筋肉痛ではないけれど、なぜか左脇が痛む。女性だと、乳がんの可能性も?と考えてしまいますよね。痛みが続く場合は放っておくのは危険です。今回はそんな左脇の痛みについて、症状や原因、対処法を紹介していきます。
左脇が痛い・・?考えられる3つの原因と対処法の解説
1)症状の解説!左脇が痛い場合の4つの種類と症状の違い
(1)チクチクした痛み
チクチクと左脇が痛む症状のことです。常時というよりは時々チクチク痛むことが多いです。お腹や背中にまで痛みが現れる場合もあります。
(2)ズキズキと重い痛み
ズキズキと重い痛みがあり、げっぷをすると酸っぱい胃液が上へ上がってくることもあります。数時間ほど痛みが続いたり、数分ごとに痛みの強弱が波のように現れることがあります。
(3)腹痛を伴う痛み
下痢や便秘、腹痛を伴って痛む場合があります。特に食事の後に症状が現れることが多いとされています。
(4)呼吸すると痛む
呼吸をすると突き刺さるような痛みが走るのが特徴です。ぎっくり腰になったことがあったり、腰痛もちの人に多く現れます。
2)何が原因?左脇が痛い3大原因とは
(1)筋肉疲労
ズキズキと一部が痛む場合は筋肉疲労の場合が多いです。日ごろデスクワークなど、同じ姿勢で長時間いることが多い場合、血行障害がおき、左脇が痛む場合があります。血流が悪いと、乳酸が同じ場所に長くとどまってしまう為、痛みが出てしまうことがまれにあります。
(2)ストレス
ストレスが主な原因の肋間神経痛になると、左脇が痛む原因となります。肋骨に沿ってある神経が何らかの原因で痛んでしまい、それが原因で左脇が痛む場合があります。
(3)リンパの腫れ
左脇の下はリンパ腺が多く這いめぐらされています。リンパ腺が腫れると脇の下に痛みが出てしまいます。風邪をひいたりしたあとに左脇が痛む場合は、リンパの腫れが原因かもしれません。
3)応急処置を!痛みへの3つの対処方法
(1)お風呂に入る
血流が悪くなると左脇が痛むことがあります。お風呂に入ることで血流が良くなるので、症状が改善される場合があります。
(2)シップを貼る
リンパ腺が腫れている場合は冷すことで痛みがなくなる場合があります。シップがない場合は濡れタオルなどでも効果があります。
(3)身体を休める
過度な運動をしたり、身体を使いすぎると左脇が痛む場合があります。この場合は身体をしっかり休めてあげることで、痛みが改善される場合があります。逆に運動不足の場合は身体を動かすと改善することもあります。自分の身体の状態に合わせた対処方法をするようにしましょう。
4)症状が続く場合に・・考えられる3種類の病気とは
(1)心臓の疾患
左脇という場所の痛みということもあり、心臓に関係のある病気の可能性も十分にあります。狭心症や、心筋梗塞の可能性が考えられます。狭心症は冠動脈の血管壁にコレステロールがたまって動脈硬化が進み、血管の内側が狭くなる病気です。心筋梗塞は虚血性心疾患のうちの一つで、心臓の筋肉細胞に酸素や栄養を供給している冠動脈に閉塞などが起きて血液量が下がってしまう病気です。心臓の疾患が原因の場合、左脇の下から背中にかけて痛みやしびれを感じることが多くあります。
(2)乳腺炎
授乳中の女性に多く、胸や脇の下近くにしこりができてそこが痛みます。授乳中や妊娠中などの女性の場合は乳腺炎の可能性が高いです。
(3)膵炎
脂分の多い食事、アルコールの摂取後に痛みが出やすいです。吐き気や嘔吐などの症状があります。特に男性に多い病気で、膵臓が炎症をおこしてしまう病気です。激しい痛みの場合もあれば、鈍痛の場合もあります。日ごろからアルコールをよく摂取している人は膵炎の可能性が高いです。
5)専門家での検査を!左脇の痛みが気になる場合への検査方法とは
(1)心電図検査
心臓疾患の可能性が高い場合は心電図検査で検査します。心臓の拍動ごとに生じる電気刺激がグラフに現れる為、どの部位に損傷が起きているのかがわかります。時間は10分~15分程度、費用は5,000円~6,000円程度が相場になります。
(2)胸部エコー
しこりなどが伴う痛みの場合は胸部をエコーで写し、悪性なのか良性なのかを確認します。乳腺炎が原因なのか、それ以外の胸に関する疾患なのかを調べることができます。費用は3,500円程度になります。
(3)血液検査
膵炎の場合、血液中のリパーゼ値が増える為、血液検査で値を調べます。膵臓に関する疾患の可能性が高い場合は血液検査が必要になる場合がほとんどです。費用は3,000円程度になります。
6)病気の場合には?行われる可能性のある治療方法とは
(1)バイパス手術
心筋梗塞など心臓の疾患が原因の場合、手術を必要とする治療をする可能性があるでしょう。心筋梗塞の場合にはふさがっている血管を再度開通させるために、血栓溶解薬で詰まった血栓を溶かし、カテーテルを入れたりする手術をします。入院費用なども合わせておそよ30万前後かかると言われています。
(2)抗生物質の服用
乳腺炎になってしまっている場合は、炎症を治すために抗生物質を服用します。また、併行して、マッサージを行ってもらうこともあります。抗生物質のみの場合は500円程度になりますが、マッサージをしてもらう場合は保険外になるので3,000円~4,000円程度になります。
(3)蛋白分解酵素阻害剤の服用
膵炎が原因の場合、急性でない限り、薬を処方されるのが一般的です。蛋白分解酵素阻害剤は蛋白分解酵素が膵臓自身を消化して炎症を起こします。このため、蛋白分解酵素の働きを止めるのが蛋白分解酵素阻害剤になります。1錠で95.5円になりますので、1ヶ月程度処方してもらうと2万円弱かかってきてしまいます。
7)生活習慣から予防を!左脇の痛みへの3つの予防習慣
(1)負担の少ない食生活
消化の負担を減らすことで膵臓や内臓への負担を減らすことができます。食べる量も腹八分目にするようにして、食事の時にはしっかりと噛んで食べるようにすることが大切です。また、脂分の多い食事や暴飲暴食を避け、お腹にやさしい食事を摂るようにしましょう。
(2)ストレスをためない
ストレスがたまってしまうと、自律神経が乱れたり血行が悪くなってしまいます。内臓や筋肉が冷えてしまうと、痛みの症状が出る場合があるので、できるだけストレスフリーな生活を心がけましょう。お風呂が好きな方はリラックス効果と一緒に血流を良くしてくれる効果もあるのでおすすめです。
(3)ストレッチをする
ストレッチをすることで、筋肉疲労を起こしにくい身体にしてくれます。本格的なストレッチでなくても、脇腹をのばしたり、左右にねじるだけでも効果があります。
今回のまとめ
1)症状の解説!左脇が痛い場合の4つの種類と症状の違い
2)何が原因?左脇が痛い3大原因とは
3)応急処置!痛みへの3つの対処方法
4)症状が続く場合に・・考えられる3種類の病気とは
5)専門家での検査を!左脇の痛みが気になる場合への検査方法とは
6)病気の場合には?行われる可能性のある治療方法とは
7)生活習慣から予防を!左脇の痛みへの3つの予防習慣