力を発信
4月29(水・祝)から高知県東部地域全体では「高知家・まるごと東部博」がスタート。数々のイベントや体験プログラムなどを通して高知東部地域の魅力を広くアピールする博覧会です。会期中は県内外から多くの方が足を運ぶとあって、今回は開幕を前に一足お先に、室戸を訪れてきました。
パワースポットで、清々しい空気を取り入れる
約1200年前、空海が悟りを開いたと伝えられる室戸岬は、空海が寝起きをしていた洞窟も残されていて、空海の名前の由来である「空」と「海」が広がる景色が広がっています。
また、「室戸世界ジオパーク」に認定されているため、その大自然も見所のひとつ。地球のダイナミックな営みによって生じた地質や地形を見ることができたり、珍しい亜熱帯植物や天然記念物指定の植物も観察できたりします。
オススメは朝のお散歩。太陽のエネルギーを思いっきり浴びながら海の遊歩道を歩けば身体もスッキリ! 普段の忙しい生活を忘れてリフレッシュできます。
プチお遍路体験
足を踏み入れた瞬間にひんやりした空気を感じて、とても気持ちよかったのが、第24番札所「最御崎寺(ほつみさきじ)」。
かつては定年後、時間をかけてゆっくりと巡ったり、修行で巡ったりするイメージがある歩き遍路ですが、最近では若い女性や海外の方も見かけるようになりました。でも、本気でやろうとしたら、88か所を巡拝するのは、とてもハード。気力、体力、時間やお金も必要になってくるので、車やツアーバスでお遍路もする方も多いです。
四国八十八か所の中で、高知県のスタート地点が室戸。この地には、3か所の霊場があるので、ちょっとしたプチお遍路体験も可能です。
歴史的町並みを残す吉良川町
昭和40年頃まで郵便局として使用されていた建物、鬼瓦には「〒」マークが。
明治から昭和初期にかけて、備長炭の集散地として繁栄した吉良川(きらがわ)エリアもぜひとも訪れてほしいスポット。
台風などの強風から家を守るために作られた石垣や、豪雨対策のための水切り瓦が家々に施されています。この風景を見ながらお散歩すれば、まるでタイムスリップしたかのよう! 後世に残したい街並です。
室戸岬の絶景を独り占めできるステイ先
アラフォー女性たちの旅は、ステイ先での時間も重要です。
せっかくならオーシャンビューを満喫したいという人におすすめなのが、「」です。こちらは17室すべての客室がオーシャンビュー。巨大な窓から海を臨みながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。その上、ベッドの高さは水平線の高さに合わせて設計されているので、立ち上がらなくてもベッドに横になったまま朝日を見ることができるので、思う存分景色を堪能できます。
いつもは味わえない贅沢なひとときが約束されている部屋です。
海洋深層水を取入れたディープシーテラピー
「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」は、名前の通り、スパが充実しているのも、女性にうれしいポイントです。
室戸市は日本で最初に海洋深層水を取水しはじめた場所。
室戸の海洋深層水は室戸岬沖、海岸から約2キロメーロル先の陸棚の切り立った壁にぶつかり涌昇してきた水です。水温は表層水よりもかなり低く、一年中ほとんど変化しなかったり、無機栄養塩が豊富だったり、化学物質による汚染が少ないのが特徴。室戸ではこの海洋深層水のパワーをたくさん感じることができるのです。
「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」では海洋深層水を100%使用したリラクゼーションのためのプールを楽しめます。
まるで美容液に包まれる感覚
プールは体温に近い37度に温められているとあって、いままでに味わったことのない気持ち良さ。プカプカと浮いたり、ウォーキングをしたり、ジェットで身体をほぐしたり......。あまりに心地よくてずっと浸かっていたかったほど。
それに肌がツルツルしていくのがわかり、海洋深層水を飲んでいたことで、身体がデトックスされていく感覚も味わいました。
海のパワーで身体をトリートメント
それもそのはず、体液とほぼ同じ成分の海水に浮かぶことは、羊水の中の赤ちゃんと同じ状態だそうで、その居心地のよさは、どこか懐かしさすら感じました。
リラックスしながらも、心身ともに解放され、リフレッシュできるスパ。「わたし、今、浄化されている! 」と実感しまくりです。また海の恵みを用いたスパトリートメントも受けることができるので、より深い癒しが疲れを全て取り除き、新しい自分へとアップデートしてくれます。
オーベルジュとあってお食事も大満足
調理には海洋深層水が使われて、内側からもキレイになるメニューが提供されます。この日は、春のスペシャルとして、地元のフルーツトマトを使ったイタリアンのコースをいただきました。
海から吹く潮風や塩分を少しふくんだ地下水を使い育てられるトマトは、味が濃くて、甘みもあって、いままで食べていたトマトはなんだったんだ!と思うくらい。
このトマトを生はもちろん、フリットや、最後はイチゴと一緒にデザートとして
など、いろんな料理法でサーブされました。どの料理にもトマトの良さが引き出されて、トマトのポテンシャルにおどろきました。
ずっと海を眺めていたいと思うテラス
スパの他にも、テラスでのんびり海辺を眺めたり、ライブラリーで読書タイムを楽しんだり、朝には空海ゆかりの地を訪ねる「Kukaiテラピー」に参加するなど、いろいろ楽しみ方ができる「星野リゾート ウトコ オーベルジュ&スパ」。
全ての感覚を解き放って、改めて自分を見つけ直すことができる、これぞまさに大人のためのオーベルジュ&スパです。
漁獲量西日本一のキンメ鯛
まだまだ室戸の魅力はたくさんあるのですが、印象的だったのが、やはり、グルメ。煮付けで食べられることの多いがおすすめです。
この「室戸キンメ丼」には、食べ方のルールがあって、まずは、お刺身からスタートし、次に、金目鯛の照焼きをいただいて、熱々の金目鯛の出汁でキンメ鯛茶漬けにして、フィニッシュ。1度に3通りに味わい方できる「室戸キンメ丼」は、ぜひとも、室戸に行ったら味わって欲しい一品です。
室戸ならではの「タタキづくり」
はじまり、藁の炎で一気に焼上げて、盛り付けまでを実践。もちろん、最後には、自分たちで作ったかつおのたたきをお腹いっぱい食べられるので、おいしさもひとしおでした
旅の醍醐味が全て詰まっている室戸
その他、歴史を感じたり、キレイになったり、マリンスポーツやサイクリングをしたり、クジラやイルカにも出会える室戸。おいしいものをたくさん食べたのに、リフレッシュできたので、家に戻るころには、身体も気分も軽くなっているのが、わかりました。
首都圏からはすぐに行ける距離ではありませんがその分、手付かずの自然が残り、非日常の体験が待っている室戸市。なんとなく、のんびりした南国のエッセンスも感じました。何よりも、空海が感動した「空」と「海」は格別。これを見るだけでも、わざわざ訪れる価値アリです。
[]
住所:高知県室戸市室戸岬町6969-1 ディープシーワールド内
予約問い合わせ:050-3786-0022(星野リゾート予約センター8:00~21:00)
(松崎桃子)