ニキビのスキンケア、毎日の洗顔方法について
毎日ちゃんと顔を洗っているのにニキビができてしまう場合、洗顔料や洗い方に問題があるのかもしれません。毎日行う洗顔ですから、一度見直してみてはいかがですか?
ここでは石鹸での洗顔に注目し、ニキビケアのための石鹸の選び方のポイントを紹介します。また、あなたもやってしまっているかもしれないNGな洗顔方法について知ることで、正しい洗顔習慣を身につけましょう。
石鹸の選びかた
石鹸とは?
石鹸は、脂肪酸とアルカリ成分が化学反応を起こしてできた物質です。つまり本来の石鹸はみなアルカリ性です。「肌に優しい弱酸性」「中性」などと謳う石鹸は、本来の石鹸に何らかの添加物を加えたものであることが分かります。
また、固形の石鹸ならばどれでも洗顔に使える、というわけではありません。顔を洗うのには化粧品として扱われる洗顔石鹸を選ぶ必要があります。
洗顔石鹸では、薬事法によって全成分の記載が義務づけられています。全成分が表示されない石鹸は、洗顔用の石鹸ではなく雑貨のひとつとして扱われるものであることを覚えておきましょう。
ニキビに洗顔石鹸は効く?
洗顔では石鹸か洗顔フォームを用いる方がほとんどですが、20代から60代の方を対象としたアンケートでは、洗顔フォームと併用する方を合わせると、全体の4割の方が洗顔に石鹸を使っています。
このような結果や皮膚科医などが推奨する洗顔法でも石鹸がよく推奨されていることを考えると、きちんとした石鹸を選べば肌に良いものであると言えるでしょう。
実際に炎症を伴う赤ニキビに悩まされていた女性が石鹸洗顔を始めたところ、じきに肌の状態が良くなり、ニキビができたとしても悪化することがなくなった、といった体験談は多く聞かれます。
「石鹸の主成分である油脂がニキビを悪化させてしまうのでは」と思うかもしれませんが、主成分の油脂は製造過程で別成分に分解、変化しています。そのため、肌の油分が過剰になる心配はありません。
また「肌は弱酸性なのにアルカリ性の石鹸で大丈夫?」と考える方がいるかもしれませんね。皮膚にはアルカリ性を弱酸性に戻す中和能力が備わっています。美肌の湯とされる温泉はほとんどがアルカリ泉であり、この点は問題ありません。
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ニキビに良い石鹸、悪い石鹸
石鹸の基本成分は、油脂、精製水、苛性ソーダの3つであり、これは石鹸素地と呼ばれます。そして多くの商品は、石鹸素地になんらかの合成成分を添加して作られています。
例えば薬用の石鹸では殺菌作用があるトリクロカルバンが添加されていて、そのほか香料やアロマオイル、植物由来のオイル、牛乳や保湿成分、そして数々の化学合成物などの配合が見られます。
そのなかでニキビに悪い石鹸は?といえば、科学的に合成された「合成界面活性剤」が含まれた石鹸には注意したほうが良いでしょう。界面活性剤が一概に肌に良くないというわけではありませんが、天然成分と比べればやはり脱脂効果が強く、過剰な刺激になりがちです。
ニキビのためには、第一に余計な成分が少ないもの、第二に天然由来成分のものを選んでみてください。ただし肌質には個人差があり、薬用石鹸でニキビが良くなったという方もいれば、刺激が強すぎて肌が荒れてしまった、という方もいます。自分に合うことが大事ですね。
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毎日の洗顔方法
正しい洗顔のポイント
ニキビの原因となるのは皮脂と乾燥です。そして洗顔の目的は「汚れや余分な皮脂を落として、肌の水分・油分のバランスを適正にすること」にあります。
つまりニキビ予防・対策での洗顔では、
・余分な皮脂だけを落とすこと、つまり皮脂を落とし過ぎないこと
・乾燥させないこと
・肌への刺激はNG
この3点が重要です。ただ洗ってスッキリすればよいというものではなく、肌のバランスを第一に考えましょう。
やりがちなNG洗顔法と、正しい洗顔法
ニキビや脂性肌が気になっている方が、ついやってしまいがちな洗顔法、これを改善した正しい洗顔法について、ポイントごとに見ていきます。
・1日に3回以上、念入りに洗顔してしまう
皮脂が多過ぎるとニキビのもとになりますが、皮脂が少なすぎる状態も問題です。肌を守るための皮脂が足りないと判断した身体がさらに皮脂を分泌してしまい、結局はニキビを悪化させてしまいます。
また、頻度が多過ぎたり念入りな洗顔は、肌への刺激となって患部を悪化させがちです。洗顔は朝起きたときと、夜の入浴時の2回で充分であり、ニキビができているときこそ優しく、丁寧に洗うようにします。
・冷水や熱いお湯で洗顔してしまう
冷水は急激な冷えによって肌を縮め、赤ら顔や乾燥を引き起こします。熱湯での洗顔は皮脂を落としすぎたり、熱湯の刺激でやはり乾燥へとつながります。体温よりも少し低い、30度前半程度のぬるま湯を用います。
・泡立てネットで水を使わずに洗顔料を泡立ててしまう
泡立て用のネットを使用すると、水をほとんど使うことなくモコモコの泡ができます。確かにしっかりした泡を使うことは大事ですが、水分が少ない泡では肌との摩擦が大きくなりがちです。
泡立てネットを使う場合にも使わない場合にも、水を充分に含ませて泡を立てるようにしてください。
・いきなり顔に泡をつけてしまう
まずはお湯だけで洗顔をして毛穴を充分に開く下準備が大切です。またそのまえに、手をきれいに洗っておくことも忘れないようにしたいですね。
・気になる箇所をゴシゴシ擦ってしまう
Tゾーンなど、ニキビが気になる箇所を念入りに擦ってしまっていませんか?擦るなどの刺激は逆効果で、ニキビを悪化させます。泡で皮脂を浮かせるようなつもりで、優しく円を描くように洗うのが基本です。目元や口元など、皮膚が薄くデリケートな部分は特に優しく洗います。
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・洗顔にたっぷり時間をかけてしまう
時間をかけるほど肌への刺激や摩擦が増します。洗い流しもまた同じで、バシャバシャと水をぶつければ刺激が強く、時間をかけるほど洗顔後の乾燥は強くなります。
洗顔は1分~1分半を目安に、洗いすぎに注意します。すすぎは、手のひらですくったお湯を顔につけるような感じで、30回ほどが目安です。生え際などの洗い残しには気をつけましょう。
・タオルでゴシゴシと拭いてしまう
タオルの繊維で顔を擦ることもまた、刺激になります。柔らかいタオルを使って、吸水するつもりで優しく拭きます。
・しっとりする洗顔料は良くない場合も
洗顔後にしっとりする洗顔料を使うと保湿になっているように感じますが、洗顔後の肌はあくまで「余分なものがない状態」が理想です。
洗顔後のしっとり感は、洗顔料の油分が肌表面に膜を張っている状態で、化粧水や乳液などが浸透しにくくなってしまいます。
正しい方法で洗顔してみてもいまひとつニキビが良くならないときには、洗顔料が合っていない可能性があります。自分の肌に合った洗顔料を探すことも大事ですよ。
- 石鹸はアルカリ性で、石鹸素地が基本
- 洗顔に石鹸を使う方も多く、ニキビ予防、対策にも悪くない
- 化学合成成分を避け、余分なものが少ない石鹸を選ぶ
- 皮脂バランスを考え、乾燥や刺激を避ける
- ぬるま湯を使いたっぷりの泡で優しく洗う
- 効果が出ないときは洗顔料があっていないのかも