女性の必需品でもある櫛は、現在いろいろな種類のものが販売されています。
その中でも、日本で古くから愛用されてきたつげ櫛は、使うことで髪の毛にさまざまなメリットをもたらしてくれます。
今回は、そんなつげ櫛について、どんな櫛なのか説明していくとともに、そのお手入れ方法やブラッシングの方法などを紹介していきたいと思います。
つげ櫛とは
まずはつげ櫛について、その特徴やほかの櫛やブラシとの違いを見ていきましょう。
つげ櫛とは何か
つげ櫛の歴史
つげ櫛とは、奈良時代から平安時代頃に流通した、つげの木から作られた櫛のことを言います。
つげは乾燥すると黄色みを帯びたきれいな発色をすることから、櫛として加工すると見栄えも良いですし、木目が細かいことから加工後に曲がりにくいことから実用性も高い素材でした。
当時は、つげの櫛について詠った和歌もあったことが分かっています。
櫛とブラシの違い
そもそも櫛とブラシは違うものであることはご存知でしょうか?
ブラシとはヘアセットを行うために使用するもののことを指しますが、櫛はあくまで髪をとかしたりほこりをとるために使うもののことを言います。
また、ブラシが日本に入ってくる前は、ヘアセットもすべて櫛で行っていました。
したがって、髪をとかすなら断然櫛を使用するべきなのです。
そんな櫛の中でも、つげ櫛は、仕上げに椿油につけます。
つげ櫛の色が飴色なのは、何度も何度も椿油につけるという工程があるからなのです。
したがって、つげ櫛で髪をとかすということは、椿油を少しずつ塗っているのと同じ効果がもたらされることになります。
メリット
実際につげ櫛で髪をとかすことで得られるメリットを見ていきましょう。
- 静電気が起こりにくい
- 髪が絡みにくい
- 櫛どおりが良い
- 髪のパサつきを抑えられる
- 髪にツヤが出る
つげ櫛を使うことで、まず髪の毛に発生しやすい静電気を抑止することができます。
現に、プラスティックでできている櫛は、つげ櫛と比べて360倍もの静電気が起きていることが分かっています。
また、歯が一列になっているつげ櫛だからこそ、とかす際に髪が絡みにくくなります。
これによって、枝毛や切れ毛を防ぐこともできます。
椿油しかダメ?
そして先述した通り、つげ櫛ならではの椿油の効果によって、髪のパサつきを抑えることやツヤ出しが可能となります。
しかし一方で、「椿油だから良い」というわけではありません。
当時は髪の毛につける油の中で最もいい油とされていたのが椿オイルであっただけで、現在は椿油と同じくらいメリットがあるヘアオイルが多く販売されています。
したがって、椿油ではなく、ホホバオイルやココナッツオイルなど、好みの植物性油を木製の櫛に浸して使うことで、自分オリジナルの櫛を作ることもできます。
オリジナルの櫛の作り方をご紹介
自分で作ることができるオリジナルの櫛の作り方を紹介していきましょう。
自分の髪にあったオイルを使用することで、自分専用の櫛を作り上げることができます。
用意するもの
- 桃の木櫛
- あんず油など、ヘアオイルとして使えるもの
- 紙やすり
- クッキングペーパー
- 使い終わった歯ブラシ
- ラップ
クッキングペーパーや歯ブラシ、ラップなどは家にもともとあるものですし、その他のものは100円ショップで購入できますので、基本的には安上がりで済みます。
中でも桃の木櫛は、髪の摩擦を防いでくれるメリットを持ちながら、プチプラで購入できる優れものです。
また、使用する油はヘアケアとして利用できるものならば何でも大丈夫です。
一番安上がりなのは食用の菜種油やオリーブオイルとなります。
こういった安い油でも、枝毛や切れ毛の防止に期待できます。
つくりかた
実際に作り方を見ていきましょう。
- まず、ヘアオイルが櫛によくしみこむように、紙やすりでやすり掛けをしたら、屑を歯ブラシできれいに落とします。
- 平らなところにラップを引いたら、削った櫛を置き、その上に油を数滴落とします。
- 櫛をラップできれい巻いたら、1週間ほどそのまま置きます。
- 1週間たったら櫛を取り出し、クッキングペーパーで油をふき取ります。
- 乾燥させたら出来上がりです。
お手入れ方法
出来上がった櫛は、定期的にお手入れをする必要があります。
具体的な方法は以下の通りです。
定期的に油をさす
オリジナルの櫛を使用してみて、効果を感じられなくなった時は再度油につける必要があります。
また、汚れがたまりやすい歯の間は、糸を通すことできれいに掃除することができます。
楽にお手入れしたいのなら、柔らかくて細い歯ブラシに油をしみ込ませ、歯に通す方法もおすすめです。
櫛についた汚れを落とす
もし櫛に汚れがついてしまった場合は、しかるべき手順でしっかりと汚れを落としてあげましょう。
表面の汚れでしたら、油をしみ込ませた布でふき取れば簡単に汚れは落ちます。
一方で、頑固な汚れがついてしまった場合は、一度櫛に油を数時間ほどしみ込ませてから、柔らかい歯ブラシでこすってあげましょう。
特にヘアカラーをしている場合は、汚れが付きやすいのでしっかりとその都度掃除してあげてください。
ブラッシング方法
ブラッシングのメリット
続いては、毎日実践したいブラッシングの方法を紹介しましょう。
しっかりとブラッシングをすることで、髪だけでなく私たちの体や心にもうれしいメリットがたくさん発揮されてくるのです。
髪に関していえば、つや出しや髪についている汚れやほこりの除去、そして絡みの解消などがあります。
また、ブラッシングすることで、頭皮の血行が促進され、頭皮環境を向上することも期待できます。
さらに頭皮の血行が促進されることで、頭のコリがほぐれるほか、体のむくみ解消やデトックスも発揮されます。
ブラッシング方法
ブラッシング方法としては、まず毛先からとかし始めることがポイントとなります。
中には根元からブラシを当てている方もいますが、この場合切れ毛を引き起こす原因となります。
毛先をいくつかの束にして、片手で髪を支えながらやさしくとかすようにしましょう。
そうすることで、よりブラッシングの重要さを実感できます。
毛先からはだんだんと根元に向かってブラッシングを進めていきます。
とかす方向は、根元から毛先へとです。
この時、ブラシが地肌に当たるので、優しく触れるようにしましょう。
こうすることで、キューティクルを失われないほか、頭皮マッサージもできます。
椿オイルって??
最後は、世界三大オイルの一つでもある、椿油の成分や持っている特徴についてみていきましょう。
そもそも椿油には、肌に潤いを与える「オレイン酸」という成分が多く含まれています。
オリーブオイルと比べてもその含有率は優れており、高い抗酸化作用や保湿力を持っていることが分かります。
したがって、乾燥した頭皮に潤いを与えてくれます。
加えて、椿オイルには紫外線を通さないという特徴があるため、髪の紫外線対策にも役立ちます。
また椿オイルにはコレステロール値の低下や便秘対策なども期待されています。
椿オイルは、ヘアケアだけでなく、健康的で、かつ利便性の高いアイテムなのです。
まとめ
いかがでしたか?
つげ櫛は1本数万円するものもあり、なかなか出が出ないアイテムでもあります。
しかし身近にあるアイテムを使って、似た効果をもつオリジナルな櫛を作ることもできますので、ぜひ参考にしてください。
この記事を書いたユーザー
- kimako
- 奈良出身!ファッション・おしゃれ大好き!海外ドラマにハマり中。nanairoでは主に健康ジャンルを担当しています! kimakoの記事一覧