歯の変色を改善させる3つの方法!
歯が黄色くなったりするのは気になるけど、思い切って白い歯にするほどでも・・・。と思いながら「結婚式・大事なデート」が突然入って「あー、白くする方法勉強していればよかった!」
そんな境遇はあるでしょう。
対策は簡単なので、覚えておくとよいですね。歯を白くするには以下3つの手法があります。
- 市販の歯のマニキュアを塗る
- 被せものをする(ラミネートベニア)
- 漂白する(ホワイトニング)
これらの特徴を表にしましたので、ぜひご覧ください。
変色を改善させる3つの方法のメリットとデメリット一覧表
どれらも「メリット・デメリット」があるのでまずは一覧を見てください。
方法 | メリット | デメリット |
マニキュアを塗る | 歯への負担が少なく手軽。時間・費用がかからない | 着色変化しやすく、効果が持続しない(半日or1日) |
ラミネートベニアでかぶせる | 歯への負担が比較的少なく、短時間で終わる | 色調の調整に限界あり。歯そのものを覆う方法だと費用・時間の増大になる |
ホワイトニングする | 明度が上がり彩度のない本当の白さに戻る | 時間がかかる。しみる刺激が起きるケースもあり |
どの方法にもケースバイケースで違います。もう少し突っ込んでみましょう。
方法1.歯のマニキュアを塗る
歯のマニキュアは「歯を削らず、上からコート材をマニキュア塗布し隠す方法」です。または、少し歯の表面を削り、レジンという合成物(プラスチックみたいなもの)を塗り重ねる方法もあります。
通常の歯のマニキュアは当然ならが「色が落ちたら終了」。ここぞ!という時には威力を発揮しますが、やはり不自然な白さは否めません。
レジンの場合は「歯が欠ける、割れる」という状況になったときに着けるタイプのものを「歯全体に着ける」と考えてもらえれば理解が進むかと思います。
そういうレジンを専門にしている歯医者もあり、めちゃめちゃ綺麗になりますが、やや厚みが増すのと保険外の場合「費用が高い(1万~5万など)」といったデメリットもでてきます。
マニキュアなら超特急での白さが手に入りますが、白さがやはり不自然です。下の動画は実際うまくマニキュアを塗るコツも含めてのものです。
歯のマニキュア(ボトルタイプ)
歯のマニキュア(ペンタイプ)
どうでしょうか?浮き出る白さっぽいのが、僕にはどうも気になります。
メリット | 歯にかける負担が比較的少なく、費用も少額、かつ時間も取られない |
デメリット | 効果が長続きしない上に着色変化がしやすい |
方法2.かぶせものをする
歯の表面のエナメル質を薄く(0.5㎜程度)削り、貝殻状のエナメル系・セラミック系・プラスチック系のものを被せて接着させる治療方法。いわゆる付け爪みたいなものですね。
ラミネートベニアというものを貼り付けます。
余談ですが、元プロ野球の新庄選手は「差し歯の白さ」です。彼はテレビでみていたときも「圧倒的な白さ」でしたが、かなり違和感のある浮き出た白さでしたね。
ルックスは最高にカッコいいですが、、、
話を戻します。では、ラミネートベニアを図で変化を見てみましょう。
原理的には元来の歯医者の治療方法と遜色ない手順になります。ですが「テトラサイクリン歯」の人の場合はそうはいきません。エナメル質・プラスチック質の被せ物だと半透明なので下の色が透けてしまいます。
ですので、半透明質のラミネートベニアでの対応ができないことになります。
この場合は半透明でなく、真っ白な被せ物をすることになるので「不透明な白さ」が際立つことに。いくら白くなりたいと言えども、「妙な白さ・不自然な白さ」というのはちょっと抵抗ありますよね。
メリット | 歯にかける負担が比較的少なく、時間もかかりない |
デメリット | 色調の調整に限界がある(歯の色が透けて見えるため)。歯そのものをすっぽりと覆う方法もあるが、時間も費用も上がり、負担大。 |
方法3.漂白(ホワイトニング)する
過酸化物を用いて、着色物質(汚れ)を漂白(ホワイトニング)する方法。エナメル質内部や象牙質でも効果を発揮。主に以下2種類があります。
- 歯科医院内で行う「オフィスホワイトニング」
- 自宅で行う「ホームホワイトニング」
上の写真にオフィスとありますが、青い部分は「歯茎に過酸化物がつかないに保護している」ためのものです。歯茎の小さな傷に過酸化物が入ると強い刺激になるのを防ぐためですね。
この状態で8分~15分。長いところだと20分くらい「ホワイトニング用の光を照射」。これを1~3回ほど繰り返して、「歯を漂白」していきます。ホワイトニング先進国のアメリカだと希望次第で、1時間~2時間近く光を照射するところもあるようで、「かなり苦痛」という声を聞きました。
$100~$400(1万円~4万円)が一般的な相場です。$100というのは、歯医者が客寄せ目的のキャンペーンを打つ値段なので利益度外視。
つまり一般的な値段は1回で$300は覚悟したほうがいいということですね。しかも色戻りを防止するため、定期的(2ヶ月~3ヶ月)に1度は通院するようにしないといけません。
逆に銀座などで時折みるワンコインホワイトニングが「1歯で500円」ほど。
見える歯は16本~20本が基本的な対象なので、8,000円~10,000円かかりますね。これが「超短時間のなんちゃってホワイトニング」の相場。これを数回やるのですから、めちゃめちゃ高いですね。
3万~5万円は簡単に飛びますよ。
ですが、本当に歯医者でホワイトニングをメンテナンス含めて行うなら「1歯で1,000円~4,000円」で通院は1回~3回は覚悟したほうがいいと思います。
つまり「オフィスホワイトニング」ってものすごく高い反面、真っ白な歯を手に入れることができる(可能性がある)ということを理解すべきですね。
一般的にアメリカで「ホームホワイトニング」は歯磨きと同レベルで行われています。実際歯磨き粉にも「ホワイトニング」を目的とした商品がいくつもでていますので。
人気がある。ない。というよりは「みんな当たり前にやっている」というのが正解ですね。
メリット | 明度が上がり彩度のない本当の「自分の歯の白さ」になる |
デメリット | 時間がある程度かかる。またしみるなどの刺激を伴うことがある |
歯を白くしたいならホームホワイトニングが安価で良い
3点ほど歯を白く改善する方法を記事にしました。どのやり方にもメリット・デメリットがありますが、状況を許す人なら「ホームホワイトニング」をお勧めします。
なぜか?
それは比較的安価で「自分の歯」を白くできるから。塗ったり、付けたりせず「完全に自分の歯を本来の白さ」にする。これって出来るのであれば、やらない手はないのでは?
注意としては、ホワイトニング中は「なるべく色の濃いものはご法度」。色戻りしちゃいますからね。ホームホワイトニングは長期にわたるので、生活とバランスを取りながらうまく付き合いましょう。
実はホワイトニングに適さない人というのも一定数います。それはこういった方々。
- 虫歯の人(薬剤が虫歯に影響を与える痛む可能性あり)
- 歯周病の人(歯周病を先に治療すべき)
- 妊婦中・授乳中の人(安全性が不確実なため)
- 無カタラーゼ症の人(病気で過酸化水素を分解するカタラーゼ不足の人)
逆にホワイトニングできる条件をもっているなら、まずはお試ししてみると楽しいと思いますよ。
次はホワイトニングが与える「歯へのダメージ」の詳細についてです!