目次
- その手荒れ、かゆみがあるなら手湿疹かも
- 手湿疹の別名は主婦湿疹
- 手湿疹の原因
- 手湿疹の治し方①日常編
- 手湿疹の治し方②薬
- 手のぶつぶつ湿疹はこんなパターンも
- 1に保湿・2に保湿で完治を目指そう
その手荒れ、かゆみがあるなら手湿疹かも
手が荒れてかゆい、湿疹ができている…。そんな症状をお持ちの方はいませんか?手の湿疹にはさまざまな原因がありますが、特によく見られる湿疹のひとつに「主婦湿疹」があります。湿疹があると水仕事は辛いし、毎日の家事も一苦労ですよね。とにかくかゆみや湿疹を何とかしたい!と考えている人も多いと思います。そこで今回は、主婦湿疹の原因や今すぐにできる対処方法についてご紹介します!ぜひ参考にしてみてくださいね。
手湿疹の別名は主婦湿疹
手湿疹は別名主婦湿疹とも呼ばれています。その名の通り主婦によく見られる症状のひとつなのです。悩んでいる人も少なくありません。まずは主婦湿疹の症状から見ていきましょう。
重度の手湿疹になるのはこんな人
手湿疹になってしまう人にはどのような特徴があるのでしょう?まずはその傾向をチェックしてみましょう。
こんな人は要注意!
- 水仕事を良くする人
- 洗剤をよく使う人
- 肌が乾燥しやすい人
- アトピー体質の人
当てはまる項目があった!と言う人も多いのではないかと思います。そもそも手湿疹は水仕事を良くする人に多く見られる症状です。家事や育児で何かと水仕事が多い主婦をはじめ、調理師や美容師などにもよく見られます。水仕事に欠かせないものと言えば、洗剤ですよね。この洗剤にはさまざまな化学物質が含まれており、肌に大きなダメージを与えてしまいます。これも手湿疹の原因となります。
さらに肌が乾燥しがちな人も注意が必要です。乾燥している肌は外部からのダメージを受けやすく、炎症を起こしやすくなってしまいます。また、アトピー体質の人は、もともと肌が乾燥していたり、肌のバリア機能が低下している場合が多いです。そのため一般の人に比べ、手湿疹を起こす頻度が高いと言われています。
かゆみや水疱の辛い症状
とにかく辛い手湿疹!代表的な症状は主に2つ、かゆみと水疱です。
手湿疹はその名の通り、手だけに症状が現れることが特徴のひとつです。手が全体的に乾燥し炎症を起こします。同時に小さな水疱や赤い湿疹が出ることも多いです。強いかゆみを伴うため、ついつい掻いてしまう場合もあります。掻くことで症状はさらに悪化し、次第に皮膚が分厚くなってしまいます。分厚くなった皮膚はひび割れやすくなり、かゆみだけでなくひび割れの痛みや出血にも悩まされてしまうこともあります。
落ち着いてた手湿疹がまた酷くなってきたー痒みもあるし親指にはクレバスか!?ってくらいのひび割れ(><)ビーソフテン,紫雲膏,アンテベートが効かなくなったら何使えばいいんだろ…
— あおい@あずき洗いの嫁(仮) (@A01_gb) January 20, 2017
手湿疹で右手の指がボロボロなんだけど、細かいアカギレがあちこちで発生して痛い。薬ちゃんと塗ってるのになぁ
— 松本美雪. (@miyuo000) January 28, 2017
手湿疹が悪化することで皮膚がひび割れてしまいます。手湿疹が辛い!という口コミも多く聞かれました。本当に辛い症状です。
手湿疹とよく似た症状のひとつに、あかぎれがあります。手湿疹でも指や手にひび割れが現れる場合がありますが、これは炎症を繰り返した結果起こるものです。一方、あかぎれの場合は、乾燥し皮脂の量が少なくなることが原因で起こります。手だけでなく、かかとや耳たぶなどにできることも多いです。乾燥しやすい寒い時期によく見られる症状として知られています。
手湿疹の原因
なぜ手湿疹ができてしまうのでしょう?手湿疹は大きく2つのタイプに分けることができ、それぞれ原因も異なります。一度確認してみましょう。
乾燥でバリア機能が低下
手湿疹の大きな原因のひとつが肌の乾燥です。肌を乾燥から守るために欠かせないものが皮脂と汗です。皮脂と汗が混ざることで、肌を適度に保湿し乾燥から守っているのです。ところが、水仕事や洗剤などで皮脂や汗が洗い流されてしまうと、肌を保湿する成分がなくなってしまいます。そのため肌はどんどん乾燥してしまいます。
肌には、刺激から身を守るという大切な役割があります。この役割をバリア機能と言うのですが、肌が乾燥することでこのバリア機能が低下する可能性があると言われています。バリア機能が低下した皮膚は刺激にとても弱くなります。そのためささいな刺激でも大ダメージを受けてしまい、手湿疹が起こってしまうと言われています。また、手湿疹の原因となる刺激は刺激性のものとアレルギー性のものの、大きく2つに分けることができます。順を追って説明していきますね。
タイプ①刺激性
原因となる刺激性のものはじつはたくさんあります。まずは食器洗いに欠かせない台所用洗剤です。台所用洗剤の中には、界面活性剤と言う汚れを落としやすくする成分が含まれている場合が多いです。この成分のおかげで食器の油汚れもピカピカになるのですが、同時に皮脂も洗い流してしまうのです。そのため肌の乾燥の原因となります。
さらにお湯も原因となります。特に寒い時期の水仕事は辛いですよね。お湯を使って行っている人も少なくないのではないかと思います。じつはお湯を使って水仕事を行うと、皮脂がお湯に溶け流れ出してしまうのです。さらに適度に温まった手の毛穴が開き、毛穴の中の皮脂まで流れ出してしまいます。その結果さらに肌を乾燥させてしまうのです。
紙や段ボールの摩擦もよくありません。紙や段ボールを何度も触ることで、皮脂が少なくなってしまいます。また、何度も紙に触れることで肌の角質もダメージを受けます。その結果さらに刺激に弱くなり、手湿疹を起こしやすくなると言われています。
タイプ②アレルギー性
アレルギーも原因のひとつです。特にもともと何らかのアレルギーを持っているアレルギー体質の人の場合は注意が必要です。乾燥が進み肌のバリア機能が低下すると、ささいな刺激でもアレルギー反応が出やすくなると言われています。
ストレスも手湿疹の悪化を招く
以外かもしれませんが、ストレスも原因のひとつです。ストレスがたまることで自律神経のバランスが乱れやすくなります。その結果、肌の新陳代謝も悪くなり、同時にバリア機能も低下してしまうのです。
手湿疹の治し方①日常編
手湿疹の原因は乾燥です。手湿疹を治すためには、まず肌の乾燥対策を行うことから始めましょう。以外に簡単な対策ばかりです。ぜひ今日から始めてみてくださいね。
ゴム手袋で水仕事
手湿疹は水仕事を良くする人に多く見られる症状です。水仕事を行う際にはゴム手袋を使用し肌を守るようにしましょう。ただし人によっては、ゴム手袋が刺激になってしまう場合もあります。そのような場合は、ゴム手袋の中に薄手の綿や木綿素材の手袋を着用するといいでしょう。
お湯の温度に注意
お湯を使用する時は、できるだけ温度の低いお湯を使用するようにしましょう。体温よりも少し低めの温度のお湯(35℃前後)を使用するといいでしょう。体温以上のお湯を使うことで毛穴が開き、皮脂が落ちやすくなります。そのため肌の乾燥が進んでしまうのです。
除菌は脱脂力のないもので
食卓やキッチンの消毒に欠かせない除菌アルコール。日常的に使用しているご家庭も多いのではないでしょうか?とても便利なアルコールですが、じつは肌に付着することで皮脂を落としてしまいます。そのためアルコールを使用するたびに肌の乾燥が進み、手湿疹の原因となってしまうのです。さらに手湿疹の炎症を起こした部分にアルコールが付くことで、強い痛みを伴う場合もあります。除菌を行う時は、皮脂に影響を与えない次亜塩素酸ナトリウム(ハイターや哺乳瓶用消毒剤など)を使用するようにしましょう。
洗剤やシャンプーの見直し
洗剤やシャンプーの中には、界面活性剤などの汚れを落としやすくする成分を使用しているものも多いです。汚れが落ちやすくなる一方、肌の皮脂まで落としてしまうので手湿疹を悪化させる原因となります。手湿疹がひどい場合は、できるだけ石鹸成分を使用した洗剤を使うようにしましょう。ただし石鹸成分を使用した洗剤は洗浄力が弱いため、なかなか食器の汚れが落ちない場合もあります。事前に汚れはふき取る、お湯につけておくなどの工夫を行うようにしましょう。
同様にシャンプーも石鹸成分のものを選ぶようにしましょう。肌にとても優しいので、劇的に症状が改善する場合もあります。
ワセリンorハンドクリームで保湿
水仕事の後や乾燥が気になる時など、こまめに保湿を行うようにしましょう。保湿に使用するのはハンドクリームでもいいのですが、手湿疹がひどい時はワセリンを使用するのがおすすめです。ハンドクリームにはさまざまな成分が含まれているので、炎症がひどい場合は含まれている成分が刺激になってしまう場合もあります。その点ワセリンには余計な成分は含まれていません。炎症している肌にも安心して使うことができますよ。ドラッグストアなどで気軽に購入することができるのも嬉しいですね。
手湿疹の症状が軽い場合は、ハンドクリームを使用してもいいでしょう。乾燥がひどい場合は、尿素やヘパリン類似成分などが配合されたハンドクリームがおすすめです。尿素は硬くなった肌をピーリングし、水分を集め保湿する効果があります。ヘパリン類似成分は肌の血行を良くする作用があります。肌の乾燥対策にはぴったりの成分ですね。
また、ハンドクリームを選ぶときにはできるだけ添加物が使用されていない無添加のものを使用するようにしましょう。添加物が肌に刺激を与え、炎症が悪化してしまう場合があります。また、界面活性剤にも注意が必要です。洗剤などに含まれている界面活性剤ですがハンドクリームにも含まれている場合もあります。しっかりとハンドクリームの成分を確認してから購入するようにしましょう。
冬も夏も乾燥させないよう注意
肌が乾燥しやすい季節と言えば冬ですよね。空気がとても乾燥しているうえ、エアコンなどの暖房器具を使うことでさらに乾燥が進んでしまいます。こまめに手の保湿を行い、うるおいをキープするようにしましょう。加湿器を利用したり、室内に洗濯物を干したりなど加湿も心がけてください。外出時は手袋を使用し、乾燥した空気から肌を守ってあげましょう。
同時に夏場の乾燥にも注意しましょう。確かに冬に比べると比較的湿度は保たれていますが、クーラーが常時稼働している室内は意外と乾燥しています。手の保湿は忘れずに行うようにしましょう。
完治を目指すなら体質改善
手湿疹に悩まされている人の中には、体質的に手湿疹を起こしやすい人がいると言われています。なかなか治らない手湿疹に悩んでいる場合は、一度体質改善を試してみるといいでしょう。体質改善におすすめなのが、漢方や生薬などの自然素材を利用した薬やサプリメントです。肌のかゆみや湿疹などに効果が現れるものも多いので、体の内側からも手湿疹を治してくれますよ。長期間飲み続けることで体質が改善される場合もあるので、気になる場合は一度試してみるといいでしょう。
手湿疹の治し方②薬
このように手湿疹の対策にはいろいろな方法があります。ただし、出来てしまった手湿疹を治すためには薬の利用が必要です。まずは薬を使ってしっかりと治療するようにしてくださいね。手湿疹の症状が治まったら、再発防止のために保湿や乾燥対策を行うように心がけていきましょう!
市販薬で治す
手湿疹に効果のある薬は、ドラッグストアでも手に入れることができます。高いものから安いものまで様々な薬が売られていますが、特に効果的なのはステロイドが配合された薬です。ステロイドには炎症を抑える効果があるので、強いかゆみや湿疹によく効きます。
使い方
使い方はとても簡単です。基本的には薬の添付文書通りに使用していけば問題ありません。1日に数回、うっすらと塗っていきましょう。塗る前には肌を清潔な状態にするといいでしょう。前回塗った薬が残っている場合は洗い流し、新しく塗り直すようにしてください。炎症を起こしている部分全体にしっかりと塗ります。この時分厚く塗りすぎないよう注意してください。また、使用する期間にも注意が必要です。しばらく使用しても症状が良くならない場合は、使用を中止し皮膚科を受診するようにしましょう。
メリット・デメリット
市販薬の最大のメリットと言えば、簡単に手に入れることができるということ。仕事が忙しくてなかなか病院へ行けない人でも、気軽に手に入れることができます。また、ドラッグストアの薬剤師に症状を伝え、薬のアドバイスをしてもらうこともできます。
一方デメリットもあります。ステロイドが配合されている市販薬のほとんどが、かゆみ止めや抗生物質など他の成分も配合されています。そのため種類も多いです。自分の症状と照らし合わせてぴったりの薬を探すのはなかなか大変です。また、間違った使い方をすることでステロイドの副作用が出る場合もあります。しっかりと添付文書を読んでから使用することが大切です。
おすすめの市販薬
メディクイック軟膏(ロート製薬)
まずおすすめしたいのが、ロート製薬から発売されているメディクイック軟膏です。こちらの商品はステロイドにかゆみを緩和する成分が配合されています。商品パッケージにも大きく手湿疹と印字されているので、ドラッグストアでもひときわ目を引きますよ。どの薬を使えばいいか迷ったら、まずはメディクイック軟膏を使用してみることをおすすめします。軟膏だけでなくクリームタイプもあります。べたつきが苦手な人は、クリームタイプを使用してみてもいいでしょう。
商品情報
商品名 メディクイック軟膏 8g
価格 1414円(税別) 送料別
販売会社 ロート製薬
フルコートf(田辺製薬)
かゆみが強い時や、湿疹が炎症を起こしてジュクジュクしている時におすすめなのが田辺製薬から発売されているフルコートfです。テレビコマーシャルでもおなじみですね。こちらの商品にはステロイドに抗生物質が配合されています。湿疹が化膿している時にも良く効きますよ。炎症している部分に使用してもしみないので安心です。
商品情報
商品名 フルコートf 5g
価格 894円(税別) 送料別
販売会社 田辺三菱製薬株式会社
オロナインは湿疹にはNG
手荒れに効く薬の定番と言えばオロナインですよね。ご家庭に常備されているという人も多いのではないでしょうか。様々な症状に良く効くオロナインですが、じつは手湿疹には良くありません。オロナインにはオリーブ油やグリセリンなど肌荒れに効果的な成分が多く含まれています。それらの成分が肌に刺激を与えることで手湿疹が悪化してしまう場合があると言われています。肌の乾燥程度であれば使用しても問題ないですが、手湿疹が悪化している時は使用しないようにしましょう。
薬で治らない場合はアレルギーを疑って
市販の薬を利用しても症状が治まらない場合は、手湿疹以外の病気の可能性もあります。特に間違えやすい症状のひとつがアレルギーです。アレルギーの場合も肌が炎症を起こし赤くなり、かゆみを伴います。蕁麻疹や湿疹が出る場合も多いです。症状がどんどんひどくなる、薬を利用しても収まらない場合は、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
手のぶつぶつ湿疹はこんなパターンも
じつは手湿疹以外にも、手に湿疹が出る病気はたくさんあります。中でもよく見られる症状をご紹介します。ご自分の症状と照らし合わせてみてくださいね。
かゆみなしなら汗疱かも
汗疱(かんぽう)とは、手のひらや足の裏に小さな水ぶくれが出る病気です。はっきりとした原因はわかっていませんが、汗をかきやすい人によく見られると言われています。
汗疱の特徴はかゆみがほとんどないことです。ただし症状がひどくなると、痛みやかゆみを伴う場合もあります。汗をかきやすくなる夏場に多く見られる病気です。かゆみなどの症状が見られる場合は、ステロイド軟膏を使用して治療を行います。また、手洗いをこまめに行いできるだけ汗を洗い流すようにしましょう。汗の量が減ることで症状が緩和する場合も多いと言われています。
原因不明な掌蹠膿疱症
掌蹠膿疱症(しょうせきのうほうしょう)とは、手のひらや踵などに小さな水ぶくれや湿疹などが出る病気です。皮膚がめくれたり、赤くなったりする場合もあります。時にはかゆみや痛みを伴います。はっきりとした原因はわかっていません。ステロイド軟膏かゆみ止め、抗生物質などを使用して治療を行います。
手にも水虫、手白癬
足にできるイメージが強い水虫ですが、じつは手にできることもあります。手にできた水虫を手白癬(てはくせん)と言います。手のひらにできることが多く、足の場合と同じように皮膚がめくれてきます。かゆみは少ない場合が多いです。
手白癬の原因は白癬菌です。顕微鏡でめくれた皮膚を調べ、菌が見つかった場合は抗真菌薬を使用して治療を行います。
内臓疾患がかゆみの原因との声も
内臓の病気が原因で湿疹やかゆみが出る場合もあります。肝臓の調子が悪い時は、皮膚が黄色っぽくなる黄疸に加え、手のひらのかゆみや強いだるさが見られることが多いです。腎臓の調子が悪い時も同様にかゆみが出ることがあります。また生活習慣病として有名な糖尿病の場合も、手のかゆみが現れる場合があると言われています。かゆみや湿疹以外にも症状が見られる場合は、できるだけ早く病院を受診するようにしましょう。
1に保湿・2に保湿で完治を目指そう
このように手湿疹の最大の原因は乾燥です。まずはしっかりと保湿を行い、症状の改善を目指していきましょう。すぐに始められる対策も多いので、できることから始めてみてはいかがでしょうか。とても辛い手湿疹、少しでも早く良くなるように一緒に頑張っていきましょう!
ただし、症状が良くならない時や悪化していく時は、我慢しすぎず皮膚科を受診することをおすすめします。我慢のし過ぎはストレスにつながり、さらに手湿疹を悪化させる原因にもなりかねません。治療を早く始めるだけ症状も早く良くなりますよ。