突然なぜ?30前後で増える男の大人ニキビを予防する方法
思春期にニキビに悩まされた人はもちろん、思春期にニキビができなかった人でも、30歳前後でニキビが増えだします。
しかも、一度出来たニキビなかなか治りません。
同じ場所に繰り返しできるのも大人ニキビの特徴です。
一度にきび跡が残り、シミやクレーターになってしまうと通常の治療では回復は難しく、美容外科的な対処が必要になったり、一生悩まされる人も珍しくありません。
女性の場合、ニキビが出来たことを理由にデートをキャンセルする人もいるくらい、心理的ダメージが大きいのがニキビです。
男性であっても、ニキビ顔だとなんとなく自分に自信が持てず、人と接することに億劫になってしまいますよね。
同じニキビといっても、思春期ニキビと大人ニキビの原因は異なり、対処方法も違ってきます。
大人ニキビと思春期ニキビの違い
思春期にニキビができる原因は、男性ホルモンの急上昇による皮脂分泌の増加です。
思春期になるまでは、男性も女性も肌の性質は同じといわれます。つまり思春期前の男の子の肌は女の子の肌と大差ないということです。
ところが思春期に入り、男性ホルモンが増えだすと、皮脂分泌が一気に増えます。
その結果、主に皮脂分泌と皮脂をエサに繁殖するアクネ菌によって、ニキビが発生しやすくなります。
肌質としては脂性肌の人は思春期にニキビが増えやすいです。
大人ニキビの4つの原因
年齢が上がり思春期を終え、一度は落ち着いたニキビが、20代後半~30代で大人ニキビとして復活します。
思春期にはニキビができなかった乾燥肌の人でも、大人になってからニキビに悩まされる人もいます。
なぜ男性ホルモンは変わらないのに、ニキビが増えだすのか?
1:皮脂分泌の再増加
実は思春期を終えても、男性の皮脂分泌は30代まで増え続けます。皮脂分泌は増えるのに対して、肌の抵抗力は低下していくので、ある時期から突然肌がバランスを崩し、不安定になることがあります。
そのため20代後半頃から、大人ニキビや、場合によってはアトピーの症状が出る人が増えてきます。
2:ターンオーバーの低下
肌の新陳代謝は年齢とともに低下していきます。肌の生まれ変わるサイクルであるターンオーバーも、20歳頃では28日周期といわれますが、30歳、40歳となると、少なくとも30日以上になり人によっては40日前後になってしまうといわれています。
3:毛穴づまり
ターンオーバーの低下により、肌表面の角質層が厚くなっていきます。角質層が厚くなると、毛穴が深く大きくなり、毛穴に皮脂や汚れが溜まりやすい条件が揃ってきます。
毛穴に詰まった皮脂は、空気に触れて酸化され、肌に刺激を与えるので炎症が起こりやすくなります。雑菌の繁殖の温床にもなります。
4:免疫力の低下
大人ニキビが治りにくい原因として、肌の免疫力が低下していることがあげられます。
思春期の肌には、酸化ダメージを防ぐ抗酸化酵素が豊富にあります。また成長ホルモンが大量分泌されているので肌トラブルが起こっても回復が早いです。
ところが大人になると精神的ストレスが増加する一方なのに対し、肌の抵抗力や回復力が落ちてきます。そのためニキビができたあとすぐに治ることがありません。
つまり大人ニキビは治りにくく悪化しやすいのです。
大人ニキビの対処法
1. 角質ケア
大人ニキビの発生しやすい肌は、角質層が厚くなり、毛穴がつまりやすい状態になっています。
角質層が厚くなる原因として、洗顔や紫外線による肌への刺激が繰り返されることが考えられます。
ニキビが気になると、ついつい肌をゴシゴシ洗ってしまいますが、逆効果なのです。
洗顔時は、肌をこすらず、泡だけでなでるように洗います。
もともと皮脂汚れは油性の汚れなので、こすってもなかなか落ちません。皮脂汚れをしっかり落とすためには、皮脂汚れを包み込むだけの十分な泡が必要なんです。皮脂汚れを泡が包み込む現象をローリングアップ現象と言います。
泡で汚れを包み込むというのが洗顔料の洗浄メカニズムなので、泡立てが不十分だと洗顔料の効果を十分に発揮できません。
肌を清潔に保つためには、むしろ洗顔の頻度を上げるほうが効果的です。
①肌をこすらない②泡だけで洗う③完全に洗い流すという3点の洗顔の基本を守れば、何回洗顔しても肌へのダメージはほとんどないと言われています。
2. 紫外線対策
日光に当たる時間が長い場合、男性であっても紫外線対策は必須です。女性の場合、美白目的がメインですが、男性の場合、紫外線の刺激から肌を守り、炎症を防ぐことが主な目的になります。
絶対に日焼けしたくない女性はSPF50以上の強力な日焼け止めを使いますが、SPF(紫外線防止効果)が高くなるほど、使用感が悪く、皮脂詰まりの原因になったりもします。
男性の場合、SPF10~15程度の軽い使用感のものが違和感がなく、使いやすいはずです。
たとえSPF10であっても、何も塗らない時と比べて10倍の紫外線防止効果があるので、肌のダメージは全く異なります。
最も紫外線が強いのは夏ですが、冬でも夏の60~80%程度は紫外線が降り注ぐので、日に当たるときはできるだけ日焼け止めを使うほうがベターです。
3. ビタミンC、B2、B6
ビタミンCは肌を酸化ストレスから守り、紫外線のダメージを中和する働きがあります。
ビタミンB2、B6は『美容ビタミン』と呼ばれ、肌の新陳代謝を正常化するのと同時に皮脂分泌を抑える効果もあります。
大人ニキビの治療のために、皮膚科で処方されるのもビタミンC、B2、B6です。もちろん予防にも効果的なので、常にこの三つのビタミンは意識して、必要があればサプリを用意しておきましょう。
4. オメガ3
DHA、EPAなどのオメガ3脂肪酸は日本では「頭を良くする」「血液サラサラ」といったイメージが強いですが、サプリの本場アメリカでは第一に肌の健康に良い成分として認識されています。
現代の平均的な食生活だと、動物性脂肪やオメガ6系の油の摂取量が多すぎ、そのために皮脂がアラキドン酸という炎症物質に変化しやすい状態になっています。
オメガ3脂肪酸を摂取することで、皮脂の質が改善され、炎症が起こりにくくなります。
5. ホルモンバランス
男性ホルモンが強くなりすぎると、皮脂分泌が増えてニキビの原因になるばかりか、男性型脱毛の可能性が上がるなど、うれしくない現象がいろいろと起こります。
男性ホルモンはストレスに対応するホルモンなので、精神的なストレスを減らすことが最大の男性ホルモン対策になります。
とはいっても、簡単に環境が変わるわけではないと思います。
そこで豆乳などの大豆製品を増やすことで、大豆イソフラボンを摂取することがおすすめです。
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た働きをするので、男性ホルモンと女性ホルモンのバランスが取れ、結果的に男性ホルモン過剰を防ぐ効果が期待できます。
可能であれば禁煙しましょう。
ニコチンには男性ホルモンを増強する働きもあると言われています。
タバコには数千もの有害物質が含まれていて、直接的に肌の炎症を引き起こす原因になります。
6. 糖質制限
皮脂分泌を抑えるためには糖質制限が効果的です。砂糖を大量に含む甘いものや、生成された白米、小麦粉中心の炭水化物は血糖値を急上昇させます。
血糖値の急上昇は肥満の原因になるだけでなく、皮脂分泌を引き起こします。
たとえば焼肉の後、ニキビが大量に出来たりすることはあまりありませんが、チョコレートを大量に食べるとニキビができやすいです。
皮脂は脂っこいものを食べると増えるイメージですが、糖質のほうが危ないんです。
玄米などは血糖値も上がりにくくビタミンBが豊富なので、かなりおすすめですよ。