赤ちゃんの乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の症状や原因の違いは?

ベビースキンケアを徹底していても、毎日欠かさず保湿をしていても、ブツブツといきなり乳児湿疹ができることはないですか? そんな時、ふとアトピー性皮膚炎の不安が頭をよぎりますよね。

その肌の特質性から、多くの赤ちゃんが皮膚トラブルに見舞われがちですが、そもそもアトピーと乳児湿疹は何がどのように違うのでしょうか。今回は、アトピーと乳児湿疹の違いについてまとめました。

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の原因と症状は?

1.乳児湿疹

多くの赤ちゃんに頻繁に起こる乳児湿疹は、乳時期に発生する湿疹の全般を指しています。「乳児湿疹」という病名の皮膚疾患があるわけではなく、カサカサの湿疹からジュクジュクとしたやや水分の多い湿疹、おむつかぶれ、あせもなど、様々なタイプの湿疹を総称するものです。

乳児湿疹の症状は、顔が全体的に赤くなったり、小さく水ぶくれが現れたり、脂漏性湿疹の場合はうろこのようなかさぶたができることもあります。

特に肌を露出している部分、ほっぺやおでこにできやすく、場合によっては背中や全身に広がることも。乳児湿疹のほとんどは、生後2週間頃からでき始め、1歳になる頃には症状が落ちつき、徐々に治まっていきます。

また乳児湿疹の原因は、新生児であれば過剰な皮脂分泌や毛穴の詰まりによるもの、生後2~3ヶ月を過ぎると肌の急激な乾燥によるものなど、月齢によって異なり、また個人差があります。

一方で、どのような原因で炎症が起きているのかと問わず、すべて乳児湿疹と呼ばれるのです。

2.アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎は、アレルギー体質をもつ赤ちゃんに発症します。特定のアレルギー物質に対して起きるため、赤ちゃんにも発生する可能性は十分にあります。アトピーは食べ物だけが原因だと思っている人が多いですが、実際にはホコリやダニなどにアレルギー反応を起こすことが多いようです。

そのため、赤ちゃんのアトピーがいつからというのは、生後まもなく起きても何ら不思議ではありません。一般的には、生後3~4ヶ月ぐらいからアトピーになってしまう赤ちゃんがいるようです。

アトピーの代表的な症状は、顔や頭部のほかに、耳、ひじ、ひざの裏など関節付近が乾燥し、強いかゆみを伴って皮膚が切れてしまうようなものです。

アトピーは、慢性的な湿疹で、症状が良くなったり悪くなったりと繰り返される特徴があります。

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎との違い、見分け方は?

アトピー性皮膚炎と乳児湿疹は原因はそれぞれ違っていても、症状が発生してしまうと医師でも見分けるのは難しいといわれています。

毎日どんなに赤ちゃんを観察しているママでも、素人目では、アトピーなのか乳児湿疹なのか、違いについて指摘できる人は少ないかもしれません。

ただしアトピーには、上述のとおり、よくなったり悪くなったりと症状を繰り返すという特徴があります。日本皮膚科学会のアトピーガイドラインによると、乳児の場合は2ヶ月以上(そのほかでは半年以上)、湿疹の症状が続く場合は、アトピーと診断されるようです(※1)。

乳児湿疹とアトピー性皮膚炎の予防・対策法

毎日の保湿ケアを徹底する

赤ちゃんのアトピー性皮膚炎と乳児湿疹は、何よりも「肌の乾燥」が一番の大敵。まずは毎日の保湿ケアをしっかりおこなうことが重要です。

カサカサになりバリア機能が損なわれた皮膚は外部刺激の影響を受けやすく、またアレルゲンも侵入しやすくなってしまいます。国立成育医療研究センターによると、新生児から保湿剤を塗布することで、アトピーの発症リスクを3割も減らすことができたという調査結果があります(※2)。

また、赤ちゃんの保湿ケアに使う保湿剤は、ほど良いとろみと伸びの良さがあるベビーローションがおすすめです。ベタつきが気にならず、付け心地もサラサラとしていながらしっかり保湿できるので、塗られている赤ちゃんもご機嫌になりますよ。

朝起きたとき、お風呂上がりのベビーマッサージ、お出かけ先から帰ってきたときや、室内のエアコンや暖房で乾燥が気になるときなど、こまめに保湿してあげましょう。乾燥から肌を守ってあげることが、乳児湿疹やアトピーの効果的な予防になります。

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出典:www.alo-organic.com

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ほかにも、ママができる赤ちゃんの乳児湿疹・アトピーのホームケアとして、以下のことを心掛けてみましょう。

乳児湿疹を悪化させるものを排除する

  • 赤ちゃんを洗うベビーソープやベビー石鹸や、洗濯物の洗剤は無添加で赤ちゃん用のものをチョイス。
  • お掃除は毎日しっかりしなくても、できる範囲で気になるところの清潔を心掛けましょう。(そこまで神経質にならなくても大丈夫)
  • 赤ちゃんの洋服やタオルケット、かけ布団などお肌に直接触れるものはできる限り綿素材すると良いです。
  • 赤ちゃんの清潔を保つためにもお風呂は毎日入れてあげましょう。

赤ちゃんの正しいお風呂の入れ方

赤ちゃん用の無添加なベビーソープやベビー石鹸(保湿効果が高いものが理想的)をしっかり泡立て、頭や顔はガーゼを駆使してキレイに洗ってあげましょう。

この時、ゴシゴシ洗うと摩擦で赤ちゃんのお肌に強い刺激を与えるので注意してください。湿疹や傷がある時は優しく撫でる程度で十分です。

湿疹が出ている時は特に、温まることで身体が痒くなるので長湯は避けましょう。
ベビーソープできれいにと洗った後はすすぎをしっかり行い、お風呂上がりは保湿ケアをきちんと行いましょう。

とにかく乾燥には注意

とにかく保湿ケアをしっかりおこなうと共に、乾燥から赤ちゃんを守ってあげましょう。加湿器や空気清浄器を利用するのも良いでしょう。

また、肌の摩擦にも気を付けてください。赤ちゃんすぐに引っ掻いてしまうので、赤ちゃんの爪はこまめに切ってあげてくさいね。

乳児湿疹とアトピーの違いは理解できましたが?どちらもこまめにベビーローションなどで保湿ケアを行うことは重要ですが、なかなか症状が治まらなかったり悪化してしまうようであれば、早めに小児科か皮膚科を受診してください。

この時、アレルギー科のある病院であれば、アトピーだったとしてもより的確に処置してもらえます。日頃の保湿をしっかりおこない、万が一の時は病院へ。この基本的な対策をぜひ心掛けてくださいね。

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