親子のスキンシップの一つとして、「ベビーマッサージ」が注目されています。ママの手と赤ちゃんの肌が触れ合うことで、赤ちゃんは安らぎを得ることができ、親子の絆が深まるといわれています。今回はベビーマッサージのやり方や効果と、ベビーマッサージをするときのコツや注意点、いつからマッサージをして良いのかなどについてまとめました。
ベビーマッサージとは?
ベビーマッサージとは、その名の通り、赤ちゃんに優しく触れてマッサージをすることです。肌と肌で触れ合う親子のスキンシップの一つとして、近年注目されています。このようなタッチケアをすることで、赤ちゃんに安らぎをもたらし、その心地よい刺激が赤ちゃんの心や体、脳の発達に良い影響を与えると考えられています。またママ自身も、赤ちゃんに寄り添って反応や気持ちを感じ取ることで、赤ちゃんに対する愛情が深まるというメリットもあります。
ベビーマッサージの効果は?
前述のように、ベビーマッサージは赤ちゃんにもママにも良い影響があるといわれています。ここでは、ベビーマッサージがもたらす効果を詳しくご紹介します。
赤ちゃんの脳の発達を促す
五感の中でも触覚は、赤ちゃんの脳の発達にとって重要だといわれています。ベビーマッサージを行うことで触覚が刺激され、脳の働きを活発にします。
赤ちゃんの免疫力がアップする
ベビーマッサージをすることで、皮脂の分泌を促し、感染に対する抵抗力を高めます。老廃物を取り除く働きのあるリンパ液の流れを促進するので、体の抵抗力が高まるといわれています。
赤ちゃんの運動機能が発達する
ベビーマッサージを行うことで循環機能が促進されます。筋肉がリラックスして関節が柔軟になり、多様な動きができるようになります。
赤ちゃんが精神的に安定する
ママに触れられる心地良さから、自分は愛されているんだと感じることができ、情緒が安定します。
ホルモン分泌でストレスが軽減される
継続してマッサージを行うことで、コルチゾールというストレスホルモンの量が減り、幸せホルモンと呼ばれるオキシトシンの分泌が増えるといわれています。
赤ちゃんのスキンケアができる
赤ちゃんの肌は刺激に弱く、乾燥しがちです。オイルを塗ってベビーマッサージを行う場合には、赤ちゃんの肌を保湿し、整えることができます。
赤ちゃんがぐっすり眠れるようになる
ベビーマッサージによって体がリラックスすることで、眠りが深くなるといわれています。
赤ちゃんの便秘解消になる
全身やお腹を刺激することで、消化吸収率が高まり、便秘解消や下痢に効果があるといわれています。
赤ちゃんへの愛情が深まる
柔らかい赤ちゃんの肌に触れることによって、ママのストレスが解消されます。ママにも幸せホルモンのオキシトシンが分泌され、精神的な安定につながります。
赤ちゃんの体調変化に気が付くようになる
肌に直接触れて観察することで、赤ちゃんの日々の体調を把握できるようになり、ちょっとした体調変化にも気づくことができます。
親子の絆が深まる
赤ちゃんに優しく触れることで、赤ちゃんを一層愛しく感じ、赤ちゃんはその愛情を感じ、親子の絆が深まります。
ベビーマッサージはいつからできる?
ベビーマッサージをはじめる時期に決まりはありません。ベビーマッサージ教室や助産院によって「生後すぐから」「生後2週間以降から」「生後2~3ヶ月頃から」など、推奨時期は様々です。赤ちゃんの様子を観察しながら、赤ちゃんもママも無理のない時期からはじめてみましょう。
ベビーマッサージをする時間帯にも決まりはありません。オムツを交換するタイミングやお風呂に入るタイミングなど、ママや赤ちゃんがリラックスできるときに行いましょう。ベビーマッサージをすると寝てしまう赤ちゃんもいるので、お昼寝や就寝前に行うのもおすすめです。
ベビーマッサージのやり方は?
ベビーマッサージは、赤ちゃんを裸にして行います。室温を25度程度にして、赤ちゃんが寒くないようにしましょう。タオルの上に赤ちゃんを裸で寝かせます。オイルを使用する場合は、手にオイルをたっぷりとって、人肌に温めたらベビーマッサージをはじめましょう。
ベビーマッサージには様々なやり方があります。ここでは、胸・お腹・背中・足の順番で、歌いながら赤ちゃんをマッサージする方法をご紹介します。
1. 胸のマッサージ
胸の中央に両手のひらを置き、中央から外側に向かってハートの形を描くように優しく撫でます。2~3回繰り返したら、次に赤ちゃんの右胸から左肩にかけて、斜めに撫で上げたら撫でおろします。左右2~3回ずつ行います。
2. お腹のマッサージ
お腹に手のひらを交互に当てて、おへそから下に向かって手と手を重ねるように下に撫でおろします。2~3回繰り返したら、両手のひらで時計回りに円を描くようにマッサージします。
3. 足のマッサージ
片手で足首をしっかりと固定し、反対の手で太ももから下に向けて絞るようにマッサージします。左右~3回繰り返したら、両手で片方の足を持って、ぶるぶると震わせながら撫でおろします。左右2~3回ずつ行います。
4. 背中のマッサージ
赤ちゃんをうつぶせの姿勢にして、両手の指で中央から肩甲骨に向けて、羽根を描くように丸く撫でましょう。2~3回繰り返したら、赤ちゃんを横向きにして、両手の手のひらを背中に乗せ、肩からおしりに向けて交互に撫でましょう。
ベビーマッサージのコツは?
ベビーマッサージをするときは、赤ちゃんの目を見つめ、話しかけながら赤ちゃんをケアしてあげましょう。「気持ちいいね~」「おなかだよ~」などと声をかけてあげたり、歌をうたったり、楽しくリラックスできるような雰囲気で、マッサージを行うのがコツです。赤ちゃんが「気持ちいいな」と感じるように優しく撫でてあげましょう。
一般的にはオイルを使用して赤ちゃんの全身をマッサージしますが、必ずしもオイルが必要なわけではありません。オイルを使用すると、滑りがよくなり肌の摩擦を防ぎ、さらには赤ちゃんのデリケートな肌を保湿することができますよ。初めてオイルやクリームを使用する場合は、ママの手にオイルを取ってから、赤ちゃんの太ももの内側に500円玉くらいの大きさに塗り、アレルギー反応が出ないかパッチテストを行います。10~15分経っても変化がなければ大丈夫です。
赤ちゃんにベビーマッサージをするときの注意点
ベビーマッサージを行うときには、以下のことに気をつけながら、赤ちゃんとのふれあいタイムを楽しんでくださいね。
● ママの手を清潔にする
● 指輪などのアクセサリーを外す
● ママの爪を短くしておく
● 手のひら全体で触れる
● 赤ちゃんの機嫌が悪いときにはやらない
● 授乳直後、空腹のときを避ける
● マッサージのあとは、水分補給をしっかりする
● オイルを使用するときは、植物性のオイルを使う
● 1回で10分~15分を目安にする
ベビーマッサージで赤ちゃんとたくさん触れ合おう
赤ちゃんの発育にとって重要なのは、ママやパパの愛情にたっぷり触れること。ママやパパの手が赤ちゃんの肌にたくさん触れることで、自己肯定感が高まり、赤ちゃんの成長や発育にも良い影響をもたらしてくれます。ベビーマッサージでママと赤ちゃんの素敵なコミュニケーションタイムを過ごせると良いですね。