気になる赤ニキビ、潰してはダメだと分かってはいるものの、つい潰してしまい、クレーターになってしまったニキビ跡を改善することはできるのでしょうか?この記事ではニキビによるクレーターの原因と、その治療方法を3つ紹介します。
【1】 ニキビがクレーターになるのはなぜなのか?
ニキビの炎症が真皮層まで及ぶのは、体内の免疫反応が関係しています。ニキビの原因となるアクネ菌と白血球が戦うことで傷いた真皮を治すために、多量のコラーゲンが合成されます。これらのコラーゲンがクレーターの原因なのです。
肌質によってクレーターになりやすい人とそうでない人がいます。肌質の柔らかい人よりも、硬くてゴワつく人の方が刺激を受けやすく、クレーターができやすい傾向があります。肌の柔らかい人は肌に十分な水分があり正常にターンオーバーが行われているので、肌のバリア機能によって刺激を受けません。しかし、水分量が少ない硬い肌は、ターンオーバーが早まりセラミド成分が未熟なまま表面にあらわれてしまいます。
乾燥した未熟な肌細胞はバリア機能が低く、刺激を受けやすいのでクレーターになりやすいのです。
では、ニキビの新たなクレーター化を防ぐにはどうしたらよいのでしょうか?ニキビになりやすい方の特徴をまとめました。
- ニキビが気になって触ったり潰してしまう、前髪がニキビに触る
雑菌が繁殖しやすく炎症が悪化します。 - 就寝時間が遅い人や寝不足の人、食生活に偏りのある人
ターンオーバーの異常を引き起こし、ニキビが長引きやすくなります。 - イライラ、クヨクヨすることが多い人
ストレスで交感神経が優位となり、男性ホルモンの生成が促されるため、皮脂過剰を招き、角質が硬くなり毛穴を詰まらせニキビが悪化します。 - お風呂をシャワーですませる人、運動不足の人
新陳代謝が低下しており、血流が滞ってニキビが長引きます。 - 1日に何度も洗顔する人、界面活性剤を多く含む洗顔料(クレンジングオイルなど)を使用している人
肌に必要な皮脂まで洗い流してしまうためニキビが長引きます。 - [女性]寝る前までメイクを落とさない、メイクをしたまま寝る人
毛穴がつまって雑菌が増え、ニキビが悪化します。 - 洗顔後、時間を空けて化粧水をつける人
水分の蒸発によりニキビが悪化しやすくなります。
上記に当てはまる項目の多い方は、注意が必要です。普段の生活習慣を見直してみてください。
【2】 ニキビがクレーターになってしまった時の自宅ケア
クレーターニキビには、どうしたら良いでしょうか?真皮層のコラーゲン組織が傷つくと、完全に再生できなくなります。そのため肌のターンオーバーを促進して、コラーゲンの再生を活発化させる必要があります。コラーゲンを活性化させるには、3つの方法があります。
① リジンとプロリンの摂取
コラーゲンの合成にはリジンとプロリンというアミノ酸が必要です。リジンは、たんぱく質の組み立てに必須で体の組織を修復する働きがあります。一方のプロリンは、コラーゲンの合成を促進したり紫外線などに破壊されたコラーゲンの修復も行います。リジンは、牛乳やチーズ、大豆や鶏肉に含まれます。プロリンは、豚肉、ゼリーやマシュマロ、湯葉や高野豆腐に含まれています。
食品の他、2種類のアミノ酸を摂取するのは、サプリメントが手軽に続けられるのでおすすめです。アメリカのサプリメント業界でトップの「SOURCE NATURAL社」で開発されたサプリメント「L-プロリン&L-リジン」は、両方を一度に摂取できるので便利です。これらの市販のサプリメントなどをうまく活用してください。
②睡眠
眠りに落ちてからの3時間は肌のターンオーバーが活発化する時間帯なので、良質な睡眠をとることが大切です。次の点に気をつければ、よりターンオーバーを活発化させる成長ホルモンを分泌させることができます。
- 就寝2時間前までに食事を終え、血糖値の下がった状態で眠る
- 就寝2時間以内に食事をとった場合は、軽い運動などで血糖値を下げる
- 就寝1時間前に入浴して体を温め、就寝時は体温を元に戻して(体温を下げて)眠る
- 就寝1時間前からはパソコンやスマートフォンを使用しない
- 肌の新陳代謝は約6時間のサイクルで行われるため、6時間以上の睡眠をとる
③ スキンケア
肌が乾燥した状態だと、正常なターンオーバーを行うことができません。肌に水分量を持たせ、十分に保湿することがポイントです。肌の保湿には3種類の細胞(皮脂膜、天然保湿成分、細胞間膜質)が関わっています。これらが働いて肌のバリア機能、つまり保湿力を発揮しています。肌本来の保湿力をうまく高めるために、重要なポイントは2つあります。
- ポイント1
洗顔のしすぎをやめる。洗浄力の強い洗顔料(商品)の使用や頻繁な洗顔は、角質にダメージを与えます。洗顔は1日2回程に抑えましょう。 - ポイント2
化粧品で保湿力を補う。洗顔後にビタミン類や水溶性プラセンタエキスなどが含まれる化粧水を使用して、保湿力を高めましょう。ただ化粧品を過剰に使用すれば、かえって肌に刺激を与える可能性もあるので注意が必要です。肌に合った化粧品を選び、適切な頻度で使いましょう。
【3】ニキビがクレーターになってしまった時のクリニックでのケア
クレーターは、クリニックでケアができ、主に3つの治療法があります。詳しい治療法だけでなく、おおよその費用感やダウンタイム(施術してから、肌本来の状態に回復するまでの期間のこと)も合わせて紹介します。
① ダーマローラー
極細の医療用ステンレス針が付いたローラーで、真皮層まで数多くの小さな傷をつけ、意図的に肌に炎症を起こし、傷を治す創傷治癒力を活かした治療法です。コラーゲンが増え、内側から肌を持ち上げるため、ニキビ跡の凸凹に効果的です。
費用…約5万~7万(1回当たり/顔全体)※3~6回程が目安
ダウンタイム…痛みの刺激は1時間、通常の化粧・日焼け止めは翌日より可能
② 皮膚再生治療
血液中の血小板を多く含む成長因子を取り出し、肌へ注入します。成長因子は真皮や皮下組織で時間を経て作用、コラーゲンや毛細結果を再生させます。自然治癒力を活かしてクレーターの凹みを修復する治療法です。
費用…約20万~60万(1~3回ほど/顔の1部分)
ダウンタイム…3日~2週間。注入部分でまれに内出血、周辺部で赤みや腫れ、硬さが表れる場合もあります。目の下など皮膚の薄い部分はやや長引きやすいです。メイクは約2時間後から可能です。
③ フラクショナルレーザー
レーザーで肌に極小の穴を多数開け、細胞の入れ替えを行います。穴の開いた肌の表面は数時間で再生しますが、真皮層のコラーゲン組織は数ヶ月かけて増えていきます。継続的にレーザーによる照射を繰り返すことで、肌細胞を入れ替え、凹みを盛り上げる効果が期待できます。
費用…約2万~7万(1回当たり/顔全体)※3~5回が目安
ダウンタイム…治療後は赤くなり、数日かけて皮がむけます。赤みが残るのは4~5日程、化粧で隠せる軽い跡は1~2週間です。
まとめ
ニキビがクレーターになる原因、自宅やクリニックでできるケアを紹介しました。まずは、原因を明らかにして、今以上にニキビやクレーターが増えないよう対策をしましょう。クレターは一気に消えることはありませんが、毎日のケアやクリニックでケアを行えば徐々に凸凹は治っていくかもしれません。
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