フローリングのカビの取り方を知りたい!イザという時のための掃除法
毎日掃除をしているつもりでも、フローリングにカビが生えることがあります。そんなフローリングのカビを発見したら、どうしたらよいのでしょうか。ここでは、フローリングのカビの取り方やカビ対策についてお伝えします。
目次
- フローリングにカビが生える原因について
- カビを除去しないとどのような影響があるのか
- カビの落とし方
- カビ掃除する際に気をつけること
1.フローリングにカビが生える原因について
1-1.カビが生える条件
一般的に、カビは温度が20~25度くらいで湿度が65%以上の環境で発生するといわれています。日本では、この条件に当てはまることはとても多くあるのです。ですから、知らないうちにカビが生えやすい状態になっていると思っておいたほうがよいでしょう。
1-2.フローリングに布団を敷いている人は要注意
フローリングにカビが生える原因として、もっとも多いのが布団です。フローリングの上に直接布団を敷いて寝ていませんか?
私たちは寝ている間に、コップ1杯ほどの汗をかきます。この汗は、シーツや敷布団に吸収されているのです。しかし、布団の下がフローリングになっている場合、フローリングにはかなりの湿気が溜まってしまいます。結露のできた窓と似たような状態であると考えても構いません。さらに、布団を敷きっぱなしでいると、この湿気がこもった状態がずっと続くことになります。これでは、布団だけでなくフローリングにカビが生えてしまうのは仕方ないでしょう。
1-3.布団にカビが生えた場合
布団の表面にカビが生えているのを確認できるということは、布団の内部にまでカビが入り込んでしまっていると思ってください。こうなってしまうと、布団のカビを取り除くことは大変難しいでしょう。無理をして洗うと、布団を痛めてしまいかねません。布団にカビが生えてしまった際には、クリーニング店に相談するとよいでしょう。
2.カビを除去しないとどのような影響があるのか
2-1.カビによるアレルギー
カビが原因で起こる健康被害として主にあげられるのが、アレルギーです。カビやカビの胞子が空中に舞って、シックハウス症候群を引き起こします。
フローリングなどに発生したカビは、胞子を飛ばして増殖しようとするのです。その胞子の大きさはとても小さく、肉眼では確かめることはできません。知らないうちに胞子が舞っている環境で過ごしている可能性があるということです。また、カビそのものも空中に浮遊していることがあります。このようなカビやカビの胞子を吸い込んでしまうと、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、過敏性肺炎などを生じる原因となるので注意が必要です。また、アトピー性皮膚炎の原因であるともいわれています。
2-2.カビによって感染症が引き起こされる可能性もある
カビが体内に侵入することによって感染症が引き起こされるのが、「真菌症」です。口からカビが体内に侵入してアスペルギルス症やクリプトコッカス症という病気を引き起こす「深在性真菌症」と、皮膚から侵入して水虫やたむし、かぶれ、カンジダ症を起こす「表在性真菌症」があります。
2-3.カビを放置しておくと広がっていく
カビが発生しているのに、そのままにしておくのは危険です。除去しないで放置しておくと、部屋中にどんどん広がっていってしまいます。体への影響が及びますから、早めに対処してください。
3.カビの落とし方
3-1.しっかりと拭き取る
フローリングにカビが生えてしまったら、静かにカビの胞子を拭き取ってください。雑巾などを使ってキレイに拭いてから、掃除機をかけるようにしましょう。カビを拭き取る前に掃除機をかけてしまうと、部屋中にカビの胞子をまき散らすことになってしまいますから気をつけてください。
3-2.無水エタノールや逆性石けんを使う
拭いただけでカビが取れない場合には、無水エタノールを使ってみましょう。無水エタノールを80%に希釈してから、カビが発生している部分にスプレーして拭き取ります。ただし、フローリングによって色落ちする可能性があるので、目立たない場所で予め試してください。
色落ちするなどして無水エタノールが使えない際には、消毒作用のある逆性石けんを使いましょう。これなら、エタノールのように色落ちの心配はありません。
3-3.どうしても落ちないときは専門業者に依頼する
無水エタノールでも逆性石けんでもカビが落ちない場合には、素人が除去できる状態ではないと考えてよいでしょう。フローリングにはワックスなどを使っていることが多いので、カビの根がそこまで入り込んでしまうことがあるのです。そのようなときには、専門の掃除業者に依頼することをおすすめします。
4.カビ掃除する際に気をつけること
4-1.ワックスやニスが塗ってある場合
ワックスやニスの下にカビが発生していると、無水エタノールや逆性石けんを使っても表面ではじかれてしまうために効果がありません。ワックスやニスを剥がしてから拭き取る必要があるでしょう。また、表面にカビが生えた場合でも、そのまま放っておくと、ワックスなどの下にまでカビの根が張ってしまうことがあります。こうなると同様にワックスなどを剥がす必要があるので、早めに対処しなければなりません。
4-2.フローリングのカビ取りは難しい
フローリングは一般的に1枚の板ではなく、合板が使われています。合板の表面に、木目調の模様がプリントされているのです。このプリントの下にまで、カビの根が張ってしまうことがあります。このように合板の中にまで根を張ったカビは、簡単に除去できません。薬剤を使って無理やりカビを取ろうとすると、木目調のプリントが変色してしまう可能性もあります。そして、薄い板を重ね合わせた合板の奥までカビが根を張ってしまっては、カビは取れないと考えたほうがよいでしょう。
4-3.クリアー塗装してあるフローリングのカビは取りにくい
水分をはじく性質があるためカビが発生しにくいという「クリアー塗装」された床材があります。湿気を吸収しないのですが、それでも完璧ではありません。布団やカーペットを長期間敷きっぱなしにしていると、やはり表面にはカビが発生してしまうのです。
また、外壁のひび割れなどが原因となり、内側にカビが発生するケースもあります。ワックスやニスとは違い、このクリアーは剥がすことができません。カビが発生している範囲が狭ければ対処できる可能性もありますが、広範囲に渡っている場合にはカビ対策は不可能だと考えてもよいでしょう。一度、専門の業者に相談してください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。フローリングのカビを見つけたら早めの対処が必要となります。
- カビは温度が20~25度くらいで湿度が65%以上の環境で発生する
- フローリングにカビが生える原因として、もっとも多いのが布団
- カビやカビの胞子が空中に舞って、シックハウス症候群を引き起こす
- カビやカビの胞子を吸い込んでしまうと、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎、過敏性肺炎などを生じる
- アトピー性皮膚炎の原因にもなる
- 口からカビが体内に侵入してアスペルギルス症やクリプトコッカス症という病気を引き起こす
- 皮膚から侵入して水虫やたむし、かぶれ、カンジダ症を起こす
- カビを放置しておくと広がっていく
- 静かにカビの胞子を拭き取る
- 無水エタノールや逆性石けんを使う
- どうしても落ちないときは専門業者に依頼する
一番大切なのは、カビが発生しないように予防することです。そして、カビの根が張らないうちに、すぐに除去するようにしましょう。