Fallout: New Vegas 01 モハビ・ウェイストランドへようこそ

『Fallout: New Vegas』を購入

 2010年11月4日に、ゼニマックス・アジアから発売された『Fallout: New Vegas』(以下、Fo:NV)を購入した。前作である『Fallout 3』(以下、Fo3)という作品が非常に楽しめた為、ほぼ同じような内容の今作にも手を出してみたというわけだ。

 しかしまァ、不安もあって。この作品も『デッドライジング 2』と同じく、前作と開発会社が違うとのことである。「Fo3」を手がけたBethesda Softworksから、Obsidian Entertainmentになったというわけで、多かれ少なかれ不安が募る。新作としてキッチリ進化して欲しいということは言わないから、せめて、余計な場所に手を加えず安定した作品になっていて欲しいところ。

 さておき、このゲームの内容だが、一言で言えばオープンワールドのRPGである。中国との核戦争で荒廃してしまったアメリカが舞台に、サバイバルをしながら生き残っていくというもの。世界は放射能の影響で、異形のバケモノだらけ。野生生物は巨大化しているし、人間は心や皮膚がボロボロになっていたりする。とにかく、破滅してしまった未来を旅するというわけだ。

 そして、その世界で見られるブラックジョークが特に面白い。軽犯罪・殺人・派閥争い等、小汚い部分ばかりが丁寧に描かれているので、刺激的ではあろう。無論、自分がその汚い部分に手を染めても良いというわけだ。


トライバルパックが入っていた
 さて、ゲームを始める前に今回手に入れた初回特典というものを見ていこう。まずは、パッケージ内に入っているダウンロードコードの書かれたカードから。いくつかの種類が存在しており、そのうちのどれかが貰えるらしい。

 中に入っていたのは、「トライバルパック」。マチェットと防具、そして、いくつかの回復剤が入っているとのこと。この程度ならゲームにあまり影響は与えないであろうから、とりあえずダウンロードしておこう。


なかなか豪華である
 続いて、おまけのコミック本。どうも本編のプロローグ的な内容らしく、ゲーム開始前の流れを描いているとのこと。しかし、固有名詞が出まくるし、ストーリーを饒舌に話してくれるわけではないので、現在ではまだ何が何やらという印象を持った。またあとで読むことにしよう。

再びウェイストランドへ


タイトル画面
 特典も一通り触ったので、いざプレイ開始といこう。New Gameを選択すると、まずはムービーが流れる。


ニュー・ベガス
 始めは豪華絢爛という言葉が似合うベガスが映し出され、この世界の魅力が描かれる。しかし、次第にカメラは引いていき、どんどん明かりが少なくなって、砂漠だらけの荒廃した大地が映し出される。このあたりは核の影響が少ないらしいが、それでも文明的とはいえないだろう。

 その後は世界観の説明が入る。このモハビ・ウェイストランドでは、色々な勢力が核の被害から免れた都市やダムを奪い合っているらしい。今最も大きい組織は、新カルフォルニア共和国(NCR)。そして、それに対抗しようとしているのが、リージョンなる奴隷商人の組織だとか。どうもこれが話に深く関わってくる様子。


いきなり物騒な
 そして、コミックに出てきたチェックスーツの男が登場。「お前は立派に仕事を果たしてくれた」とかなんとか言って、こちらに向けて銃を向けてきた。どういうことか理解できないまま、頭を撃たれ、殺されてしまう。いきなりゲームオーバーだ。


命の恩人
 ……と思ったら、ハゲたオッサンに助けてもらった。彼の名前はドック・ミッチェル。そして、ここはグッドスプリングスという場所らしい。頭を打ち抜かれた状態で発見されたらしく、それをなんとか蘇生させたとか。まったく、運よく死ななかった上に、運よく名医に見つかった上に、運よくその人が親切だったとは、なんとも幸運すぎるだろう。


顔を作成する
 彼曰く、強引に手術をしたため、顔が原型をとどめているか不安だそうだ。こうして顔を作成することに。

 この顔面クリエイトだが、いじれる項目がやたらと多い。目・鼻・口・耳などは勿論、額の広さや色なんかも変更できるし、ヒゲも髪型も種類豊富と来ている。そんなわけで、真剣に作ろうとするとえらい時間がかかってしまう。ただ、作りこんでもあまり良い結果にはならない上に、プレイ中はあまり顔を見ることはない為、ここでは適当にやっておこう。性別は男、名前はSSDM、顔は適当にしておいた。


顔を作成する
 続いて、歩行の練習をしてから活力チェッカー。これは簡単に言えば、ステータスの割り振りである。STRENGTH、PERCEPTION、ENDURANCE、CHARISMA、INTELLIGENCE、AGILITY、LUCKの7種類に、限られた数値を割り振るというわけである。これで様々な種類のキャラを作れるというわけだ。

 今回は頭から5-4-4-4-7-8-8と振り、INTとAGI、そしてLUCKを強化するような型にしてみた。


連想ゲームの開始
 そして、言われた単語から連想したものを答える心理テストのようなものが開始。なんだか質問の意味がわからないものばかりだが、とにかくこれでスキルが変化してくるらしい。

 しかしこれ、途中で「絵を見てこれが何に見えるか答えろ」と言われたのだが、肝心のイラストが見切れているのだ。どうもバグらしいが、初っ端からこんな挙動を見せ付けられると不安になる。ただでさえ、事前情報ではバグが多いと聞いているというのに。


SkillとTraitを選択
 見えないものは仕方ないので、適当に選択。でまァ、強化されるスキルが決まったのだが、当然のように腑に落ちないものである。仕方ないので、振りなおして好みにすることに。GunsとRepairとSneakingの3つを強化し、潜みつつ相手を暗殺するタイプにしてみた。

 更に、Traitなるものを2つ選択。これでキャラクターの特徴を決めることができるらしい。色々と見てみたところ、「Wild Wasteland」という面白いものがあった。「奇妙かつバカげた代物を世界に解放する」というなんとも楽しそうなものである。

 これで基本的な設定は終わり、つまりは退院らしい。表まで送ってくれるとのことだが、その前に、コッソリと家の中を探索して荷物を拝借。この家にあるものはドロボウ扱いにはならないようなので、回復剤や銃をいただいておいた。恩を仇で返すようなものだが、まァ、使えるものは何でも利用しなければならない世界なのだ。ここは心を鬼にして……。

 と思いながら玄関に向かったところ、なんと盗んだものとは別に荷物を渡してくれた。しかも、それだけではなく、なんとPip-Boy 3000までくれたのだから驚くのなんの。このPip-Boy、マップが見れたりVATSというシステムが使えたりで、なんとも便利なものである。もともとは核シェルター「Vault」に住む人たちしか使えないものである為、希少価値も非常に高く、前作ではこれを奪われるために殺されてしまう人までいたのに……。

 話を聞いてみると、ドックは元々Vault31という場所にいたらしく、それでこんなものを持っているんだとか。いや、それはいいのだが、なぜ見ず知らずの人にここまで親切にするのか? 確かに、ゲーム展開的にはPip-Boyを手に入れなければ話にならないのだが、わざわざプレゼントされる理屈がないのである。ここまで来ると、いい奴というより何かを企んでいるんでは、と疑いたくなる。あるいは、開発がやっつけで話を作ったか、だ。

 なんだか初端から不安になるのだが、とにかくこれで旅立てるわけだ。こんな爺さんのことは忘れて楽しもう、としたところ、バーにいるサニー・スマイルズに会っていけとのアドバイスをもらった。しかも、「戻ってくればいつでもケガを直してやる」と親切の更なる上乗せ。ここまでされると気持ち悪いなァ。

 そして、家を出る前に最後の設定として、ハードコアモードにするか否かを選択できる。ハードコアモードにすると、回復に時間がかかる上、損傷した手足は特殊なアイテムでないと回復できず、放射能除去も時間がかかるとのこと。更に、銃弾に重量が存在するようになったり、腹が減ったり喉が渇くようにもなるとか。

 当然、ここはFo3にはなかったハードコアで行くわけだが、どうもこのモード、不安である。そもそも戦闘に関連したシステムが面白いゲームではなかったので、こうやって回復が限られたりすると面倒くさくなるだけのように思えるのだ。まァ、ゲーム中ならいつでも設定でオフにできるようなので、嫌になったらやめることにしよう。

グッドスプリングスでのお仕事


ようやく表に出られる
 もらったVaultスーツを着て、初回特典のマチェットを振り回しながら表に出る。ここグッドスプリングスは、本当に小さな町である。狭い畑があって、家畜が数匹いて、あとは小さなお店が二つだけ。モハビ・ウェイストランドでも田舎に入るほうだろう。

 さて、これからどうしたものか。まず考えられるのは、自分のことを撃ったチェックスーツの男を捜すこと。手元には一枚のメモがあり、そこには指令として「プラチナ製大型ポーカーチップ1枚を、ベガス・ストリップの北門まで運んでくれ」と書いてあった。どうもこの仕事をしている最中に撃たれたようなので、これについて知っている人を探せば恨みを晴らすこともできるだろう。

 あるいは、そんなものを忘れて好き放題暴れまわることもOK。なんならドックたちをぶっ殺してここを自分の町にしてもいい。もしくは、好きなところに旅立ってもいいのだろう。ただ、今現在は大した装備を持っておらず、金もない。ここはドックに言われた通りに、酒場に行っておこう。


酒場で町人に遭遇
 転がりまくっているタンブルウィードを蹴り飛ばしながら、ネオン輝く酒場へ。そこで出会ったのが、このサニー・スマイルズ。このあたりで害獣駆除をして生計を立てているとのこと。

 話をしてみたところ、これまたドックと同じでやたらと親切なのである。ウェイストランドを生き残る方法だの、このあたりの事情を教えてくれたりだの、荒んだ世界の住人とは思えない有様。チュートリアルとはいえ、どうも荒廃した世界に似合わぬ親切な人々である。

 しかもこのサニー、ライフルをくれて、銃の撃ち方まで教えてくれた。……うーん、いくらなんでも銃をくれてやるだなんて、親切を通り越してマヌケである。そのまま撃ち殺されたらどうするんだか……。ともあれ、その銃で井戸の近くにいるゲッコーを倒してくれれば、金をくれるとのこと。願ってもない話なので、それを手伝うことにした。ところでゲッコーってなんだ?


初クリーチャー
 サニーと共に井戸近くへ向かうと、なんだか二足歩行をしている気味の悪いカエルに遭遇。この世界は放射能汚染のせいで生態系がかなり狂っているとのことなので、こいつもその被害者なのだろう。

 ここではVATSで応戦。上画像のように、敵の部位を選んで自動的に攻撃してくれるシステムだ。命中率は能力と状況に左右されるものの、自分で照準を合わせなくていいので楽チン。これこそ、このゲームがシューターでなくRPGである理由のひとつであろう。

 最序盤の敵ということで、ゲッコーは非常に弱い。サクっと倒すと、近くに放射能汚染されていない井戸を発見。Fo3の時は実に水質汚染がひどく、まともに飲める水がなかった。それを考えると、これは幸せな話である。(もっとも、このゲームは放射能に汚染されたところでまったく問題ないのだが……。)

 井戸は複数あるので、これいくつかこなせば金をくれるとのことだ。せっかくなので、手伝うことに。また、近くにいたゲッコーに襲われている人を助けたところ、町での評判が変化した。今作はこのように、周囲の人からどう扱われるかが変化するらしい。

 さて、一仕事を追え、駄賃をもらう。これでチュートリアルを終わりにしても良かったのだが、更にアイテム作成について教えてくれるらしい。これについても知っておきたいので指示を仰ぐと、ブロックフラワーとザンダールートを取りに行ってこいと言われた。


クリーチャーも続々集合
 材料を得るため、墓地へ向かうとカマキリを発見。あまりにもでかく、思わずキメェ! と叫んでしまった。続いてデカ蠍にも遭遇したわけだが、まったくもって放射能の恐ろしさを思い知らされた。


墓場だったと思われるもの
 その途中、自分が埋められていたと思われる場所を発見。どうも撃たれただけではなく、ご丁寧に埋葬までしてくれたそうだ。ありがたいんだか、あるいは証拠隠滅なのだかわからないが、執拗なまでの仕事だ。しかしこうなると、誰かがわざわざ掘り出して助けてくれたということか。


ロボットが有能なのは実に未来らしい
 そして、その助け出してくれたのがヴィクターなるロボット。わざわざ墓から掘り出して、ドクターのところまで運んでくれたとは、なんていいやつなんだろうか。こちらもまた、いい奴すぎて疑わしくなる。

 その疑いは見事に的中し、なんと雑貨屋の主人曰く、このヴィクターは、ニューベガスを統治するMr.ハウスのロボットだったらしい。それが、なぜかこのグッドスプリングスにふらりと現れたというのだ。どうもきな臭い。こうなると、単純に親切心というわけにはいかないだろう。


食事を作れば体力も回復しやすい
 さておき、材料が揃ったので、キャンプファイヤーにて回復パウダーを作る。今回はなんと、レシピと材料と作業場さえあれば色々なものが作れるらしい。場所によっては、銃弾や武器なんかも作れるとか。ゴミにしか見えないアイテムでも、こういった部分で使いようがあるのだろう。

 これにてチュートリアルは終わりである。長くなったが、サバイバル生活の基本を知ることができただろう。

パウダーギャングとの遭遇


危険な香り
 一仕事終え、バーで一杯やろうかと考えつつ向かったところ、なんだかいざこざが起こっていた。ジョー・コップなる人物と、バーテンダーのトルーディが言い争っているのだ。


これまた親切なトルーディ
 トルーディに話を聞いてみると、なんだかリンゴを引き渡すか否かで問題になっているらしい。そのリンゴとやらは食べ物のことではなく、トレーダーの人なのだとか。その人を渡せといっているジョー・コッブは、パウダーギャングという犯罪者集団に所属しているようだ。彼らは、新カルフォルニア共和国(NCR)に捕まっていたところを逃げ出した連中で、とにかくロクでもない輩。つまり、リンゴはそいつらと揉め事を起こして、お人よしの町で匿ってもらっているということなのだろう。

 ちなみにこのトルーディ、例に漏れず人がいい。僕を撃った連中の行き先も教えてくれるし、ちょちょいとラジオを直してやったら50キャップものお金をくれたし、その上、リンゴの居場所がガソリンスタンドであることまで喋ってくれた。再三言うが、親切もここまでくると裏があるのか、もしくはバカである。

 そして、彼女らが親切だからといって僕がいいやつかは話が別である。ここでギャングであるジョー・コップに味方することも可能なわけだ。しかしまァ、僕も鬼ではない。命だけでなく、武器や仕事までをくれたこの町に恩返しをしてもいいだろう。トルーディはリンゴに助かって欲しいとのことなので、彼をなんとかしてあげることに。


ビビってるリンゴさん
 ガソリンスタンドでリンゴに遭遇すると、いきなり銃を向けてきた。まァ、逃亡者なら無理もないだろう。落ち着くように声をかけると、話に応じてくれた。

 すると彼、なんだかいきなりキャラバンなるゲームをやろうと持ちかけてきた。トレーダーの連中はこのトランプゲームが好きらしいが、この非常時にいきなり何を言い出すのだか。そもそもルールも知らないし、カードを持っていない! と言ったところ、デッキはくれるし、ルール書いた紙までくれる有様。何度目になるかわからないが、親切と言うかなんというか。いや、それどころか頭がおかしいのではないだろうか。

 とにかく、なぜこうなっているかの事情を聞くと、自分の所属している交易会社のキャラバンがギャングに襲われたので、その報復をしたところ、更に倍返しされそうになっているんだとか。まさに恨みの積み重なりである。

 これをどうにかするわけだが、とにかく助けてあげることは決定しているので、売り飛ばすという選択肢はなし。ならば、ジョー・コップたちを殺すしかないわけである。しかし、二人では心もとないため、町での協力者を探すこととなった。

 まずは、銃の扱いを教えてくれたサニーを説得。彼女はあっさりと協力を決めてくれた。どうも、パウダーギャングに一泡吹かせてやりたいようだ。続いて、バーテンダーのトルーディには、奇襲作戦があると持ちかけ協力してもらうことに。ドックからは物資としてスティムパックをもらう。ここまでは順調に準備が進行した。

 しかし、この後が問題であった。雑貨屋のチェットに武器を貸せと説得しようとしたが、交渉に失敗。Barter(交渉術)のスキルが高ければ問題ないのだが、どうも数値が足りなかった。続いて、酒場にいたイージー・ピートなるお爺さんのダイナマイトを借りようとしたが、これまた失敗。今度は爆発物のスキルが足りなかった。

 どうもスキルが足りないと説得できないらしい。逆に言えば、スキルさえ足りていればクエストがすんなりと進むようである。雑誌を読めばいくらかスキルはあがるものの、それでも今回は数値が低すぎて足りなかった。仕方ないので、これまで集めた戦力だけで頑張ることにしよう。

 気がつけば、辺りは夜。一晩寝てからパウダーギャングを迎え撃とう、と思って寝床を探しているところでフリーズが起った。グヌヌ、まだプレイして一時間程度だというのに、不具合がよく出るゲームだ。不安にしかならない。


ようこそパウダーギャングさん
 結局、少し前からやり直すことに。なんだか寝床を探すのが面度王臭くなったのでこのままいくことにした。しばらく待つと、パウダーギャングがご登場。相手は6人のようだ。


さらばジョー
 いくらか苦戦するかと思っていたが、仲間の援護もあったため、余裕で倒せた。成功の報酬として、リンゴにお金をもらい、その上ギャングの身に着けていた装備も奪えた。ウハウハである。

 ちなみにこのパウダーギャングの服、着ると連中の仲間に化けられるらしい。つまり、戦闘を回避することも可能というわけか。ただし、普通の人には敵と見なされるわけで、注意が必要なようだ。

 さて、これでグッドスプリングスの厄介ごとを片付けることに成功したわけである。皆から感謝され、気分もいいが、いつまでもここに立ち止まっているわけにはいかない。何にせよ、自分を撃った男には仕返しをしておきたいところだ。とりあえず、ここで得た情報を元に、近くにあるスローンという町へ行ってみることに。

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