冬のエイジングケアのテーマはふたつ。「徹底保湿」と「ターンオーバーの促進」です。夏から始まったダメージをきちんとリセットして、肌老化のスパイラルを断ち切りましょう。

『入浴』でターンオーバーを促進

時間がない“オトナの女”。バスタイムはシャワーで済ませたいというのは百も承知ですが「毎日の入浴はエステ通いよりも肌に良い」と言われるほど、入浴は美肌には欠かせないキーワードです。毛穴がキレイになったり、便秘が良くなったり。何より血行が良くなることで肌のターンオーバー(新陳代謝)が活発になります。ターンオーバーの正常化は「透明感、ハリ、潤いを保つ大前提です」。

お湯の温度は「40℃位のぬるめがベスト」。冬は熱いお湯に浸かりたいところですが、肌の保湿成分や皮脂が失われてしまうので逆効果です。半身浴で 20~30分浸かって体をポカポカに温めましょう。また、体を洗うときに「ゴシゴシと強くこするのは絶対NG」。肌に必要な皮脂や角質までも削り落としてしまい乾燥を招きます。入浴後はすぐに保湿ローションやクリームで全身をくまなく保湿。このひと手間を加えることで乾燥によるかゆみを抑え、「冬に負けない“全身柔肌”」に育てます。

『冬の洗顔』で肌本来の潤いを守る

ターンオーバーが乱れてしまった肌は、古い角質が溜まりがちになっています。洗顔料はたっぷりと使用し、密度の濃い泡を沢山つくって肌に馴染ませるように洗い上げます。決してこすらず、だけど素早く。「肌へのダメージをできるだけ少なくする」ために手際よく洗い上げましょう。古い角質をキレイにオフすることでターンオーバーを促進し、全ての肌の悩みに働きかけます。

寒い冬こそ“水洗顔”を取り入れます。お湯での洗顔は必要な皮脂まで洗い流してしまい、肌の乾燥を悪化させてしまうためです。水(ちょっと冷たいかな?と感じる程度)で洗うことで、「必要な皮脂や保湿成分を残しつつ汚れだけをオフする洗顔」を目指しましょう。さらにお勧めなのが「洗顔料を使わない洗顔」。目が覚めて皮脂が浮いていないようならベストな状態に近いということ。その日の洗顔は水だけにしてみましょう。数日続けると、肌の調子に良さに気付くはず。冬の洗顔では肌本来の潤いを守る配慮が欠かせません。

『蒸しタオルパック』でターンオーバーを促進

洗顔後(お風呂上り)に蒸しタオルを30秒ほど顔に乗せることで血行やリンパの流れが改善されターンオーバーを促進します。また蒸気が肌の内部にまで行き渡り、肌がふっくらと潤います。蒸しタオル後に冷水に顔を浸せばなお完璧。開いた毛穴がキュット閉じます。冷蔵庫で冷やした化粧水をたっぷりと馴染ませても良いでしょう。
化粧水の前に蒸しタオルをすると化粧水が浸透しやすくなり、美容効果を高めるので絶対にオススメです。ターンオーバーの促進と保湿の強化を兼ね備えた「冬にピッタリの美容法です」。

:蒸しタオルの作り方
フェイスタオルを水で濡らして軽く絞ります。絞ったタオルをビニール袋に入れて電子レンジで1分程度温めます。あまり熱いと逆に肌に悪いので温度を調節してから顔に乗せましょう。くれぐれも火傷にはご注意くださいね。

※気持ちよいのでしてしまいがちですが、蒸しタオルで顔を拭いたり擦ったりするのはやめましょう。必要な皮脂や保湿成分を失ってしまいます。

『冬の化粧水ケア』で徹底保湿

冬の化粧水ケアのテーマは“徹底保湿”。乾いた肌にたっぷりと潤いを与えます。しっとりタイプのもので潤いと栄養をしっかり与えてお手当てしましょう。
化粧水を顔全体に馴染ませたら、乾燥しやすい目元から指の腹で軽く抑えるようにしっかりと馴染ませていきます。内から外、下から上へ血行やリンパの流れを意識しながら馴染ませていきます。最後にもう一度、手のひら全体で顔を抑えて浸透を高めます。

化粧水を顔全体に馴染ませたら、乾燥に弱い目元を中心に気になる部分にコットンパックをしていきます。肌の奥まで潤いを届けましょう。コットンに化粧水を十分に馴染ませてから薄く数枚に裂いて、乾燥ジワやシミが気になる部分に乗せていきます。時間の目安は最大3分。それ以上すると逆に肌の水分を奪ってしまうので注意が必要です。

『冬の美容液ケア』でシワ・たるみを徹底ケア!

夏&秋に引き続き“シミ対策”&“シワ・たるみ対策”を併せて行います。「夏しか美白をしないという方がよくいらっしゃいますがこれはNG」。シミ対策、シワ・たるみ対策ともに一年中が勝負シーズン。美肌を維持するためにバランスよくケアしていきましょう。

ただし。冬は一年で最も「シワ・たるみ」が出来やすい季節ですので、夏&秋に比べると冬のエイジングケアでは「シワたるみ対策をさらに強化しなくてはなりません」。ベーシックなシミ対策と並行して、肌のハリ・弾力を取り戻すケアに重点的に取り組みましょう。

■まずは美白エリア。
シミができやすい部分に的を絞って美白美容液を馴染ませていきます。美白美容液は額、頬骨、鼻先、こめかみ、口元、顎先などシミができやすい部分を中心に馴染ませていき、ピンポイントでシミを予防しましょう。心配な方は化粧水を美白系のものにするとよいでしょう。

■次に「シワ・たるみ対策」エリアを徹底ケア
乾燥しやすい部分(=シワやたるみが出やすい部分)を中心に、顔全体に保湿系の美容液を使用して、冬のダメージから肌を守ります。
(1)まずは表情ジワが出やすい部分、額、眉間、目尻、鼻の付け根、ほうれい線などに「しわ対策美容液」を馴染ませていき、ピンポイントで表情ジワをケアします。

(2)しわ対策美容液が乾いて肌に馴染んだら、保湿美容液を乾燥小じわやたるみが出やすい目元(瞼・下瞼・目の下)や頬・口元を重点的に顔全体に馴染ませていきます。

指の腹で軽く抑えるように、内から外、下から上へ血行やリンパの流れを意識しながら馴染ませていきます。最後にもう一度、手のひら全体で顔を数秒間抑えて浸透を高めます。
丁寧にケアして、表情の変化による癖や重力に負けない「柔らかハリ肌」を手に入れましょう。

『冬の乳液&クリームケア』で徹底保湿

皮脂の分泌が夏場の50%以下になってしまう冬。シワやたるみが出来やすい最大の原因ともいえます。そのため冬のエイジングケアでは乳液とクリームによる油分の補給が欠かせません。Tゾーンは皮脂の分泌が活発という混合肌の方も油断は禁物。皮脂の分泌が少ない部分を見極めてしっかりと補ってくださいね。

さて、今までのケアで肌は万全の状態です。乳液とクリームでしっかりスキンケアのフィナーレを迎えましょう。

美容液が肌に馴染んだら、乳液を肌に馴染ませていきます。まずは最も乾燥しやすい目元から。瞼・下瞼、目の下から目尻・こめかみへしっかりと乳液を馴染ませて潤いを閉じ込めていきます。次に、乾燥しやすい口元から頬全体へ、下から上、内側から外側へと頬を引き上げるように、顔筋に沿ってマッサージするように引き上げていきます。決して強く擦らず、指の腹を肌の上に滑らせるように引き上げていきましょう。

皮脂の分泌が減少してきた部分には、クリームでさらに油分を補っていきましょう。

シワが気になる部分には、夜のスキンケアの最後に多少ベタッとするくらい多めにクリームをのせてあげましょう。パックのような効果で、夜寝ている間にもしっかりと潤いを閉じ込められます。翌朝には肌が柔らかく潤っていることに気付くはずです。