低GIダイエットでお酒はOK?

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糖質制限や低GIダイエットをしていると、当然お酒もNGのようなイメージになります。ダイエットとアルコールは絶対にあってはならない組み合わせですから。

しかし糖質制限という点に限っていえば、カロリー制限とは違いお酒を飲むことに何の問題もありません。

少し条件がありますが、それを守ればお酒を楽しむことは出来ます。

低GIダイエットとお酒は糖質しだい

お酒の製法には蒸留と醸造がありどちらも原料を発酵させて造りますが、そのあとお酒の中に糖質が残るものと残らないものに分かれます。低GIダイエットで飲んでいいのは当然、糖質のないお酒です。

逆にいえば、カロリー(アルコール度数)は血糖値を重視する低GIダイエットにはあまり関係ないので気にしません。

 

血糖値を上げない蒸留酒

蒸留酒というのはウィスキー、焼酎、ブランデー、テキーラ、ラム酒などアルコールが強いものばかりですが、糖質がないため血糖値は上がりません。

ジンやウォッカなど、蒸留酒でもカクテルで飲む場合はジュースが混ざるのでNGです。

糖質の宝庫 醸造酒

蒸留酒のように濾過しないため中に糖質が残っているのが醸造酒で、ビールや日本酒、ワインが代表的です。アルコール濃度が低いことも手伝って、ビールなんかは飲み過ぎで血糖値が高くなるので注意しましょう。

ただし赤ワインだけは糖質が少ないため、飲んでも大丈夫です。ポリフェノールを含むので血液をサラサラにする作用もあります。

血糖値を気にする人の、1日の飲酒量はどれぐらいまで?

血糖値が気になる人、ダイエット中の人が1日に飲めるアルコールの量はどれぐらいでしょうか?アメリカ糖尿病学会によれば約13~26gとなっていますが、ここでは平均を取り約20gとしてみます。(1ドリンク単位でビール1オンス(336ml)中アルコール度5%からの逆算した数値です)

お酒の種類(アルコール度数)により変わりますが、20gをベースにした計算式から1日の飲酒量を求めることが出来ます。

 

お酒の量 = 20÷ (アルコール度数(%)÷100)

例:アルコール度数40%のウィスキーを炭酸割りで10%にしたハイボールの場合

飲んでもいい量 =20÷(10÷100)

となるので20÷0.1=200、つまり4倍に薄めたハイボールなら200mlは飲んでも大丈夫、ということなります。

 

※あくまで目安なので参考程度としてください。また個人差や体調により変化します。

「エンプティカロリーは太りにくいは間違い」は間違い

お酒とダイエットの話になると必ず出てくるエンプティカロリー。肯定派と否定派の両者間では、いまだこの問題の決着はついていないようですが、実際どうなのでしょうか?

アルコールのカロリーはエンプティ(空っぽな)カロリーなので太りにくい・・・結論から言えば正解です。

アルコールはカロリー自体いくら高かろうが、燃焼以外に使い途のない非効率エネルギーです。最終的には炭酸ガスと水に分離され体外へ排出されて終わりです。

もちろんこれは糖質が含まれる醸造酒ではなく蒸留酒の話。蒸留酒はアルコール度数(カロリー)が高めですが、糖質が含まれません。太らないようにする、という視点では蒸留酒一択です。

※ちなみにエンプティーカロリーのエンプティとは、栄養素が無くカロリーのくせに役目を成さないという意味でありカロリーゼロという意味ではありません。

アルコールのカロリー消費のせいで他のカロリーが残ってしまい、太る原因に?

エンプティカロリーを否定する理論として、よく挙がるのがカロリー消費の順番待ちです。

アルコールは肝臓で優先して分解されるため、カロリーの消費順序も当然アルコールカロリーが1番になります。すると、本来消費されるはずだったカロリーが後回しにされてしまうということです。

たしかに、それはその通りです。後回しになった分が太る原因になるかもしれません。

ただし体がいつも通りの状態であれば、です。

アルコールは体温上昇の効果から分かるように、ほかのカロリーとは燃焼効率が段違いです。体温上昇、血管の拡張、発汗など普段とは異なる状態で消費されます。

熱産生で作られた熱(体温)は血液とともに全身を巡り、その際に熱を逃がすため血管が拡張します。これが酔ったときに肌が赤くなる理由です。そして発汗もまた、体温調節のために起こる現象です。ちょっと激しい運動をした時と同じといえば想像しやすいでしょう。

飲酒によるイレギュラーなカロリーは、激しい運動時と同じような状態で燃焼されることになるのです。それが終われば体は通常の状態に戻り、いつも通りのカロリー消費を再開します。太る原因と騒ぐほど影響はないということです。

知っておきたいお酒の予備知識

ダイエットの効果はともかく、知らないよりは知っておいた方がいいかもしれない、そんなお酒の予備知識に焦点をあててみました。

お酒のあとのラーメンは本当に必要か

アルコールの分解には炭水化物が必要になるから、ラーメンやお茶漬けを食べたくなるという話を聞きます。たしかに皆、決まりごとのようにラーメンやお茶漬けを食べたがりますが真相はどうなのでしょうか?

 

もし本当に炭水化物が必要なら菓子パンやケーキなどの甘い物でもいいはずです。しかし飲んだ後にそんな物を食べたがる人はそういません。

実際はアルコールによる排尿や水分の摂りすぎでカリウム不足に陥っており、体が塩辛い物を要求しているだけなのです。つまりまったく関係ないというのが答えです。塩昆布でも食べておきましょう。

でもやっぱり晩酌の後に食べるラーメンが美味しい!という人もいるでしょう。そんな人には低GIの代替麺なら、食べても太る心配は少ないしお勧めです。

 

糖質ゼロと糖類ゼロ 選ぶのはどっち

よく『糖類ゼロ』や『糖質ゼロ』というフレーズを目にしますが、飲むなら『糖質ゼロ』を選ぶようにしましょう。

どちらも糖類や甘味料の数値が基準値以内なら『ゼロ』表示できるわけですが、糖質ゼロのほうが甘味料の基準が厳しいのでより糖質が少なくなります。

それでもコーヒーのように『無糖』と表示できない以上、『糖質ゼロ』も完全なゼロではないという証にしかなりませんが。飲むなら糖質ゼロ。覚えておきましょう!

まとめ

低GIではお酒にそこまで神経質になることはないので、ちょっとした注意点を守るだけです。

  • お酒はエンプティカロリーなので太りにくい、でも飲むなら蒸留酒
  • お酒のあとのラーメンなど炭水化物はNG(食べるなら低GI麺など)

そして酒おの席では食べる物に気をつけること。揚げ物や焼き物、脂物ほど美味しくて太りやすくなっています。

お酒で太るのではなく、食べ物で太るほうが圧倒的に多いことを忘れないでください。糖質の少ない焼き鳥やサイコロステーキ、チーズ系の物を食べるのがおすすめです。

もちろんその場合でも、一緒になっている食材や調理方法に気をつけて食べましょう。