夏の季節にふと気づくと、シャツやブラウスに大きな脇シミができちゃったりしていませんか?女性にとっては珍しくない状況だと思います。
「あれ?私こんなに?」汗かきだったっけ?と思ってしまうときもあります。大きな脇シミが出来てしまうとそれだけで臭くなってしまいそうなイメージがありますし、男性に見られるのはすごくはずかしいです。
臭いと思ってしまうとどんどん気になってしまって、最終的には自分はワキガなのかなと思ってしまいます。
でも、ワキガと多汗症って同じでしたっけ?よくわからないので、調べてみましたので、ワキガと多汗症についてご紹介したいと思います。
多汗症ってどんな症状?
まず、結論から言いますと、暑い時に脇から汗が出てシミてしまう程度では、多汗症ではないのでご安心ください。この場合は、ただ暑いだけですので特に問題はないのです。また、太っている方が、少々の動きで熱を持つことにより汗をかくのも多汗症とは言い切れません。
では、多汗症とはどのような症状かというと、暑くない時に特別運動もしていないのに脇から汗がどんどんでてシミを造ってしまうときは多汗症の可能性を疑うべきです。
ですので、非常に痩せている方でも、場合によっては汗だくになる事が多いです。そして、多汗症の特徴としては、全身から汗が出ることは少なく、特定部位から汗をかく事が非常に多いのです。例えば、先ほどの脇であったり、手のひらや足の裏、顔などが症状として出ることが大きいです。
さらに、多汗症である場合は、場合によっては日常生活を送ることが困難なほど汗をかいてしまう症状の人も少なくありません。例えば、てがびちゃびちゃで紙を触るとふやけてしまったり破けてしまったりするほどの汗をかくのです。
そして、多汗症は女性に多い症状だといわれているのです。
なぜ多汗症は女性に多いの?
多汗症は、女性に多いといわれているのですが、具体的になぜかといわれると、具体的な理由ははっきりとしていないのです。多汗症の原因というのは、様々なことが原因とされているので、正に原因不明の症状と言われております。
ですが、よく原因として挙げられるのがストレスであるといわれております。
この現代はストレス社会とも言われているほど、常に、人々は日々ストレスにさらされております。
それにより、自律神経や交感神経、ホルモンバランスが崩れることにより多汗症になってしまう事が多くなってしまいます。
その中でも、ホルモンバランスというものは非常にデリケートであるため、ちょっとしたことでバランスが崩れやすいのです。そのため、多汗症は女性に多いといわれるようになっております。
多汗症はワキガなの?
よく多汗症はワキガなのかという質問があるようですが、ワキガと多汗症は別物であるとされています。多汗症はエクリン腺と言われる汗腺からでる汗の量が異常になって発生する症状です。
エクリン腺は、通常体温調節のための汗を出す器官ですので、これはワキガの汗ではないのです。
ですので、多汗症イコールワキガという図式は、皆さんの誤りであるという事がわかりますね。ですが、だからと言って手放しで喜ぶことはできません。先ほど多汗症イコールワキガではないといいましたが、併発しないわけではないのです。ですんから、多汗症でありワキガであるという可能性も否めませんので注意が必要です。
じゃあワキガって何なの?
それでは、次にワキガについてですが、先ほどチラッと言いましたよね?「エクリン腺から出る汗は、ワキガの汗ではない」と。それでは、ワキガの汗というものが存在するのかというとその通りです。
ワキガになる汗というのが存在しているのです。ワキガの汗は、アポクリン腺から出てくる汗のことを言い、普通の汗とは違うんです。普通の汗は、ほとんどが水であとは塩分なのですが、アポクリン腺から出る汗は、たんぱく質や尿素が多く含まれており、ねばねばとした汗が出てきます。
そして、その汗を皮膚の常在菌が食べて分解してしまうとあのワキガの独特の臭いになってしまうのです。
さらに、そのアポクリン腺は、ある場所が耳の中や脇、陰部や乳首なそに限られているので、手のひらや足などにはワキガ臭は発生しないことがわかります。ですので、脇の多汗症以外であれば、その多汗症はワキガでないことがわかりますね。
多汗症治療法ってあるの?
それでは、多汗症の治療法とはさまざまな方法がありますが、そんなに重度でない場合は、ボツリヌス注射による治療をされます。注射をすると汗は引きますが、4カ月ほどで元に戻るので、定期的に注射を施す必要性があります。
また、精神的な原因が多い時は抗コリン剤などの薬を服用することにより、軽減できる可能性があります。
しかし、酷い場合は手術をして多汗症の症状が出ている部分の神経を除去したり、遮断したりする手術をすることが多いです。
しかし、この方法を使用する場合、本当にピタッと多汗症が治まりますが、治ったと思ったら別の場所から再発するようになってしまったなどの副作用が起こるケースもあるので、手術をする際は、信頼できる医師のもとで、しっかりと相談して手術するようにしましょう。
ワキガの治療法は?
ワキガも基本的には完治に近い状態にさせようと思うと、手術が必要になります。その場合は、保険を効かそうとすると医師に重度のワキガであると診断される必要があります。
診断方法は医師の嗅覚によるものも多いので、場合によると他の医師では重度と判断されたのに、この医師では重度でないと診断されてしまう事もあります。
手術としては、脇の下の皮膚をめくってアポクリン腺を直接切除する方法や、傷がつかないように小さな穴をあけて、そこから吸引したり削り取ったりする手術法がありまます。
当たり前ですが、皮膚をめくってアポクリン腺を直接除去する方が完治率は高いです、しかし、皮膚が壊死してしまったりケロイド状になって綺麗な脇に戻らないなどのリスクは常に付きまとってしまいます。
逆に、後者の手術は後遺症は限りなくゼロに近いですが、目で確認しながらアポクリン腺を除去することが出来ないので、手術後に残ったアポクリン腺が活発になり、ワキガが再発する可能性もあるのでご注意ください。
ワキガは手術しないでいい場合の方が多い
ですが、ほとんどの場合で、ワキガは手術の必要がなく対処療法により軽減することが可能になっております。方法としては、
- 定期的に脇の汗を拭く
- ワキガ専用のデオドラントクリームを使用する
- 入浴の際にしっかり湯船で脇の汗を絞り出す
- 食生活を改善する
等の方法が考えられますが、詳しい方法については、それぞれのページでご確認ください。
まとめ
いかがでしたか?結論としては
- 暑くて汗をかいているだけでは多汗症ではない
- 多汗症は精神的な原因がある
- 多汗症イコールワキガではないが併発もある
- 多汗症やワキガが重傷であった場合は、手術が必要
- 手術をするときは、それぞれにリスクがある
- ワキガは対処療法で抑えられる
というようなことが分かったと思います。必ずしも多汗症患者がワキガであることはないですが、それでも安心はできません。
しっかりとワキガであるかを調べてみてみましょう。ワキガのチェックについては別の項目で特集をしていますので、一度チェックしてみてください。このように相手を知ることで、どのように対処すればいいのかの材料になりますので、ご参考になればと思います。