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翌朝は朝食も取らずに空港へ。ドバイへ戻るのであります。おんぼろバスで飛行機のところへ行き、タラップを上がって機内へ。・・・・・機内食は丸くて硬いパンが一つと牛乳、お菓子が2つ、そして蜂蜜とジャムとバターなのであります。小生パンにジャムを塗り、硬いパンをかじったのであります。お菓子は甘すぎて一つを食するのがやっと。
うつらうつらしているとドバイ空港に着陸したのであります。ドバイ空港ではスムーズに入国審査を通過。バックもすぐに出て来たのであります。ところが空港の外へ出るとうだるような暑さなのであります。シーラースとは違い湿気が多いのであります。まるで日本のよう。しかも温度が高いのであります。
ホテルについてチェックイン。部屋はなかなか綺麗なのであります。ロビーで集合してレストランへ。このホテルはお酒の飲めるレストラン、イラン人も気を利かせてくれたようであります。ところが12時30分以降でないとビールは出せないとのこと。仕方がないのでそれまで時間つぶし。なかなかてぇへんなのであります。
午後はドバイの市内見物へ。リーマンショック以降各国は一斉に投資を中止、建設途中で止まったままのビルも数多いのであります。また3.11以降、津波を恐れてビルを売り逃げする人々が増えたとか。ドバイには法律はなく、王様が法律。警察官はイラン人。土地は全て王様の物。王様に逆らう者は、「 この国から出て行け 」、の一言で決着。面白い国なのであります。
Good Luck
イチジク見学の夜は、我等のためにパーティーを開いてくれると言うのであります。イランのパーティー、しかも酒が出るとか!?ホテルでシャワーを浴び、イラン人が買ってくれた下着とシャツに着替え、颯爽とパーティー会場へ。と言ってもイラン人の自宅なのでありますが!
しばらくして面子が揃ったのであります。新たにイラン人男性音楽家2名と、美しきかのイラン人の彼女が加わったのであります。しかもビールやウオッカ、ウィスキーにおつまみまで出てきたのであります。まずはビールで、「 かんぱ??い 」。久しぶりのアルコールに胃袋さんもびっくり!ほぼ三日ぶりでやんすからね!
イランの楽器の演奏が始まったのであります。チターラのような弦楽器と、ただの筒状の笛はリードがなくどうして音が出るのか不思議なのであります。この二人かなりのミュージシャンであちこち公演して歩いているそうな!そして次の瞬間、驚くべきサプライズが起こったのであります。
別の若いイラン人が尋ねてくると、何やら黒い大きなカバンを引っ張っているではありませんか!あれは小生の行方不明になっているバッグではありませんか!思わずそばに駆け寄ってネームタグを確認したのであります。小生のバックなのであります!小生を驚かせようと、ペルシャ語で連絡を取りながら、ドバイからテヘラン経由シーラースまで運んだとのこと!!!!!
サプライズ!美しき彼女はイラン航空に勤務しているとか!感謝感激雨あられ!何と良い人達なのでありましょう!この夜はウオッカを心行くまで堪能したのであります。酒飲みイラン人バンザイ!!
Good Luck
翌朝はいよいよ目的のイチジクを見に行ったのであります。イラン西部には、遠くグルジア?トルコから連なるザークロス山脈があるのであります。ペルシャ湾からの風を防ぎ、イランの気候を特徴付けている山脈なのであります。そこには天然のアーモンドやピスタチオそしてイチジクが生育しているのであります。
ザークロス山脈沿いの国道は、北と南の港を繋ぐ大動脈でもあるのであります。我々はシーラースからこの国道を一気に下るのであります。所々に見える湖は塩湖で、中には完全に水が涸れ、一面が塩の塊になっている所もあるのであります。そこをただひたすら走り続けるのであります。
3時間ほどすると一面にイチジクの気が育っているのであります。見渡す限りのイチジク!ここで車を止めて実の生育状況を確認したのであります。考えられないことでありますが近年は水不足、砂漠に水を撒くという現実を見たのであります。井戸の水を太いホースで山の上へ放水すると、水は勝手に流れて細い川となり、イチジクの木の根元にたまるのであります。
ふと地上の温度を簡易温度計で測ると、な・な・な・なんと50.7度C、湿度は測定出来ず20%以下!汗はすぐに乾き、照りつける太陽がまぶしいのであります。ここで取り立ての実を口の中へ!これは最高の贅沢、美味なのであります。
Good Luck
気を取り直して2500年前の遺跡ペルセポリスへ向かったのであります。ペルセポリスはペルシャ王朝の王様が住んでいたところなのであります。そこへギリシャのアレキサンダー大王が攻め入り、破壊したと小生は思い込んでいたのであります。
ところがペルシャ王朝の兵は1万人以上、アレキサンダー大王は数十から数百の兵しか従えて来ていなかったと言うのであります。これでは戦にならないのであります。あれれもう一度歴史の勉強をしなければ実際のところが判らないのであります。とにもかくにも写真を撮りまくりその場を離れたのであります。
ホテルに戻ってからシーラースの町へと夕食を求めて出かけたのであります。ところがここで迎えに来てくれたイラン人が涙の出る言葉を、「 カバンがないから着る物を買ってあげよう 」。そしてな・な・な・なんと、パンツからシャツそして靴下までじぇ??んぶ小生に買ってくれたのであります。感謝感激雨あられ、あたしゃ異国の地でこんなにうれしかったことはござんせん!
そして夕食は中華料理を。ペルシャ湾で採れる魚をメインディッシュにこのイランの助っ人は大食いなのであります。小生ラーメンと思って注文した物は焼きそばで、その量の多いこと!半分食して腹は満腹。イランの人は大食いなのであります。もっとも8月1日よりラマダンが始まるので、それまでに栄養を蓄えておく必要があるのかも知れませぬ!!
Good Luck
ドバイ空港に着いたのはまだ朝が明けてなく、午前3時30分頃。シーラース行きのイラン航空は7時間先のフライトなのであります。世界1広いドバイ空港の端から端まで歩くことになったのであります。シーラースに着いたらアルコール類は一切飲めないので、ここで最後の晩餐となるビールを一口飲んだのであります。
ただひたすら時間を待つと言うのも普段では考えられぬこと。しかしここでは時間をもったいないと思う必要はないのであります。無意味な時間もある時には有益なのであります。・・・・・とカウンターで何やら揉め事が!何処の言葉か全く不明なのでありますが、かなり興奮しているのであります。友人のイラン人に聞いても何処の言葉かわからぬとのこと。
やっとのことでフライト時間がやってきたのであります。小さい飛行機は満席。・・・・・2時間ほどのフライトでシーラースへ。ドバイ空港とはうって変わって小さな飛行場なのであります。入国審査では全ての指の指紋をとられたのであります。「 余り仕事をしていない手だね!」。大きなお世話だ。最近は指紋が磨り減るような仕事をしていないだけなのであ??る。
そして事件が!「 ARE YOU Mr.OGURO?」。「 YES 」。「 YOUR BAGGAGE ないよ 」。「 WHY?」。ドバイ空港で積んでないと言う。そんな馬鹿な!友人のイラン人に追跡を依頼。迎えに来ているもう一人も参戦して交渉を開始。しかしバッグはないのである。この暑さの中、着替えも何もないなんて!!OH MY GOD!
Good Luck